リレー小説「星達の時間〜アナザー・ガールズ〜」
 
第7章 (By petapen)
 
「いらっしゃい。ヒロキ。」
 伊井チーフが元気よく声を掛けると観客達の視線が一斉にヒロキの方へ集中した。ざわめく観客たち。そんな観客の
中を堂々と歩き、伊井チーフの元まで歩み寄ってきた。
「どうだ?薫?あの子は使えそうか?」
「・・・だめね。今でも泣き出して逃げ出しそうよ。」
「そうか..」
「本当にあの子、土本が狙ってた子なの?」
「やつの素質を見抜く才能は悔しいが本物だ。やつが狙っていた以上間違いないはずだが..」
「そうかしら...」
 2人が親密に話しているのを見て麻未はますます自分の目を疑った。
 そんな麻未の視線に気付いたヒロキは麻未に衝撃的な発言をしてきたのであった。ヒロキは突然に麻未や観客に向
かって大声を出してきた。
「みなさん。今日、私が来たのは今度、新たに作るユニットにこちらの伊井さんをスカウトしに来たのです。」
 衝撃的な言葉...
 麻未の目の前には既に将来を確定されている女性が立っているのだから..
 観客からは歓喜の喝采と拍手が伊井に送られていた。
 コンテストは一時的に中断されてしまい、いつの間にか伊井のオンステージの様になっていた。
 麻未はただそれを呆然と見ているしかなかった。恥かしい思いをしなくて嬉しい反面、何か悔しい気分が心の中に少
し沸いていたのであった。
 そんな麻未の側にいつの間に梨紗が近寄ってきてくれたのであった。
「何なのよ。あの女。頭くるよね。麻未?」
「う・うん...」
「店のウェイトレスも何よ。麻未には敵対心丸出しだったのに、あの女には拍手を送ってるじゃない。」
「チーフなんだし..仕方ないよぉ...」
「麻未のこと大スターの様に言ったけど自分がすでにスターだなんて超むかつくー」
「梨紗..もういいよ...」
「何がもういいよよ!こんなの許せないわ!」
「梨紗...」
「もうっ..なんか頭にくるわ。ちょっと、あんたマイクを貸しなさいよ。」
 梨紗は近くの進行役のウェイトレスから無理矢理マイクを奪ってしまった。
「ちょっと梨紗!!何する気なの?」
「もちろん。文句をいうためよ!!」
 梨紗はマイクに向かって大声で叫んだのであった。
「こらぁーそこの女!チーフならコンテストの妨害するな!!」
「梨紗ったら...」
 麻未は頭をかかえ始めてしまった。
 観客や伊井、ヒロキの視線が全て梨紗の方に集まってしまった。
「今はコンテストの途中よ。邪魔するなら出て行きなさいよ。」
「・・・・・なんですって!」
 伊井の顔が少し険しくなった。
「・・フフ、面白い子だな。思わない収穫をしたかも知れないな..」
「ヒ・ヒロキ?」
「コンテストの邪魔をして悪かったね。ところで君の名は?」
「板垣 梨紗よ。板垣退助様の様にいつかビックになる大人物よ。」
「り・梨紗ったら...」
「はははっ。実に面白い子だ。」
「何がそんなにおかしいのよ!!」
「ははっ。悪い悪い、君の様な原石を見つけて嬉しくなっただけだよ。」
「はぁ?」
「君も良かったら私のオーディションに出ないかね。もし良かったらシード席を用意しても構わないよ。」
「・・・シード席?」
「そう、1次審査をパスするシード席さ。」
「わ・私が?」
 梨紗の表情が途端に変わり始めた。
「えっ?梨紗がシード....」
「で・でも麻未に悪いし..どーしようかな...」
 梨紗は麻未をチラチラ見ながら考えていた。
「・・・・・・・梨紗」
「じゃあ、2人ともシード席を賭けて少し余興をやってみないか?なあ?薫?」
「・・・もしかして、あれをやるの?」
「ああ、だめかい?」
「うーんーあれは店のイメージ崩すのよね..でもヒロキの頼みなら..」
 伊井は何をやるか知っており少し嫌そうな顔をしていたのであった。
「何だが知らないけどその余興、受けてたつわ。」
「ちょっとぉぉー梨紗ぁぁーーー」
 梨紗はあっさりとヒロキの余興にのってしまった。
「さすが見込んだだけの事はあるな。じゃあ多少の恥かしさも問題はないな。」
「ええ!問題ないわ。ねえ?麻未。」
「梨紗っ..ちょっとっ!!」
 麻未は梨紗に耳打を始めた。
 
 [梨紗!!どういうつもりよ。変な余興ならどうする気よ。]
 [いいじゃない。ただでシードが入るのよ。美味しい話しよ。]
 [でも..本当に恥かしいものだったら...]
 [そん時はすぐギブすればいいじゃん。麻未、これは1つの試練だよ。]
 [試練ってそんなー]
 [いいこと。どっちがシード取っても恨みっこなしよ。]
 [うん...わかった..]
 
