国防省附属「星園・癒しの館」・外伝
 
テニス少女・遠征 第13章

  富士局長の言葉で、会場の雰囲気は一変した。
「おい、お前、こっち来いよ!」
 香奈枝は、側にいた男に乱暴に腕を引っ張られた。たちまち、周りを数人の隊員に取り囲まれる。
「お前、反愛国者だったのか?」
「それは、反省させてやらないといけないな」
 さっきまで、香奈枝のアイドルのようなルックスに見とれていた男たち、遠慮がちに彼女の身体を見ていた男たちが、
露骨にギラギラした視線を注いでくる。
「痛いっ!」
 香奈枝が思わず声をあげた。男の一人が彼女の胸を鷲掴みにした。その横から、別の男がお尻に指を食い込ませ
ている。
「遠慮なくやってください。国のために身を捧げるのが、この国の若者の本来あるべき姿。彼女たちを愛国心に満ちた
女学生に教育し直すにはこれが一番です」
 過去のいきさつから、香奈枝に含むところのある松川がそう言った。
 一斉に男たちの手が伸びた。集まってきた男たちが寄ってたかって、香奈枝の身体を嬲る。群衆心理の影響を受
け、欲情を抑えきれなくなった手が、さらに荒々しさを増していく。
 テニス少女たちが、自分たちの意思とは関係なく、卑猥なサービスをさせられていることがわかって、躊躇する隊員
も、もちろんいた。しかし、そういう隊員を誘い、凌辱に参加させたのは、むしろテニス部員たちだった。
「ズボンが苦しそうですよ」
 目の前の小柄な青年に、仁美がそう声をかけた。彼のズボンの前が明らかに膨らんでいる。
「えっ…」
 驚く隊員のズボンを仁美が脱がす。彼は半ば呆気に取られながら、抵抗もせずパンツまで脱がされた。はちきれんば
かりに膨らんで天を向いた怒張が現れた。
「ああ…」
 甘い吐息とともに黒髪をかきあげ、仁美は目の前の怒張に軽くキスをする。ヌルヌルした腺液を吸い、鈴口を舌先で
小刻みに刺激する。怒張を喉の奥深く呑み込み、吸い上げる。冴子に励まされ、泣きながら身につけた男を悦ばせる
テクニックだ。
 ここで隊員たちの常識的な感覚を失わせることができなければ、「慰安失敗」の烙印を押されるかもしれない。その場
合、テニス部員たちは責任を問われることになりかねない。それだけでなく、躊躇した隊員も罰を受ける可能性があっ
た。誰にとっても不幸な結果にしかならないのだ。
「これは、彼女たちに与えられた貴重な更生の機会だ。男なら今すぐ全員ズボンを脱げ!そして、彼女たちの献身にそ
の男根で応えてやれ!」
 どこかで、岩谷大佐の檄が飛ぶのが聞こえた。
「本当にやめて!お願い!」
 男たちが殺到して香奈枝を力任せに押し倒し、恐怖にかられた香奈枝が悲鳴をあげた。しかし、タガが外れた男たち
に、自制心が働くことはない。
 男の一人が乳房にむしゃぶりついた。
「…あうっ、痛い!」
 乳首に歯を当てられ、ビリリッとした痛みに思わず悲鳴をあげる。それでも男は執拗に乳首をこねくりまわしてきた。
「い、痛いっ…」
 胸を押さえ込まれて呼吸ができない。ひげ剃り跡で擦られた肌がヒリヒリする。
「ちょっと…、ちょっと待ってください、少しだけ離して…」
 香奈枝は涙を浮かべながら必死に訴えるが、男たちは聞く耳を持たない。数人がかりで、もがく身体を力ずくで抑え
込む。関節がきしむ痛みに香奈枝が顔をしかめる。
「国に逆らい、反愛国的な罪を犯したんだ。それに相応しい償いをしてもらおうぜ」
 そう言った男の目がギラッと光り、香奈枝のブルマに手をかけた。
「あっ、いや…」
 ブルマが足首から抜き取られ、股間を開かせる。つるつるに剃り上げられ、ぷっくりと膨らんだ恥丘が剥き出しになっ
た。男たちが割れ目の中を覗き込む。
「いやっ、だめ…」
 男たちの指が乱暴に秘孔に突っ込まれ、香奈枝の眉が歪む。粘膜を傷つけそうな勢いで、数人の指が膣内をかき回
す。
「これでもしゃっぶってろ!」
 男の一人が、香奈枝の髪を掴んで顔を引き寄せた。
「う、うぐぐ…」
 男が肉棒で唇を押し開き、喉奥へと強引ねじり込む。思わず、えづきそうになるのを必死で我慢した。そんなことなど
お構いなしに怒張がさらに押し込まれ、窒息しそうな苦しさに目尻から涙がポロポロこぼれる。
