第14話 秘密の夜

「ピンポーン!」
 夜のリハーサルを終えて、清香がオンサ・リゾートの割り当てられた部屋で一息ついていると、呼び鈴が鳴った。
「…はい、どなた…?」
「ヤッホー、亜美だよー!」
 返ってきた声を聞いて、清香の表情が和らいだ。ドアを開けると、紙袋やスーパーの買物袋やらを両手にいっぱい抱
えた柏木亜美が立っている。
「亜美ちゃん、入って、入って!」
 清香がニコニコして招き入れる。
「土本にしごかれてるだろうと思ってね、差し入れを持って来たよ!」
 部屋に入るなり、亜美は勝手に冷蔵庫を開けて、ビールを取り出し、持ってきた袋の中身をテーブルに並べ始める。
ジュースにシャンパン、お菓子やフライドチキンがいっぱい入っていた
「今日のリハーサルは終わったんでしょ。クリスマスパーティもかねて、一緒に飲もうよ。あ、清香ちゃんは未成年だから
まだジュースね…、ってあたしもまだ18歳かぁ〜!あはは、まあええじゃん!」
 あいかわらず屈託のない様子ではしゃく亜美に、清香の顔も思わずほころぶ。
「いいとこねぇ、ここ。さすがトップアイドルのリハーサルは違うなぁ…」
 そう言いながら、亜美はすでに床にあぐらをかいて座っており、一人でジュースを注いでいる。



「相変わらず、エロい格好させられてるねぇ。」
 薄いレオタードを着た清香の姿をしげしげと見て、亜美が言う。「うん…」と相槌を打つ清香の頬がピンクに染まった。
両手が胸と下腹部を隠している。
「亜美ちゃん、それは何?ポスターみたいだけど?」
 ジュースを受け取ったところで、清香はようやく亜美が抱えていた紙筒に気が付いた。
「あ、そ、そ!先週さ、尾形大地センセイのスタジオで撮影の仕事があってさ。珍しくエロじゃないレディースファッション
誌のモデルだったのよ。あー、裸でない写真は久しぶりだね〜、うんうん。で、そのとき、当日、コンサート会場に貼るポ
スターの試刷りが出来たから、合宿所へ行くなら持っていけって。尾形センセイ入魂の力作だそうよ。」
「まあ、わざわざありがとう!」
 清香は素直に喜び、ポスターを抱きしめる。その様子を見た亜美は、ビールを飲みながら、ちょっと皮肉な笑みを浮
かべた。
「喜ぶのは中身を見てからにしたら…」
 丸められたA1サイズのポスターを広げて見ると、まずは満面の笑顔の亜美とひきつった笑みを浮かべる清香が仲良
く並んでいる姿が出てきた、二人ともおそろいのセーラー服を着ている。
(こ…、これってまさか!)
 緊張とあせりで、ポスターを広げる手が早まる。
「いやあっ!」
 ポスターを全て広げたと同時に、清香の全身のうぶ毛が逆立ち、ポスターを床に落とした。
 それは、先月の「処女証明写真」の特大ポスターだった。2000万画素のデジタルカメラで撮影したわいせつ画像は、
髪の毛の一本一本、ほくろまでが細密に描写されている。二人の秘部も、包皮から顔を出したクリトリスや小陰唇のヒ
ダ、性器内面を走る血管や滴る愛液まで、いやという程シャープに写っていた。しかも、彼女たちの両側に、とても正視
できないようなキャプションが付いている。
『私の処女膜、誰が破ってくれるかなぁ』
『まあ、狭そうなあ処女マンコ。あたしのガバガバマンコと大違いね!』
「ひ、ひどい!これって….」
「そ、これがあんたの東京柔道館の大晦日ロスト・ヴァージンコンサートのポスター。」
 清香は呆然とした様子でポスターに見入っている。その手が震え、目には涙が滲んでいた。
「確かにひどいのはひどい。でもね…」
 亜美がため息をついて、清香を正面から見据えた。
「言ったでしょ?あんたたちはエロドルだって。今まで非合法だった未成年の無修正エロを、合法的な目的をつけて芸
能界に売り出す実験台だって。それを逆手に取って成功するぞって、そう割り切らないと、辛いだけだよ…。」
 そう言うと、亜美は優しい視線で清香を見た。これまで散々エッチなことをさせられてきたのに、それでもこのウブさは
どういうことだろう。
「清香、ちょっと、こっちに来てみて…」
 清香は言われるまま、亜美の隣に座った。亜美が優しく手で髪を梳く。まるで髪の毛に神経が通っているかのように、
くすぐったさと気持ちよさが伝わってきた。
「うっ、うぅ…」
