第1話 はじまりは「性教育」

「どうして、学校で撮影するんですか?」
 火山朱美が怪訝な表情で尋ねる。機能的でオシャレなATプロのミーティングルームでは、写真家の尾形大地が持ち
込んで来た企画について、彼女のスタッフたちとの間で打ち合わせが行われていた。
「それはだな…」
 そう言って、尾形が説明を始めた。
 話は数か月前に溯る。尾形はふとしたきっかけで、ある私立高校の校長と知り合った。
 その学校は、偏差値35未満。国立大学進学率0パーセント。Fランクの私大でも進学率10パーセント。卒業生の就
職内定率30パーセント。卒業生の6割がフリーターになってしまい、女子の過半数は卒業後に水商売や風俗産業へ進
んでしまうと言う。
「実際、就職先がないもんですから、風俗には勤めるな、とも言えませんでね。」
 苦笑いをしながら校長が言った。
「中途退学も多く、卒業までに三、四割が退学してしまいます。女子生徒の一割は妊娠経験があるという、とんでもない
状況でして…」
 そんな校長の話を聞くうちに、尾形の「創作意欲」が激しく刺激された。
「せめて卒業までは妊娠しないよう、男女の体の違いや正しい避妊法を教え、卒業後に性風俗産業や水商売に進む女
子の進路指導もかねて、フェラチオやセックスのテクニックを解説する授業をやろうと思っているんだ。」
 尾形が熱弁をふるい、マネージャーの焼津が熱心に頷いている。炭谷がクビになった後を受けてマネージャーになっ
た彼は、アイドルの担当をするのは初めてなのだ。その横で朱美の表情がしだいに険しくなっていく。
「…そして、その様子を撮影して教科書にする。モデルは風見清香、水沢汐理、そして君だ。」
 うれしそうに説明しながら、尾形は朱美の顔を見た。朱美は露骨に嫌そうな顔をする。
「なんだ、嫌なのか?」
「もちろん、嫌に決まってますっ!」
 朱美が怒ったように言う。しかし、尾形は余裕の表情でそんな彼女を見ていた。次に続く言葉がわかっているからだ。
「…でも…、やります…」
 あきらめたように朱美が言った。なんだかんだと言っても、尾形は、芸能界のどん底に沈みかけていた朱美に再起の
チャンスをくれた恩人なのである。
 
「教科書…、ですか?」
 水沢汐理はマネージャーの美津子に聞き返した。
「そうよ。カメラマンの尾形先生の仕事なの。」
 美津子は少しやつれたように見える。彼女は実のところ、非常に難しい立場に立たされていた。汐理を売り込む手段
として、演歌の帝王西郷公彦と花形ニュースキャスターの島津俊一を天秤にかけて利用してきたのが裏目に出た形
だ。汐理の体を島津に捧げることで、ブレイクは果たしたが、西郷のいやがらせが始まっている。そのことを事務所の
社長にも相談できずにいた。
 そんな中で、独自のステイタスを持つ尾形の仕事は、島津も西郷も口を挟んでこない安心して受けることのできる仕
事なのだ。
「スターハント出身の3人を使って、保健体育の教科書を作る企画だそうよ。」
「というと、朱美ちゃんも…」
「そう、トーリー・プロにも声をかけてあって、風見清香ちゃんも一緒になるわよ。」
 久しぶりの3人揃っての仕事というのは楽しみであった。保健体育というのが少しひっかかったが、教科書ということ
でもあるし、そもそも、ATプロではタレントに仕事を選ぶ自由はない。それは、この約1年ほどの経験で十分過ぎるほど
わかっていた。

