草 「こんばんは！今週から始まる ＭＹ ＣＥＬＥＢＬＩＴＹ。略してマイセレ。司会の草柳しげるですっ！」
天 「こんばんは！同じく司会の天野優姫です。」
草 「優姫ちゃんさあ、いきなりなんだけど」
天 「はい、なんでしょう？」
草 「この番組って、どんな番組なわけ。」
天 「ホントにいきなりねえ。この番組は、土本創児プロデュースによるオーディション、スター・ハント２１から飛び出した
アイドルたちを応援する番組なんですよ。」
草 「おお、スター・ハント２１出身というと、ナイスバディの火山朱美ちゃん、清純派美少女・水沢汐理ちゃんが、すでに
デビューして、快調な滑り出しですよね。」
天 「そして、グランプリの風見清香ちゃんも、デビューに向け、日夜猛特訓の毎日だという情報が伝わっていますよ。」
草 「楽しみなアイドル情報がいっぱいって、わけですね。」
天 「それに、今後、番組の中で新たなオーディションも企画していくことになってます。」
草 「そうか、スター・ハントのアイドルたちと、これから出てくるアイドルの卵を、視聴者みんなで育てていこうって番組な
んですね。」
天 「ＣＥＬＥＢＬＩＴＹは有名人。僕の、私の有名人を育てていこうって言うのが、このマイセレのコンセプトって、いうこと
です。」
草 「それじゃあ、まず最初の話題です。」
「ステディボーイ」の巻頭グラビアで衝撃のデビューを飾った火山朱美。
土本創児を育てたライブハウス「ＢＥＡＴ ＫＩＤＳ」でのファーストイベントも大成功をおさめた。
様々なジャンルの雑誌の表紙を飾っている彼女だが、次号の「ステディボーイ」でアンコール・巻頭グラビアをやる。ま
たまた、セクシーショットでファンを悩殺してくれそうだ。
天 「あれっ、草柳クン。雑誌に顔を埋めて何してるの？」
草 「ああ…、朱美ちゃんの胸に顔を埋めたいっ！」
天 「…、こういう人は放っておいて、次の話題いきます。」
１０歳代、２０歳代の女性に人気の情報番組「とっておきセレクション」（ＡＴＶ）。 同番組で「東京文学散歩」を担当し、
清楚で知的な雰囲気で人気を集めている水沢汐理だが、ここで大異変！
同番組のメインパーソナリティを２年つとめた神崎亜弓が今月いっぱいで番組を卒業することになり、なんと汐理が後
任のメインパーソナリティに抜擢されたのだ。
汐理 「大役なので、正直言ってプレッシャーもありますが、亜弓さんの作ってきた番組のイメージを大切にしながら、
少しでも自分のカラーをつけ加えられるようがんばります。」
草 「汐理ちゃん、すごいよね。」
天 「でも、あの神崎亜弓ちゃんの後って、結構、きついんじゃないかしら？」
草 「（小声で）…おっ、小姑が…」
天 「えっ、何か言った？」
草 「いえいえ、何も…、それじゃあ、最後の話題です。」
ソファーに寝て、お腹に重りを置く清香。
清香 「アー、アー、アー…」
土本 「ダメダメ！全然声が出てない！もう一度！」
清香 「は、はいっ！」
風見清香に対する厳しいレッスンが続く…。
土本（インタビューに答えて）「彼女は間違いなく、１０年、いや２０年に１人の逸材ですよ。だからこそ、俺も燃えちゃう
んだな。期待してるからこそ、厳しくなるのかもしれない…」
清香 「つらいけど…、がんばらないと…って…」
草 「うーん、清香ちゃん、ちょっと可哀想みたいだな。土本さんって、サドじゃないの。」
天 「何言ってるの、あの厳しさが土本さんの親心なのよ。」
草 「と言うわけで、今週はもうお別れの時間が来てしまいまいした。」
天 「番組の感想や、アイドルたちへの激励のお手紙お待ちしています。」
草 「それじゃあ、来週のこの時間まで。」
草・天「ｓｅｅ ｙｏｕ！」
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