 亜美はいきなり清香の唇にキスをした。清香は目をパチクリさせている。亜美は清香の口を吸い、柔らかな唇を舐め
まわした。ゆるんだ歯列の隙間から舌を入れ、逃げようとすると舌に絡める。
「ちょっと…、やめて…」
 清香は唇を離すと、少し怒ったような声で言い、亜美の手を振り払おうとする。その手をすり抜けて、亜美は清香を背
中から抱きしめた。清香の背中には、亜美の胸が押し当てられている。
「いい…?ちょっとは慣れておかないとダメよ。なにしろ、大勢の人の前でセックスすることになるんだからね。」
 亜美の両手が清香の乳房にあてがわれ、レオタードの上からギュッと掴んだ。裾野から膨らみを持ち上げるようにし
て、絶妙の力加減で強く弱く揉んでくる
「だめっ、…やめて…」
「私が慣らしておいてあげるわ…」
 亜美の指が、もがく清香の乳頭を的確に摘み、クリクリと転がす。少しずつ清香の性感がとろけだし、抵抗が弱まって
いく。ツンと上を向いた先端はコリコリとした感触があり、指先で転がすにつれて、勃起してくる。さすが、AV女優のテク
ニックは圧倒的だった。
「あ、あぁ…」
 清香が切なげな吐息を漏らす。亜美の指は内腿の一帯を撫で、レオタードに包まれた恥丘の縦裂をなぞった。
「あん…、あうっ…、ううぅ…」
 くぐもった喘ぎ声が漏れる。女の体を知りつくした巧妙な指技で愛撫されると、甘やかな疼きが湧き上り、太腿が自然
に開いてしまう。亜美はレオタードの中に手を入れ、そのまま清香のクレバスをこじ開けようとした。
「ダメ、亜美ちゃん、だめっ!」
 そう叫ぶと、清香はいきなり立ち上がり、慌てて部屋を飛び出して行った。後には、ため息をついて座り込む亜美が
一人残された。

 気がつくと、清香は中庭に飛び出していた。火照った体に、冴え冴えとした冬の夜風が気持ち良い。
(もう、亜美ちゃんったら…、もう…、キライっ!)
 親友の淫らな行為に腹を立てながら、中庭のベンチに腰掛ける清香。見上げると、東京では見られない満天の星が
頭上に広がっている。ふと、どこからともなく、済んだ音色が聞こえてきた。
「ピアノの音…」
 清香は誘われるように、その音を追いかけた。ピアノは、宿泊施設の向かいにあるリハーサル・ルームから聞こえてく
る。それは、華麗なテクニックを見せつけるような土本の演奏ではない。むしろ、その対極にある、素直で優しく、まっす
ぐに心に響くような演奏だ。
 近づくと歌声が聞こえてきた。伸びのある男性の声が、親しみやすいメロディーを歌っている。清香は、そっとリハー
サル・ルームのドアを開けた。そこでピアノを弾いていたのは、BLOWのリーダー白坂陽介であった。
 ドアの音に気づいた白坂がハッと顔を上げて、演奏を止める。
「あっ、ゴメン、すぐに終わるよ。」
 慌ててそう言うと、レオタード姿の清香から目を逸らしながら立ち上がった。
「いいの、続けて…」
 演奏をもっと聞いていたくて、清香が微笑みながら言う。
「すてきな曲ね。なんていう曲?」
「まだタイトルをつけてないんだ。」
「あなたが作ったの?」
「うん。実は俺、バンドで成功するよりも、作曲家になりたいんだ。自分の作った曲を、多くの人に聞いて欲しい。」
 目を輝かせて話す白坂をまぶしそうに見つめながら、清香が言った。
「ねえ、今の曲、もう一度聞かせて。」
「うん…」
 白坂は頷くと、再びピアノを弾いて歌い始めた。清香がハミングでそれにハーモニーをつける。二人の歌声が一つに
溶け合い、夜風に乗って優しく流れていく。
「ふーん、いい感じじゃん…」
 中庭で耳を傾けていた亜美が笑顔を浮かべてつぶやいた。清香の後を追って来ていたのだ。ふと見ると、リハーサ
ル・ルームの窓に張り付くように、中の様子を覗いている人影があった。それは、清香のマネージャーの伊吹だった。
(あらあら、ご苦労さまね…)
 亜美はあきれたように心の中で呟いた。

 翌日になっても亜美は帰らず、そのまま合宿所に居着いてしまった。スタッフに頼んで部屋を割り当ててもらった彼女
は、上機嫌だった。
「ごめんね、清香の所に泊まろうと思ってたんだけどさあ、喧嘩しちゃって、口もきいてくんないのよ。」
 わざと聞こえるように大声で言う亜美。実際、あの一件以来、清香には屈託が生まれており、なんとなく素直に話がで
