ぷろとこーる短編集
 アイドル人気投票   MCの合図とともに、ステージ上のモニターにプロデューサーを務める元放送作家が映し出される。ひとしきり、最近の杏奈について論評した後、彼はこう続けた。
「早川には、今年もトップだろうという油断があると思います。16歳でデビューした彼女も20歳になりました。ここで、真のトップアイドルを目指し、危機感を持ってもらうために、杏奈に試練を与えようと思います。今年の人気投票でトップが取れなかった時には、杏奈にやってもらうこと、それは…」
 安元がタップリ言葉をためた後、効果音とともに画面に大映しされた文字を見て、会場は騒然となった。
※ 「清純派女優が脱皮のために体当たり演技」みたいな週刊誌の記事を見る度に、女優さんって大変だなと思いつつ、股間を膨らませたりしています。年中行事化している某アイドルのイベントをあわせて、こんなのを書いてみました。
 美鈴の強化合宿 避暑地として有名な高原。その中心地から少し離れた場所に、学校に良く似た施設がぽつんと立っていた。
「ここか…、まあまあ、きれいなところよね…」
 荷物を詰め込んだキャリーバッグを手に、溝口美鈴はそう呟いた。一流ホテル並みとはいかないものの、年頃の女の子が3週間寝泊りするのが嫌になるような場所ではなかったことに、まずは一安心する。
 美鈴は17歳の高校2年生。レスリング女子48キロ級の選手で、夏休みを使った強化合宿のためにこの施設を訪れたのだ。
※ 合宿ものって、いろいろネタが浮かんで、エロ小説になりそうだなと思うのですが、いざ書き始めてみると、いつもB級AVみたいな話になって、お蔵入り(笑) 今回は「それでもいいか」と思い切ってUPしてみました。
 橙実庵の秘茶事 (がんばらなくちゃ…)
  そう心を決めたものの、帯を解く指が震える。どうしても脱がなくちゃだめなのだと、桜は何度も自分に言い聞かせる。
  華やかな桜模様の着物が畳に落ちた。
 「ほう…」
  客たちがため息をつき、宗観が目を細めた。露出度は低いが、美少女の長襦袢姿は、なんとも言えず艶かしい。顔をあげた桜と宗観の視線がぶつかり、少女の頬がぽおっと染まった。
  伊達締めを解いて、長襦袢を脱ぎ、ワンピースタイプの肌着になる。これを脱ぐと、いよいよ本当の下着姿だ。
※ 「まにあっくすID」というサイトのコンテスト応募作です。「千利休」をテーマにエロ小説を書くという難題が、妙に気にって書いてみましたが、見事入賞しませんでした
 松赤村の慣習 「あのな、先生、ちょっと聞かせてもらいたいんだが…」
「先生のこと、その…なんだ…、俺たちの村の者と同じように…考えてもいいかな?」
「ええ、私、村の一員になるつもりで来ました」
「ホントか?」
「はい、もちろんです」
「いやあ、うれしいな」
 聞き耳を立てていた青年団のメンバーが、一斉に心からうれしそうな表情を見せた。
 その時の奈津美は、男たちが品定めをするような視線で、自分の身体を眺めていることに気がつかなかった。
※ 歴史の本を読んでいると、今では考えられないような風俗や習慣に出くわすことがあります。その中には、セクシャルなものもあって、妄想の良いネタになってくれることがあります。そんな妄想ネタから。
 夏は猟奇なアルバイ 「何か、博物館でやってるアトラクションに出るって聞いたよ。だから、演劇部の子がいいんだって…」
 もう一人の2年生、先頭を歩いていた千佳が、みんなを振り返って、そう言った。バイトを紹介した先輩を相手に、粘って聞き出したところでは、大学教授が監修している「歴史研究館」で、訪れる観光客に展示内容を説明するコンパニオンのような仕事らしい。
「だから、そんな変なバイトじゃないよ」
 千佳の言葉に、梓も少し安心した様子を見せた。
「さあ、急ぎましょう!」
 約束の時間が近づいてきた。3年生で部長の愛美がそう言うと、一同は、夏の日差しの中を洋館へと続く坂道を上っていった。
※ 昔は刑罰や拷問は一種のエンタテイメントだったようです。SMチックな刑罰・拷問辞典を、サクッと読める分量の小説にしてみようと思い立ちました。

 「先生!原稿お願いします!」
 愛妻とはささいなことが原因で離婚してしまった。意外なことに女性にオクテなところがあって、恋人などもできない。アダルトビデオなどでは、興奮はしてもインスピレーションにはつながらないのだと言う。
「どうだろう…、もしよかったら…、ちょっと、ここで脱いでみてもらえないだろうか?」
 真顔で言う渡瀬に、由希は飛び上がって首を振った。
「えっ、そんな!ダメです!お断りしますっ!」
※ これも、ファンからのリクエストに応えて書いた作品で、ケイタイでも読めるように、ぴぴ’s World「投稿小説」に投稿しました。新米編集者のエッチな奮戦記です。(完結、タイトルをクリックすると「ぴぴ’s World 投稿小説」にジャンプします。)
 ヒミツの伝説
「ねえ、どうしたの弘志クン? 元気ないね。」
 奈月が心配そうに弘志の顔を覗き込んだ。
 睫毛の長い、二重瞼の大きな目。鼻はやや低いがきれいに筋が通り、なだらかなカーブを描く上唇と、桃色に輝くふっくらした頬が少女っぽくて可愛らしい。
「えっ、ああ…、ちょっと今、バッティングがスランプで…」
 弘志がドギマギしながら答えた。今日は奈月の顔をまともに見ることができない。
それは、宮内から聞いた「伝説」のせいだった。
 宮内から聞いた伝説はとんでもないものだった。
※ 野球、青(性)春、恋愛…、かつての少年漫画のような世界で、異物挿入をネタに書いてみました。話としてはバカバカしいかもしれません。
