国防省附属「星園・癒しの館」・外伝
 
テニス少女・遠征 第18章

 昼食の時間になった。
 仮設テントの中で、背嚢に詰め込んできた「缶飯」と呼ばれる缶詰タイプのレーションを取る。このテントも午前の訓練
の一環として、自分たちで建てたものだ。
 湯煎された缶飯がテント内に運び込まれると、仁美がごく自然にサッと立ち上がって、紙皿に盛りつけを始めた。朋美
と香奈枝が加わり、他の女子もそれに続く。その様子を見ていた隊員たちの顔が、見る見るうれしそうな表情になって
いく。
「はい、どうぞ」
「あ、ありがとう…」
 香奈枝に皿を差し出された隊員の目が輝く。女の子らしくちょっと工夫して、きれいに盛りつけただけで、戦闘糧食が
思わぬご馳走に早変わりした。
「…隣、いいかな?」
 隊員の一人が明穂に声をかけた。テントを建てる作業の時に、いろいろと手伝ってくれた石村という青年だった。
「どうぞ…」
 明穂が笑顔で答えると、うれしそうな表情で石村が隣に座った。目元のあたりが少しだけ、テニスショップの彼に似て
いると、明穂はふと、そう思った。
 石村が明穂を見た。水着の胸が盛り上がっている。乳房の形そのままの頂点には、堅くなった乳首が浮き出ていた。
「水着じゃ寒いでしょ…」
 石村が着ていた制服を脱いで、明穂に着せ掛ける。
 それがきっかけになったように、新入隊員たちが近くの少女に服を差し出し、彼女たちに混じって食事を始めた。
「たくあん、これ結構いけるんだぜ。酒のアテにもなるし…」
「鶏肉野菜煮も食べてみなよ」
 声をかけながら、隊員たちの口元が一様にほころんでいる。恋人とはいかないまでも、親しげな雰囲気での女の子と
の食事は、久しくなかった胸ときめく瞬間だった。
 そんな中にあって、意外にも美奈に声をかける隊員はなかなか現れなかった。みんなが彼女の方をチラチラ見て、声
をかけようとしては、躊躇っている。気になってしかたないのだが、美奈のあまりのカリスマ性ゆえに、かえって近寄りが
たいと感じているのだ。
 恭子からうやうやしく差し出された紙皿をつついていると、不意に美奈の肩に服がかけられた。見上げると、堀江がぶ
っきらぼうな表情で立っていた。
「ありがとう…」
 美奈がにっこりと微笑むと、堀江は「うん…」と不明瞭な返事をして背を向け、一人で食事を始めた。かわりに他の隊
員たちが一斉に美奈を取り囲み、アイドルに群がるファンそのままに声をかける。本当は、みんな彼女に話しかけたく
て仕方がなかったのだ。
「チッ…、カッコつけやがって…」
 美奈を囲む輪に加わることなく、黙々と食事をする堀江の耳に、聞こえよがしな声が聞こえてきた。見ると、精悍な顔
立ちの男が、憎々しげな視線を向けていた。何かにつけて堀江につっかかってくる、城島という男だ。堀江は相手にせ
ず、無視することに決めた。
(ホントに美人だなぁ…)
 西田は牛肉の大和煮を突きながら、うっとりした表情で美奈を見つめていた。
 彼は以前、美奈が紹介されているテレビ番組を見たことがあった。すっかり心を奪われ、その夜は徹夜で、彼女のこ
とをパソコンで検索しまくった。
 そんな別世界の住人であった彼女が、自分の股間に顔を埋め、皮に隠れた恥ずかしい部分まで丹念に舌を絡めてく
れた。しかも、彼女の温かな胎内に入り、中で射精までしたのだ。思い出すだけで股間が硬く、熱くなってくる。
 辛いだけの軍隊生活、事ある毎に包茎を馬鹿にされ、大勢の前で見世物にされた事もある。すっかりトラウマになっ
てしまったそれを、彼女は愛おしそうに咥え、時折微笑みさえ浮かべて奉仕してくれたのだ。
