国防省附属「星園・癒しの館」・外伝
 
テニス少女・遠征 第6章

「朝、一緒にシャワー、浴びてきたんだ。そうしたら、オッパイやアソコで体を洗ってくれたんだぜ。」
「テニスウエアに着替えるところを見てたら、ムラムラしてきたんだ。そしたら、『口で我慢してくださいね』とか言って、お
しゃぶりしてもらっちゃったよ。」
「昨日の晩は、3人ぐらいとやったかなぁ…」
「俺は5人だ!」
「絶倫だな、お前!」
 テニスウエアに着替えた基地テニス部の面々は、三々五々グラウンドに集まり、昨夜からの武勇伝に花を咲かせて
いた。風俗嬢でもなかなか許してくれない卑猥なサービスを、愛らしい女子高生たちを相手に心行くまで楽しみ、全員が
興奮した様子を隠しきれなかった。
 そこに、身支度を整えたテニス少女たちが現れた。
「………」
 隊員たちは一斉に口を噤んで、彼女たちを見つめた。真っ白なテニスウエアに身を包んだその姿は、あくまで清楚で
凛々しく、昨晩の痴態が嘘のようだった。
「おはようございます。」
 元気に礼儀正しく挨拶する姿は、感動的ですらある。しかし、その姿が近づくにつれて、男たちの顔に好色な笑みが
広がっていった。
 彼女たちの着ているテニスウエアは、ピッチリと肌に密着し、胸を強調したデザインになっている。ノーブラで着ている
ため、薄っすらとウエア越しに乳首が透けているのが、なんともセクシーであった。
 灼けつくような男たちの視線を感じて、下級生たちの表情が硬くなる。美奈たち上級生が、後輩たちを庇うように前に
進み出た。
「じゃあ、最初はランニングです。」
 男たちの視線を断ち切るかのように美奈が言った。そして、基地と星園、両方のテニス部員たちは、入り交じるように
列を作り、グラウンドを後にした。
「おっ!」
「見ろよ、あれ!」
 朝の任務に当たっている隊員、朝の訓練や散歩中の隊員たちが、口々にそう言って、早朝の基地を駆け抜けて行く
一団を指さした。
 基地テニス部員に混じってテニスウエア姿の少女たちが、胸を揺らせ、お尻を振りながら走っていく。
 ウエアの中で躍る胸や、スコートから半ば以上剥きだしになった太腿、それに体が弾む度にチラチラ見えるアンダー
スコートに男たちの視線が集まった。
「公開試合は10時からだって?」
「楽しみだなぁ…」
 行き会う隊員たちは、ことごとくそう言って頷き合った。朝のランニングは、慰問試合の絶好の宣伝となったのである。

 基地テニス部から写真撮影を依頼された鈴木は、さっそく朝練からコートにやって来て、集まったギャラリーの最前列
でカメラを構えていた。
 待つこと30分、テニス部員たちがランニングをしながらコートにやって来た。セクシーなユニフォーム姿に、ギャラリー
の驚きと喜びの声が上がる。
「柔軟体操をします。」
 美奈の号令に合わせて、部員たちは男女ペアになり、ストレッチで体をほぐしていく。
 しかし、柔軟体操も普通のものではなく、ペアになった男女が身体を密着させる、相当エロティックなものだった。腹筋
のトレーニングでは、ペアの男に胸を押さえられ、揉みしだかれながら、少女たちが開いた両足を上げ下ろしする。鈴
木のカメラが、その股間を狙ってシャッター音を響かせた。
「おおっ!」
 うれしげな基地テニス部員の声が漏れた。
 少女たちは、ペアの男が仰向けになっている上に覆いかぶさるような格好で、腕立て伏せを始めたのだ。しかも、頭
と足が逆になるようにしているので、彼女たちが腕を曲げると、割れ目をアンスコに食い込ませた股間の部分がちょう
ど男たちの顔にあたるようになっている。さらに、腕を曲げた後の数秒間、そのままの姿勢で少女たちは、トランクスの
上から男の股間をなめてみせるのだ。
「こりゃあ、エロい…」
 そう呟きながら、鈴木はその様子を一部始終、カメラに収めていく。
 柔軟体操の後、素振り、ダッシュと基礎的なトレーニングが続く。鈴木は一心不乱にシャッターを切っていた。カメラが
向けられているのは、七、八割がた、有岡美奈である。
 見る者を引き付けずにはおかない美貌はもちろんのこと、瑞々しく弾む胸、スラリとした躍動感溢れる脚、形の良い
尻の曲線…、どこをとっても最高の被写体だ。昨日の公開練習以来、鈴木はすっかり彼女のファンになっていた。
 あっと言う間にメモリーを使い切った鈴木が、新しいメモリーに交換していると、目の前に立つ人影がある。
「カメラ同好会の方ですね?」
「ええ…。そうですが…」
 生返事をしながらメモリー交換を終え、顔を上げた鈴木の表情が惚けたようになる。



