国防省附属「星園・癒しの館」第2部
 
第2章 男子の帰還 1
 
 横木港に海上防衛隊のイージス艦「たかしお」が到着した。
 冷戦時代に仮想敵国の戦闘機から「海上交通路を守る」作戦のために発注し、仮想敵国が崩壊してからできあがっ
たシステム搭載艦は、かつてはアルメイア軍への給油ぐらいしか使い道がなかった。しかし、憲法が変わり、有事態勢
になって、今は幅広い活躍の場を与えられている。
 接岸作業を見ながら、甲板の片隅で数人の少年が談笑していた。大谷、益本ら、横木高校からボランティア隊員とし
てフサイン共和国に派遣されていた男子生徒たちである。
 冗談を言い合い、時折、陽気な笑い声が起こる。彼らにとって、行きと帰りとでは、まさに天国と地獄ほどの差があっ
た。行きは狭い艦内に押し込まれ、将来に対する不安と軟禁状態から来るストレスでいっぱいだった。慣れない船旅で
倒れる生徒もいた。しかし、帰りはもうそんな心配はない。船室も他の隊員たちと変わらないスペースを与えられ、艦内
を見て回ることも許された。彼らは選ばれて帰国するのだ。
「豊川、お前、誰に投票したんだ。」
 大谷が隣にいる少年に尋ねた。先日、坂巻が彼らを対象に、女生徒の人気投票を実施した。帰国したら上位5人と
セックスできるという話であり、それ以来彼らは、暇さえあれば、どの娘とどんなエッチをしたいかという話で盛り上がっ
ている。
「もちろん、安藤茉莉さ。」
 豊川と呼ばれた男子生徒が答えた。ハンサムと言えばハンサムなのだが、どこか意地悪く、荒んだ感じのする少年
だ。
「那須の彼女だぜ。」
 大谷が言うと、豊川が言葉を返す。
「元カノさ。それに、あの真面目な那須がエッチとかしてるわけないだろ。きっと処女だったんだよ。『その時』までは…」
「でも今は…、へへっ、これ見てみろよ、スゲェぞ。」
 大谷の手にあるのは『星の園』であった。帰国を間近に控えて上機嫌の坂巻からもらったものである。そこには、全裸
でMの字に脚を開き、自ら性器を開いて見せている茉莉の姿が映っていた。次のページには、男根そっくりのマウスピ
ースをつけたクラリネットを局部に挿入する写真が載っている。
「俺は、芦辺琴美だな。」
「俺も!」
 チアリーダーのユニフォームの胸を捲り上げ、豊かな乳房を露わにしている写真を示しながら大谷が言うと、益本も
大きく頷いた。二人の脳裏には、その乳房を思うままに揉みしだき、勃起したペニスをパイ擦りさせる妄想が広がる。
「運動部の連中には、人気あるよなぁ、彼女。でも、どっちかと言えば、俺は柴崎由香がいいな。」
 別の少年が下半身裸でクラウチングスタートのポーズをとる由香のページをめくった。形の良いお尻を突き出し、双
臀の間からは、ふっくらした大陰唇や陰毛がのぞいている。
「北上は、『ツンでれ』系好きだもんな。」
 少年たちは目をギラギラさせて『星の園』を見つめている。よく知った女の子がモデルになった写真がもたらす興奮
は、どんな過激なエロ本でも太刀打ちできるものではなかった。
「僕は、森脇だ。」
 巻末の写真を見ながら、度のきつい眼鏡をかけた小柄な男子が言った。そこには、制服姿の森脇亜弓が写ってい
る。ガリ勉で知られていた彼、町田考志は、亜弓のせいでいつも学年で2位の成績に甘んじていた。そんな町田が、コ
ンプレックスと憧れが入り交じった複雑な感情を亜弓に抱いているのは、誰の目にも明らかだった。
「私たちはお金で身体を売っている売春婦ではありません。普通の女の子です。私たちが平和に暮らしていけるのも、
防衛隊の皆さんが国を守ってくださっているからだと考え、出来ることがあれば進んで協力したいと思い、私たちの身も
心も国のために捧げることを決めたのです。」
 町田は、亜弓の写真の横にある『生徒会長に聞く』というインタビューをむさぼるように読み始めた。他の男子も頭を
寄せるようにして記事に目をやる。
「オッパイを揉んでください、お尻を撫でてください。私たちの手は勃起したオチ×チ×を握るため、口はキスしたり、フ