(天使と言うしかないよ…)
 西田は心の中でそう呟いた。
「井上さん、確か京都出身やね?」
 関西弁のイントネーションで、人懐っこい表情で話しかけられ、沈みがちな千春の心が少し和らぐ。
「はい、そうです。あなたも関西出身ですか?」
「僕も京都や。京之森高校卒やで」
「えっ、ホントですか?」
 千春が驚いた顔で相手を見た。そこは、彼女の実家のすぐ近くの学校。そして、森島の出身校なのだ。
「僕、辻本って言うねん、よろしく」
 差し出されたがっしりした手を、千春は柔らかな手でそっと握り返した。
 新入隊員とテニス少女たちが、楽しくおしゃべりをしていると、しばらくして一人の隊員が背嚢の中からカメラを取り出
した。
「ねえ、写真、撮らせてくれないかな…」
 最初はグループ写真だったが、隊員たちは、次第に気に入った少女とツーショットで写真を撮影し始めた。
「ありがとう、辛い時はこれ見て乗り切るから」
「俺、この写真を一生の宝物にするよ」
「戦地に行ったら、これを毎日見て、生きて帰る励みにする」
 全員が感謝の言葉を少女たちにかける。誰もが、午前中の訓練ですっかり彼女たちに魅了されていたのだ。少女た
ちも優しい微笑みを浮かべている。
(慰問試合も午後の日程で終わり、あともう少しだけ我慢すればいい。隊員の人たちも悪い人たちじゃなさそうだし、き
っと大丈夫…)
 久しぶりに訪れた心和む時間に、美奈も穏やかな表情で一息ついていた。しかし、それは過酷な訓練の伏線に過ぎ
なかったのだ。

 午後、訓練兵たちが連れて行かれたのは、基地内にある市街地戦訓練場だった。
 縦150メートル、横200メートルの敷地内に官公庁舎、テレビ局、学校、マンション、スーパー等を模した鉄筋コンク
リートの建物が10棟と、訓練の指示を出すための管理棟が建ち、地下鉄などを想定した地下道も設けられている。本
格的に都市が再現された訓練施設だ。
 以前は市街地戦訓練と言っても、廃屋や隊舎などを使用したり、ベニヤ板で部屋を象ったものが使用されていた。し
かし、アルメイアが対テロ戦争を打ち出して以降、こうした施設の重要性が声高に主張されるようになり、状況が変わっ
た。「軍事費は聖域」とばかりに、財政赤字もものともせず、こうした施設が全国に続々と建設されている。
「午後は、紅白両軍に分かれての戦闘訓練を行う」
 管理棟前の広場に整列した訓練兵たちを前に、教官の乾が説明する。
「ただし、武器は使用せず、素手による格闘術及び逮捕術の訓練とする」
 広場の周りは、見物に集まった隊員たちがびっしりと取り囲んで、スクール水着の少女たちに粘りつくような視線を浴
びせていた。基地にいる隊員たちは、施設内の好きな所で、戦闘訓練を見物することができるのだ。
「それぞれ、相手軍の女子を捕虜にし、3時間の戦闘が終了した時点で捕虜を多く獲得した軍の勝利とする。また、相
手軍の女子全員を捕虜にすれば、その時点で、勝負は決まりだ」
 乾はそこで言葉を切り、訓練兵たちを見渡した後、説明を続けた。
「女子を捕虜にする方法は簡単。マ×コにチ×ポを突っ込んで、精液を中にそそぎ込むことだ」
 途端に、少女たちの表情が曇った。やはり、午後の訓練もまともなものではないらしい。自分たちは性欲処理のため
の慰安嬢…、昼食の時間に隊員たちと心通わせる場面があっただけに、かえってそれが辛い現実として、彼女たちの
心にのしかかった。
「捕虜になった女子は、ここに晒される」
 乾の横に立った松川が示したのは木の枷だった。上半身を倒した状態で手と首を固定する拘束具が三十台、ずらり
と一列に並べられている。
