国防省附属「星園・癒しの館」
 
外伝・4 朝礼

  放送部の小森美緒の号令で、校庭に並んだ「生徒たち」は一斉にお辞儀をした。国防省附属慰安施設「星園癒しの
館」では、毎週月曜日に全館朝礼が行われる。
 愛国心を強調し、慰安嬢の心構えを説いた挨拶を終えて、諸藤館長が朝礼台を降りると、かわって登壇したのは、生
徒会長の森脇亜弓である。
「次は、生徒会からの報告です。」
 美緒の声を合図に、亜弓は手にしたファイルを開いて読み上げた。星園高校時代と変わらない、よく通る凜とした声
だ。
「来月から館指定の下着や体操服、水着が変わります。」
 すると、朝礼台の前に3人の女生徒が並んだ。それぞれに体操服、水着、そして、パンティとブラジャーだけの下着姿
だ。
「デザインは従来と同じですが、下着を含めてすべてオーダーメイドになりました。身体測定の詳細なデータをもとに、
皆さんの体にぴったりあわせたウェアが支給されることになりました。」
 そこまで言って、亜弓が一瞬口ごもる。
「…これで、アソコやお尻のワレメに食い込みやすくなりました。」
 亜弓はためらいを見せながら、スカートの裾を捲り上げた。
 朝礼には慰安嬢や職員だけでなく、前日から泊まりで慰安を受けに来た訪問客や、防衛隊関係者などの見物人も大
勢いる。その全員が見つめる中で、白いパンティが朝の光に晒された。股間は見事にワレメに食い込み、大陰唇の形
まではっきりとわかる。
「このように、オ××コの形がよく浮き出ているのがわかりますか?」
 亜弓は努めて事務的にそう言うと、朝礼台の上でクルリと後ろを向き、パンティに包まれた臀部を突き出して見せた。
「お尻の方もこのように食い込みやすく、なおかつ、形が綺麗に出るようになっています。」
 布地はヒップをきちんと包んでいるものの、割れ目に食い込んで、桃のようなお尻の形がはっきりとわかる。校庭に並
ぶ大勢の目の前で、スカートを捲り上げ、お尻を突き出して見せる格好は、元来プライドの高い亜弓には耐え難いほど
の屈辱的な姿だ。亜弓は頬がカーッと熱くなるのを感じた。
 しかし、亜弓にとって、もっと辛いのは次の言葉を口にすることであった。
「これは、私たち生徒会が要望して実現したものです。」
「えーっ!ひどーい!」
 すかさず声をあげたのは、3年生の浜本明日菜だ。
「どうして、そんなこと勝手に決めるのよ!」
 もちろん、亜弓らが自分たちで決めたのでないことは百も承知である。わかったうえで、そんないいがかりをつけ、亜
弓を傷つけるのが彼女に与えられた役回りなのだ。ただ、明日菜は実際に亜弓に対して反感を持っており、亜弓を攻
撃する言葉も本気だ。その彼女を使うところが、館の管理者たちのいやらしいところである。
「聞いてください。」
 そう明日菜たちに向かって言う亜弓の説明も、生徒会顧問の教師から事前にレクチャーされたものだ。
「慰安嬢心得の中に『私たち慰安嬢は常に身だしなみに気を配り、不意に下着を見られても不快感、ご不興を与えない
ようパンティの食い込みに気を配ります。』という項目があります。今まで食い込みが足りなくて指導を受けていた生徒
も、これでワレメの形がよくわかるようになると思って、私がお願いしました。」
「そんな恥ずかしいことお願いするなんて、信じられない!」
「そうよ、そうよ!」
 明日菜が吐き捨てるように言い、何人かがそれに追随した。
 教師たちはニヤニヤ笑って彼女らのやりとりを見ている。慰安嬢たちの精神的支柱となっている亜弓は、放っておくと