「星園テニス部、部長の有岡美奈です。」
「えっ…、あっ…、す…鈴木です…」
 なんと、美奈その人が、彼の目の前に立っていたのだ。どぎまぎしながら挨拶を返す鈴木を見て、美奈はニッコリと微
笑んだ。
「今回は、記念すべき初めての慰問試合なんです。」
 美奈が言った。鈴木の目はどうしても、限界まで短くされたスコートから覗く太腿や、形がクッキリ浮き出た胸に行って
しまう。
 ウエアは汗を吸い、胸に貼り付いていた。乳首はおろか、ピンクの乳輪まで透け、尖り出した乳首は、貼り付いたウエ
アを通して、その形をはっきりと現している。
「ぜひ、いっぱい写真を撮ってください。お願いします。」
 そう言って頭を下げる美奈に、鈴木は有頂天になって頷いた。

 朝練を終えた星園テニス部員たちは、朝食の後、控え室になっている柔道場に戻って、午前10時から始まる慰問試
合に備えていた。テニス教室を受け持つ者や、トーナメントに出場する選手も含めて、準備に余念がない。しかし、その
様子は、むしろ美奈の気持ちを沈ませた。 
 試合前の準備と言えば、今までならラケットの手入れやタオル、テーピングの用意等をするところだ。しかし、今、後
輩たちはをアンスコを割れ目に食い込ませ、スコートの丈をギリギリまで短くしようと真顔で調整していた。長畑明穂な
ど、乳首を勃起させようと、懸命に指先で刺激している。試合前のテニス部というより、まるで出番前のストリップ劇場の
楽屋だ。
「こめんね、みんな…」
 美奈は思わず涙ぐんだ。本当なら、今ごろは全国大会を目指し、猛練習に励んでいるはずなのに…、彼女たちは自
分の巻き添えで連れて来られたとの思いが、胸を塞ぐ。
「しっかりせなあかんよ、有岡さん。自分がメソメソしてたら、みんなの元気が出えへんやないの。」
 隣にいた千春が、そう言って肩を叩く。童顔で、おっとりした性格だが、芯の強い、しっかりした娘なのだ。
「そうね…、そのとおりだわ!」
 美奈は強く頷いて、部員たちを見渡す。
(こんなの、テニスじゃない。また、みんなが本当のテニスが出来るようにしてあげないと。『その時』はじっとしていたっ
て来ないんだ。)
「ねぇ、みんな、ちょっと聞いて…」
 近くにいるのは良宏だけであることを確認した美奈は、部員たちを集めると、小声で話し始めた。
「昨日、基地の幹部に聞いたんだけど…」
 部員たちは真剣な面持ちで聞いている。それは、美奈が文字通り身体をはって手に入れてきた情報だということは、
みんなが知っている。
「防衛隊が力をのばしていることに反対している人たちもいるみたいなの。星園のことを、そんな人たちに伝えることが
できたら、状況は大きく変えられるかもしれない…」
 美奈は、フリーのジャーナリストや野党なら味方してくれるかも知れない、家族と連絡が取れる可能性があると言った
話を部員たちに伝え、彼女たちを励ました。
 小倉恭子は、美奈の言葉を、祈るような思いで聞いていた。
(そうだわ、有岡先輩について行こう…、先輩ならきっと、みんなが助かる道を探してくれる…)
 不安げな表情で自分を見つめる恭子に向かって、美奈はニッコリ微笑んで見せた。視線を移すと、明穂が頷いてい
る。
(今は恥ずかしいことも我慢しよう。「誇りを失わなければ、心までは汚れない」ですよね、先輩…)
 明穂は心の中でそう言うと、家族や、思いを打ち明けることもなく引き離されてしまった男子の姿を思い浮かべた。
「戻ったら、また、みんなでテニスやりましょ。」
 声に出してそう言ったのは、青山千花だ。最も悲惨な目に遭い、心に傷を負った彼女も、仲間に励まされて徐々に元
の明るさを取り戻してきた。
「その時は、また教えてください。」
「早く私も、先輩みたく上手になりたいです!」
 恵聖学園の後輩たちが口々にそう言い、他のテニス部員たちも微笑みを浮かべて頷き合った。
「…そうね、そうよね…」
 美奈が泣き笑いの表情で頷いた。それまでの道のりは、まだ遠く険しい。みんな、それはわかっている。それでも、希
望を失わず、力を合わせてがんばるしかないのだ。
「みんな、準備はいい?」
 美奈の言葉に、部員たちは、お互い真剣な表情で頷き合った。
 一斉にスコートの中に手を入れ、アンダースコートをヒップに食い込ませ、割れ目もクッキリと浮かび上がらせる。上
着はバストの形がわかるように整え直し、頂点の突起を強調させる。
 剥き出しの白い太腿と瑞々しいバストが一列に並んだ。
「はい!準備出来ました!」
 少女たちが声を揃えて答える。
「さあ、いきましょう!」
 力強くそう言うと、美奈は胸を張って歩きだした。