 二次創作をしない主義なので、さすがにヒロインを「浅○○」にするのはやめておきました。
 人材派遣のキューピッド(オープニングスタッフの恥辱)
「「えっ、ここって…」
 美希は思わず眉を顰めて、そう口にした。一緒に来た他の女性たちも戸惑いを隠せない様子で、不満や不安を口にしている。
 連れて来られたのは、なんとアダルトグッズの店だった。ビッグ・アダルトというその店は、家電量販店ばりの地上5階地下1階のビルでアダルトグッズを販売する店としてオープンするのだ。
(それで給料が高かったのね…)
 美希は納得した。
※ ryoji さんのHP「羞恥集」のために書いた短編です。「社会派」エロ作家(?)のぷろとこーるとしては、今話題の「派遣」「ワーキングプア」をネタに書いてみようと思って書いてみたのですが…。(タイトルをクリックすると「羞恥集」にジャンプします。)
 公園の泡姫
こんにちは、皆さん。私、天平女子大1回生の藤原明日香と言います。」
 娘がそう声をかけると、地面に段ボールを敷いて寝ていた男が何事かと上半身を起こし、あちこちのテントから顔が覗く。ホームレスの男たちの目に映ったのは、アイドルと言っても通るほどの可愛い女の子だ。ナチュラルな長めのボブヘアに、つぶらな瞳が印象的な整った顔立ちをしている。
「みなさんのお体を洗うボランティアで来ました。希望される方は集まってください。」
 明日香の言葉に、テントの中からホームレスがわらわらと姿を現した。
※ 公園露出もののAVを見ていて、ふと思いついたネタを書いてみました。けっして、ボランティアやホームレス支援を茶化すものではありません。舞台設定として楽しんでください。
 宇受賣神社の巫女
 この神社、宇受賣(うずめ)神社は、近隣住民の信仰を集めるだけでなく、そのあらたかな霊験を信奉して、政財界の大物も含め、全国に多くの信者がいると言うのである。
「お母様が亡くなられてから、神社は巫女なしでやってまいりました。それも、那美様が16歳になられるのをずっとお待ちしていたからでございます。」
 那美は、先日16歳の誕生日を迎えたばかりだ。
「ぜひ、神社にお戻りいただいて、巫女となっていただきますよう、お願いいたします。」
※ 巫女さんの話が書きたいなぁ、と思って書いてみました。巫女さんが「萌え」系キャラに使われることが一般的になってきました。神聖なものであるとともに、ある地方では娼婦でもあったという話が残っています。調べ始めると、奥が深いです。
 兄嫁
 夫婦の秘め事をのぞき見する後ろめたさより、好奇心の方がわずかに上回った。雄二は、物音を立てないよう細心の注意を払ってドアに近付くと、その隙間を覗き込んだ。
 ちょうどベッドが見てとれた。
 ベッドの上で、真季が仰向けになり、体を艶っぽくくねらせてあえいでいた。立てた膝に間に頭が見える。浩一が真季の股間をなめているのだ。
「………!」
※ あるファンから「兄嫁」というテーマをリクエストされて書いてみました。いつもの羞恥小説というよりは、普通の官能小説、青春官能小説かな。(完結)
 恥辱の性教育実習
佐野は教師用の実験テーブルを指差して言った。
「着ている物を全部脱いで、この上で横になりなさい。」
「えっ?!」
 真由美は、一瞬何を言われたのかわからない様子だった。
 かねてから妄想の中でやっていた授業。今日はそれを現実に実行するのだ。
※ 初めて書いたアダルト小説ですが、このHPで発表するのが初めてになります。ありがちな設定ですが、自分としては、これはこれでシンプルでいいかなと思っています。(完結)
 織露府(オルロフ)家の花嫁
「身体を隠しちゃだめだよ。」
 千夏と腕を組んで、淳哉が囁いた。
 織露府家の花嫁は花婿にエスコートされて、一糸まとわぬ姿を晒しながら大広間を一周し、居並ぶお列席者達に出席のお礼を述べなければならないのだ
※ 外国の歴史をあつかった本で、今では信じられないエッチな風習とかを書いてあるものがありますよね。そういうのをネタに何か書いてみようと思った、その第1弾です。(完結)
 後悔
「18歳の記念に綺麗に撮ってもらえるよ。ブレイクするチャンスじゃないか。」
 長尾は、そう言いながらも、実のところ冷や汗ものだった。 沙織には、ヌードシーンやラブシーンがあるという程度の説明しかしていないが、それでも、ウブな彼女は半べそをかいている。本当は、男優に愛撫され、処女を奪われ、セックスするアダルトビデオだと聞いたら、どうなってしまうだろう。
※ ぴぴ’s World「投稿小説」に投稿した短編です。「星たち」を書いている過程でできた文章をもとに、「切ない系」のエロ小説として書いてみました。(完結、タイトルをクリックすると「ぴぴ’s World 投稿小説」にジャンプします。)
  美少女スイマー 羞恥の水着
 濡れた水着は、乾いている時よりもいっそう透けて、艶めかしい肌の色が映っている。胸の膨らみや乳首はくっきり映り、お臍や下腹部の様子、お尻の割れ目もはっきりとわかるぐらいになっている。それは、全裸でいるよりももっと淫らな格好であった。
※ ぴぴ’s World「投稿小説」の投稿依頼にこたえて、書いた短編です。他の小説を作る過程で使わなかったネタを小説にまとめてみたものですが、ネタ自身は結構気に入っています。(完結、タイトルをクリックすると「ぴぴ’s World 投稿小説」にジャンプします。)
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