 耳打が終わった頃、いいタイミングがヒロキが話しかけてきた。
「話しあいは終わったかい?で?どうするかね?」
「もちろん!やるわ!ねえ?麻未?」
「う・うん..」
「じゃあ、決まりだ。勝負は3本勝負、先に2本取った方にシードを渡す事を約束しよう。」
「ねえ、ヒロキ。それだけじゃ少し面白くないわね。」
「うん?どういう事だ?薫?」
「負けた子にはペナルティがないと面白くないわ。そうね..負けたほうはお客さんの望みを1つかなえるって言うのはど
うかしら?」
「なるほど..面白い提案だな。どうだい?今の案も加えてやってみるか?」
「望むところよ!!どんとこい!!」
「ちょっとぉぉーー梨紗ぁぁーー」
「商談成立ね。そうだわ。ペナルティを与える以上、何かあなた達に勝った時のプレゼントをあげるわ。何がいいかし
ら?」
「それなら、私は勝ったらさっき麻未が壊したものを全てチャラにする事よ。」
「梨紗...」
「麻未が勝ったらあんたのスカウトを白紙にしてオーディションを受けなさいよ!!」
「こらぁぁ梨紗!!なんて事を。」
「面白いわ。いいわ。全てOKよ。じゃあ、ちょっとあなた達、お客様に紙を配ってあげて。」
「チーフ...いいんですか。あんな事、引き受けちゃって。」
「問題ないわよ。勝負は見えてるんだから。そうだ。あなた達も望みを書いていいわよ。」
「えっ?」
「出来るだけ楽しい望みを書いてあげなさい。後が楽しみだから。」
「ふふっ♪わかりました。チーフ。」
 ウエイトレスたちが紙を配っている間に早速、余興が始まろうとしており、ヒロキがマイクを持って余興の内容を話し始
めた。
「さっきも言った様に先に2本を取った方が勝ちだ。そして、その勝負はジャンケンだ!!」
 観客がざわめいた。あまりにも拍子抜けするような勝負としか言えなかったのだが..
「定番だと野球拳を思い出すがそんな事をさせるつもりはない。」
 野球拳を期待していた観客から少しブーイングが出始めてきた。
「ふふっ。何か勘違いしている様だが私のジャンケンは手ではない!!お尻でやってもらうヒップジャンケンだ!!」
「ヒップジャンケン!!何よ。それ?」
 梨紗が平然とヒロキに問い掛けてきた。
「名の通りお尻でジャンケンしてもらうのだよ。ただし生尻でな。」
「な・生尻ってまさかお尻をだ・出すんですか?」
 麻未は真っ赤になって声をあげてきた。
 そんな麻未に対して梨紗は落ち着いて応えてきた。
「つまり下を脱げって事でしょ?いいわよ。見られても減るもんじゃないし。」
「り・梨紗?ちょっと何する気!?」
 梨紗は麻未やヒロキ、観客が見ている前で思い切りズボンをショーツごとズリ下げたのであった。そこには少なめの
恥毛がひらひらと舞う梨紗の恥丘が思い切り晒された。
 観客の視線が、全て梨紗の丸出しの恥丘に集中する。少なめの恥毛のため、ぴったり閉じ合っている割れ目をはっ
きちと確認出来てしまう。
 そんな視線を浴びながらも梨紗は落ち着いた口調で言う。
「これでいいんでしょう?言っとくけど14才のおま●こで興奮しないでよね。 」
 堂々と見せつける梨紗にヒロキは少し苦笑いをしている感じだった。
「度胸のある子だね。ますます気にいったよ。さあ麻未くん。君も取りたまえ。 」
「えっ?ちょっとそれは..こ・こんな人前でなんて...」
「何言ってるのよ。麻未。早く取っちゃいなさい!」
 梨紗は素早く麻未のスカートのホックを外して下ろしてしまった。
「きゃああぁぁぁーーーー!!」
 麻未は急いでしゃがんだ。
「んもう。麻未ーほら、前は手で隠していいからお尻を向けないと。」
 梨紗は麻未を無理矢理おこして観客にお尻を向けさせるようにする。
 ヒロキはそれを確認し再びゲームの説明を始めていった。
「このヒップジャンケンの出し方を説明する。まずグーは普通の状態、チョキは少しお尻を開く事。パーは思い切り穴が
見えるまで開く事、以上が出し方だが問題ないな? 」
「OKよ。麻未もわかったでしょう?」
「・・・お尻を開くって..そんな事..」
「じゃあ、1回戦開始だ!!2人とも音楽が終わったら尻を突き出すんだぞ。」
「はぁい。」
「そんな..ちょっと!!」
 麻未が戸惑っている中で無情に音楽が鳴り始まった。
 音楽が止まると共に諦めた麻未と梨紗の2つのまろらかなラインの双臀が観客の目の前に突き出された。
 観客の大きな歓声と共に全ての視線が梨紗のお尻の方に集まっていた。
 何と梨紗は堂々と足を開き両手でお尻の肉を左右に広げていた。
 当然、お尻の穴は観客に丸見えになっており、その奥に見える秘部も一緒に少し広がっていて全てが丸出しになって
いたのであった。
 その一方、麻未は当然、恥かしさでお尻を突き出すだけで精一杯でグーしか出す事が出来なかった。
 ヒロキがわざとらしく時間をかけて判定している。その間に観客は梨紗の秘部や肛門を楽しんで眺めていた。
 けれど梨紗は落ち着いた感じで麻未にこう小声で言ってきた。
 
[麻未、これでリーチだね。サービスに次の私の手を教えてあげるわ。]
[えっ?次の手って..]
[次は必ずグーを出すわ。嘘じゃないわ。]
[ちょっと..それって...]
[何を出すかは麻未の意思自体よ。ふふっ。]
[梨紗...]
 


 
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