産隆商事のニューフェイス 3 究極の接遇研修
 
第1章
 
 販売部の新入社員研修は10日の日程だった。
 前半の3日間は、会社幹部の講演、組織や業務に関すること、グループディスカッションなど、ごく一般的な研修であ
った。ただし、就職難の時代を勝ち抜き、一流とは言えないものの、まずは大企業と言って良い産流商事に正社員とし
て就職できたことで、研修生たちの士気は非常に高く、研修は順調に進んでいった。
 そして、4日目の朝を迎えた。
「おはようございます!」
 朝から妙にテンションが高い声が響く、総務部人事課の玉置純一だ。その後ろから、むっつり顔で小太りの森末研修
係長がやってくる。
「おはようございます!」
 礼儀正しく、明るく、元気よく…と、指示されたとおりに研修生たちが挨拶をする。研修生は5人で、全員が女性だ。入
社間もないということもあって、みんなリクルート・スーツか、その延長といった初々しい格好だ。
(なかなか可愛い子が揃ってるよ。さすが、うちの課長、やるなぁ…)
 そんなことを考えながら、玉置の視線が研修生の間をさまよう。
(いたっ!)
 お目当ての相手を見つけた玉置の表情が輝いた。
「やあ、おはよう!」
「おはようございます」
 容姿端麗が採用の第一条件と公言してはばからない人事課長が、今年のナンバーワンだと胸を張ったのが彼女、枡
田優奈だ。小柄で全体に造りが小さく、長い睫毛と大きな目が印象的な顔立ちは幼さが残り、どうかすると高校生ぐら
いに見えてしまう。背中までのロングヘアーのせいもあって、「美少女」といった印象なのだが、時折見せる表情に二十
歳台の清潔感のある色気が感じられ、それが一層、男心をくすぐる。
「おい、バスが来たぞ」
 仏頂面の森末係長が、玉置の肩を叩いた。
「はい…」
 玉置は名残惜しそうにしながら、研修生全体に声をかけた。
「これから、研修の後半を行う施設に移動します」
 玉置に誘導されて、研修生たちはマイクロバスに乗り込んだ。
「今日も隣同士だね」
 優奈に声をかけてきたのは、新井絵里だ。彼女も優奈に負けないぐらいの美人である。ショートヘアのキリッとした顔
立ちで、美しい切れ長の眼を強調する濃い眉が、理知的な印象を強めている。もう少し華やいだ女っぽさが出てくれ
ば、素晴らしい美女になりそうだ。性格もしっかりしていて、この3日間の研修ですっかり新入社員のリーダー的な存在
になっていた。
「今日も、よろしくね」
 優奈が微笑んだ。研修中、絵里と優奈とは隣同士や同じグループになることが多く、自然と仲良くなった。同い年なの
に、優奈にとっては姉のような感じがする。
 郊外にあった研修施設を後にして、バスは都心に戻ってきた。買い物客でにぎわう繁華街の表通りから一本、二本
と、バスが裏の通りに入っていく。
「はい、到着しました。降りてください」
 玉置が先に降りて、研修生たちを手招きする。
「えっ?」
 バスから降り立った研修生が一様に怪訝な表情を見せる。そこは、風俗店やラブホテルが並ぶ、いかがわしい通りで
あった。
「こんな所に研修施設があるの?」
 絵里が、研修生みんなを代表するかのように、そう言った。玉置が黙ったまま歩く後ろを研修生たちが、あたりを不安
げに見ながらついていく。最後からついてくる森末係長は、なんとなく監視役を思わせた。
「さあ、ここです」
 玉置が示した建物を見て、絵里の表情が強ばった。
「ここって…」
「そう、後半の研修は、ここで行います」
「えーっ!」
「ウソでしょーっ!」
 研修生たちは次々に、怒りや抗議の声をあげる。そこは、なんとソープランドだったのだ。
「静かに!」
 森末係長がその声をさえぎった。
「全身を使ってサービスするソープランドこそ、究極のサービス業だ。ここで接客態度を徹底的に学べば、どんなお客様
でもひるむことなく、親切で丁寧に対応できる。これ以上の研修施設はないだろう」
 森末の言葉に、研修生たちは絶句した。

 研修生の5人は待合室に通された。
 森末係長が、プロレスラーのような大男と一緒に部屋に入ってくる。研修生たちが立ち上がって、丁寧にお辞儀をし
た。
「ここの店長の佐伯さんだ。お前たちの指導をお願いしている。これから一週間、佐伯さんの指示にしたがって、しっか