「おはよう!えっ…、もう起きてた?…ホント?なんか寝起きの声だよ…。」
 受話器を片手に、清香はころころと鈴を鳴らすような、かろやかな笑い声を立てた。
 ここのところ、、白坂陽介にモーニングコールをするのが清香の日課になっている。カウントダウン・ライブの後、少し
ぎくしゃくしたこともあったが、それを乗り越え、二人は相思相愛の恋人同士としてつきあっていた。もちろん、事務所や
スタッフには内緒だ。
 身支度を整え、お喋りを楽しんでいると、玄関のチャイムが鳴った。
「あっ、伊吹さんだ。じゃあね、うん…、陽介さんもオーディション頑張ってね。」
 再びチャイムが鳴る。清香は名残惜しそうに電話を切ると、「ハーイ」と返事をして、部屋を後にした。
「おはようございまーす。」
 マネージャーの伊吹とともに迎えに来たマイクロバスに乗り込む清香。
「清香ちゃーん!」
 バスの中程の席で朱美が手を振っている。その隣には汐理もいた。清香は朱美の隣に座った。
「三人一緒の仕事って、久し振りね。カウントダウン・ライブの時、顔は合わせたけど…」
 そう言いかけた朱美は、清香の表情が曇っていくのに気づいた。
「ごめん…、思い出したくないよね…、たいへんだったもんね…」
「…ううん、もういいの…」
 カウントダウン・ライブの演出で、清香は1000人の観衆が見守る中、10人のファンとステージでセックスする姿を披
露したのだ。そのまま全裸で歌い、踊る清香に興奮したファンがステージに殺到して、彼女を揉みくちゃにする大騒ぎと
なった。いちはやく駆けつけた陽介が身を呈して守らなければ、清香も無事ではすまなかったかもしれない。



 その一部始終が公表されたわけではなかったが、ともあれ柔道館でのコンサートを成功させたことで、清香はトップア
イドルとなった。
「初めてだったのにね…」
 汐理がしんみりと言うと、朱美はわざとサバサバした口調で言った。
「私も、映画の撮影でロスト・ヴァージンさせられちゃったし。」
 暁タカシ監督の映画「分水嶺を越えて」のロードショーが始まっている。うるさ方の評論家たちによる前評判も上々だ。
一般には、朱美の瑞々しい裸体と濃厚なラブシーンが話題となっていた。特に完成記念の記者会見で、監督が「赤嶺と
朱美君には、もちろん本当にセックスさせたよ。朱美君が処女を捧げる様子を撮影したんだ。私の作品でまがい物は
ありえないからね。」と繰り返し強調したのが大きな話題となった。国内向けにはカットされたものの、来月からロードシ
ョーが始まる海外上映では、二人の性器が結合しているシーンも余すところなく公開されることになっている。
「ねえ…、もうやめたいって、思うことない…?」
 汐理の質問に、朱美が即座に答えた。
「もう、しょっちゅう思ってるわ!」
 そう言い切ったうえで言葉を続ける。
「でも、私、ちょっと前に、かなりきつい時期があったでしょ。」
 朱美がイメージガールをつとめていた企業が数々の違法行為で摘発され、彼女もそのとばっちりを受けたことは、二
人ともよく知っている。
「あの時、どうしようもないぐらいのどん底にいて、このままじゃ終われないって思ったの。だから、今はとにかく頑張って
みる。」
 続いて清香が答えた。
「私も、今は夢というか、やりたいことがあるから…」
「夢って、何…?」
 二人が声を揃えて尋ねたが、清香は恥ずかしそうに笑ってはぐらかした。
「今は内緒…」
 清香はなんとかして白坂陽介をメジャーデビューさせ、一流のミュージシャンにしたいと思っていた。才能は十分で、
チャンスさえあれば飛躍できる陽介のために、自分がやれることをやろうと考えている。そして、いつかスターになった
彼と一緒にステージに立つ。それが彼女の夢だった。
「汐理ちゃんは…?」
「私は…、今もやめようかなって思ってる。でも、もうちょっと我慢して頑張れば、実力がついて、恥ずかしいことをしなく
ても、やっていけるかもしれないって、そう思いながらやってるの。」
 汐理の脳裏に、スタッフに怒鳴られながら、マイナーな番組のいじられ役をこなすレインドロップスの三人組が浮かん
だ。彼らに負けないよう頑張ろうと決意したのだ。

