国防省附属「星園・癒しの館」・外伝
 
テニス少女・遠征 第12章

 音楽が止まった。
 テニス部員たちはブルマを脱ぐと、大急ぎで近くの椅子に座っている男の膝に跨がり、勃起した肉棒を膣に挿入す
る。
 それは星園名物の一つ、「竿取りゲーム」である。円形に並んだ椅子に腰掛けた男の数は少女より一人少ない。少女
たちは音楽に合わせて椅子の周りを回り、音楽が止まれば男の竿を取って、あぶれた者が外れていく。卑猥な「椅子
取りゲーム」だ。
「あぁっ…」
 講堂のあちこちで、肉と肉がぶつかり合う男が響く。
「んっ…ぁ…っぁ!」
 朋美は、胸板の厚い男の体に抱きつき、対面座位で腰を上下に揺すっていた。合図の音楽が鳴るまでの約2分間、
こうして竿を取った男とセックスすることになる。
「う、あんんっ、…あ、ああっ」
 腰の動きに合わせて、体操服の胸がプルンプルンと揺れる。男が朋美の胸を捲りあげた。男の手が双乳を揉むのに
合わせ、朋美の膣が収縮する。
「オッパイが感じるんだろ?」
「ああん…そうです、あぁ、オッパイ、たまらないっ!」
 男は、朋美の乳首を指でつまみ、クリクリと転がす。
「いいっ…気持ちいいっ…」
 乳首を指でつまみ捻ると、朋美の膣がいっそう収縮を強める。襞肉が怒張に絡みついていく。
 興奮した男が、喘ぎ声を漏らす朋美の唇に唇を重ねた。捩じ込むように舌を絡ませてくる。朋美は、注ぎ込まれた男
の唾液を飲み込んだ。
 勝ち残っている間、次々に男の一物を挿入しなければならず、このゲームだけを見れば、勝ち残った方が不利であ
る。しかし、たいていの場合、勝った者には特典が、負けた者にはペナルティが科せられることで、ゲームが成り立つ
のだ。
 今日の場合、最後まで勝ち残った者には休息が与えられ、その後の慰安が免除されることになっていた。そして、休
息の権利は、他の者に譲ることも認められている。朋美は、肉体的にも精神的にもギリギリの状態にある下級生に、そ
の権利を譲ろうと考えているのだ。
 それは、もともと美奈が試合で勝ち取った権利だった。ただ、美奈に試合をギブアップさせたことで、うやむやにされ
る恐れがあった。ゲームに勝ち残った特典を手にすることで、きちんと交渉するのが自分の役割だと、朋美は考えたの
である。
「…んっ、ん…ん、んっ!」
 朋美は濃厚なキスをしながら男の上で腰を振り、髪を振り乱している。男が下から腰を突き上げる。それに合わせて
朋美も腰を振った。動きに合わせて、朋美の肉洞からグチョッ、グチャッと恥ずかしい音が聞こえてくる。
「うっ…、うっ、うっ…ん…」
 朋美が徐々にスピードを上げて動き始めた。その動きは単に腰を上下動させるだけでなく、左右に揺らしながら連結
部分を深くさせ、肉棒を擦りたてる。
「お、おっ、おお…」
 男の怒張が一瞬、膨らんだ。朋美の膣が収縮する。次の瞬間、男は朋美の中で果てた。
 その時、再び音楽が鳴り始めた。朋美は男から離れてブルマを穿き、椅子の周りを回り始めた。
 一方、射精した男は、満足した様子で他の男に席を譲った。
 男の方は、他の男と自由に交替できる。彼らはあくまで、慰安嬢たちを楽しむ立場なので、満足すれば、それ以上無
理する必要はない。
 一方、部員たちに交替はいない。この卑猥なゲームが続く限り、様々な男と性交し続けなければならないのだ。
「がんばるのよ…」
 朋美は、そう声をかけて、前にいた下級生を励ました。

 体操服とブルマに着替えた美奈は、陽子とともに、速足で廊下を歩き、講堂に急いでいた。
「陽子、私の服装、チェックして」
「わかった…」
 そう言うと、陽子は歩きながら、前になったり後になったりして、美奈の服装検査をした。同性から見てもうっとりするぐ
らいのプロポーションだ。テニス少女の陽子にとって、一緒にいられるのが奇跡と言っていい、憧れの「女神」である。
