国防省附属「星園・癒しの館」
 
外伝・6 「性知識」の授業

「起立!」
 生徒会長兼クラス委員長の森脇亜弓の掛け声で、授業が始まった。久しぶりに教壇に立ったのは、篠原美咲だ。
「では、みなさん教科書を開いてください。」
 女生徒たちは一斉に教科書を開き、ノートを取る準備をする。
 その様子は、どこにでもある学校の授業風景である。かつての星園高校の頃とまったく変わらない。教科書も一見普
通の教科書なのだが、実は、その内容は恥ずかしく、屈辱的なものである。
「今日は68ページのフェラチオの項目からです。」
 これは、「性知識」の授業だった。
「それでは安藤さん、はじめから読んでください。」
「はい…。」
 茉莉が教科書を手にして立ち上がった。
「フェラチオには、…チ×ポを勃起させる前戯としての要素と、射精を目的とした擬似セックスとしての要素、セックスの
あとの後始末の要素があります。」
 教科書の内容は露骨で、エロ本も真っ青、使われている単語も低俗で、とても年頃の女の子が声に出して読めるよう
なものではない。しかし、ここは「星園癒しの館」であり、彼女は慰安嬢なのだ。茉莉は耳まで真っ赤になりながらも、よ
く通る声で教科書を読んでいく。
「ポイントは亀頭部分とカリ首。鈴口と呼ばれる尿道口があり、舌で責めながらさらにサオや睾丸のある金玉袋を手で
揉みほぐすと効果的です。」
 そこで茉莉を止めて、美咲が説明を加える。
「教科書には詳しい写真が載っていて、場所を解説していますが、みなさんは毎日実物を見ていますよね。でも、オチ
×チ×の各部分の名称と、そのなめ方はよく覚えておいてください、ここ試験に出ますよ。」
 そう言って、美咲はチラッと教室の後ろに視線を走らせる。そこには、小林麗奈が腕組みをして立っている。
「安藤さんは…、フ、フェラチオが苦手だったわね。…どう?昨夜は、ちゃんと…、してあげられた?」
 ここでは生徒を辱め、いじめる事が「指導要領」に盛り込まれている。それは、美咲が教える時も変わらない。手加減
することがないよう監視し、指導するために、教室の後ろに麗奈が控えているのだ。
 口ごもりながら言う美咲に向かって、麗奈が厳しい視線を向けた。
「は、はい…」
 茉莉が小さな声で返事をすると、教室の後ろから麗奈の声が飛んできた。
「えっと、昨日の安藤さんの相手は3人か。え?交代なしの一晩中って事は、夜通し4Pだったの?」
 茉莉が振り返ると、麗奈は手にした赤いファイルを開いている。「閻魔帳」と呼ばれるその中には、生徒たちのあらゆ
る情報が記されている。もちろん、日々の慰安記録も詳細に書かれているのだ。
「どうせ好きモノの安藤さんのことだから、隊員の方に無理言って頼み込んだんでしょう。いくら一度に何人もの人とセッ
クスするのが好きだからって、あまり無理なお願いしちゃダメよ。」
「………。」
 あまりの侮辱的な言い方に、茉莉は言葉を失って唇を噛んでいる。4Pはもちろん隊員の希望で、彼女に選択の余地
などない。しかし、そんなことを言っても、どうなるものではない。
 麗奈は「こうやるのよ」とばかりに、美咲に視線を送る。
「あ、安藤さん、それで、昨夜は…」
 つっかえつっかえ言う美咲に対して、茉莉は真っ赤になりながら、それでも麗奈に聞こえるようにはっきりした声で答
えた。
「はい、昨日は私からお願いして3人の隊員の方と同時にセックスしました。」
 きちんと答えないと、美咲が「指導力不足」だと言われて、辛い折檻を受けることになる。実の姉のように慕っている
美咲を守るために茉莉がしなければならないことは、できるだけ淫らな答えをして、麗奈を喜ばせることであった。
「左右の手でオチ×チ×をしごきながら、もう一本を口にくえてなめました。しっかりカリの部分にも舌を這わしましたし、
裏筋からタマ袋、アナルまで丹念に舐めさせていただきました。」
「あら、誰もアナルの事なんか聞いてないのにね、まったく根っからの好きモノなんだから。」
 教室中に響く声で麗奈が言い、嘲るような高笑いが響く。茉莉の目に涙が滲んだ。
「じゃあ、模型を使って確認していきましょう。」
 美咲がその場を繕うようにそう言うと、女生徒たちは鞄の中から、ゴム製の張り型を取り出した。それは、大きさも形
も勃起した男根そっくりで、赤黒い色まで本物さながらであった。手の込んだことに、竿の部分だけでなく、睾丸まで再
現されている。