「ありったけのザーメン注いでやろうぜ」
 怒張を手にした男が叫んだちょうどその時、壇上に立った美奈の声が響いた。
「ちょっと待ってください!」
 会場の視線が一斉に美奈に注がれ、香奈枝に群がっていた男たちも舞台を仰ぎ見た。
「これから、この日のために練習してきた創作ダンスを披露いたします。ぜひご覧ください」
 手当たり次第に輪姦されては、お互いにフォローし合うことも出来ない。孤立し、暴力的に好き放題に犯される肉体
的、精神的負担は重く、朝までそんな状況が続いたら、部員たちの神経はもたないだろう。
 そうならないためには、自ら見せ物になってでも、ルールなき集団輪姦だけは避けなければならない。それは、冴子
から授けられた策の一つだった。
 舞台を下りた美奈が会場中央に設けた空きスペースに移動すると、テニス少女たちが集まった。その周り360度を
男たちが幾重にも輪を作って、とり囲む。
「さあ、あなたも行って!」
 追い立てるように香奈枝のお尻を叩いたのは、石堂だった。「引率の教師」が間に入ったとあっては、いくら不満そう
な表情を浮かべても、男たちは従うしかなかった。
 石堂が美奈に視線を送り、美奈が決意を込めた表情で頷く。
 「見ている男性を必ず満足させてみせます」そう頼み込んだ美奈の提案を石堂が受け入れたのは、慰問試合の責任
者として、慰安嬢たちを壊してしまっては、今後の慰問にも支障をきたし、諸藤館長から指弾を受ける可能性があると
判断したからだ。
「大丈夫?」
 新しく渡されたブルマを穿いている香奈枝に、美奈が心配そうに声を掛けた。
「平気、気にしないで…」
 そう言いながら、笑って乳首を確認し、ブルマの中に手を入れて規定通りに食い込ませている香奈枝。しかし、その
肩は、男たちの暴力に晒された恐怖で小刻みに震えていた。美奈の胸に、怒りの炎が燃え上がる。

 会場全体の明かりが消えた。しばらくすると、テニス部員の場所だけ明かりが点灯する。
「おおーっ!」
 男たちの声があがった。明かりの中には、先ほどまでバラバラに立っていた女の子たちが四つん這いになり、お尻を
外に向けて、きれいな円を描いて並んでいた。
「壮観だな…」
 紺色のブルマに包まれたお尻がずらりと並んでいる。富士局長が、思わず感極まった声を漏らした。
 ウエストからヒップへのライン、薄い布地が食い込む割れ目、はみ出した尻たぶ、付け根まで完全にむき出しになっ
た太腿…、それは、男たちの妄想を掻き立てるのに十分なエロさだった。
 輪の中心には美奈、朋美、恭子、仁美のレギュラー四人が中腰になり、お尻を突き出したポーズをとっている。
 男たちの卑猥な視線が集中する中、音楽がスタートした。
 外側の部員たちが、床に手をついたまま一斉にお尻で円を描いた。ブルマを張りつかせた双臀がリズムに合わせて
プルプル揺れる。少女たちは妖しく腰を動かしながら、徐々にお尻を上げていく。
 成長期の下級生は、お尻だけを見ても、館の特訓の「成果」が顕著に現れていた。
 どちらかといえばスレンダーな体型だった明穂は、連日の慰安で男の精をたっぷり注ぎ込まれ、体全体が柔らか味を
帯びてきた。キュートに成長したヒップに男の視線が集まるのを感じ、明穂は顔を真っ赤に染めた。ずっとハーフパンツ
だった明穂は、今でもブルマを穿くことに強い抵抗感がある。
 3か月でブラカップのサイズが一つ増えた千花は、ウエストのくびれからお尻の張り具合にかけて、上級生にも負けな
い色香を漂わせていた。セクシーに腰を揺するたびに、いやらしい視線を浴びている。
 しかし、男たちの視線が集中しているのは、なんと言ってもレギュラー陣だ。
 彼女たちは両手を高く上にあげ、次に頭の後ろで手を組み、お尻を前後左右に揺すりながら、艶かしく男を誘うように
踊る。白い体操服の布越しに、胸の膨らみが大きく弾み、頂きにピンクの乳首が透けて見えた。
 恭子は均整のとれた体を妖艶にくねらせながら、腰を前後左右に激しく振っている。白い体操服の汗で張りついた布
地から、ところどころに肌のピンクが透け出ていた。