危険な存在になりかねない、いつの時代、どんな場所でも、管理する側にとって警戒すべきは団結であり、心すべきは
対立と分断である。
 亜弓は哀しげなため息をつくと、明日菜たちの相手をするのをやめて、見物人の男たちの方を向いた。
「来賓の皆さま、どうぞ触ってみてください。」
 その言葉を待っていたように、女生徒たちの後ろにいた訪問客たちが、朝礼台の所にぞろぞろと集まってきて、モデ
ルになっている三人の女生徒を取り囲んだ。
「あっ…」
「キャッ!」
 女生徒たちが思わず声をあげる。新しい服をチェックするという口実で、男たちが思い思いに彼女らの身体に触れて
いるのだ。
 それを見ていた明日菜が、意地の悪い声で言う。
「あら、森脇さんはモデルにならないの?いいわねぇ、生徒会長は…」
「もちろん、私も、触っていただきます。」
 亜弓は怒りに表情が強張るのを感じながら、着ていた制服を脱ぎ始めた。
「そうよね、セックスは免除されてるんだから、それぐらいしなきゃね。」
 明日菜がさらに追い打ちをかける。
 そんな明日菜たちを睨みつけてから、亜弓はブラウスを脱いでいく。白いブラジャーに包まれた豊かなバストがこぼれ
出た。
「結構、オッパイでかいな…」
 男たちの声がする。サイズはそれほど大きくないのだが、身体が華奢なせいもあり、インテリ風の容姿からくる意外さ
もあって、実際以上にバストを大きく見せるのだろう。
 スカートのホックを外すと、スカートがすとんと朝礼台の上に落ちる。いま亜弓が身に着けているのは、ブラジャーとパ
ンティ、それと足元のソックスに革のローファーだけだ。
 亜弓は、恥かしい気持ちを隠すように朝礼台の上ですっと立った。腕で胸や股間を隠したり、膝を折ったりするのは、
よけいに自分を惨めな気持ちにさせるような気がしたのだ。
 身につけているブラジャーは乳房をきちんとサポートするタイプのものだし、パンティも股間の食い込みは気になるも
のの、形自体はヒップをちゃんと包み込むおとなしいものだ。館指定の下着は、デザインそのものは清楚さを旨として
いるのである。
「ほおーっ!」
「いい身体じゃないか。」
 男たちから感嘆の声が漏れる。
 すらりと伸びた脚、引き締まった腰、張りのある吊り上がったヒップ、3分の4カップのブラジャーが包んだ若々しく隆
起した乳房…。全てが少女特有の柔らかい曲線で出来ている。
「来賓の皆様、どうぞ…」
 恥ずかしさで顔をピンクに染め、耳の後ろから胸のあたりまで桜色になりながら、亜弓が声をかけた。数人の男たち
が先を争って朝礼台に上ってきて、亜弓を取り囲んだ。
 前と後ろから男たちの手が伸びてきて、下腹部とお尻に触れる。左右の胸の膨らみはそれぞれ別の男の手が揉んで
いた。
「これは、いい揉み心地だ。」
 防衛隊の制服を着た男が、張りのある乳房を確かめるかのように、ギュッギュッと指を押し返す弾力を味わってい
る。白いブラジャーに包まれた隆起が、亜弓の呼吸に合わせて揺れた。
 スーツ姿の官僚が、薄い布地に包まれた股間の部分を覗き込むようにして屈みこむ。よく見ると、恥毛もうっすらと透
けているようだ。
「なるほど、オ××コの形がよくわかるな。それに毛もうっすら透けてるぞ。」
 その指はパンティの上を、亜弓の土手の形を確かめるように滑っていった。思わず腰を振って脚を閉じる亜弓。太股
で指を挟まれるのを楽しむかのように、男は指を奥に進めていく。
「あっ…」
 男の指がパンティの上から、小豆大のものを探り当てたその瞬間、亜弓はビクンと全身を震わせた。