きないでいた。
 合宿の最終日、清香の部屋に手紙が挟まれていた。そこにはこう書いてあった。
『この前はごめんね。私は、もうエッチなことしないから、今晩、私の部屋に来て。亜美』
 その夜、清香は亜美の部屋に行った。ドアを開けて中に入ると、椅子に座る人影に声をかける。
「亜美ちゃん?」
「えっ?誰?」
 返ってきた声は、亜美のものではなく、驚きを含んだ男の声だった。
「…清香ちゃん?」
 椅子に腰掛けていた人影が立ち上がる。それは、白坂陽介だった。
「亜美ちゃん、霊感が強いらしくて、この部屋は幽霊が出そうで怖いから、部屋を替わってくれって頼まれたんだ。」
 陽介はそう説明した。亜美が霊感が強いなんて清香は聞いたことがない話だったが、それはともかくとして、しばらく
の間、二人は他愛ないお喋りで時間をつぶした。
「合宿、もう終わりだね…」
 陽介がそう言った瞬間、清香の頭の中で何かがパチンと弾けた。
「陽介さん…、お願い…、抱いて…」
 そう言うと、清香は立ち上がり、体を隠していた手をゆっくりと下ろした。白いレオタードは、肌にピッタリと沿って、清
香の胸の膨らみを映している。それだけでなく、乳輪も乳首の形もはっきりと分かった。太腿の付け根にレオタードがキ
ュッと食い込み、翳りも透けて見えている。陽介は股間が固くなるのを感じた。
「でも…」
 ためらう陽介にすがって清香が啜り泣いた。
「もうすぐコンサートよ。私、どこの誰かもわからない人とセックスさせられて、ロストヴァージンさせられるわ。それなら
…、それなら…、あなたに…あげたい…」
「清香ちゃん…」
 清香の切ない想いが強く感じられ、陽介を絶句させた。陽介にとって清香は憧れのアイドルだったし、この合宿に来て
からは、一人の女性として好意を感じていた。清香と交際することを夢に見たり、彼女を抱くことを夢想したことがないと
言えば嘘になる。
「しかし…」
 なおも躊躇する陽介の背中に回した手に力を入れ、清香は強く抱きついた。
「強く抱いて…」
 迷いはふっ切れた。陽介も左手で清香の背中を強く抱き、もう一方の手を清香の頭の後ろに回して唇を重ねる。柔ら
かな唇の感触に触れたあと、舌を差し込むと、清香も唇を開いて、それを受け入れた。舌と舌が絡まりあい、お互いの
温かさが伝わる。
 陽介は、レオタードの上から乳房を揉んだ。薄い布地に包まれた膨らみが、陽介の手の中で柔らかく形を変える。そ
の先端がすぐに尖りだした。もう一方の手は、背中からお尻へ、太腿へと清香の体を撫でていく。
「…陽介さん…」
 清香は相手の存在を確かめるように名前を呼んで、その愛撫を受け止める。
 陽介は清香を抱きかかえてベッドまで移動して、ゆっくりと横たわらせた。そして、自分もその横に寝そべると、清香
の髪をかき上げ、レオタードの肩ひもを外した。
 剥き出しになった乳房が揺れる。陽介は清香の胸の谷間に顔を埋めた。柔らかな感触が頬に伝わり、清香の鼓動が
聞こえる。陽介は、清香の乳輪をなぞるように舌を這わせ、乳首を転がした。
「はう…、はあん…」
 清香が恥ずかしげな喘ぎ声を漏らす。陽介は手を清香の下腹部に伸ばした。指が太ももの付け根をなぞり、股間に
潜り込んでいく。レオタードが温かく、しっとりと湿っているのを指先に感じた。
 陽介は清香の腰に纏わりつくレオタードを脱がせ、脚を抜いた。右手でお腹を撫で下ろし、下腹部の茂みを弄る。繊
毛を撫でた後、割れ目をなぞった。清香の秘部はすでに洪水のようになっており、溢れた蜜が茂みを濡らしていた。
(アソコを見たい…)
 恥ずかしがるかな…と思いながら、その欲望を抑えることができなかった陽介は、太腿に手を掛けて清香の脚を開い
た。M字に開かれた股間の中心に、薄い茂みに覆われた大陰唇の膨らみがあり、割れ目が開いて中の肉襞を覗かせ
ていた。サーモンピンクの肉襞が、愛液に濡れて輝いている。
「やんっ…、あんまり見ないで…」
 清香は膝を立ててきゅっと締め、太腿を擦り合わせた。恥ずかしがる姿が可愛い。
「可愛いよ…」
 言いながら、陽介は清香の太腿に手を掛け、股間に顔を埋めると、愛液に濡れた陰部を舐め始めた。
「いやっ!だめっ…」