 ブルマの股にクッキリ彼女の形を浮かび上がらせた仁美は、少し大きめの尻肉をブルマからはみ出させ、派手に揺
らして男たちの喝采を浴びた。ムッチリした肉付きと清楚な雰囲気とのギャップが男たちの性欲をかきたてる。
 キュっとくびれたウェストから桃のような美尻にブルマをピッチリ食い込ませているのは朋美だ。黒髪がゆるやかな曲
線を描いて背中に垂れかかり、いかにも良家の令嬢といった上品な顔立ちからは、大人びた色気さえ感じられた。
 圧巻はやはり美奈だった。すらりとしたスポーツ少女の引き締まった脚だが、膝から上は女らしい豊かさを示してい
る。程よく引き締まり、つんと上を向いたヒップ、体操服の布をこんもりと突きあげて、胸の膨らみが美しいカーブを描い
ている。少女特有の弾けるような肉付きと、女を感じさせる艶かしい曲線は、男たちが身を乗り出すほどのバランスを
見せ、超一流の芸術品と言ってもよかった。
 曲がアップテンポに変わると、レギュラーの四人が前へ出た。他の部員が四角い陣形を作って踊るのを従え、各辺の
前に立った四人の肢体が、若鮎のようにしなやかに躍動する。
 ダンスは専門外のテニス少女たちに、高度な技や演出はない。それでもアスリート特有の柔軟性に富んだ動きと軽快
なリズム感で、躍動感溢れるダンスを披露する。観客たちから思わず拍手が起こった。それだけで、十分なエンターテ
イメントだ。
 しかし、もちろん、それだけで許されるはずがなかった。
 美奈が足を肩幅に開き、両手を頭上にあげるポーズを取ると、後ろに回った明穂が一瞬躊躇った後、思い切って美
奈の体操服を捲った。
「おおっ!」
 歓声の中、形の良い双乳がむき出しになった。日焼けした手足に対して、膨らみの肌は白く張りつめている。
 他のレギュラーメンバーもそれぞれ、後輩に体操服を捲くられた。剥き出しの乳房を時に大きく、時には小刻みに揺
すり、髪を振り乱し、女子高生の肉体をアピールしながら踊り続ける。
 美奈は自らの手で裾野からふくらみを持ち上げるようにして、乳房の弾力を示す。胸の膨らみが大きく波打ち、男た
ちの卑猥な歓声が高まった。

 終始笑みを浮かべた少女たちは1人で、あるいは幾人かで組になり、時にダイナミックな動きを見せ、時に軽快なス
テップを踏む。惜しげもなく高々と脚を振り上げ、ブルマに浮き出た股間をじっくり見せたかと思えば、恥じらい気味にし
なを作ったポーズで客を飽きさせない。
 明穂は隣で踊る陽子と目が合った。彼女は体操服を捲くり、バスト丸出しのトップレス姿、元からきわどかった下半身
のラインは激しい動きでブルマが食い込み、お尻は半分近くはみ出た状態。股間も陰部の形が完全に浮き出て、全裸
より卑猥だ。ショックを受けた明穂が思わず見た自分の格好も、彼女とまったく同じだった。
(ああ、恥ずかしい…)
 顔が熱くなり、真っ赤になっているのが自分でもわかる。それでも、体操服もブルマも直すことは許されない。これ以
上ない惨めな姿を晒しながら、笑顔で踊るしかないのだ。それが最も被害が少ないとミーティングでみんなで確認し合
い、明穂も納得しことだった。
(とにかく今は、このダンスを乗り切る事に集中しよう…)
 明穂はそう心に決めた。
 そして、レギュラー四人のソロ・パートとなった。
 アップテンポの音楽に乗って、恭子が歯切れの良いダンスを披露した。リズム感の良さは天性のものらしく、もし、音
楽やダンスの道に進んでも成功を予想させるのに十分だった。ただし、館に連れて来られなければ…、である。
 後半に入ると、四つん這いでお尻を向けた恭子は、男からバックで犯されているような仕草を見せて腰を振り始め
た。
「あのエロい振り付けは、誰が考えたんだね?」
 ニヤニヤ笑いながら、本橋准将が尋ねた。
「創作ダンスですからね。もちろん、あの子たちが自分たちで考えたんですよ」
 そう答える松川の声が聞こえ、美奈が悔しさに身を震わせた。彼女たちが最初に考えた振り付けは全て却下され、卑
猥な仕草をふんだんに入れるよう求められた結果が、このダンスである。
「あぁん…」
