アイドル人気投票 第5章

 30分ばかりの休憩時間を経て、エメラルドグリーンのビキニを身に着けた杏奈が再びスタジオに登場し
た。
「あっ、あの水着…」
 誰かがそう呟き、ファンたちの目が見開かれた。杏奈が着ているのは、18歳の誕生日を記念して出版した
写真集の表紙を飾ったビキニだ。私服でも衣装でも、普段は大人しめで露出も少ない服を着ている杏奈が、肩
と腰が紐になったセクシーなビキニを身につけ、儚げな表情を浮かべたその一枚は、写真集を一気にベストセ
ラーに押し上げた。
 都心の書店で行った発売記念イベントには長蛇の列ができたが、インタビューで水着撮影のことを聞かれ、
耳まで真っ赤になって恥ずかしがる様子が動画投稿サイトで瞬く間に拡散し、その可愛さのあまりファンが激
増したと話題になった。
 その時の可愛らしさ全くは変わらないが、今の杏奈は、バージンを奪われたばかりの影響が明らかだった。
ミルクのような色白の頬は、伏し目がちの瞳が潤んで目が充血し、涙袋も腫れぼったい。スタッフの指示を聞
く表情に笑顔はなく、哀し気な憂いを含んでいた。屈辱的な撮影会、そしてAV男優との濃厚なファーストフ
ァック…、立て続けに辱められた挙句、処女を散らされた杏奈が精神的に追い詰められていることは明らかだ
った。しかし、その被虐の佇まいが、かえって男心をそそる。
 杏奈がそっと、指先で目じりをなぞる。また涙が滲んできたのだ。初めて会った好きでもない男と抱き合
い、お互いの身体を舐め合ってセックスさせられた。事前に「中出し」だとは言われていたが、実際に男がペ
ニスから吐き出した体液をお腹の中に注ぎ込まれたのだと考えると、気持ち悪くて身震いがする。撮影前にピ
ルも与えられてはいたが、誤って妊娠してしまう怖さもあった。
 涙を堪えながら杏奈がソファに腰を下ろすと、ディレクターに指示を受けたタローが近づいて来た。休憩時
間中に、彼の方はジーパンとTシャツに着替えている。
「次は、ファンの皆さんが見ている前で、オナニーしてもらうよ」
 俯いて座っている杏奈の肩が、タローの言葉にピクリと動く。
「オナニーって、わかるよね?」
「えっ…」
 今にも泣きそうなその表情からうかがえるのは、質問が聞き取れなかったわけでも、聞かれたことの意味が
わからないわけでもない、どう答えてよいかわからないという躊躇いであった。
「オナニーだよ。杏奈も、したことあるでしょ?」
 タローが事も無げに尋ねる。一旦セックスした相手は自分の女扱いするのが彼の流儀らしく、杏奈に接する
態度が少し乱暴になり、名前も呼び捨てになっている。
 確かに、お風呂に入った時や寝る前のベッドの中で、温まった自らの身体に触れていたずらをしたことがな
いと言えば嘘になる。それでも答えたくない杏奈は黙ったまま、大きく目を見開いて左右に首を振った。
「ほらほら、嘘をついちゃダメだよ。自分でオッパイを揉んだり、オ××コを弄って気持ち良くなったことぐ
らい、あるだろう」
 決めつけるようにそう言うと、杏奈は胸元まで赤く染まっていく。タローの語気が次第に強くなっていく。
「ほら、ちゃんと答えて!」
「あります…」
 杏奈が消え入りそうな声で答えた。
「じゃあ、いつもやってるようにやってみてよ」
 タローがそう言うと、ビデオやスチール写真を撮影するカメラマンたちが一斉に近づいて来た。
(そんなことできるわけないわ。どうしよう…、どうすればいいの?)