「晒されている間、捕虜には肉便器になってもらう。見物に集まった隊員たちが、誰でも好きなように、口でもオ××コ
でも、尻の穴でも好きなところにチ×ポをつっこんで、お前たちの身体を楽しむことができるんだ」
 見物客から一斉に歓声があがった。対照的に、少女たちの顔はすっかり強ばっている。女の子として、いや、人間と
して、これ以上ないほどの貶めだ。
 再び乾が隊員たちに向かって声をかけた。
「なお、男子の方は、今回の戦闘訓練の結果、そして、訓練中の行動が全て記録され、今後の配置部署などの参考に
される。女子に情けをかけたり、消極的な姿勢が見えたら、厳しい特訓と配置が待っているから、気合いを入れていけ
よ!」
「はいっ!」
 訓練された無表情で、隊員たちが一斉に返事をした。しかし、その心中に隠された思いは、決して一様ではなかっ
た。

 両軍が作戦を立て、配置を終えると、サイレンが鳴り響く。いよいよ、戦闘訓練が始まった。
 開始後まもなく、最初の捕虜になったのは、紅軍の清水香奈枝だった。
「いやっ、いやあ…」
 スーパーを象った施設の中、後退る香奈枝を白軍の隊員が取り囲んで、レジカウンターへとジリジリと追い詰める。
香奈枝を護衛していた紅軍の隊員は、縛られて床に転がされていた。
「キャアっ!」
 隊員たちが飛び掛り、香奈枝の上げる悲鳴が響き渡った。暴力的に犯されるのは、女性にとって、恐怖以外の何物
でもない。
「お前、そっちの脚、押さえろ!」
「手が邪魔だ!!手、押さえとけ!」
 隊員たちは、思い思いに怒声を上げながら香奈枝に襲い掛かった。
 もみくちゃにされた水着から真っ白い隆起が飛び出す。乳房を乱暴にこね回されて、香奈枝が悲鳴をあげた。柔らか
な胸の感触が男たちをさらに凶暴にさせる。
 香奈枝の上半身がレジカウンターに押し倒された。張りがあって形の良いヒップが男たちの前に突き出される。股間
の布がずらされた。
 ぷっくりした膨らみの中で二枚の花弁がつつましく寄り添い、チラリと内側の果肉をのぞかせていた。
「ああっ、だめ…」
 男たちの太い指が花弁を押し広げ、肉襞をなぞり、赤くしこった陰核をこねくりまわす。香奈枝が首を振っていやいや
した。美しい黒髪がざっくりと垂れ、真っ赤になった顔を覆い、被虐美を醸し出す。
「入れるぞ!」
 唾を吐く音が聞こえ、太い指が彼女を探ったと思うと、隊員の一人が双臀を抱えこみ、先走り汁を滴らせた亀頭を縦
裂に宛がった。
「ああっ…」
 香奈枝は思わず目を閉じた。膣口がぐいっとこじ開けられる。
「…うぐっ!」
 男たちに身体を押さえつけられた屈辱的な格好のまま、肉棒が体内にめり込んでくる。
「うふん…ああん…」
 香奈枝が身悶えした。男が肉路にこすりつけるように前後にピストン運動をすると、温かな粘膜がキューッと密着し
て、肉棒全体を快美に絞り上げる。
「…クーッ、たまらんぜ…」
 ペニスに肉襞が濃厚にからみつく感触に、男が思わず声を上げた。
 男は香奈枝の水着を腰までおろすと、両手で乳房を鷲掴みにした。双乳の無茶苦茶に揉み躙りながら、欲望のおも
むくままに、背後からズブリズブリと突きまくる。
「あっ、あううっ」
 バックから荒々しく貫かれ、香奈枝の喘ぎ声がにわかに高まる。丸みを帯びた臀丘が妖しくうねる。
「う…、出るぞ!」
 ドクンと肉茎が脈動する。子宮口からあふれんばかりの勢いで粘液が噴射された。

 隊員たちは引きずるようにして、香奈枝を管理棟前の広場に連れて行った。
「よーし、よくやったぞ!」
 白軍の担当になっている沼田が近づいてきた。その手には、松川から渡された鋏が握られている。