 色っぽく喘いで見せる恭子に、男たちの視線と笑い声が浴びせられる。唇を噛みながらそれを見つめる美奈の瞳が
潤んだ。
 恭子に続いて、コミカルな動きを取り入れながら、キュートなダンスを見せたのは仁美だ。真面目な彼女は、たとえ男
を喜ばせるためのダンスであっても、どんな卑猥なポーズでも、手抜きなしで真剣に取り組む。正確なステップを踏んだ
後、床に仰向けになった仁美は、M字開脚で腰を振る。それは、透明な男とセックスする姿そのものだった。
 ゆったりと流れる曲に合わせて、朋美が優雅に舞う。幼い頃、教養としてバレエを習っていた彼女らしい美しい挙措だ
った。流れるような動きで中腰になった朋美は、男に跨る騎乗位の動きを再現して見せた。腰の動きに合わせて、ツン
と上を向いたボリュームのある乳房がプルンプルンと大きく揺れた。
 音楽がヒップホップ風に切り替わり、美奈がブレイクダンスの振り付けを披露した。張りつめた双乳が上下に激しく揺
れる。
「カッコイイ!」
 思わずそんな声があがる。ブレイクダンスをこなすには、柔軟性や筋力、リズム感が必要不可欠だが、それらは一流
のアスリートである美奈にとっては、なんでもないことだった。むしろ、ここからがプライドを捨て、恥辱に耐えなければな
らないプログラムだった。
 音楽が止まった。音に合わせて体の動きを固めて止めるフリーズの姿勢から、美奈は上体を後方に反らせ、背中を
地面につけないようにして両手、両足でブリッジの姿勢をとる。恥丘を男たちに突き出す姿勢になり、秘肉を包むブル
マに、舟形のプクッとした膨らみがくっきり浮き出ている。
 ブルマの股間部分に千花の指がかかった。陰部を覆う布地をずらし、美奈の性器を剥き出しにするのが彼女の役割
だった。
(そんなこと…、できない…)
 千花が目を閉じて首を振る。卑猥な期待でギラギラした男たちの視線が集中する中で、女の子の大事な部分を晒さ
れるのがどれだけ恥ずかしいか、彼女自身、身をもって知っている。自らの手で、そんな恥辱を美奈に味わわせるな
ど、とてもできないと思った。
 彼女は今でも、美奈から初めて声をかけてもらった時のことをはっきりと覚えている。「青山さん、おはよう」と言ってニ
ッコリ笑う美奈は、大輪の花のようだった。恵聖学園テニス部に入った次の朝、マスコミでも度々取り上げられるスーパ
ースターが、大人しくて目立たない、しかも高校からテニスを始めた補欠以下の自分のことを覚えてくれていたことに、
千花は天にも昇る気持ちだった。
「青山さん、捲って…」
 美奈の声が聞こえた。千花をいたわる優しい声だ。練習の合間には気軽に声をかけてくれ、テニス以外でも勉強の
事、友達の事、家族の事、どんな他愛のない事でも相談に乗ってくれた、あの時とまったく変わらない声だった。
「生地をズラして…、アソコが見えるようにして…」
 ブリッジ姿勢の美奈の声が、少し苦しそうになっている。
 テニスで挫折して弱気になった時も、訳の分からない世界に連れて来られて、悲しくて泣きそうな時も、千花はこの人
に頼ってきた。この人を信じて頑張ろう、勇気を出そうと自らに言い聞かせてきた。千花にとって羅針盤であるその声に
は、必ず従わなければならない。それは、今だって同じことだ…。
 千花が悲しげな顔に決意の色を浮かべ、指にかかった布地を横にずらした。きれいに剃り上げられた割れ目が丸見
えになる。
 数え切れないほどの陵辱をうけても、美奈の性器は処女のように楚々としたままだ。ぴったりと口を閉じ、小陰唇がキ
スする時の唇のようにわずかに突き出ている。
「ごめんなさい、ごめんなさい先輩…」
 千花が眉を悲しげに曲げた。目尻にはうっすらと涙がにじんでいる。
「ブルマだけじゃなく、アソコも指で開いて」
 美奈が小声で指示する。屈辱の視線を自分が引き受けようとする決意に満ちた声だった。
 千花は人差し指と中指を割れ目に差し入れ、ゆっくりと開いた。美奈の粘膜が外気に触れ、開いた割れ目の奥で媚
肉が蠢く。真珠のような光を放つクリトリスが半分頭を覗かせている。
 ドッとどよめきが起こる。美奈の陰部を見ていた男たちの歓声がさらに高まり、それが波のように広がっていく。