ェラチオするため、そして、オ××コはオチ×チ×を受け入れるために存在します。癒しの館にいらっしゃったら、私た
ちの身体を思う存分楽しんでください。そして、次の任務への英気を養ってください。」
 あの優等生の亜弓が口にしたとは到底思えない卑猥な言葉に、男子たちの妄想はさらに大きく膨れ上がった。

 「たかしお」から埠頭に降り立った隊員たちを、報道陣が一斉に取り囲んだ。政府の情報統制のもと、マスコミの報道
は戦争賛美の色彩が濃厚になっている。そんな中、有事宣言の発端となったフサインに派遣されていた部隊の帰還
は、まさに凱旋そのものとして扱われた。
 二階堂隊長ら派遣部隊幹部に加えて、マスコミの注目を集めているのが、坂巻博道少尉だった。アルメイア軍のテロ
掃討作戦で大きな成果をあげ、ボランティア隊員たちを無事に連れ帰ったということで、彼はいつの間にか、ちょっとし
た英雄になっていたのだ。
「公共心、道徳心、愛国心、三つの心を糧に、どんな困難にも逃げないことです。」
 得意げにマスコミのインタビューに答える坂巻。テレビで見ている者は、かつて彼が不良学生で、ストーカー事件を起
こし、逮捕寸前だったことなど思いもしないだろう。
 しかし、彼の本質は、その時とまったく変わってはいない。
 テロ掃討作戦での成果というのは、テロリストとはまったく関わりのない現地住民を拘束、虐殺し、娘たちを凌辱して、
財産を奪っただけのことだ。しかも、最前線での危険を伴う行動は、すべて横木高校のボランティア兵に押しつけてき
たのである。無事に連れ帰ったどころか、ボランティア隊員を委ねられたのが、もし坂巻でなければ、もっと多くの隊員
が無事に帰国できたことだろう。
「私たちの部隊はフサインの治安を維持するものとして、原地の方々に感謝され…」
 得々として喋り続けていた坂巻の言葉がふいに途切れた。隊員たちのもとへ、制服姿の女子高校生の一団が花束を
持ってやって来たのだ。報道陣のカメラも華やかな少女たちの方を向く中で、坂巻の視線が一人の少女を捉えた。
「由香…」
 にんまり笑いながら呟く坂巻。しかし、その目は少しも笑っていなかった。ぺったりとして表情がなく、瞳は真っ暗で冷
たい蛇の目だった。

 フサインからの帰還部隊が、整然と隊列を組んで目貫き通りを行進する。これから市民会館で横木市主催の歓迎式
典が開かれるのだ。沿道を市民たちが埋め尽くし、手に手に国旗を持って打ち振っている。
「こういう光景、見たことないか?」
 通りが見下ろせる喫茶店で、滝川が皮肉な笑みを浮かべた。
「ありますね。たぶん、昔の記録映像で…。」
 サングラスをかけた那須信彦が答える。その表情は滝川にそっくりだった。岩田の作ったファイルを渡して、すっかり
滝川の信頼を得た信彦は、彼の片腕として諜報活動にあたっている。
「歴史は繰り返す。『大東亜戦争』の亡霊を目覚めさせたのは、政治家か、マスコミか、それとも国民か…」
 芝居がかった調子で言ってから、滝川は信彦の差し出した資料にざっと目を通し、満足げな表情を浮かべた。この少
年は思いもかけない拾い物かもしれない。
「OKだ。覚えておきたまえ、私は、能力のある人間が大好きだ。」
「ありがとうございます。」
 信彦が感情の見えない声で答えた。
「ところで、岩田に協力した慰安嬢が誰だったか、わかったかね。」
「いえ…、まだです。その件は、篠原先生にも協力いただこうと思っています。」
 苛烈な拷問から救い出された篠原美咲は、滝川の口添えで教師の地位に戻ることを許され、今は信彦の諜報活動
のアシスタントになっている。
「いいだろう。この件は、お前に任せた。」
「…わかりました。」
「私は能力のある人間が大好きだ。覚えておきたまえ。」
 滝川は、もう一度ゆっくりと繰り返して言った。

 帰還兵歓迎式典には、予想以上に多くの報道陣が集まった。
 マスコミが来たことは、慰安嬢たちにとっては幸いだった。式典に駆り出されはしたものの、さすがに報道陣の前で卑