り研修するんだぞ」
「…よろしくお願いします…」
 そうは言ったものの、研修生たちの表情は一様に硬く強張っている。
「本当にいいんだね」
「はい、遠慮なく、ビシビシ仕込んでやってください」
 森末の言葉に、佐伯が頷いた。
「よし、じゃあ、全員、ここで服を脱げ」
「ええっ…」
「そんな…」
「ムリですっ!」
 研修生たちが一斉に声をあげる。
「私、もう帰ります。こんな研修、人権侵害です!」
 そう言うと、絵里がアーモンド型の目で、キッと森末を睨み据えた。思わず怯む森末に替わって、彼女の前に立った
のは佐伯だった。
「おもしろいことを言うじゃないか…」
 ニヤリと笑うなり、佐伯は絵里の顔面に平手打ちをとばした。
「キャアッ!」
 悲鳴をあげて絵里が仰け反り、頬を押さえる。思い切り叩かれたわけではないが、それでも、ショックでガクガク震え
ていた。
「いいか、研修中は自由も人権もねえんだ。分かったか?」
 むしろ静かに言った佐伯の迫力は、堅気には見えない凄みがあった。さすがに気の強い絵里も、可哀相なぐらい萎
れてしまっている。
「も…申し訳ありません、わかりました…」
「わかったら、さっさと脱げ!」
 佐伯に怒鳴られた絵里がスーツを脱いだのをきっかけに、研修生たちは、次々と服を脱ぎ始めた。みんなすっかり抵
抗する気力を失ってしまっていた。
「………」
 優奈もうつむきながら、ブラウスのボタンを外していった。視線に気づいて顔をあげると、玉置と森末係長が口を半開
きにして、彼女の方をじっと見ていた。
(そんな、見ないで…)
 視線を気にしながら、ひとつふたつとボタンを外し、胸がはだけたところで、俯いたまま、ブラウスの裾を引っ張り出
す。
 優奈がちらちらと玉置たちの方を見る。二人はまったく気にする様子もなく、彼女が服を脱ぐのを鑑賞していた。
 優奈は両腕からブラウスを抜くと、準備された籠の中に入れた。
 男たちの目線を気にしながら、スカートのホックを外し、ジッパーを下げる。そのままサッと下ろしてしまおうとしたが、
焦っているせいか、お尻が引っかかってしまう。
 玉置がゴクンと唾を飲み込んだ。スカートを下ろすのに手間取る様子が、腰を振って挑発するように見えて、かえって
男たちの興奮をそそってしまったらしい。
 お尻が抜けると、スカートはあっという間に足元に落ちてしまった。男たちの視線を気にしながら、優奈は身を屈め、
スカートを足から抜き取った。
 続いて、純白のスリップの肩紐をはずした。長く美しい髪を前に垂らして、できる限り肌を隠すようにしながら、布地を
おろしていく。雪のように白く艶やかな肌が見える。身についてているブラジャーもショーツも清楚な無地の水色だ。男
たちの視線を痛いほどに感じて、優奈の頬が熱くなった。
 優奈がしばらく戸惑っていると、佐伯と視線がぶつかった。慌てて、両手を背中にまわしてブラのホックをはずした。フ
ッと、胸を締め付けていた感触がなくなる。
 そのまま、肩紐を降ろして腕の下からブラジャーを抜き取った。外したブラジャーをブラウスの上に置き、両手で胸を
押さえる。これで残りはショーツ1枚となった。
「キャッ!」
 絵里が思わず悲鳴をあげた。ふいに佐伯の手が背後から伸びてきて、ベージュのブラカップごと手のひらで包み込ん
だのだ。絵里の剥きだしの肩がピクッと震える。
「脱がしてやるよ」
 ブラジャーが荒々しくむしりとられる。絵里は啜り泣きながら胸元を必死に覆うばかりで、何の抵抗もできない。
 佐伯の手が腰にかかり、パンティを引き下げにかかっている。
「待って、待ってください…」
 太腿をよじり合わせて哀願するのも空しく、パンティが一気に太腿まで剥き下ろされた。逆三角形の陰毛が露わにな
る。玉置も森末も絵里の方を見ている。
「ああっ…」
 絵里が思わず声を漏らし、目を固く閉じた。
(これを脱いだら…、ホントに全裸だわ…)
 最後一枚に手をかけて、優奈の動きがまた止まる。
「お前も、脱がして欲しいのか?」
 佐伯が声をかけてきた。優奈は自分自身を勇気づけ、身体を正面から少し斜めにずらし、ショーツに指をかけた。隠
していた乳房が現れた。
 息を少しはいて、ショーツを下げる。捲くれた布地から、プリンとした可愛らしいお尻が現れた。
