清香はマネージャーの伊吹に連れられて、「Σ(シグマ)・ラボ」にやって来た。 「Σ・ラボ」は土本創児が所属し、経営にも参画しているレコード会社で、当然、清香もここの所属となっている。今日 は、地下1階にあるスタジオで、彼女のデビュー曲のレコーディングが行われるのだ。 廊下を歩く清香は、いつもより内股になって、歩きにくそうにしている。 彼女の膣には「女性用尿失禁対策医療器具」が入っていた。女性が尿失禁の治療で八の字筋を締めるトレーニング のために使う、楔を丸くしたような形の「器具」だ。楔形の太くなってる側から入れているので、落ち初めてもすぐ解かる し、絞めればまた元の位置に潜り込む。 (うっ…、また…落ちそう…) 清香はクッと力を入れてアソコを締めた。勢いよく締めたため、「器具」は勢いよく粘膜を滑って潜り込み,思わず呻き 声がもれる。気を抜くと「器具」は抜け出して落ちる。しかも、今日はミニスカートの下にパンティを穿くことを禁じられた ため、抜ければ「器具」は地面に落ちてしまう。伊吹は、これも声量を出すためのトレーニングだと言うが、本当だろう か。 ちなみに、処女膜とは言っても、膣が膜でぴったり閉じられているわけではないので、このぐらいの太さであれば、膣 に挿入しても処女膜を傷つける心配はない。 エレベーターで地下1階に降り、廊下を歩いていると、向こうから、背の高い外人男性と一緒に、明るいブルーのワン ピースを着た若い女性がやって来た。顔立ちのはっきりした美形である。 (あっ、あの人、天野優姫さんだ!) ちょっとしたスキャンダルがあって以降、最近はあまりテレビには出ていないが、二、三年前までは間違いなくナンバ ーワンのアイドル女優だった。清香も、中学時代は彼女の出ているドラマを,毎週欠かさず楽しみに見ていたことを思 い出した。 ボーッとしたのは一瞬だったが、締めつけていた膣口の力が抜けるには十分な時間だった。アッ!と思った瞬間、廊 下にプラスチックが転がる音が響いた。地下に特有のエコーがかかって、やたらと大きな音がする。 清香の陰部から「器具」が抜け落ち、優姫たちの目の前に転がってしまったのだ。清香は廊下にしゃがんで、ミニスカ ートの裾を気にしながら、慌ててそれを拾おうとした。ところが、一足先に優姫の連れの外人男性が拾いあげた。 「これは、君のかね。」 人懐っこい表情でたずねた男の言葉はきれいな日本語で、外国人独特の訛りが全くない。 「は…、はい…」 違うと言いたいところだが、それが彼女が落とした物であることは誰が見てもあきらかな状況だ。 「これは、アソコにはさんで使うものだろう。」 「あ…、あ…」 あまりにストレートな質問に、何と返事をして良いかわからず、清香は真っ赤になって口をパクパクさせるだけで、言 葉にならない。 「あら、あなた、スター・ハント21でグランプリを取った風見清香さんね。」 優姫が声をかけた。ドラマで馴染んだ声だったが、その口調はドラマとはずいぶん違って、高飛車な調子だ。「器具」 を陰部に入れていたことで、軽蔑されたのだろうと、清香は穴があったら入りたい思いでうつむいていた。 「君も使ってるのか。優姫も使ってるよ。」 そう言いながら、男は横に立っていた優姫のスカートに手を入れた。 「あっ、やめてぇ…、こんなところで…」 男の手が陰部をまさぐっているのは明かだ。優姫は真っ赤になって嫌がっていようなのだが、どこか媚びた感じがす る。潤んだ目で男を見つめ、むしろ、積極的に触らせているようにも見える。清香は、呆然とその様子を見ていた。 「ほら。」 男は優姫のスカートから手を出すと、両掌を広げて清香に見せた。どちらの手にも女性用尿失禁対策医療器具が乗 っている。右手に乗っているのが、今優姫の体内から取り出したものだろう。彼女の愛液で掌までべっとりと濡れてい る。 男は、ポケットからハンカチを取り出すと、清香に落とした「器具」を包んで渡した。清香は呆然としたまま、思わず両 手でそれを受け取った。 スカートの裾をおさえていた手が離れ、薄目の繁みの中で、ピタリと閉じた割れ目が息づいているのが見えている。そ れに目をやって、男はニヤッと笑い、清香の前にしゃがみ込んだ。 