「さあ、捕虜の印をつけないとな」
 沼田は、そう言いながら、香奈枝の目の前でシャキシャキと鋏を動かしてみせる。
「な…、何をするんですか…」
 恐怖で目を見開く香奈枝の胸に、沼田は手を突っ込んだ。柔らかな膨らみが掌でこねくりまわされ、敏感な乳首をし
ごかれる。
「ああん…」
 身悶えする香奈枝の乳房の感触を楽しみながら、沼田は薄い布地に鋏を入れた。
 水着の胸が、膨らみに沿って丸く切り取られた。香奈枝を捕獲した隊員がもう一方に鋏を入れ、切り取られた水着の
穴から、真っ白い双乳が飛び出した。
 紺の布地が、少女の膨らみの綺麗な丸みを強調している。白日のもとにさらされた乳房が、プリンのように揺れて、
観客の目を楽しませた。
 男たちは続いて、陰裂に沿って股間に鋏を入れた。水着がパックリと割れ、無毛の陰部が露わになる。
「おやおや、清水、さっそく捕まったのか?」
 ニヤニヤ笑いながら松川が近づいて来て、剥き出しになった香奈枝の秘部に手をやった。かつて、セクハラだと訴え
られた恨みがあるせいか、彼はことあるごとに香奈枝の身体を弄り回す。
 松川と沼田は、上半身を前に倒す姿勢で、香奈枝の首と両手が枷で固定した。両足首も、脚を開いた状態で拘束さ
れる。管理棟前広場に集まっている見物人たちの、粘っこい視線が浴びせられた。
「まず、捕虜にされたことを確認しないとな…」
 松川がのぞき込むと、小陰唇が充血してワイン色に染まっている。両手が肉門にかかり、秘裂の内部がぱっくりと開
く。注がれたばかりの白い液体が溜まっていた。
「オ××コに力を入れて、絞り出せ!」
 松川にピシャリとお尻を叩かれ、香奈枝は必死で力んだ。濡れそぼった膣から白い液体が流れ、ポタポタと地面にこ
ぼれる。
「いっぱい出てくるぞ…」
 松川は膣内に指を突っ込んで曲げ、嬉しそうに精液を掻き出す。
「さあ、お集まりのみなさん、オ××コでも口でも、アナルでも、好きなところにチ×ポを突っ込んでください。ただし、検
査を受けていない人は、コンドームを着けてくださいよ」
 松川がそう言うと、香奈枝の周りに見物客が集まってきた。
 男たちの手が伸びてきて、香奈枝の胸をまさぐった。水着の穴から飛び出した乳房が掌に包まれる。
「あ…、ああっ、ああぁ…」
 香奈枝が泣くような喘ぎを漏らした。膨らみをネチネチと揉みほぐされ、乳首を弄られて、ジーンと快美感が身内にせ
りあがる。
「この手触り、いい感触だ…」
 一人の男が香奈枝の後ろに立った。午後の日差しが少女の美しい背中を照らしている。
 男は双臀をムンズと掴んだ。香奈枝がヒップをくねらせる。
「さすがに女子高生だ。この弾けるような感触がたまらん」
 水着のお尻を撫でまわしていた男が両手で腰を固定し、硬く反りかえった陰茎を挿入していく。
「あうっ!」
 香奈枝は、背中を仰け反らせ、呻き声を漏らした。香奈枝はヒクつきながら断続的に陰茎を締め上げる。
「むぐっ…」
 別の男が香奈枝の口に、そそり立つ肉棒を突っ込んだ。拘束された少女の顔面に向けて、男は容赦なく腰を前後に
動かし始めた。可憐な口を割ってズブズブと肉棒が押し込まれていく。
「う…、うぐっ…」
 香奈枝は美しい眉根を苦しげに寄せながらも、イマラチオに耐えている。
「ああ、いい気持ちだぞ、こりゃたまらない」
 男はため息混じりにそう言うと、両手で香奈枝の頭上をがっちり押さえつけ、欲望のままにズンッ、ズンッと肉茎を突
き立てる。膣に挿入した男も、本格的なピストン運動を始めていた。
「ううっ、ううぅ、うぅ…」
 前後から男に犯されながら、香奈枝はくねくねと腰を揺することしか出来なかった。