「おおっ!」
「すげぇっ!」
 怪訝な表情を浮かべた美奈が見ると、下級生たちが次々に自らブルマをずらし、性器を見せている。
「えっ?」
 それは本来なかった演出だ。
 美奈にだけ恥ずかしい思いをさせまいと、美奈の後ろに控える明穂と陽子がアドリブで陰部を見せ、それに気づいた
他の子にウエーブのように広がったのだ。
(みんな…)
 彼女たちの思いに、美奈の目頭が熱くなった。
 こうなれば、盛り上げるだけ盛り上げて、卑猥な宴をこのダンスで終わらせよう、美奈はそう決意した。
「触って…」
 美奈にそう言われ、千花は白い指を花肉に触れさせた。溶けだした蜜のようにぬめる裂唇を、ほっそりした指が這い
回り、かすかな粘着音さえ聞こえてくる。
「ダメよ、もっと激しくして…」
 繊細な千花の指が一気に膣口に潜り込み、内部でバイブレーションする。愛液が溢れ、太腿を伝っていた。
「あはン!…」
 ポニーテールを飾る赤いリボンが踊り、体操服が張りついた背中が弓なりに反った。汗に濡れた乳肌が妖しく波打
つ。
 それに同調するように、部員たちは思い思いに自らの胸を揉み、陰部を弄ってオナニーを始めた。
「みなさんも、一緒に気持ちよくなりましょう!」
 コンサートで観客を煽るアイドルのようにそう叫んだのは、香奈枝だった。卑猥なダンスで性欲を煽られ、すでに股間
を限界近くまで膨らませていた男たちは、それぞれに肉棒をしごき始めた。
「うふッ、ううゥゥ…」
 くぐもった呻きがこぼれ、美奈の白い双臀がうねりはじめた。付け根まで押し込まれた中指が抜き差しされ、すくい出
された蜜が滴り落ちる。指を前後に動かすとヌチャヌチャと音がした。
 見物している男たちの輪がジリジリと狭まって、少女たちを取り囲む。石堂が誘導しているのだ。
「いいっ…、気持ちいいっ…」
 陽子が声をあげる。館のカリキュラムで仕込まれた少女たちは、いつでもどこでも一旦オナニーを始めると、意識しな
くても自然に快感を求めて手が動いてしまう。明穂は片手でクリトリスを刺激しながら、もう一方の手で双乳をかわるが
わる揉んでいた。
「あん、あん、ああん…」
 明穂の手が意思を持ったかのように勝手に動き、思わず声が出てしまう。胸を撫でる掌に勃起した乳首が当たる。ブ
ルマの生地が愛液でビショビショになっていた。明穂は、こんなに感じやすくなってしまった自分が怖くなった。
 異様な空気を感じて、明穂が上目遣いに見上げると、背の高い、真っ黒に日焼けした顔が白い歯を見せて笑ってい
た。ズボンのチャックは開けられ、その手は極太の陰茎を握ってしごいている。気がつくと、まるで小便をするかのよう
にペニスを剥き出しにした男たちが、彼女たちの周りをびっしり隙間なく取り囲んでいた。
「きゃっ!」
 思わず明穂が声をあげた。俯いた彼女の頭に、男が射精した白濁液が降りかかる。
 それが合図だったかのように、寄ってきた男たちが、かわるがわる少女たちに向けて精液を発射した。顔に髪に、体
操服やブルマに、剥き出しの胸に、お尻に股間に、青臭くドロッとした男の体液が次々に放たれ、べっとりと付着する。
「ううあァッ!…」
 美奈が感極まったような声をあげて、背中を震わせた。ブリッジの姿勢の股間が震え、潮を噴き上げる姿がフィナー
レの花火のようだった。その身体にも、男たちの精液が一斉に注がれた。
 おおいに盛り上がったところで、全身を精液まみれにしたテニス少女たちが会場を後にし、その場はお開きになっ
た。
「それでは、これでパーティを終わります」
 美奈との約束どおり、舞台に立った石堂がそう宣言した。少女たちに思い切りザーメンを浴びせた男たちも、一応は
満足した様子を見せる。美奈たちは、ここで乱交に雪崩れ込むのを、なんとか押しとどめたようだ。しかし、夜はまだま
だ始まったばかりである。
「星園テニス部員たちと、ゆっくり楽しみたい方は、この後、柔道場においでください」
 石堂はためらうことなく、ニッコリ笑ってそう付け加えた。



 
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