 自分の身体を慰める行為は、あくまで自分だけの秘め事だ。それを人前で見せるなんて、死ぬより恥ずかし
い。まして撮影されるなど想像すら出来なかった。
「さあ、始めようか…」
 そう言われても、杏奈はなかなか踏ん切りがつかなかった。細い眉を哀しげに折り曲げ、円らな目にはうっ
すらと涙を浮かべている。
「さあ、早く!」
 有無を言わせないタローの声にせかされるように、杏奈はおずおずと、右手を胸に持っていった。ビキニの
水着に包まれた右胸の膨らみをそっと包む。左手も胸に当てて、両手で撫でるようにして乳房を揉みしだく。
杏奈は耳まで真っ赤になり、その目はすっかり潤んでいた。
「アソコも触って…」
 タローの指示で、杏奈は右手を徐々に下腹部に下ろしていった。
 両股の挟まれて、エメラルドグリーンの水着に包まれた恥丘がぷっくりと盛り上がっている。杏奈は太腿の
間に手を差し入れた。それを見たタローが膝頭を掴み、グイッと脚を開かせる。水着が食い込んで女陰の割れ
目を示していた。その亀裂に沿って、杏奈がそっと人差し指を這わせる。
 200人のファンが固唾を飲んで見守る中で、杏奈は片手で胸を揉みしだき、左手は水着の基底部に置い
て、指腹で撫で摩る。その様子をカメラが舐めるように撮影していく。 杏奈の閉じた目尻には涙が滲んでい
た。自分の淫らな秘密を見せるのは、愛撫を受ける姿を見せるよりもはるかに恥辱的だ。
 いつの間にか腰に回されていたタローの手が水着の紐を引っ張った。腰から抜き取られ、一枚の布になって
しまったその中心には、催淫の証しがねっとりとした染みを作っている。タローは指でなぞり、糸を引く指先
を杏奈に示した。
「ほら、こんなになってるよ」
「い…や…」
 タローは白い太腿をグイッとM字に押し開いた。柔らかな繊毛の翳りとともに羞恥の源泉が丸見えになる。
先ほど処女を失ったばかりの女陰は楚々としたままだ。ぴったりと口を閉じ、小陰唇がキスをする時の唇のよ
うにわずかに突き出ている。
「じかにオ××コに触ってごらん」
 杏奈は唇をギュッと噛んだまま、白い指で花肉を弄り始めた。溶けだした蜜のようにぬめる陰唇を、ほっそ
りとした指が這っていく。しとどに濡れた花芯が、別の生き物のように指先にからみついてくる。親指を内側
に折り曲げ、敏感な肉芽をくすぐるように刺激した。
 タローはビキニの上も外してしまい、露わになった愛らしい乳房に杏奈のもう一方の手を導く。杏奈の指が
乳首を転がし、切なげに乳房を揉みしだく。
「いつも、そんなふうにしてるんだ?」
 タローがニヤニヤ笑いながらそう尋ねる。頬から火が出るような恥ずかしさに杏奈は指の動きを止めた。
「続けて、ほら、指を中に入れて…」
 杏奈の指が花肉の狭間に潜り込んだ。
「うふッ…、ううぅぅ…」
 くぐもった呻きがこぼれた。性感帯を弄っているうちに甘やかな快美の電流が走り抜けるようになり、思わ
ず腰を捩りたてる。割れ目から、かすかな粘着音が聞こえてくる。
「もっと激しく!」
 タローの声に促されるように、付け根まで押し込まれた中指が抜き差しされ、すくいだされてきた濁った蜜
が繊毛を濡らす。
「そろそろ準備は良いかな」
 タローがそう言うと、スタッフが準備してきたものを床に並べていく。それは大小さまざまなバイブレータ
ーだった。
「こういうの、使ったことある?」
「いえ…」
「じゃあ、今日は使ってみようか」
 タローがカプセルのような形をしたローターを杏奈に渡した。杏奈はどうするのかわからない様子で、戸惑
った表情を浮かべた。
 タローがスイッチを入れると、ジジジ…と小さな音を立てて、ローターが振動し始めた。
「これを乳首に当ててごらん…」
 おずおずと胸に持っていく。
「あ…、うっ…」
 杏奈がビクンと身体を震わせた。
「今度は、オ××コに当てて…」
「ダメ…、おかしく…なっちゃいます…」
 顔を真っ赤にした杏奈が泣きべそをかいて訴えた。
「構わないよ、ファンのみんなは杏奈が、おかしくなったところを見たいんだから」
「うそ…」