 鈴木は銀行に見立てた建物の前で、カメラを構えた。
『できるだけ、過激なシーンをたくさん撮って欲しいの…』
 美奈の言葉を思い出す度に、ムラムラと興奮してくる。テニス少女たちを追ったこの3日間、次々に展開する淫らなイ
ベントに立ち会い、性欲をぶつけるようにシャッターを切ってきた。それも、いよいよクライマックスだ。
 歓声が湧きあがり、見物に集まった隊員が手を叩いて喜んでいるのが見えた。
 背の高い紅軍の隊員が、地下道に逃げ込んでいた恭子を捕らえ、見物人に向かって手を振りながらやってきた。
「放して!」
 恭子が必死で逃げようとしているところをみると、まだ、精液を注がれていないようだ。
「こいつを押さえつけろ」
 見物人がずらりと並んだ銀行の前で、背の高い隊員が、付近にいる紅軍の隊員に声をかけた。衆人環視のもとで恭
子を強姦しようという算段らしい。
 たちまち数人の隊員が集まり、恭子の頭を地面に押しつけた。膝で腕を、両手で肩を押さえる。
「いやっ、放してっ、いやあっ!」
 恭子が悲鳴をあげ、必死で逃れようとする。押さえつけた彼女の身体から、ほのかに甘美な香りが漂って、男たちの
呼吸がいっそう荒くなった。
「マ×コ、マ×コ!」
 誰が音頭をとったのか、見物客たちが声を合わせてコールし始めた。恭子を捕まえてきた男が、手を振ってそれに応
える。鈴木は、一心不乱にシャッターを切っていく。
「いやああ…」
 恭子が叫んだ。男は彼女の上にのしかかり、押しつぶしてでも従わせようとするが、彼女は抵抗をやめない。見せ物
にされる屈辱には、どうしても我慢できなかった。
「だらしないなぁ…」
 見物人がつぶやく声が聞こえた。男は苛立ち、平手で恭子の頬を叩いた。恭子が叫び声をあげ、打たれるままに右
に左に顔を傾ける。
 抵抗が萎えたところで、その口がキスでふさがれ、男が乳房を握りしめた。恭子の喘ぎがにわかに高まっていく。
 必死に下肢をバタつかせる恭子の水着の股間をずらした。隙間から女陰の割れ目が丸見えになった。見物人たちの
ギラつく視線が注がれる。
「とにかく、姦っちまえ!」
「ねじ込んでしまえば、こっちのもんだぜ!」
 恭子の身体を押さえつけた男たちが、口々に叫ぶ。
 男はペニスを出し、自分でしごいて硬くすると、恭子の太腿のあいだに腰を沈めた。
 男が秘肉を探り当てた。腰をグイッと落とし、強引に先端をねじ込んだ。恭子が絶望の呻きをもらす。
「うっ、うう…」
 少しずつ、だが確実に肉棒が体内に埋め込まれていく。恭子の双眸から大粒の涙がとめどなくこぼれ落ちる。全身に
張りつめていた強い拒絶の意志が、ぐんにゃりと溶けてしまったようだ。
「見ろよ、奥までつながったぜ」
「ああ、チ×ポがオ××コに全部入っちまったぞ」
 見物人たちの会話が、恭子の耳に突き刺さる。
「さあ、いくぜ…」
 男は会心の笑みを浮かべながら、荒々しい抽送を開始し
た。恭子が白い歯をのぞかせ苦しげに唇を噛む。やがて、肉層が潤みだし、ピクピクと収縮を示してくる。その変化を
感じ取った男の動きが速くなった。
 鈴木は恭子の間近に寄っていった。薄桃色の花弁が、大きく左右に開かれ、そこに男の肉棒がぴっちりと埋め込ま
れている。大きなストロークで出し入れする度に、砲身全体がねっとりした愛液にテラついているのが見えた。ファイン
ダー一杯に結合部を捉え、連続シャッターを切る
「いや、ダメ…、撮らないで、こんなとこ…」
 撮影する鈴木に気づいた恭子が、恥辱に顔を歪めて首を振る。
(おや、こんなに美奈ちゃんの注文どおりなのに…、他の子は知らないのかな?)