 トップモデルに勝るとも劣らない綺麗な体が、男たちの玩具になっていると思うと、胸を締め付けられるような悲しみが
込み上げてきた。
「胸の形ははっきり出てる、あとはもう少し乳首を目立たせると、喜ばれるわ」
 そう言うと、次にブルマを見た。お尻は半分以上が剥き出しになり、大陰唇の形もくっきり浮かび上がっている。
「…そうね、ブルマはもう少し抑えても大丈夫。お尻はそんなに見せなくても、規則違反にならないわ…」
「サイズが、これでいっぱいなのよ…」
 美奈がポツリと言い、陽子は言葉を失った。
 館で支給される服は、すべてが体の隅々まで採寸してオーダーメイドで作られている。美奈のブルマだけ、わざと股
間が浮き出るようにされ、お尻も短くされているのだ。
 館を運営する者たちの意地の悪さに怒りを覚えた陽子の耳に、そんな「悪意」を凝縮した声が聞こえた。
「遅かったじゃないか。キャプテンの自覚が足りないぞ」
 二人の前に現れたのは松川だった。
「有岡、乳首がイマイチだな」
 そう言うと、松川は美奈に近づき、乳頭を指で弾く。
「…っ!」
 ビクッと美奈の体が震える。
「どれ、俺が立たせてやろう」
 松川が体操服の上から乳首を摘み、指先で捏ね始める。指腹で刺激されて、乳首が勃起してくる。
「どうした? もう、こんなに立ってるぞ」
 松川の言葉に、美奈は目をきつく閉じたまま、首を振った。次第に息使いが荒くなってくる。
 松川が背後に回り、乳房を揉みしだきながら、ブルマの脇から指を侵入させた。
「ほら、もっと足を開け」
 中指を押し付けるようにしながら割れ目になぞり、秘孔にもぐり込ませ、ヌチャヌチャと乱暴にかき混ぜる。
「いいか、有岡。隊員たちの欲望を解放するのが、この慰問試合の目的だ」
 そう言いながら松川は、秘口にねじ込んだ中指に人差し指と薬指を添えて、膣をじわじわと拡げていく。
「戦場では、非情にならなければならない。相手を『モノ』として扱い、いざという時に躊躇なく引金が引けない奴は失格
だ。国から慰安の相手として提供されたお前たちを哀れに思うような弱さは、克服させなければならない」
 松川の手が股間を撫でるように滑り、美奈のアヌスに指を突き立てた。
「んんぅっ…」
 美奈の背中がのけ反り、突然の汚辱感に身を震わせた。松川が指先で膣口と肛門を弄ぶ。
「その役目を果すのが、お前たちの責任だぞ。わかってるな」
 肛門に挿入された指先が、一旦入り口付近まで抜かれ、再び勢いよくアヌスを抉った。
「はい…、んうっ、んうぅっ…」
 ゆっくりと出し入れされる指が、腸の粘膜を擦る。
「会場は大入りだぜ、穴がいくつあっても足りない。お前の両方の穴でしっかり、男たちを満足させてこい」
 松川が卑猥な笑いを漏らした。

「セクハラなんてもんじゃありません、これは人権無視です」
 怒りに震える堀江の声が響いた。彼に付き添ってやってきた同期の新兵たちが、ハラハラした表情でそれを見つめて
いる。
 堀江が直訴に赴いた相手は本橋准将、基地のナンバー2で、人格者として部下の尊敬を集めている。岩谷大佐が慰
問試合に深く関わっている以上、それより上の幹部に訴えるしかないと判断したのだ。
「今は有事だ、日本中の若者が、兵役やボランティアでお国のために尽くしている。彼女たちにとっては、その方法が,
たまたま性欲の処理だということに過ぎない」
 穏やかな口調を崩さずに准将が言った。さっきから、こうした水掛け論が続いている。
「いいか、防衛隊員は国を守る英雄だ。その英雄を癒し、士気を向上させることは、恥じるべきことではない。彼女たち
にとっては誇らしい活動なのだ。それを認めてやらないことの方が、彼女たちを貶めることになるんだぞ」
 諄々と説く准将の言葉も、堀江の正義感を崩すことはできなかった。
「彼女たちは本当に、自分の意思で、あんなことをしてるんですか?」