 清香、朱美、汐理の三人が教室に入ってくると、生徒たちは一斉に拍手をした。男子たちの中には指笛を吹いてトッ
プアイドルたちを迎える者もいる。
 三人はそれぞれセーラー服を着ているが、いずれも撮影用だ。もし、自分が通っている学校の制服を着てきたら、目
の前の生徒たちより偏差値が上だということがわかってしまう。芸能人としては配慮が大切なところだ。
「すげぇ!」
「可愛いなぁ…」
「ホンモノよ、みんな!」
 思いもかけないアイドルの登場に、男子も女子も興奮した様子を隠せない。
 アイドルたちに続いて、白衣を着た恰幅の良い中年男が入って来た。
「今日の講師の大村豊成先生です。」
 二人を校長が紹介した。大村はコメンテイター等としてよくテレビに出演している医師で、芸能評論家でもあるという変
わり種だ。
 カメラマンの尾形は一足先に教室に来ており、アシスタントたちに指示して撮影機器をセッティングさせていた。部屋
のあちこちに三脚に固定されたカメラがセットされている。
「最初は、男と女の体の仕組みついて見ていこう。」
 尾形の準備ができたのを見計らって、大村が「授業」を始めた。
「女の子のモデルは、朱美ちゃん。男子は…、生徒諸君の中から誰か出てきてもらおう。」
「高町、行けよ。」
「えっ、俺かぁ…」
 クラスメートに名指しされ、自分の鼻先を指さしながら男子の一人が前に出て来た。クラスの中でもお調子者で通って
いるらしく、ひょうきんな仕草に、教室中から笑い声が起こった。
「じゃあ、裸になってもらって、比べようか…」
 大村が言うと、カメラを覗き込んでいた尾形が言った。
「いや、そのまま性器だけを見せよう。」
「君…、ええと…」
「高町です。」
「高町君、ズボンとパンツをずらして…、朱美ちゃんはパンティを膝までずらして、スカートを捲るんだ。」
 男子生徒がズボンのベルトを緩める横で、朱美はパンティをずらした。
「よーし、スカート、捲って。」
 尾形の指示が飛ぶ。朱美は従うしかなかい。スカートの裾を指で摘まみ、ゆっくりと上げて行った。白い太腿が露わに
なり、茂みが見えてくる。
「もっと、上まで…」
「はっ、はい…」
 朱美は思い切ってスカートの裾を捲り上げた。小判型の茂みがすっかり露わになった。高町は既に半立ちになった怒
張を取り出し、右手に握ってシコシコと擦って見せる。
「きゃあっ!」
「高町ったら、エロい!」
 女子たちが悲鳴を上げながらも、笑って喜んでいる。
「おおっ!」
 続いて男子たちから興奮した声が起こる。尾形の指示で朱美が脚を開き、両手で大陰唇を広げて見せたのだ。その
様子をカメラがズームで納めていく。高町もニヤケた顔で彼女の方を見ている。



「年頃になると、女の子は脂肪がついて、ふっくらした体つきになります…」
 教壇の上に並んで立つ二人が下半身を剥き出しにしている横で、大村が講義を始めた。男女の体の特徴を黒板に
書いて解説していく。その間、朱美は自らの指で性器を開いたまま、生徒たちの視線に晒されていた。
「…というわけで、女の子の性器も人によって様々だというところを見てもらおう。まず、朱美ちゃん、パンティを脱いで
机の上に乗ってごらん。」
 大村は朱美を教卓に座らせ、M字開脚の姿勢にさせた。
大理石のように白くまばゆい下腹部に、黒々とした茂み。それがそのままふんわりとクレヴァスの周囲になだれ込む。
ふっくらした大陰唇の中心には清楚な薄桃色の二枚の花弁がつつましく顔を覗かせている。朱美に向けられたカメラの
フラッシュが何度も光った。
「さあ、みんなここに集まって、よく見てみなさい。」
 数十人の生徒達の好奇心に満ちた視線を浴びて、朱美は恥ずかしさに震えた。
「じゃあ、こっちは清香ちゃん、向こうの机では、汐理ちゃんにオ××コを見せてもらおう。」
 机に上がった三人の周りに生徒たちが群がる。今をときめくトップアイドルの秘所を見比べるという、それは、淫らな
妄想だとしか考えられない経験だった。
「触ってみてもいいぞ。」
 大村にそう言われて、三人の股間を覗き込んでいた男子たちが、一斉に手を伸ばした。
「あっ、だめっ…」
 清香は、屈辱に眉を歪める。
「ううっ、や、やめて…」
 汐理は、恥辱で真っ赤に染まった顔を横に向けた。
「あっ…、あっ、いやっ…」
 朱美の体がのけ反った。その股間には三本の手が伸びている。下腹部の膨らみを撫でて繊毛の手触りを楽しむ手、
ピンクの花びらをかき分けて敏感な肉芽を指先でつつく手、そして、もう一本の手は秘孔に指を入れてほじるようにして
弄っていた。
 周囲はぐるりと生徒たちが取り囲み、息をのんで見つめている。生徒に混じって尾形がカメラのシャッターを切り続け
ていた。
「ちょっと、君、朱美ちゃんのオ××コの匂いを嗅いでごらん。」
「いやっ!ちょっと待ってくださいっ!」
 慌てて逃げようとする朱美の体を、大村が近くにいた生徒に押さえさせる。指名された男子が朱美の股間に顔を埋め
るようにして、クンクンと犬のように鼻を鳴らす。
「どうだね?」
「おしっこの臭いと、なんかチーズみたいな臭いがします。」
 朱美の顔がみるみるうちに真っ赤になった。撮影の時に赤嶺に言われてから、自分の性器の臭いが気になってい
る。それを大勢の前で指摘され、可愛い顔が今にも泣き出しそうに歪む。
「気にしなくてもいいよ、朱美ちゃん。チーズやヨーグルトのような臭いというのは、正常なんだ。」
 大村が言った。
「でも、オ××コはいつも清潔にしておいた方がいいから、後でオ××コの洗い方を教えてあげよう。他の女子もよく覚
えて帰るように。」
 大村は、男子と一緒になってアイドルたちの陰部を弄っている女子を見渡して言った。