 鈴木は怪訝な表情を浮かべたが、しかし、彼に依頼したのが美奈である以上、恭子の哀願などは関係ない。鈴木は
気にも止めず、シャッターを切り続けた。肉棒が出入りするたび、襞肉が捲れ、溢れ出る愛蜜を滴らせ、ピンクに濡れ
輝いている。
 鈴木はカメラを構え、恭子の顔にズームした。普段はキリリと引き締まった端正な顔立ちが、今は赤く発熱したように
潤み、かすかに開いた唇の隙間から、ハアハアと切なげな息をひっきりなしにもらしている。
「あんっ、あっ、ああぁ…」
 恭子の顔はねっとり色濃く紅潮し、泣き声ともよがり声ともつかない喘ぎを漏らした。
「なんだ?犯されてるのに、気持ちいいのか?」
 見物人たちが嬲るように、恭子に声をかける。
「ハハハハ…」
 恭子を犯していた男が、精神のバランスを失ったような哄笑をしながら、精を迸らせた。そして、すべてを吐き出し尽く
すまで腰を振り、征服の歓喜に酔って笑いつづける。
 その一部始終を、鈴木はカメラに記録していった。

 通りの向こうにマンション様のビルが建っている。石村は立ち止まって、その一室を見上げると、マンションに近づい
ていった。
 いつ攻撃があるかわからない。全身の神経が張りつめ、指が小刻みに動いている。
 ちょうど白軍の隊員が三人、昇降口を出て三方に散って行った。しばらく気配をうかがっていた石村は、一気に階段
を駆け上がった。
 廊下を駆け抜け、その部屋にたどりついた。さっき、そこに人影があったが、あれは間違いなく白軍の女子だった。
 ドアを開けて飛び込むと、いきなり白軍の隊員が躍り出てきた。見ると、いつもよく冗談を言い合う、気の合う仲間だっ
た。しかし、こういう場面になるとお互い遠慮も何もない。容赦なく拳を顔面に見舞われて、石村は大きく仰け反り、壁に
背中を打ちつけた。血の味が口の中に広がる。
 しかし、相手の攻撃はそこまでだった。紅軍の仲間が応援にかけつけたのだ。跳び蹴りを見舞われ、白軍の隊員が
床に倒れた。
「中にいる!奥の部屋だ!」
 そう言うと石村は、仲間とともにドアを次々に蹴破り、一番奥の部屋を覗いた。そこで目にしたのは、部屋の隅で不安
げに佇む明穂の姿だった。
「あなたは…」
 明穂の表情に安堵の色が浮かぶ。相手が昼食の時に声をかけてきた青年だとわかったのだ。テニスショップの彼に
似た青年の目に驚きが浮かぶ。
「石村、お前が見つけたんだ。やれよ」
 仲間に促されたものの、石村の顔に躊躇いが走った。
 明穂が怯えた表情でこちらを見ている。ここで自分が犯し、捕虜として連れていけば、彼女は管理棟の前に晒され
て、訓練が終了するまでの間、数え切れない程の男に身体を玩具にされるのだ。
「やらないんなら、俺がやらせてもらうぜ…」
 そう言いながら、もう一人の兵士がぐいと身を乗り出す。石村は決意を固めた。
「いや、やるよ」
 そう言うと、石村はスクール水着姿の明穂に近づいてきた。
「………」
 明穂が目を見開き、悲しげに首を左右に振った。石村の動きが止まる。
「早くしろよ!」
 焦れた声を出す仲間の視線が天井を見ている。そこには監視カメラが取り付けられていた。彼らの様子は管理棟の
モニターでチェックされているのだ。
 決意を固めた石村が明穂に襲いかかり、二人はもつれあって床に転がった。
 太腿が割られた。慌てて明穂は両腿をよじり、手を添えて中心部を隠そうとする。
「ダメっ!」
 そう叫んだ明穂の手が、軽くはねのけられる。二人の男が、水着の股間をのぞき込んだ。
「すごいぜ、アソコの形がくっきり浮かび上がってるじゃないか」
「ああ…」
 相方が興奮した口調で言うと、石村も頷いた。薄い布地の中央で、ふっくらした大陰唇の膨らみが、生々しく浮き出て
いる。指先で摘んで布地をずらすと、つるつるの割れ目が剥き出しになった。
「ああっ、お願い…」
 明穂の哀願など聞こえないふりをして、石村は彼女の脚の間に入りこみ、肉棒の先端を秘肉に擦り付けた。右手を
怒張に添えて上下になぞるだけで明穂の肉裂はヌチャヌチャと淫らな音をさせる。
「ああぁ…」
 明穂が吐息混じりの喘ぎを漏らした。
 慰安嬢として調教された身体は、本人の意思とは関係なく性的な刺激に直ちに反応し、男を迎え入れる準備を整える