 いよいよ、メインコートで対抗試合が始まる。
 対抗試合に出場するのは、美奈、千春、朋美のエース3人に加えて、恵聖学園2年生ではナンバーワンの小倉恭
子、そして、冴子の「愛弟子」と呼ばれている北学園2年の鳥居仁美である。
(恭子、大丈夫かしら…)
 落ち着かない様子でラケットを弄っている恭子を見て、美奈は表情を曇らせた。テニスの実力はともかく、彼女は精神
的に弱い部分がある。そんな恭子を心配し、他の選手に差し替えるよう松川に申し出ることも考えたが、そもそも、受け
入れられるかどうかわからない。しかも、代りの誰かを指名することもできない以上、口を挟む余地はなかった。
「有岡さん、私、冴子先輩の分までがんばります!」
 仁美の方は、冴子に良く似た意志の強そうな視線を、真っ直ぐに向けてそう言う。こちらの方は心配なさそうだ。
「第一試合を始めます!」
 主審を務める石堂の声で選手が登場した。コートの周囲に設けられた客席をびっしりと埋め尽くすギャラリーから、大
きな拍手が湧きあがる。 
 第一試合に出場するのは千春だ。相手は基地テニス部の岡田滉一。事前に「館」に視察に来ていた青年将校だ。今
回の慰問試合を企画した実行委員の一人だが、根は真面目で、他の隊員たちの人望もある。
「よろしくお願いします。」
 二人はネットを挟んで握手をする。しかし、星園のテニスはそれでは始まらない。
 千春は瞳を閉じた。「星園ルール」では抱き合ってキスをするのが、試合開始の挨拶なのだと言う。岡田はネット越し
に千春の肩を抱き寄せ、唇を重ねた。
 千春が岡田の唇を吸ってきた。
「…う?…むぅ…」
 一瞬、驚きの声を漏らした岡田だったが、すぐに唇を吸い返した。千春が口を開いて、可愛らしい舌を伸ばしてくる。
初めは遠慮がちだった岡田も、大胆な愛撫を開始する。岡田の腕を掴んでいた千春の手に力が入った。
 二人の舌が絡み合い、じゃれ合い、口腔の粘膜を舐めさする。顔の傾きを右に左にと変え、岡田は濃厚なディープキ
スに耽った。高まってくる興奮で、ズボンの中の怒張がピンピンを跳ねる。
 しばらくして、千春が唇を離す。離れていく唇を、岡田は僅かに追いかけた。千春が頬を染めて男から離れる。いよい
よ試合開始だ。
 サービスは岡田からだった。
 千春は、コートで少し脚を開いて腰を落とし、レシーブの姿勢をとると、ラケットのグリップを股間の割れ目に当てた。
超ミニのスコートから、目映いばかりの太腿が付け根までのぞく。
「もっと…、お…オ××コをグリップに擦り付けないと、ペナルティをとられるわ!」
 美奈が顔を真っ赤にして、声を張り上げた。
 千春は観衆の目を気にして、一瞬躊躇いを見せたが、あきらめたように目を伏せると、腰を淫らに前後に振りなが
ら、グリップで性器を擦り始めた。
「おおっ!」
 見るからに清純そうな美少女が見せる痴態に、見物客から一斉にどよめきが起こる。
 岡田がサーブを打つと、ようやく千春は球を追うことができた。そして、なんとかギリギリ追いついて、相手のコートに
ボールを返す。
 相手は男と言っても、趣味でやっているレベルであり、国内トップクラスの実力を持つ千春とは格段の差がある。相手
がサーブを打つまでオナニーのような真似をさせ、動きに遅れが出ることで、一種のハンデにもなるのだ。
 しばらくラリーが続いた後、千春のところにチャンスボールが来た。千春の体が反射的に動く。
 鋭いスマッシュが相手方のコートに返った。岡田は手も足も出せない。強いリストから繰り出されるパワフルなスマッ
シュは、美奈でさえ悩まされた千春の真骨頂だ。
 一流選手が見せたスーパーショットにギャラリーから感嘆の声が起こり、千春が控えめにガッツポーズを見せる。
「フィフティーン、ラブ!」
 驚きの声がコートの周りに広がった。岡田の点数が加算されてコールされたのだ。
 驚きの表情で主審を見る千春の目に、主審が掲げるピンク色のカードが飛び込んできた。千春の顔に悔しそうな表
情が浮かぶ。
「おや、警告か?」
「でも、何か見慣れないカードだな。」
 ギャラリーが疑問の声をあげる中、コートの脇に設置されたマイクで朋美が解説を始めた。
「今、井上選手に示されたのはピンクカードです。プレーが慰安嬢のマナーに反していたと審判によってジャッジされる
と、カードが示されて、ポイントは相手のものとなります。」
 よく見ると、ピンクカードにはイラストが描かれていた。「勃起した男性のシンボル」に斜め線が入っている。エロが不
十分で観客を満足させられなかったという意味だ。朋美が解説を続ける。
「今のは、スコートの捲れが足りず、お尻が見えていなかったと判定されました。」
 エロさを審査するのは、客席の最前列にテーブルを置いてならんでいる艶技審判の面々だ。富士局長を審判団長
に、岩谷大佐ともう一人の基地幹部が座っている。
 艶技審判の判定は絶対で、星園の選手たちは常にエッチなポースを取り、観客を喜ばせるショットを打つことを考え
なければならない。それは、勝負のうえでかなりのハンデになることはもちろん、自分がテニスプレイヤーではなく、慰
安嬢だということを、その度に思い知らされるルールであった。
「レシーブはお尻をしっかり突き出してっ!」
 美奈のアドバイスが飛んだ。
「もっとオッパイを揺すって!」
 松川に耳打ちされた美奈の声が響く。コーチの卑猥なアドバイスは、こうしてコートに伝えられるのだ。