「嘘じゃないさ。清純で可愛い杏奈が、いやらしいことをして、狂ったように悶えている姿を見せるから、見
ている人がみんな興奮するんだ」
「そんな…」
 杏奈が唇を震わせて俯いた。
「さあ、いくよ…」
 タローはそう言うと、ローターを持った杏奈の手を掴み、股間へと導いた。
「うっ、くうぅ…!」
 敏感な部分に振動が伝わり、杏奈が身体をビクンと痙攣させた。杏奈は慌てて股間から手を離す。
「ほら、もっと気持ち良くなって…、おかしくなって…」
 杏奈の手を押さえたタローが、呪文を唱えるように囁く。身体の中から湧き出るような疼きを感じた杏奈
は、椅子の上でモゾモゾと腰を動かしている。
「うぅ、いやっ…、いやぁ…」
 杏奈が激しく頭を振る。タローがしっかりと押さえていて、ローターを陰部から外すことを許さない。高ま
ってくる性感に自然に喘ぎ声が漏れ、汗ばんだ全身がブルブル震え始めた。
(どうなってるの? わたしのからだ…)
 杏奈は自分の変化に戸惑った。白い肌がほのかに桜色に染まっている。ローターの振動に、杏奈の意識が掻
き乱される。
「うくっ…!」
 上半身と太股を震わせたかと思うと、緊張がみなぎっていた杏奈の身体が弛緩する。軽いアクメを迎えたの
だ。
「次は、これを入れてみようかな?」
 そう言うと、タローが男性器そっくりの赤黒いバイブを見せる。
 信じられない思いで、杏奈は目を見張った。それは太くて長く、エラが大きく反り返り、脇にはクリトリス
を刺激する突起まであった。スイッチを入れると淫具はウイーンと無気味な音を立てて振動し、クネクネと動
き出す。杏奈は思わず、目を逸らした。
「そんなの…ムリ…、入りません…」
 すでに半泣きの表情で、杏奈が哀願するような視線をタローに送る。可憐で嗜虐心をくすぐるその顔を、待
ち構えていたカメラが十二分に捉える。
「そうだ…」
 タローが急に思いついたように声を上げた。
「これを杏奈のオ××コに、集まったファンのみなさんに入れてもらおう」
「えっ…!」
 杏奈が大きく目を見開く。ファンの中から「おおっ…」という歓声とも呻きともつかない声を漏れた。
 スタッフの一人が、良くイベントで使われる箱を持ってきた。入場券の半券を入れておいて、抽選会をやる
時に使うボックスである。
「さあ、杏奈、一枚引いて」
「ダメですっ、そんなこと…」
 杏奈は救いを求めるように周りを見回した。ディレクターがマネージャーと一緒にこちらを見ているのを見
つけて、哀願するような視線を送ったが、ディレクターは厳しい表情で頷き、マネジャーは拝むようなポーズ
を見せる。これは、杏奈には知らされていなかったものの、タローの思いつきなどではなく、最初からシナリ
オにあったのだ。
「じゃあ、俺が引こう」
 そう言ってタローがボックスに手を入れる。ファンたちの間に期待と緊張が走る。いつものサインや握手で
もうれしさと同時に、ある種の緊張がついてくるものだが、今日は憧れのアイドルの性器に淫具を挿入する役
割がかかっているのだ。
「114番の方…」
「あぉ!」
 驚きの声とともに、チケットの半券を持って立ち上がったのは、三十歳台後半と見える、眼鏡をかけたサラ
リーマン風の男だった。仕事帰りにイベントに来たらしく紺のスーツを着ている。タローに促された男は、周
囲のファンから嫉妬の視線を浴びながら、杏奈の所にやってきた。
「じゃあ、杏奈から最初にご挨拶しましょう」
 そう言うとタローは杏奈の耳に囁いた。「えっ…」という声とともに、小さくいやいやしたものの、許され
るはずもない。アイドルのイベントというのは、これまでもそうしたものだった。
「こんにちは、今日は杏奈のイベントに来ていただいてありがとうございます」
 いつものイベントの時のように挨拶した後、杏奈は顔を真っ赤にし、何度も詰まりながら言葉を続けた。
「…あ…、杏奈の…、お…、オ××コに…、バイブを…、い、入れて…、気持ち良くしてください…、よろし
くお願いします…」
「…は、はい…」
 男の方もかなり緊張しているらしく、返事をした声が掠れている。
「さあ、入れやすいように、オ××コをちょっと開いてやってください…」