「もちろんだとも」
「信じられません!」
「それなら、本人たちに聞いてみればいい」
 深いため息とともに、准将がそう言った。

 講堂の入り口付近で、ワッと歓声があがった。陽子を従えて、美奈が入って来たのだ。
 集まった隊員たちを煽るように、ブルマから半分近くはみ出したお尻をプリプリ振り、ノーブラの乳首が浮き出た胸を
わざと大きく揺らして、真っすぐ前を向いて進んで行く。
 隊員から歓声が上がれば、手を振って笑顔で応え、颯爽と歩く。
 美奈が壇上に上がった。
「今日の試合にご協力いただき、どうもありがとうございました!みなさんのおかげで素晴らしい試合が出来たことを、
心から感謝いたします!」
 深々と頭を下げる美奈に、拍手と歓声が注がれる。
「一つお願いがあるのですが、聞いていただけないでしょうか?」
 決意を込めた口調と表情に、会場が静まる。松川がニヤニヤ笑いながら、こちらを見ていた。「お前が見世物になっ
ている間は、他の部員たちも休憩できるんじゃないか」、そう言った彼の言葉が美奈の脳裏によみがえる。
「試合の記念に、国の英雄であるみなさんとセックスさせて下さい…」
 場内にどよめきが響いた。美奈の頬がカーッと熱くなる。
「…恥知らずなお願いだと分かっています、でも私たちが出来ることは、これしかありません。口でもオ××コでもお尻
の穴でも、お好きなところにオチ×チ×を入れて、気持ちよく射精して下さい…」
 屈辱的な言葉を口にした時、隊員たちの合間を縫うようにして、若い隊員の一団がやってきた。堀江たちだ。
「有岡さん、君たちはどうして慰安嬢になったんだ?」
 舞台に駆け寄った堀江が声をあげる。 
「お国に尽くすためです…」
 美奈が感情を押し殺した声で答える。
「君たち、無理やりさせられてるんじゃないのか?」
 堀江が怒りを含んだ声で質問する。他の隊員たちも、声を揃えた。
「有岡さん、どうなの?」
「本当のことを言って」
 美奈から本当のことは言えない。言えば、彼らにも迷惑がかかるのは明らかだ。
「…すべて、自分の意思です」
 俯いてそう言う美奈に、それでも堀江たちは納得しなかった。
「君はこんな場所にいるべき人じゃない」
「テニス界のプリンセスには、元の世界に戻ってほしい」
 必死で、自らの思いをぶつける堀江たちに、美奈は何も答えられなくなった。
「ふふふ…」
 含み笑いが聞こえる。ハッとして堀江が見ると、来賓席の岩谷大佐が苦笑いを浮かべていた。
「そのくらいにしておいてやれ、返事に困ってるじゃないか」
「君たちの言うとおりだ」
 そう言ったのは、隣に座っていた富士局長だ。
「年頃の娘が、あんなハレンチなマネを、自分から進んでするわけはないよな。君たちの言うとおり、本当は、無理やり
慰安嬢にさせられたんだ」
「どうして…」
 あっさり認める富士に、堀江たちは言葉を失った。
「彼女たちは、反愛国者だ」
 富士の言葉は続く。
「その罪を償うため、この娘の身体は、頭の天辺からつま先まで、全て国有財産となった。今は、自分の意思で好きな
男にオッパイを揉ませることも、セックスの相手を選ぶことも許されない。国の許しがなければ、自由にションベンする
権利すらない」
 ショッキングな富士の言葉を受けるように、静まり返った講堂に声が響いた。
「諸君、戦場はさらにショッキングな世界だ」
 兵士たちの注目が集まる。堀江の顔色が変わった。そこに立っていたのは、本橋准将であった。
「この程度で驚いているようでは、兵士として、使い物にならない。少なくとも、ここで彼女たちを犯せるくらいの度胸がな
いと、生き残れないぞ」
 岩谷と富士が立ち上がり、准将が来賓席に腰掛けた。
「堀江、お前は、自らの勝手な判断で上官に直訴した。上官の命令は絶対だという防衛隊にあってはならない行動だ」
 そう言った准将は、堀江の同期たちを睨みつける。