 優奈がさらにショーツを下げていく。小判型のふんわりした陰毛が見えた。
 腰をかがめるようにして、ショーツを足元から抜き取った。
 優奈は恥ずかしそうにうつむき、必死に両腿を捩り合わせ、股間の翳りを手で隠した。頬から火が出るような羞恥に
襲われ、もじもじと裸身をくねらせる。
「では、これから研修を始める」
 そう言うと、佐伯が絵里の肩を掴み、彼女と向かい合った。
「さあ、まずキスをしてみろ」
 胸と股間を隠したままで、絵里が背伸びするようにして、恐る恐る佐伯の唇に唇を触れさせた。
「なんだ、なってないな」
 佐伯が嘲笑を浮かべた表情で言った。
「キスをすることで、客の気分を高めてやるんだ。ちゃんとしたキスができないようでは、初めからアウトだ」
 そう言うと佐伯は指で絵里の顎を持ち上げ、唇を吸った。
 震える唇を舌で押し広げると、歯列が開いていった。巧みな舌遣いで口腔の粘膜をヌラヌラ愛撫され、ついには舌先
でからめとられる。
(ああ…、こんなこと…)
 こんな体験は初めてだった。好きでもない相手とキスさせられているのに、陶酔したようになり、体の力が抜けていく
のだ。全身がじっとり汗ばみ、佐伯がしきりに唾液を送り込むのを、真っ赤になりながら嚥下してしまう。セックス産業で
長年、数多の女を育ててきた男の力は圧倒的だった。
(ダメっ…)
 佐伯の手が胸を庇う絵里の手をはがして、双乳を鷲掴みにする。口を吸われたまま激しくイヤイヤするが、防ぎきれ
ない。膨らみをこね回すように揉みほぐされると、ジーンと快美感が込み上げ、乳首が硬くしこってくる。唇を振り離そう
としても無駄だった。異常なくらい執拗に、佐伯は接吻を強要し続けた。
「うぅぅぅ…」
 絵里が切なげに呻いた時、やっと唇が離された。絵里は目眩を感じながら肩で息をする。
「さあ、お前たちもやってみろ…、と言いたいところだが、全員を俺が仕込むわけにはいかないな…」
 そう言うと、佐伯は待合室のドアを開いて、外に向かって声をかけた。
「おい、手の空いてる奴、こっちへ来い」
 従業員の男が二人、応接室にやってきた。研修生たちは両手で身体を隠し、身を固くする。
「よし、まずはキスだ」
 佐伯が指示する。その場にいる店のスタッフは佐伯のほかに二人、他にいるのは森末と玉置だ。
「じゃあ、枡田君は僕と…」
 玉置が優奈の肩に手を置くと、森末係長が近づいてきて、その手を跳ね除けた。
「枡田君は、期待のホープだ。私が直接、研修を担当する」
 玉置は残念そうな視線を優奈に向けたものの、上司に逆らうわけにもいかず、他の研修生を抱き寄せた。ちょっと人
見知りの強い、大人しそうな新入社員が玉置に抱きしめられた。
「さあ、始めよう」
 森末はそう言って全裸の優奈に抱きつくと、淡いピンクのルージュをつけた唇を舐め上げ、唇と唇を押しつけるように
して弄び、口腔に舌を差し入れる。
「むぅ…、むぅぅ…」
 舌で唇を割って、口腔に侵入すると、真珠のような歯列も、きれいなピンク色の歯茎もねちっこく舐めまわした。貪る
ように舌を吸いたて、甘やかな唾液を啜る。その間、二つの掌が滑らかな背中を撫で回し、きれいな曲線を描くお尻を
這い回る。嫌悪感で全身に鳥肌が立つのを、優奈は必死で耐えていた。
 十分以上の間、待合室の中で5人の男女は濃厚なキスを交わした。やがて、キスを終えた佐伯は、ソファにどっかと
腰を下ろした。
「おい、俺のズボンを脱がせてくれや」
「えっ、は、はい…」
 キスの余韻で頭の芯がボーッとなっていた絵里は、慌てて佐伯の前に正座をし、膝立ちでズボンを脱がしていく。パン
ツの前が大きく膨らんでいる。
「次は、パンツだ」
 絵里がモジモジしながらパンツを引っ張ると、目の前に勃起した黒い肉棒が反り上がった。
「さあ、なめろ…」
「でも…」
 絵里の顔に、羞恥と困惑の表情が浮かぶ。亀頭の先から男の体液が滲み出し、顔を近づけるだけで、陰茎が放つ何
ともいえないスルメのような臭いが漂ってくる。
「四の五の言うな!」
 怒鳴りつけられた絵里は、佐伯に対する恐怖から、舌を出し、恐る恐る亀頭に舌を這わせる。肉棒がビクンと脈打っ
た。驚いたように、絵里の顔が逃げる。
「嫌そうな顔をするんじゃない。うちは、騙しなしの即尺が売りものなんだ。不潔だろうが、臭かろうが、これから毎日、