猥な行為をさせるわけにもいかず、普通の女子高生のように式典に花を添える役回りをこなすだけで済んだのだ。
 そういうこともあって、式典を終えて横木基地内の控え室に戻った女生徒たちは、普通の生活を取り戻したかのよう
に明るく、リラックスしていた。話題は自然と帰って来た男子たちのことになる。
「20人ぐらいかな、帰って来た子。」
 茉莉が言うと、由香が笑顔で言った。
「意外と元気そうだったじゃない。」
 式典では、男子たちは彼女たちとは離れた席に座っていて、一言も話す機会がなかった。
「式典は本隊の隊員中心だったから、付け足しみたいで、ちょっとかわいそうだったよね。」
 そもそも、彼らとは『あの日』から話をしていない。彼女たちが学校に残されて、慰安嬢にされたのと同時に、男子たち
はフサインに送られた。彼らが戦場で経験しただろう艱難辛苦は、彼女たちの中で、自分たちがここで経験した苛酷な
運命とオーバーラップした。
「あの子たちもがんばって来たのにね…」
「辛かったと思うわ。きっと…」
 茉莉と由香がしんみりと話していると、琴美がポツリと言った。
「歓迎会でもしてあげられたらいいのにね。」
 すると、数人の女生徒たちが「やろう、やろう」と口々に言い、一気に計画が盛り上がった。中には、かつてのクラスメ
ートに今の境遇を見られたくないという意見もあったが、離れ離れになった仲間が戻ってくれば、やはり嬉しいし、もしか
したら、他の男子たちのことを聞けるかもしれないとの意見が大勢を占めた。
 その様子を、亜弓は険しい表情で見つめていた。生徒会長として、他の女生徒たち以上に様々な情報が耳に入る立
場にある亜弓は、今回の男子たちの帰還を素直に喜べなかった。帰還したボランティア隊員を選んだ基準について、
悪い噂を耳にしていたからだ。
 防衛隊報道官が発表する坂巻隊の戦果は実のところ、かなり怪しく、現地住民たちに相当酷いことをしていたらし
い。そして、今回連れ帰ったボランティア隊員は、それに積極的に関わった、いわば「共犯」だけだというのだ。実際、戻
って来たメンバーを見て、その噂が本当ではないかとの不安がいっそう強くなっていた。
「準備とか…、させてもらえるかしら?」
 茉莉が心配そうに亜弓に尋ねた。他の男子、特に那須信彦の消息を知りたくてたまらない様子がありありと見える。
「なんとかしてみるわ。」
 亜弓は自らの懸念を払拭するように、にっこり笑って頷いた。

 ちょうどその頃、同じく基地の一室で待機していた男子たちの所に、よく知った男がやって来た。星園高校教師だった
前川晋吾である。
「よく帰って来たな。なんだ、結構、元気そうじゃないか。」
 ヘラヘラ笑いながら、何事もなかったかのように声をかけるその神経に、さすがの男子たちも表情が強ばる。後から
坂巻隊の柳原副隊長が入って来なければ、その場で殴り掛かっていたかもしれない。
「今後は、前川先生の指示に従うように。いいか、これは命令だぞ!」
 そう言い置いて、柳原が部屋を出て行った。少年たちは一斉に前川を睨みつける。彼らをフサインに送る時、学校関
係者で先頭に立って動いたのは、この男だった。
「まあ、そう恐い顔するなよ。これから一緒にやっていくんだ。」
 そう言うと、前川は帰還した男子たちの今後の処遇について、説明を始めた。
 彼らは、男子クラスの生徒という形で星園癒しの館に編入される。とは言っても、男色家を相手に慰安をするわけでも
なければ、高校生に戻るわけでもない。館のスタッフとして、ボランティア活動を続けるのである。館は規模を拡張しつ
つあった。慰安嬢の数も増やし、港特別区全体で慰安活動することになった。そこで、新たなスタッフが必要になってい
るのだ。
「もちろん全寮制だ。」
 家に帰れないと知って、男子たちの顔に露骨な失望の色が浮かぶ。しかし、少し考えれば当然のことだ。ボランティア
兵の実態が外部に流れるのはまずいし、戦場での人的被害が漏れるのはさらにまずい。何しろ、政府は「派遣部隊の
被害は皆無」との大本営発表を繰り返し流しているのだ。