のだ。一瞬驚いたような表情を浮かべた石村の顔が、見る見るニタついていく。
「なんだ、もう気持ちよくなってるの?さすが、星園の慰安嬢だね」
「………」
 明穂の目にじわりと涙が滲んだ。わけのわからない悲しみが、彼女の胸を激しくかき乱す。
「放してっ!」
 泣き顔になった明穂が、石村の胸を両手で撥ね退けようとする。しかし、簡単に手首を掴まれ、頭の両脇に押さえ付
けられた。興奮した男の顔に、もはや「あの人」に似たところはどこも見当たらなかった。
「いやぁ、やめてっ、やめてぇっ!」
 明穂がひときわ甲高く叫ぶ。石村が肉棒の先端を濡れた膣口にあてがうと、明穂が身体をくねらせて最後の抵抗を
する。
 男がゆっくりと腰を前に押し出した。雁首が肉ビラを巻き込みながら明穂の中に押し入ってくる。腰のあたりが熱くな
り、鈍い快感が明穂の脊髄を駆け上った。
「うっ、あうう…」
 明穂の唇からくぐもった声が漏れる。
「気持ちいいよ…キミのオ××コ」
 石村のうれしそうな声が耳元で聞こえ、明穂は泣きたくなった。胸にこみあげる感情の塊を吐き出したくなるのを、彼
女はぐっと呑み込んだ
 石村がゆっくりと腰を進めると、肉棒が身体の奥まで押し込まれていった。男が入り込んでくる感触に呼応するかのよ
うに、膣道がざわめき始めた。
(だめっ、気持ちよくなんか…、なりたくない…)
 下腹部がさらに熱くなり、快感が広がり始めた。明穂は悔しくて、押し寄せてくる甘美な刺激に耐えていた。感覚も感
情もなくなって欲しかった。しかし、身体は意思に反して反応していた。
 石村は本腰を入れてピストン運動を開始した。男の腰がリズミカルに動き始めると、明穂も無意識にその動きに合わ
せて腰を振ってしまう。
「ああ、あうっ、あ、あン…」
 明穂の喘ぎ声が響く。快感が彼女の身体を包む。両手の指は硬く握りしめられ、両足の指も同様にぎゅっと締めたよ
うな状態になっていた。肉棒が出入りする度に明穂の秘孔はグチュッ、グチョッ、という音を奏で、湧出した愛液が掻き
出され、溢れ出す。
「最高だっ!」
 すっかり興奮した石村が夢中で腰を振った。とろけそうに潤んだ肉襞がひときわ甘く収縮し、ペニスにきつく絡みつい
て、たまらない快美感をもたらす。石村が腰をグラインドさせて恥骨を明穂の肉芽に擦りつけた。
「ほぉうっ!はうん、あん、あんっ…」
 激しく渦巻く官能に包まれ、明穂の喘ぎ声がいっそう高くなる。万が一、自分も絶頂に達したら、こんな恥辱はない。
明穂はそう思って、必死で唇を噛んだ。
「うおぉ…!」
 石村の呼吸が激しくなる。男が絶頂に近づいているのを感じた。埋め込まれた肉棒がグッと膨らむ感触があり、石村
は雄叫びを上げながら明穂の奥深くに精液を放った。尿道を走る精液の迸りは、強烈な快感を引き出していく。
「いやっ、いやっ、いやあっ!!」
 男が自分の中で射精するのを感じて、明穂は嫌悪で身震いした。ビクンビクンと男が体内に放出している間中、明穂
は激しく首を振って叫び続けた。

 怒張をその縦裂に押し込まれ、くぐもった悲鳴を響かせる少女をカメラのレンズが捕らえていた。
 訓練場内の建物の屋上や屋内には可動式のテレビカメラが設置されており、管理棟のモニターで、1度に40か所の
訓練状況を確認できる。
 モニターの前で人事担当の将校が、手に持った人事評定書に丸印を打った。
「少し心配にしていたのですが、石村二等兵も合格のようですな」
 横にいた下士官がホッとしたような表情を浮かべた。実直そうな年輩の隊員で、石村の上司にあたる。
「人柄が良い男なので、部隊生活のうえでは問題がなく、訓練の成績も優秀でした。いざという時に非情になれるかどう
かが課題だったのですが、これで一皮剥けたようです」
 画面の中では、石村に代わって、もう一人の隊員が明穂に覆い被さっていた。
「兵士は戦うために存在しています。仲間を殴り、女を犯す中で、兵士は鍛えられます。どうでしょうか、この訓練は?」
 教育学者でもある石堂が、モニターを見つめる基地幹部たちに得意げに説明する。この訓練は、彼女と松川が考案
したのだ。
「うむ…、なかなか興味深いな」