 清香は羞恥心からそう叫んで、反射的に陽介の舌から逃れようと身体を捩るが、そこはオスの本能で、陽介も逃がさ
ない。
「ああ…、ああン…、だめ…」
 陽介の舌は、濡れた媚肉を周りからだんだん中央の亀裂へと近づいていく。すぐに清香の抵抗は弱々しいものになっ
ていた。
「はっ…、はあっ、ああん…」
 舌が亀裂を割って入っていき、中に収められたヒダ肉をつつく。清香は太腿をピクピクと痙攣させて、喘ぎ声をあげて
いた。もう抵抗することはなく、男の愛撫に身を委ねている。中に溜まっていた愛蜜が流れ出し、陽介はそれを舌で掬
い取った。
 陽介の指が、花唇に埋もれていたクリトリスを見つけ、そっと撫でる。
「あ…あ、あん…」
 清香の身体が小刻みに震えた。見ると、彼女の秘唇は陽介の唾液と愛液にまみれ、濡れ光っている。花弁から蜜が
溢れ、大陰唇から会陰へ伝い、結合の時を待っていた。
 陽介は清香の膝に手を掛けた。太腿の間に陽介の体が滑り込み、陰茎の先端が秘唇にあてがわれた。陽介が清香
の髪を掻き上げると、清香が目を閉じ、頷いて見せる。
 陽介の大きく熱い肉棒が、濡れた花弁を掻き分けて入ってきた。
「うっ…あ、うう…」
 清香は、喉を伸ばして仰け反った。眉が苦しげに折れ曲がる。
「痛い?」
「だ、だいじょうぶ。い、痛くても…、我慢できるから…」
 清香の口から出たのは、不安に脅える本音とは裏腹の強がりの言葉だ。陽介はそれを聞いて、一気に怒張を繰り出
した。
「もう少しだからね…」
 陽介がそう言って力を込め、怒張を秘孔の奥に進める。清香は歯を食いしばって痛みに耐えた。
「もう少し…、力を抜いて…」
「ううっ…、痛っ…」
 ぷつんと輪が切れるような感触があって、ようやく肉棒が清香の中へと完全に収まった。清香は陽介の背中に両腕を
回し、強く抱きついた。陽介と一つになれた喜びが、破瓜の痛みを我慢させた。
「気持ちいいよ…」
「うん…」
 清香は、潤んだ瞳で陽介の顔をじっと見上げている。陽介は清香と唇を重ねた。清香の唇は、マシュマロのように柔
らかい。陽介は絡めた舌を伝い、唾液を流し込んでいく。陽介の唾液と清香の唾液が混じりあい、舌が絡み合う。
 陽介は我慢しきれず、ベッドに腕を突っ張って腰を繰り出した。濡れた粘膜の感触がたまらなく心地よく、じっとしてな
どいられなかったのだ。快楽の唸りを漏らし、腰を前後させて、ペニスに絡み付く膣の感触を貪る。
「うう…、いっ、ううう…」
 清香は、陽介の太い怒張が擦れるたびに苦痛に顔を歪めた。しかし、ここまでくると、男は自己を制御したり、相手を
気遣うことが難しくなる。陽介は、ただひたすら快楽を求めて激しくペニスを打ち込んでいた。
「あっ…ああ…」
 喘ぎ声を漏らした清香は、衝撃を少しでも小さくしようとして、陽介に必死にしがみついた。他方、柔らかい胸が押しつ
けられる感触に、陽介の興奮は高まる一方だった。
「うっ…出る…」
 痛みが少しマシになってきたのを清香が感じた時、陽介が呻き声を漏らしてきつく彼女を抱き締めた。その途端、肉
棒がビクンビクンと痙攣し、精液が清香の中に放たれる。
 陽介は清香の唇にキスをした。見ると、清香の頬に涙が一筋流れている。陽介はゆっくりと手を伸ばし、彼女の頬を
やさしく撫でた。
「ありがとう…」
 陽介が耳元で囁く。初めてのセックスで快楽を感じるには至らなかったが、なんとなく暖かい気持ちでいっぱいにな
り、清香は陽介の胸に顔を埋めた。

(よしよし、寝てるな…)
 清香の部屋に仕掛けた監視カメラの映像を確認して、伊吹は満足げに頷いた。
 暗い部屋の中、ベッドでぐっすり眠っている姿が映っていた。ロストヴァージンコンサートを終えるまで、清香が処女を
失うようなことがないよう、マネージャー、付き人が交替で監視していたのだった。
「ふふっ、うまくいった…」
 ベッドの中で亜美が笑う。体型がよく似ている彼女は、暗い所で見ると、清香と見分けがつかない。すり替わる時に清
香を監視していた付き人は、亜美がフェラチオで簡単に籠絡していた。
「今夜は秘密の夜ね…」
 亜美が呟いた。それは、二人の少女が身勝手な大人たちを出し抜いた夜だった。





 
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