洗っていない客のチ×ポを笑顔でしゃぶってもらうぞ」
 そう言うと、佐伯が絵里の頭を掴み、強引に怒張まで持っていく。嫌悪と屈辱を感じながら、絵里は男の毛むくじゃら
の下腹部に顔を沈めた。
「他の女も生尺を始めろ」
 佐伯の指示とともに、待合室のあちこちで、フェラチオ研修が始まった。
「よし、枡田君、私のモノをくわえたまえ」
 そう言うと、ソファに座った森末が、優奈を床に正座させた。そして、自らベルトをはずし、トランクスごとズボンを下げ
た。優奈の顔面に肉棒が突きつけられる。
「…無理です」
 勃起した肉棒を前にした優奈は目に涙を溜め、訴えるような上目遣いの視線を森末に向けて、激しく頭を左右に振っ
た。彼女には男性経験がなく、ましてや、男性器を口で愛撫するなど、想像すらしたことがなかったのだ。
「これは、一人前の社員になるための研修なんだぞ。さあ、その先っちょを口にくわえなさい」
 森末が優奈の顎を掴み、鼻をつまんで無理やり口を半開きにさせると、艶々したピンク色の唇に濡れた亀頭をあて
がう。優奈の後頭部が押され、小さく開けた口に肉棒が割り込んでくる。
「む…、むぐぅ…」
 硬く閉じた瞳から涙があふれる。全裸で正座させられ、好きでもない上司の不潔なペニスを口の中に押し込まれてい
るのだ。どうしてこんな目にあっているんだろうと、堪えても堪えても涙が頬を伝う。
「う…むぐぐ…」
 怒張を口に咥えた絵里は、早く終わらせたくて、頬をすぼませ、一気に怒張を吸った。
「そんなに一気に吸ってもダメだ。舌を使わないか」
 佐伯が苦笑いして絵里の髪を引っ張り、頭を揺すった。彼女の魂胆は見透かされている。
「う、いた…痛いっ、はい…わかりました」
「チ×ポを握ってみろ」
 恐る恐る見た男の表情は、有無を言わさぬ威迫が現れている。佐伯に指図されるまま、絵里はフェラチオを続けた。
「もっと強くしごけ。そう…おっと、歯を当てるなよ。そうだ、そうしてくわえながら、唇をキュッキュツと締めるんだ」
 細い指をぎごちなく絡めて、ドクンドクンと脈打つ根元あたりを揉みしごきつつ、顔を前後に動かし、口にすっぽり含ん
だ亀頭から砲身にかけてをクチュクチュと刺激する。
「もっと舌に力を入れろ。竿に強く擦りつける感じだ」
「ああ…はい」
 絵里がすっかり観念した表情で、自ら舌を動かし始めた。
「歯を当てるんじゃないぞ。ほらっ、唇で歯を包み込むようにするんだ」
「はい…」
「このバカ、ちっとは頭を使え!どこをどうしたら、男が喜ぶのか考えろ」
「ああ…、ごめんなさい…、すみません」
 理不尽に叱り飛ばされ、泣きべそをかきながら、絵里のフェラチオ研修は続く。
「いちいち言われなくても、お客様が気持ち良くなるように、考えてしゃぶれよ」
 他の研修生にも聞こえるように、佐伯が大きな声で言った。
「舌は先っちょを舐めながら…、そう…そうだ…」
「顔を前後させて、チ×ポを気持ちよくするんだよ」
 佐伯や店のスタッフを真似て、森末と玉置も卑猥な指示をとばす。研修生たちは、恥辱に啜り泣きながら、男たちの
肉棒に奉仕していく。
 森末が優奈の胸に手を伸ばしてきた。フェラチオさせながら、両の乳房を代わる代わる揉みしだき、その弾力を楽し
む。男の手の中で初々しい肉丘は赤味を帯び、さまざまに形を変える。乳首をコリコリと嬲ると、優奈の啜り泣きが高ま
った。
「そう…舌で先を包むように…、なかなか上手くなってきたじゃないか」
 佐伯がうれしそうに言った。尿道にジーンとした刺激が走り、反射的に股間に力を入れた。そろそろフィニッシュのよう
だ。
「いいか。お客様のリクエストによっては、ザーメンを飲んでもらうからな。それも練習しておくぞ…」
 口の中に精液を流し込まれると悟って、絵里が不安げに瞳を開き、頭を振った。その頭を押さえると、佐伯は怒張を
喉深くに押し込んだ。
「うおぉ…、でる…、でるぞ…」
 一足早く、森末の精液が優奈の口腔に放たれた。
「さあ、全部、飲み干すんだぞ」
 佐伯が腰を突きこんだ。嘔吐しそうになり、眉根を寄せて苦しげな表情を浮かべる絵里の喉奥深くに、濃厚な精液が
大量に放たれた。

 


 
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