「堀江に同調したお前たちも同罪だ。お前たち全員に、フサイン派遣部隊への編入を命じる」
 場内がざわついた。この有事体制の発端となったフサインの戦況は、最近、ますます悪化しており、派遣部隊は生き
て帰れない覚悟が求められている。
「そうだ。その前に、祖国の思い出をくれてやろう」
 岩谷が思いついたように言い、富士が頷いた。
「ここで、有岡美奈とセックスさせてやる」

「もう、だめだ。出るっ…」
 男が我慢できずに、美奈のお尻に精液を放った。白い体液が、美奈の丸いお尻を伝って太腿に流れ落ちる。
「おいおい、入れる前に出しちまっちゃあ、しょうがないだろ」
 舞台の上で、鬼軍曹よろしく声を荒げるのは平沼である。
「どいつもいつもコイツも10分も持たねえで、そんなんじゃあ、美奈が欲求不満になっちまうぞ」
 堀江の同期たちは、舞台の上で情けない全裸姿を晒し、美奈とのセックスを見せ物にされていた。
「さあ、堀江、いよいよお前の番だ」
 舞台中央に立たされた堀江の全身が、緊張で硬直している。手を後ろ手に捻り、羽交い締めにして彼の体を押さえて
いるのは、先に美奈とのセックスを済ませた同期たちだ。上官の命令が絶対であることを、自らの体験で学んだ面々で
ある。
「放せっ、放してくれっ!」
 身を捩る堀江の前に、美奈がひざまずいた。頬にかかる髪を耳の後ろへ掻きあげ、堀江のペニスに唇を近づけた。
「まず、おしゃぶりさせていただきます」
 そう言うと美奈は、チュッチュッと胴体に口づけし、ピンクの舌を差し出して、ゆっくりと舐めさする。
「あ、有岡さん、ダメだ、あ、ああ…」
 堀江が呻いた。唾液にしっとり塗れた美奈の舌が、肉棒を這い回る快感は、未だ童貞の堀江には、耐えられないも
のだった。館で仕込まれた美奈のフェラチオは、男の性感のツボを憎いばかりに押さえている。
「ううっ…、ダメだ、いけない…」
 そんな言葉とは裏腹に、勃起した堀江の肉茎は、下腹につかんばかりに反りかえる。
 竿をひとしきり舐めしゃぶると、美奈の舌先は、今度はカリ首のくびれや縫い目のあたりを重点的に舐め回す。そうし
たながら、官能的な吐息をこぼすのだ。会場の男たちは、自分がフェラチオを受けているかのように、固唾を飲んで見
つめていた。
「うぅ、…うむむッ!」
 堀江の唸りがせっぱ詰まってきた。先端から透明の腺液が止めどなく滲み出し、美奈がそれを舌先で掬い取ってい
る。
「どうだ、気持ちいいだろ?」
 そう言って、平沼があざ笑う。
 美奈は甘い吐息とともに、首を振りたてながら、ゆっくりと根本まで口に咥えていった。堀江の怒張が、口の中でビク
ンッビクンッと暴れだす。舌を絡めながら、頬をへこませ、口腔全体で肉棒をキュッキュッとしごいた。堀江の顔面はもう
真っ赤で、太腿がピクピク痙攣を見せている。
「よし、そろそろいいだろう」
 平沼の声に、美奈は口にしていた怒張を放した。その瞬間、堀江の背中がガクガクッと震えた。
「う、ううっ…」
 呻き声とともに、堀江の怒張が跳ね上がり、大量の精液が美奈の顔を直撃する。目に鼻にかかった白濁液が、頬を
伝い、唇に流れる。
「なんだ、根性のない奴だな。オ××コに入れる前に出しちまったのか?」
 平沼が早漏ぶりをあざ笑い、会場内を笑いが起きた。
「…大丈夫ですよ」
  美奈はそう言うと、優しく包み込むように手を添えて,ゆっくり亀頭を舐めはじめた。エラから、サオの裏側へと舌を押
し付けながら舐めていく。
 肉棒を擦りながらくわえこみ、口の中で舌を使って転がすように舐めていると、肉棒が再び勃起し始める。美奈が指
先で竿に触れ、硬さを確かめるように撫でてくる。
「ようし、それぐらいでいいだろう。これ以上しゃぶったら、こいつ、オ××コに入れる前に、また出しちまうぜ」
 平沼の言葉に、あちこちで笑い声が起きる。堀江は屈辱に顔を歪ませた。
「さあ、美奈、オ××コを突き出すんだ!」