「つぎは、フェラチオの仕方だ。出席番号1番の男子、前に出てきなさい。それと、モデルは清香ちゃんだ。」
 大村は清香の手を取り、その手を前に出て来た男子生徒の股間にあてがった。その一物はすでに大きく勃起してい
る。
「さあ清香ちゃん、やってあげなさい。フェラ、得意だろ。」
「えっ、いえ…」
「ごまかしてもダメだよ。君はボーカルのトレーニングだと言って、スタッフのオチ×チ×をしゃぶって、ザーメンを吸い
取る練習をしてるんだろ。」
「ホントかよ!」
「えーっ、ショックぅ!」
 生徒達の中からざわめきが起こった。清香の体が屈辱に震える。
「さあ、みんなにお手本を見せてあげなさい。」
 大村がそう言って清香の頭を押さえつけた。清香は躊躇いながら床に跪き、少年のぺニスを取り出す。男根は反り返
り、天井を向いて屹立していた。
「う…」
 清香が思わず声を漏らし、息を留めた。包茎気味のカリ首のまわりにびっしりと白っぽい恥垢が溜まり、スルメのよう
な異臭を放っている。
「君は、まだ童貞かな。」
「あっ…、まっ、まあ…」
 大村が尋ねると、少年は恥かしそうに頭を掻いて頷いた。
「しかたない、清香ちゃん、チンカスを舐め取ってきれいにしてあげなさい。」
「えっ…」
 清香は哀願するような視線を大村に向け、続いて、教室の後ろを振り返ってマネージャーの伊吹の顔を見た。しか
し、どちらの顔にも救いは見いだせなかった。
 あきらめたように目を閉じると、肉棒を握り締め、息を留めたまま舌を這わせていく。
「いやーっ、あそこまでする?」
「私だったら、絶対イヤ!」
 女子たちが清香にも聞こえるように言う。清香の表情が強ばった。
「なにせ、芸能人だもん。」
「そうね、どっかぶっ飛んでないと、やれないわよ、芸能人なんて。」
 髪を赤く染めた、どう見ても「どこかぶっ飛んでいる」ように見える女生徒たちが言い合う。
(私だって、死ぬほどイヤよっ!)
 心の中で叫びながら、片手で肉棒をしごくようにすると、思い切ってカリと皮の間を舌先で擦った。ザラザラした感触が
舌に触れ、臭気が鼻腔の奥から立ちのぼってくる。
「あうっ、うう…、あう…」 
 少年が体を震わせて情けない声をあげた。
 恥垢を掃除した清香は、ふっきれた様子で先端に口づけをし、カリの裏側を、サオを強く優しく舐めていく。怒張が清
香の唾液でヌラヌラになっていく。ついには、怒張を口いっぱいに頬張った。
「頑張って、出したくてもギリギリまで我慢するんだ。それが、最高に気持ち良くなる秘訣だぞ。」
 大村が少年にアドバイスする。
「女子は、清香ちゃんのテクニックを良く見ておくんだぞ。」
 清香は頬をへこませて、肉棒を強く吸った。清香の唇が怒張の根元まで呑み込んでいく。少年の陰毛が鼻をくすぐる
のも構わず、強く柔らかく肉棒が清香の唇を出入りしていく。
「清香ちゃん、カメラに視線を向けて…」
 尾形が少年の肩越しにカメラを構え、上目遣いに見上げながらフェラチオする表情を撮影する。いやらしい行為をカ
メラで撮られている恥辱に清香の目が潤んだ。
「うっ、もう…、もうダメだぁ…」
 そう叫んだ途端、少年の肉棒がビクンビクンと脈打ち、清香の口内に射精した。