 タローの手に導かれて、男の指が大陰唇にかかる。押し開いた割れ目の間からピンク色の粘膜が顔を覗かせ
た。
「あの…、こんなに太いのを入れて、杏奈ちゃん、大丈夫ですか…、痛くないかな?」
 手にしたバイブの予想外のサイズに、男が心配そうにタローに尋ねた。
「女の子のオ××コはかなり収縮するから、大丈夫ですよ」
 スイッチを入れるとウィーン、ウィーン、ウィーンとモーター音を立てて、バイブがうねりだした。タロー
に促された男は、薄桃色の可憐な花芯にバイブを押し当てた。バイブの振動が杏奈の柔肉を震わせる。
「あぁん…」
 男根そっくりのバイブのカリの部分が、杏奈の縦列を押し広げる。狭いとば口に押し込まれたグロテスクな
疑似男根が、からみつく肉襞を押しひろげて、柔らかい内部に潜り込む。
「入っていきますね…」
 サラリーマン風のファンが、秘孔を凝視して言う。彼の視線に合わせて、カメラが近寄り、バイブを呑み込
んだ杏奈の性器をアップでとらえた。他のファンが鑑賞できるように設置されたモニターに、その様子が大き
く映し出される。
「い、痛いっ…」
 少し挿入したところで、杏奈が小さく悲鳴をあげる。男がビクッとして、手をとめた。
「大丈夫、さっき処女喪失したばかりだから、膣口のあたりは傷が治ってないんですよ。すぐに慣れますか
ら、ゆっくり入れてあげてください」
 タローの言葉に男の興奮が高まった。さっきまで処女だった美少女の陰部に、自分の手で卑猥な玩具を埋め
込むのだ。女陰を押さえた左手には開いた媚肉の柔らかな感触があり、右手にはバイブ伝いに膣内のぬめった
肉襞を感じる。
「見ろよ、オ××コに根元まで入ってるぞ…」
「ホントだ。あんなに太くて長いのが入るんだな、杏奈ちゃんのオ××コ…」
「痛くないのかな、ほら…、ちょっと顔をしかめてるじゃん…」
「バカだな、あれは気持ち良くなってるんだよ。さっき、ローターでイッた時もあんな顔してただろ…」
 ファンたちが囁く声が、杏奈の耳にも届いた。
(お願い、そんなに見ないでください…おねがいっ…!)
 こみ上げてくる恥辱の思いに、杏奈が心の中で叫ぶ。しかし、そんなことはあり得ない。集まったファンや
スタッフだけではなく、映像化されて数えきれない程の人たちに見られるためにこそ、彼女は今、死ぬほど恥
ずかしいことをさせられているのだ。
「ううっ、うううう…」
 杏奈の顔が歪む。眉を寄せ、じっと耐えている。
 タローの指示で男がバイブの根元にあるスイッチを切り替えた。ブーンという振動にクネクネという動きが
加わった。クネクネとした動きは、杏奈の膣壁を掻き回し、小刻みな振動を膣の上に下に、左右にと送りつづ
けた。
「ああっ、ああん…」
 杏奈は、切なげにため息を吐きながら、その身体をクネクネとくねらせた。
(ああっ、変、変になっちゃう…)
 眉を寄せ苦しそうな杏奈の表情が、幼さを残す愛らしい顔立ちと相まって、たまらないほどの色気を醸し出
している。男がバイブを前後に揺すった。
「う、ううっ…う、動かさないで…あ、ううっ」
 杏奈の秘唇が捲れ、赤く充血した媚肉がヒクヒクと動いているのが見える。杏奈は、バイブが膣壁を擦り上
げるのから逃れようと、腰を突き出すように動かした。あたかも、バイブを求めているかのような腰の動きに
見えた。肉の割れ目からは、ヒダ肉がバイブに絡み付いてくる。
「ううっ、うううう…、ああっ、ああっ…」
 男は、バイブをさらに奥へと押し込む。バイブの根元から枝分かれした突起が、杏奈のクリトリスを捕らえ
た。
「あうっ…」
 杏奈の頭が、ビクンと後ろに仰け反る。敏感な芽にバイブの振動が伝わり、背筋から脳天に向かって電流が
駆け抜けた。杏奈の身体が大きく波打ち、何度も何度もビクッ、ビクッと痙攣する。
「あっ、ああ…、ああああああ…」
 杏奈は、仰け反るように喉を伸ばした。次の瞬間、杏奈の意識が飛び、後は何も考えられなくなっていた。





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