 平沼の合図で、美奈は膝に手を当てて前かがみの姿勢になり、お尻を高く掲げた。桃のようなヒップがゆっくりと上が
っていく。
「私のオ××コに、オチ×チ×を入れて…、気持ち良くなってね…」
 甘い声でそう言いながら、美奈は自ら両手でお尻を掴み左右に割った。濡れたピンクの柔肉が堀江の前に突き出さ
れた。
「まて、待て、待ってくれっ!」
 堀江が叫び声をあげる。そのままの姿勢で近づいてくる美奈の局部に、堀江の肉棒が触れた。
 美奈がお尻を上下させて、堀江の怒張を割れ目にこすりつける。ヌチャヌチャと淫らな音をがし、それだけでまた、射
精しそうになる。
「うっ、ううああ…」
 叫び声をあげる堀江のモノをそっと掴み、美奈は自ら媚肉へと誘う。差し出された美奈の秘孔に堀江の肉棒が吸い
込まれていく。美奈が腰を揺すりながら、怒張を飲み込んだ。
「どうだ,いい具合だろう?」
 平沼がそう言って笑う。
「…や、やめろ、もうやめてくれ…」
 顔を真っ赤にしてそう言うと、堀江はきつく奥歯を噛みしめた。彼が耐えているのは痛みではなく、このうえない快美
感であった。トロトロに濡れた肉襞の一枚一枚が、素晴らしい収縮力を示して、肉棒全体をキュッキュッと包み込む。
「うっ、うんっ、あはぁ…」
 美奈がゆっくりと動き始め、その度に小さな喘ぎ声を漏らす。挿入を浅くしたり深くしたりと、ゆっくりと男の官能を刺激
していく。あまりの気持ち良さに、堀江は白目を剥いた。さっきのフェラで射精していなければ、とうに噴射してしまった
だろう。
「すげえ…」
「いけねぇ、出ちまった…」
 そんな声が聞こえた。自ら腰を振り、途切れ途切れに漏らす美奈の喘ぎ声は、堀江だけでなく、講堂を埋め尽くした
男たちの興奮を煽っていく。
「うっ、ううっ…」
 堀江の腰が無意識のうちに動き始めた。それに気づいた平沼が、堀江の体を押さえている男たちに、力を緩めるよう
に指示する。
「ダメだ、ダメだ、ダメだぁ…」
 そう言いながら、堀江の両手がいきなり美奈の腰を押さえた。そして、ズシッ、ズシッと怒張を押し込んでいく。
「あ…あんん…」
 堀江の動きに合わせて、美奈が腰を振った。
「うおぉぉーっ!」
 獣のような叫びとともに、堀江は子宮の奥に届くばかりのピストン運動を始めた。ビッショリ濡れた赤銅色の肉棒が、
美奈の濡れた秘孔を激しく出入りする。
「あう…、あうん、ああ…」
 美奈の喘ぎ声が高まる。堀江が腰を振り込むたび、美奈の秘孔からあふれ出る愛液がグチュッ、グチュッと音を立て
る。
「一緒に…、一緒にイきましょう…ああ」
「おうっ、おうっ、おうっ!」
 堀江がオットセイのような声をあげた。美奈のお尻の肉に堀江の腰がぶつかり、バコッ、バコッと音を立てる。美奈は
腰を振り、堀江の怒張を締め付けた。
「ダメだ、もう、ダメだぁ…」
 堀江が全身を震わせ、残った精液を残らず絞り出した。
「あっ、ううっ…で、出る…」
「いっ、いく…あっ、ああ…」
 美奈は体を仰け反らせた。
 次の瞬間、堀江はその場に崩れるようにしゃがみ込んだ。しばらく意識がなくなったような感じさえする。
「………」
 どのくらい時間が経ったのだろう、いや、もしかすると一瞬のことだったかもしれない。茫然自失の堀江の耳に、柔ら
かな少女の声が囁いた。
「ごめんなさい…、あなたの気持ちを傷つけて…」
 ハッと顔をあげる堀江の目に、強さと優しさをたたえた美奈の瞳が映った。彼が恋し、憧れたプリンセスがそこにい
た。
「お互い、今度は違う形で会えることを信じています。必ず、生きて帰ってきてください…」
 堀江の返事を待つことなく、その言葉とともに、美奈は次の凌辱の舞台へと、ゆっくり足を踏み出していった。



 
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