 胸を揉んでいる男が、掌を円を描くように動かす。しばらくそうしていると、ブラジャー越しに隆起した乳頭を感じた。
「乳首が立ってきたぞ!」
 そう言いながら、男は乳首の硬さを確かめるように指先で摘まんで、コリコリと動かした。亜弓は、身体の変化を見透
かされたことで顔を真っ赤にし、首を横に振った。
 下半身では、男が片手で大陰唇の膨らみを包み込むようにし、中指をかすかに立ててワレメにじわじわと押しつけて
くる。
「湿り気を感じるぞ。濡れてるんじゃないか…」
「そんなこと…、ありません…」
 亜弓は顔を横に振る。男の指は亜弓の縦裂を執拗になぞってくる。
「だめ…、そんなにされたら…」
 亜弓がくぐもった声を上げる。
 その時、胸を揉んでいた男の手が、いきなりブラジャーの中に差し込まれた。今度は、直接胸の柔らかさを確かめる
ように、人差し指と中指で乳頭を挟むようにして、ゆっくりとも揉みしだいてくる。
「…だめですっ…、そこじゃなくて…、し、下着に…、触ってください…」
 そう言って注意する亜弓だが、男は気にする様子もなく、中指を亜弓の乳首の上で円を描くように動かしていく。
「いやぁ…、だっ、だめぇ…」
 すると、下半身を弄っている男も指をパンティの中に入れてきた。指を横にずらして、下着の股間の狭い部分から中
に滑り込ませると、股の生地をつまんでめくった。亀裂を割って秘肉を弄り、襞肉の一枚一枚を確かめるように擦る。
「あっ、あん…」
 亜弓の口から、思わず喘ぎ声が漏れてしまう。
「あら、森脇さん、気持ち良さそう!」
 明日菜が聞こえよがしの声をあげ、彼女のグループの中から嘲るような笑いが起こる。
 亜弓は、身体を弄っている男たちに丁重に謝りながら、なんとか愛撫をやめさせ、やっと説明を続けることができた。
「体操着、水着には学年と名前が刺繍で施されます。下着にもタグにフルネームが記載されたものが支給されることに
なりました。」
 朝礼台の前に並んだ3人のモデルが、周りで見つめる男たちに、それぞれネームの位置を指し示した。
「これで訪問客の方々が、パンティやブルマをお持ち帰りになっても、誰のものかわかるようになりました。」
「ほう、持って帰ってもいいのかい。」
 さっき亜弓の秘部を弄んでいた男が、うれしそうに顔をほころばせた。
「どうぞ、記念にお持ち帰りください。」
 そう言いながら、亜弓は背中に回した手でブラジャーのホックを外した。ストラップを肩から抜くと、形の整った張りの
ある双乳が露わになった。その中央で乳頭がツンと天を向いている。
 パンティに指を掛け、太股まで降ろす。下腹部を彩る繊毛がふんわりと立ち上がってくる。できるだけ手早く両足を抜
いて、左右の手に脱いだ下着を持って立った。
 われ先に朝礼台に押しかけて手を伸ばす男たちを制して、亜弓が言った。
「申し訳ありません。一つしかございませんので、くじ引きをさせていただきます。」
 亜弓は、脱いだ制服のポケットから数個のビー玉を取り出した。中に一つだけ赤い玉がある。
「まず、そちらの子が着ている体操服をご希望の方、ビー玉を一つずつお取りになり、私のオ××コの中に入れてくだ
さい。」
 そう言うと、亜弓は男たちの見守る中、朝礼台の上で大股開きになった。
 亜弓の股間を飾る茂みが露わになった。その繊毛は、下半分が愛蜜に濡れ、ぷっくりとした膨らみに貼り付いてい
る。恥丘に貼り付いた翳りの下には、肉の割れ目がはっきりと見て取れた。亜弓は自らの手で女陰を開いてみせた。
 朝礼台の下に並んだ男たちは、興奮を隠しきれない様子で、亜弓の胎内にビー玉を入れていく。一つ入れられる度