「いよいよ男女の交わり、つまりセックスについて勉強しよう。」
 大村はちょうど教室の真ん中あたりに立っていた。そこには、机をくっつけて並べさせてある。
「じゃあ、汐理ちゃん、準備しなさい。」
 フラッシュの光の中、汐理は尾形の指示でスカートとパンティを脱ぎ、下半身だけ裸になった姿で机の上に横たわっ
た。
「全裸になった方が、セックスしてる様子がよくわかるんじゃないか?」
 大村がそう言ったが、尾形は頑として受け付けなかった。
「上半身はセーラー服を着たままセックスする写真を撮りたいんだ。」
 尾形の目的は、結局のところ、授業ではなく撮影なのである。
「…じゃあ、始めよう。」
 大村が指示すると、指名された男子が机に上がり、セーラー服の裾から手を差し入れた。ブラジャーは既に外してあ
る。少年は手のひらに触れた柔肉を力強く揉み、確かめた。汐理は目を堅く閉じ、じっと耐えている。
「あの…、尾形先生、申し訳ありませんが、汐理は…」
 マネージャーの美津子が心配そうに言うと、尾形がファインダーを覗いたまま答えた。
「大丈夫だ。あのやっかいなパトロンたちには話を通してある。中出しさえさせなければOKだ。」
 汐理が少年の陰茎にコンドームを被せた。二人は折り重ねるように横たわる。
「よし、入れていいぞ。」
 大村の声に、少年は怒張を割れ目にあてがい、一気に突き刺した。
「あっ、あ…ああ…」
 汐理は喉を伸ばして声をあげる。少年が彼女の上にのしかかり、乳房を揉みしだいた。乳首を指で強く摘まみ、怒張
を奥深くに突き込む。
「あ…あ、ああん…」
「うっ、いい…」
 二人の声が教室に響く。フラッシュが立て続けにたかれた。レンズが、怒張が出入りする汐理の秘孔を、喘ぎ声を上
げる恍惚の表情を狙っていた。
「い、いや、う、写さないで…、だ、だめ…、あっ、ああ…」
 哀願する汐理の声が喘ぎ声に変わる。少年が汐理の胸を強く揉みながら怒張の抜き差しを速めた。
「こんなの、本当に教科書になるんですか?」
 焼津が、あきれたような口調で尋ねる。
「少なくとも、検定は通らんでしょうなぁ…」
 伊吹はいつもどおり、全く動じる様子を見せずに言った。
「まず、出版社を探すのが大変ですわ。」
 教科書のコーディネイトも委ねられている美津子がため息をついた。
「あ、あぁ…、ん、んんーん…、ああん…」
 汐理は腰をくねらしながら絶頂の前の高ぶりを感じている。汐理の膣の収縮が強くなる。襞肉が少年の怒張に絡みつ
いてくる。
「おぉっ…、し…、汐理ちゃんっ!」
 憧れのアイドルの名を呼びながら、少年はさらに激しく怒張を抜き差しした。少年の下腹部が汐理の股間に強く当た
り、バン、バンという音を立てる。
「少なくとも我が校では、大切に使わせていただきます。」
 尾形の隣で授業の一部始終を見ていた校長が言う。その顔は興奮で紅潮し、鼻の頭に汗が浮かんでいる。 
「教科書にならなくてもいいさ。俺の作品の一つになれば。」
 そう言いながら、尾形はシャッターを切り続けた。





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