「ゲーム!ウォンバイ、井上!」
 なんとか1ゲームをとった千春は、観客席に駆け寄って、ウエアの胸を捲りあげた。こぼれ出た双乳の瑞々しさに、観
客が歓声を上げる。千春は頬がカッと熱くなるのを感じた。
「おチチ…、おチチ、触ってください…」
 可愛らしい関西弁のイントネーションで、観客にお願いする千春。正面にいた中年の隊員が、太く短い指で白く張りつ
めた乳房をいやらしく揉みしだく。隣にいた男も手を伸ばし、膨らみをすくい上げる。最前列の観客たちが、次々に揺れ
る乳房に手を触れていく。
 我慢しようと思っても、千春は、恥辱と嫌悪感で顔が歪むのは隠し切れなかった。
 その様子を見て、岩谷大佐や富士局長たちがニヤニヤ笑いながら、手元の用紙に何かを書き込んでいく。このアピ
ールが合格点に達しないと、獲得したゲームは取り消しになってしまうのだ。
「も…、もっと触って…」
 硬い笑みを浮かべながら、千春が胸を突き出し、男たちがそれに群がる。
「あっ、あぁぁ…」
 千春が喘ぎ声を漏らした。最初は乳房で済むが、次第に過激にしていかなければならない。試合が進むにつれて、お
尻も女陰も晒け出し、観客に弄らせなければならないだろう。そう思うと、千春は暗澹たる思いが込み上げてくるのを感
じた。