に亜弓は、膣の中でガラスがぶつかり合うのを感じた。
「それでは、一人ずつオ××コに指を入れて、玉を取り出してください。赤い玉を取り出した方が当選です。」
 説明するや否や、最初の男の指がクチュッと音を立てて秘孔に差し込まれる。
「ううっ…」
 亜弓は思わず呻き声を漏らした。膣内に溜まっていた愛蜜が、男の指を伝い滴り落ちる。男は愛液を掻き出すように
して中のビー玉を取り出した。
「チェッ!ハズレか。」
 濡れたビー玉を手にとって悔しがる男の横で、次の男が肉の割れ目に親指と人差し指を入れ、乱暴にかき回す。体
内でビー玉がカチカチとぶつかり合う。
「あっ、あうっ、あうっ、ううっ…」
 亜弓の口から洩れる声に合わせ、膣がヒクヒクと男の指を締め付ける。
 このくじ引き、3人のモデルたちにそれぞれさせるか、亜弓が一人で引き受けるか、選択を委ねられた亜弓は自分が
引き受けることにしたのだ。もともと責任感が強いうえ、一人だけ「セックス免除」になっていることが彼女の心の枷にな
り、亜弓はいつしか、何につけても自らが犠牲になることを選ぶようになっていた。
 こうして、十数人の男たちが、亜弓の性器を使ってくじ引きをした。次々に指を出し入れされ、性感を刺激されて、亜
弓はその都度身悶えし、息もたえだえになっていた。
 最後の賞品は、亜弓のパンティだった。さきにブラジャーを手に入れた男は、すでに鼻に当てて、少女のかすかな汗
の匂いを嗅いでいる。
 希望者5人のうち、3人までがハズレを引き、防衛隊の制服を着た男が亜弓の前に進み出た。胎内に残るビー玉は2
つ。うち1つがアタリの赤いビー玉だ。
 男の指が亜弓の秘部に挿入された。
「どっちかな…」
 指先に触れる二つのビー玉を選ぶように二本の指をかき回し、出し入れする男。
「ああ…。あうん…、ああう…」
 身体をビクンビクン反応させて亜弓が喘ぐ。愛蜜が泡立ち、朝礼台の上にポタリと落ちた。
「よし、これだ!」
「ひぐっ…」
 勢いよく指を引き抜かれた瞬間、亜弓の身体をオルガスムスが貫いた。
 男の手には赤いビー玉があった。
「では…、私の…、パンティを…、受け取って、ください…」
 喘ぎ喘ぎ言う亜弓からパンティを受け取った男は、大喜びで、朝礼に参加している全員に見せた。
 ショーツを裏返して亜弓の秘部があたるところを見ると、たっぷり身体を弄られたせいで、まるでお漏らししたようにグ
ッショリと濡れてしみになっている。
「愛液でグショグショだぞ…」
 そう言いながら、男はしみの部分を鼻にあてがい、匂いを嗅いだ。
「ふふふ…、女のアソコの匂いがする。」
 男が卑猥な笑いを浮かべて言った。
「あーあ、いやらしい。こんなスケベな人が生徒会長だから、みんなが恥ずかしい思いをするのよ。」
 明日菜の蔑むような声が、亜弓の耳に響く。
 悔しさに唇を噛みながら、亜弓は全裸のまま朝礼台に立った。生徒会からの報告はまだ残っている。それが終わるま
では、朝礼台から降りることは許されない。亜弓がもし命令違反を犯したら、その罰は常に他の女生徒が受ける決まり
になっている。それは、させてはならない…。
 亜弓は恥かしさをこらえて、ピンと背中を伸ばした。
「次の報告です…」
 すべての雑音を消すように凜とした声が響く。
 森脇亜弓は、やはり生徒会長だった。


 
 「国防省附属「星園・癒しの館」目次へ
 
 「Novels」へ
 
 「ぷろとこーる・ラボ」トップぺージへ 
動画 アダルト動画 ライブチャット