「しかし、物は考えようだ。今は有事宣言が出されている。防衛隊に入ったり、ボランティア活動をしたりして、ずっと家
に帰ることができない若者は珍しくない。フサインに残ることを思えば、天国のようなもんだろう。」
 そう言われて、男子たちの脳裏に、砂漠の国に置き去りになったクラスメートの暗い表情が浮かぶ。しかし、それを哀
れに思う者はいなかった。「自分じゃなくてよかった」と、そう考える者ばかりが選ばれて、帰国を許されたのだ。
「スタッフの任務には慰安嬢の世話や、彼女たちの訓練の介助が含まれている。訓練と言うより調教と言う方がピッタリ
くる。楽しい仕事だぞ。」
 卑猥な笑みを浮かべた前川の言葉に、少年たちの顔が輝いた。女子たちを裸にしていたぶることを想像しただけで、
ゾクゾクするような興奮を覚え、股間が堅くなってくる。

 夜になった。
 由香がいるのは、横木基地内にある隊員宿舎の一室である。フサインから帰還した防衛隊員は、しばらくこの宿舎に
滞在することになっており、慰安嬢たちは、それぞれ士官クラスの隊員たちの所に呼ばれていた。
 カチャッと鍵の開く音がして、由香はビクッと身体を震わせた。
「よう、由香。おとなしく待ってたか?」
 戸口に立った坂巻が、親しげに声をかけてきた。
「久しぶりだなぁ。会いたかったよ。」
 由香は、おびえた表情で坂巻を見た。その声は優しく、笑顔を浮かべているが、目の奥にはひどく冷たく、暗い光のあ
ることが、はっきりと見てとれた。じろじろ見られるだけで、全身を舐め回されているようで、全身に鳥肌が立つ。
「寂しかっただろう。これからずっと、お前の側にいてやれるぞ。」
 坂巻は饐えたような臭いのする息を吐きながら、なれなれしく由香の肩を抱き、腰に手を回した。由香は男の呼気か
ら顔を背け、手を払い除けたくなるのを必死で堪えた。
「こっちを向けよ。」
 しかたなく顔を向けた途端、坂巻は由香の唇を奪った。
「んんっ…」
 坂巻は押しつけた唇で由香の唇を挟み、やわやわと揉むように動かした。そして、唇を強く吸う。
「んぐ…、んん…」
 坂巻は舌を深く差し込むと、由香の口の中を味わい、由香の舌に絡めていく。由香はおぞましさに身震いした。
 執拗なキスを続けながら、坂巻は制服の胸をまさぐった。乳房を揉みしだき、ブラウスのボタンを一つ二つと外してい
く。胸元がはだけ、可愛らしいデザインの白いブラジャーが露わになった。
 唇をたっぷり味わった坂巻は、そのまま首筋へと舌を這わせる。首筋から鎖骨の窪みへと舌を這わせ、ブラジャーの
肩紐を外す。露わになった乳房は形が良くて張りがあり、それでいて少女らしい硬さをまだ残していた。
 坂巻は片手で胸の膨らみを撫でながら、もう一方の手でスカートのホックを外し、ファスナーを下した。スカートが床に
落ち、由香はパンティ一枚だけの姿になった。白い下着はいずれも館指定の物だ。今はもう自分で選んだ服を着て、お
しゃれをする自由など認められないのだ。
「こっちへ来い。」
 自らもトランクス一枚になった坂巻がベッドに腰を降ろして、手招きする。
 由香がベッドに座るや否や、いきなり坂巻がその体にのしかかり、ベッドに押し倒される。浅黒く日焼けした体から濃
厚な体臭が放たれて、由香をおぞけたたせた。
「可愛いおっぱいだな…、舐めてやるよ」
 坂巻は、由香の胸の膨らみを揉みしだきながら、左右の乳首を交互に口に含み、舌で転がした。
「うん…、うぅん…」
 喉の奥でかみ殺した声が漏れる。坂巻は舌を乳首から膨らみの裾野へ、縦長の臍の窪みへと這わせていく。由香の
白い肌が、男の唾液でベトベトになって輝いている。
 坂巻は由香のパンティを脱がせると、太股を大きく開かせた。
「きれいなオ××コだな、由香。あれから大勢の男に汚されたオ××コだとは思えないよ。」
「いやぁっ!あぁっ…ん…んん…」
 坂巻の指が秘孔のなかに入ってくる。グリグリとこね回すように動かされ、由香は喘ぎ声をあげて腰を突き上げた。
「ヌルヌルしてるぞ。やっぱり由香は俺とセックスしたかったんだな。」