「じゃあ、安藤さん、昨日のことを思い出して、みんなの前で説明しながら、やって見せて。」
「はい…」
 茉莉は、疑似男根を持って前に出て来た。
「最初は、舌を出して、鈴口からこぼれた先走り汁を舐め取ります…」
 茉莉のピンクの舌が、ゴム製の怒張の先端にチロチロと触れる。
「そして、亀頭部から王冠部、カリの裏側から裏筋へと舌を這わせていきます。…こうやって、ソフトクリームを舐めるよ
うにするのがコツです。」
 茉莉は説明しながら、疑似男根を舐めていく。カリの部分にねっとり舌に絡め裏筋へと舌を這わせ、舌で擦ることも忘
れない。清楚な美少女だけに、その姿はこのうえなく淫靡だ。
「竿の部分全体に舌を這わせて…、そして、オチ×チ×を口に含みます。」
「口に入れる時の注意は?」
「しっかり口を開けて、歯を当てないように気をつけることです。」
「そう。オチ×チ×は敏感だから気をつけるのよ。口の中で舌を使っておしゃぶりしたら、いよいよフィニッシュね。」
「はい、唇をすぼめたり、頬のへこませてオチ×チ×を擦るように、出し入れします。自分の口がオ××コになったんだ
と想像してやります。」
「さあ、それじゃあ、みんなでやってみましょう。」
 美咲が合図をすると、女生徒たちは、教科書を確認しながら、ゴム製の陰茎に舌を這わせていく。美咲は机の間を歩
いて、一人ずつ指導していった。
「サオに舌を巻き付け、舌をカリの裏側に絡み付ける…。キ×タ×の袋を口で吸い込むようにして含み、右手で竿をし
ごく…」
 茉莉も席に戻り、首を少し傾けて、一心にゴム製ペニスをしゃぶっている。美しい横顔の愛らしい唇から、唾液に濡れ
た卑猥な玩具が出入りしている。
「ほら、右手が空いてるでしょう。ちゃんとオチ×チ×をしごきましょう。オチ×チ×に唾をたっぷりまぶして、それをロー
ションがわりにして、しごくのよ。」
 茉莉は口に唾液を溜めて、張り型の上に垂らし、右手の指全体を添えて、しごくように前後に動かした。
「舌先を使って…、そうカリの部分にねっとり舌に絡めるのよ。」
 くちゅくちゅと湿った音をたてながら、一心不乱に疑似男根をしゃぶる女生徒たちの口の周りは、唾液でべとべとに濡
れている。
「時間がある時は、模型をなめてよく練習しておきましょう。オ××コにばかり入れてちゃだめよ。」
 『指導要領』のとおり、美咲が指導したのを聞いて、麗奈は満足そうに頷いた。
「それじゃあ、最後に、男の人が射精した時の対応方法にいきましょう。安藤さん、教科書を読んで。」
「射精が始まっても愛撫は止めてはいけない、男性は射精中がもっとも気持ちが良く完全に射精し終わるまで口と舌で
刺激を与え、尿道口に残っている精液も吸い出すこと。」
 茉莉が教科書を音読するのに合わせて、美咲が黒板にポイントを書いていく。女生徒たちは、それをノートに写してい
った。
「口に出す以外に、顔にかけたり、オッパイにかけたり、体のいろんなところに精液をかけることを希望される男の人が
います。中でも、顔にかける顔シャは、男の征服欲や優越感を満たすので、とても重要です。みなさん、嫌な顔をせず
にかけていただきなさい。」
「はい。」
 生徒たちが一斉に返事をする。返事をしないわけにはいかないのだ。
「じゃあ、安藤さん、男の人が口の中で射精した時、精液はどうすればいいのかしら。」
「はい。口に出していただいた精液は、男の人が見ている前でシッカリ飲みます。そのあと笑顔でお礼を言うことも、忘
れていはいけません。」
「昨日は、ちゃんとやった?」
「…はい、3人の内2人はお口で満足していただき精液をお口にいただきました。たいへん濃い精液で美味しく頂き、し
っかりとお礼も言いました。もう1人の方には顔にかけていただきました。」
「そう、じゃあ、お掃除フェラは?」
「セックスは3人の方と4回しましたが、セックスの後はきちんと精液と私のマ×コ汁で汚れたオチ×チ×を舌で綺麗に
お清めしました。」
「よくできたわね。じゃあ、今日もがんばって、フェラチオしましょうね。」
 そう言う美咲の顔には苦悩の色が浮かんでいる。
(ごめんね。安藤さん…)
(いいんです。先生、こんな時代だもの…)
 美咲の思いを受け止めて、茉莉は精一杯のほほ笑みを浮かべた。
「ハイ、がんばっておしゃぶりします。」
 ちょうどチャイムが鳴った。もうすぐ訪問客がやってくる。今日も「癒し」の時間だ。


 
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