 新入隊員教育の責任者でもある岩谷大佐が答えた。その視線は、モニターの中で男と絡み合う朋美に注がれてい
た。綺麗な黒髪が乱れて、顔全体に垂れかかっているのが、このうえなく官能的だった。
「カリキュラム化できるかどうかは、星園の継続的な協力が得られるかどうかだが…」
「ご検討いただけるようなら、私も上司を説得してみたいと思います…、文教省のご協力のお願いしながら…」
 石堂が隣にいる富士を見やった。彼が見つめるモニターの中では、千春が建物の間を縫って逃げまどっている。
「ね、局長?」
「ああ…」
 千春はとりあえず、逃げきったようだ。

 管理棟前広場に連れて来られた捕虜の数は、紅4人、白6人になっていた。
 恭子は、口とヴァギナにそれぞれ男根をくわえ込まされていた。その横では、香奈枝がずらりと三本も並んだ毒々し
い松茸を代わる代わる口に突っ込まれている。
 明穂は肛門を犯され、喘ぐ機械になったかのように、ひたすら喘ぎまくっていた。虚ろな目からは涙がこぼれ、涎まで
垂らしている。膣も肛門も、もはや何人の男に犯されたのか数えることもできなくなっていた。
「ううぅ…」
 男が恭子に突っ込んでいたペニスをゆっくり抜いた。亀頭が勢いよく跳ね上がり、ドロッとした精液が膣口から流れ出
してくる。
「すげぇ、ザーメン、垂れ流し状態!」
「何人分だろうな、オ××コから溢れ出してるじゃん」
 見物人たちの声が聞こえ、恭子は思わず唇を噛んだ。その目にじわりと涙が滲んでくる。
「どうせなら俺、きれいなオ××コに入れたいなぁ」
 恭子の後ろに立った男が言うと、松川が筒のような物を差し出した。
「じゃあ、これを使いましょう」
 それは、使い捨てタイプの膣洗浄器だった。ノズルの部分が亀頭にそっくりで、サイズもかなり大きい。
「なんだか、お医者さんごっこみたいで、興奮するな…」
 男はノズルを膣内に挿入し内容液を押し出す。
「あっ…」
 冷たい液体が膣に注がれるのを感じて、恭子が身震いする。
「よし!」
 洗浄液をたっぷり流し込むと、男はエラのはったノズルを引き抜いた。
「ああっ…」
 恭子が悲しげな声を漏らした。開いた膣口から、乳白色混じりの液体がポトポトと地面にこぼれ落ちる。年頃の少女
にとって惨め過ぎる作業は、大容量の洗浄器が空になるまで何度も続く。
「こっちをきれいにするのはあるか?」
 明穂の周りで男が手をあげる。その手に、男の腕ほどもある浣腸器が渡された。明穂の顔が恐怖にひきつる。慰安
嬢になってから、浣腸は日常的にされているが、まだ、白昼の野外でされたことはない。しかも、見たこともないほど大
きな浣腸器だ。
「いや…、いや…」
 泣きべそをかく明穂の菊座にワセリンが塗られ、浣腸器の先がヌルリと割り込んでくる。先端部分もかなり大きい、し
かも返りが付いていて簡単には抜けなくなっている。
「ああぁ…」
 シリンダーに満たされた冷たい液体が腸内に侵入してきた。本来なら体温程度まで温めるところをそのまま使ってい
るので、腸内に流れ込む感触がはっきりわかる。かなり薬液が濃いのか、腸が激しく蠕動運動を起こし、たちまち猛烈
な便意が襲ってきた。
「う…、ううぅ…」
 明穂が苦しげに首を振った。薬液はまだ半分も注入されていないのに、額に脂汗が浮かび、便意に堪えるために歯
を必死に喰いしばっている。
「そのまま、少し我慢しろよ」
 松川の非情な声がする。
 波のような痛みとともに、何度も崩壊の危機が訪れたが、浣腸器先端の返りがストッパーの役割を果し、力を抜いて
も、排泄が許されない。明穂はその度に腹痛に耐え、苦しそうに顔を歪ませた。
「いい表情だぜ」
「ああ、そそるな…」
 見物人たちの声が聞こえた。可憐な少女が苦しみ、悶え、喘ぐ姿はこうした嗜好を持つ男たちにとって、絶品なのだ。
 何度目かの激痛が去り、明穂が半ば失神状態でぐったりしていると、いきなり浣腸器が抜かれた。
「い…いやあぁぁ!」
 泣き叫ぶ明穂の声とともに、大勢の見物人が見守る前で、彼女の肛門から盛大な水しぶきがあがった。



 
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