「いやぁっ…そこは…、だめっ…あっ…あぁん」
 由香の股間を坂巻の舌が這いまわる。陰裂に沿って何度も往きつ戻りつし、丘の頂に咲く敏感な蕾を弄ぶ。
「あ…、あっ…、もう、やめてっ…」
 堪らなくなって、由香が坂巻の頭を思い切り押しのけようとした。
 ふいに坂巻の動きが止まり、面のような笑い顔を貼りつかせた顔が、由香の顔を覗き込む。
「由香は、俺のことが好きなんだろ。」
 そう言って坂巻は由香の首筋を撫で、喉のあたりに手を這わせた。由香は震えあがった。防衛隊の訓練と実戦の経
験で鍛えられた手だ。由香の首など一捻りだろう。
「す…、好きです…。」
 言いながら由香は凛々しい眉間をギュッと歪ませた。好きなはずがなかった。この男に対する根深い嫌悪感は薄れ
ることはなく、身体を弄られ、舐め回されて、死にたいほどの惨めさを感じているのだ。
「なら、言うことを聞けよ。」
「…はい…」
 静かに言った坂巻の様子に、常軌を逸したものを感じた由香は、恐怖の中で屈服するしかなかった。
「セックスをおねだりしてみろ。教えられてるだろう、慰安嬢なら。」
「さ…、坂巻さんのオチ×チ×を、私のオ××コに入れてください…」
 普通であれば口にできないような恥ずかしい言葉を由香に言わせると、坂巻はさらに興奮した。
「もっとだ、もっといやらしい言い方でおねだりしろ。」
 言いながら、坂巻は勃起した肉棒を由香の股間にあてががい、陰裂にゆっくりと擦りつける。
「さ…、坂巻さんの太くて固いオチ×チ×で、由香のオ××コを可愛がってください。坂巻さんに処女を捧げてから、今
も坂巻さんの太くて固いオチ×チ×が忘れられません。はやく由香のオ××コに坂巻さんのオチ×チ×を下さい。そし
て、オ××コを精液でいっぱいにして下さい…」
 恥ずかしさと悔しさで、教え込まれた屈辱の台詞の最後は涙声になった。
「よし、入れてやろう!」
「いやっ!やめて…!」
 由香の悲鳴と同時に、坂巻は思いきり腰を突き出し、肉棒が由香の体内に根元までずっぽりと収まった。坂巻は身を
起こして結合部を覗き込み、うれしそうな笑いを浮かべた。ピンク色の花びらを割って、勃起したペニスが埋め込まれて
いる。
「オ××コにばっちりはまってるぞ。」
 そう言いながら、坂巻は指を差し入れ、愛液に濡れた結合部をなぞった。
 由香はきつく目を閉じ、相手のことを何も考えまいとした。他の男を受け入れる時と同じように、人格を捨てて性器そ
のものになりきり、性感を高め合うことだけに集中するのだ。 
「そら、そらそら…」
 坂巻がゆっくりと反復運動に入った。それに合わせて由香も腰を振り始めた。慰安嬢は、どんな相手であってもマグ
ロ状態でいることは許されない。
「あっ…、はぁぁん…、はぁんっ…」
「気持ちっ…、いいかっ?」
「あぁ…、いいっ…、気持ちいいっ…」
「どこが、気持ちいいんだ?」
「お…、オ××コ、気持ちいい…」
「へっへ…、いい感じだ。俺も気持ちいいぜ。」
 坂巻は卑猥に腰をグラインドさせては、ズーンという直線的な突きを繰り出し、巧みに由香の官能を追い詰める。
「…あっ、あっ…、あン…あンっ…」
 坂巻が腰の動きを早めた。由香の喘ぎ声はどんどん高まり、追い詰められたよがり声を絞り出す。
「うっ、あああ…、イクっ、イクう…」
「おっ…おぉっ…、俺も…い…イキそうだっ…」
 由香が身体をのけ反らせて喘ぐ。秘孔が坂巻の怒張を締め上げた。途端に、坂巻の怒張がビクンビクンと痙攣し、
溜まっていた精液が由香の中に放たれた。
「お前の、このいやらしい身体、ぜんぶ俺のものだぞ。」
 由香の身体をぎゅっと強く抱き締めたあと、坂巻はペニスを抜いて彼女の股間を確認した。指先で濡れた肉扉を押し
開くと、合わせ目の下のほうから肛門にかけて、どろりとした白濁液が流れ出した。
 それを見た坂巻は、満足そうな笑みを浮かべた。






 
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