 そうして、1つ目のセットを千春が取った。
 岡田はベンチに腰掛けて、スポーツタオルで汗を拭いながら、スポーツドリンクを飲んで次のセットに備えている。
 しかし、千春には、そんなブレイクは許されなかった。
 ラケットを置くなり、ギャラリーたちの所へ駆けて行くと、その場で跪き、男たちの顔を見上げてお願いする。
「チ×チ×しゃぶらせて、精液…、飲ませてください。」
 体力的に不利な女子のために、栄養補給が必要なのだと言う。がっしりした体のスキンヘッドの隊員が、ニヤリと笑っ
てズボンを下げた。自信ありげに出しただけあって、青筋が根っこのようにのたくった長大な肉柱だ。
「失礼します…」
 ほっそりした指を絡め、目を伏せたいのをこらえて巨根をじっと見つめながら、ゆっくり擦り上げると、逸物はググッと
鎌首をもたげてきた。ムッとするような男の臭いが鼻先に立ちのぼる。
「いただきます…」
 そう言うと、千春は両膝立ちになり、唇を大きく開けてエラの張った亀頭を咥えた。そして、スライドさせるようにして肉
棒を口に含んでいく。
「たまらんな。これは…」
 男が気持ち良さそうに目を細めた。生温かい少女の口内に、肉茎が包み込まれている。
「ううん、うンン、ううん…うううん…」
 男の表情を上目使いで見ながら、唇をすぼめてフェラに没頭する千春。唇がリズミカルに胴体を擦り上げ、唾液を含
んだ舌が裏筋に絡み付く。男が目を閉じて、深いため息をついた。
「うっ、ううぅ…」
 男が呻き声を漏らし、千春の口の中で長大な男根が跳ねあがった。途端に口内に発射された大量の精液を、千春は
肉茎を咥えたまま呑みほしていく。
「…ご、ごちそう…さま…でした…」
 さすがに少しむせ返りながら、男に礼を言うと、千春は膝立ちのまま、次の男の前にいざり寄った。
「チ…、チ×チ×しゃぶらせて…、精液、飲ませてください…」
 そうしているうちに、第2セット開始の合図が聞こえた。 
 休憩の間、千春は3人の男の精液を飲まされた。ザーメンの不快な後味と青臭い臭いが口いっぱいに残る気持ち悪
さに耐えながら、千春はコートに戻った。

「ゲーム!ゲームウォンバイ、井上!」
 石堂の声がコートに響く。
 岡田もなかなか踏ん張ったが、力量の差は歴然としており、卑猥なハンデをつけてもなお、千春がストレートで3セット
を取って、勝利したのだ。
 千春と岡田がネットを挟んで向かい合った。相手の健闘を称えて、ユニフォームを渡すのが星園の作法だ。
(さっさと…脱がなくちゃ…)
 心の中で呟くと、俯いた頬を赤く染めたまま、千春はテニスウエアの裾を捲り、一気に首から抜き取った。こういう時
に躊躇っていると、余計に恥ずかしさが増して身動きがとれなくなってくる。
 観客が目を凝らして見守るなか、千春はスコートのホックを外し、腰をかがめるようにして、アンダースコートを足もと
から抜き取った。
「おおーっ!」
 観客の歓声を浴びながら、千春はコートの中央で起立する。ストッキングとテニスシューズをはいただけの全裸だ。小
麦色に灼けた手足と、ミルクを溶かし込んだように白い胸や下半身が悩ましいコントラストを見せて、ピチピチした色気
に溢れている。
「星園、井上千春の勝ち!」
 石堂がコールすると、千春はきれいに畳んだウエアを拾い上げ、岡田に捧げるようにして渡した。
「ありがとうございました。」
 そして、全裸のまま男に抱きつき、ハグをする。しっとりと汗ばんだ肌の匂いと感触が、岡田の官能を刺激し、再びも
っこりと股間が膨らむのを感じた。
 背中を撫でていた岡田の手が、お尻のあたりまで滑った時、千春の体がスッと離れた。
「あっ…」
 名残惜しそうな表情を浮かべる岡田を残して、千春がベンチに戻っていく。彼女が試合に勝った以上、今はこの程度
で我慢するしかない。
(まあ、後の楽しみにとっておくとしよう…)
 岡田は心の中で呟くと、受け取ったアンダースコートを高く掲げて、観客たちの拍手に答えた。



 
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