「君のは落ちて汚れたから戻さない方がいい。」 そう言うと、男はいきなり清香の股間に手を伸ばした。 「きゃっ!」 清香が悲鳴をあげたのと、男が優姫の中から取り出した「器具」を清香の秘部に押し込んだのとは、ほぼ同時だっ た。 「コレはプレゼントだ、優姫みたいに、コレぐらいの重さは平気になりなさい。」 清香は、スカートの裾から恥部がのぞいていたことに気がついて急いで立ち上がった。同時に男の手が股間から離 れる。 「うっ!」 股間にずっしりとした重さを感じた。清香は必死で括約筋を締めて、やっとのことで「器具」が落ちないようにする。 「自己紹介が遅くなったが、私はATプロモーション社長Alfred Tylerだ。以後、よろしく。」 「あなたも、グランプリ受賞者の名に恥ずかしくないよう、しっかりトレーニングするのね。じゃあね。」 2人はそう言うと、清香の横をすり抜けて、エレベーターに乗り込んだ。 AH 強く抱いて 折れてしまうくらいに ときめきよりも 優しさよりも 確かな証が 欲しい 録音ブースで歌う清香を、土本とマネージャーの伊吹が防音ガラス越しに見守っている。 「さすが、清香ちゃんは上手いねえ。ホントに10年に1人出てくるかどうかの逸材だよ。」 指先でミキサー卓のつまみを微妙に調整しながら、エンジニアの西野一虎が土本に言った。 「そうだな。でもな、虎、この曲は上手いだけじゃあ駄目なんだ。」 サングラスを外し、意味ありげな表情を見せて、土本創児が答えた。 「わたしの中で、あなたの鼓動を感じ・た・いーっ…」 清香が決めのフレーズを歌い、テイク・ワンの録音が終わった。 1時間の休憩の後、再びスタジオ入りした清香を伊吹は肘掛け椅子に座らせ、その両膝を肘掛けに乗せて括り付け てしまった。脚をM字型に大きく開いているため、ミニスカートが捲れ上がり、ガラス越しのミキサー室に向けて、ピンク 色の艶やかな秘貝が露わになっている。 「…なにをするんですか…」 すでに涙声になっている清香の声がミキシングルームに流れた。ヘッドフォンマイクが、不安に乱れるかすかな息づ かいも逃さず拾っている。 トークバックのスイッチを押しながら、土本が答えた。 「わかってると思うが、この曲は、女の子がボーイフレンドにセックスして欲しいとねだる歌だ。」 そう言ってしまえばそう言えるのだが、あまりの露骨な言い方に、清香は真っ赤な顔で,ミキサー室にいる土本の顔を 睨んだ。 「これから、もう少し臨場感のある声を録って、さっき録音したヴォーカルとミキシングする。」 ミキサー室からマイクを通してそう言うと、すぐに分厚い防音扉を開けて土本が入ってきた。そして、清香に近づいてく るなり、左右の人指し指で大陰唇を押し開き、肉層をかき分けた。 「きゃあっ!」 いきなり秘裂を触られて、清香が悲鳴をあげる。 「曲のあちこちに効果音として、お前のよがり声をちりばめる。その録音だ。身体をいじられて、おもいっきり感じるんだ ぞ。」 そう言いながら、土本は割れ目にそって、指で四、五回撫でてみた。まだあまり湿っていない。しばらくその部分を撫 でた後、膣の入り口をさぐりあて、中指を第一関節あたりまで埋め込むと、ぐるっと回転させた。 「あ…」 かすかな声が清香の口から洩れた。マイクが逃さずそれを拾い、ミキサーの針を振れさせる。 「んはっ…、あうう…」 土本の指が、入り口の柔肉をさんざんかきまわしたあと、クリトリスに這ってきた。真珠が充血し、プクッと膨らんでく る。すでに粘膜がキラキラと愛液に濡れて光っている。 「おやおや、清香のオ××コ、もう濡れてるぞ。」 「お願いです…、やめてださい…」 清香が泣きべそをかいて哀願するのもかまわず,土本の指はじっくりと彼女の性器を撫でていく。 「うっ…、くっ…」 しばらくすると、清香の顎があがり始めた。眉根を寄せながら、必死で耐えるが、それでもときおり鼻息や、くぐもった 声が洩れてしまう。ヘッドフォンマイクがそれを拾い、マスターテープに記録していく。 ブラウスの前がはだけられ、ブラジャーも外された。自由になった柔らかな膨らみがプルンと揺れる。その頂上では、 すでにピンクの乳首が固く尖っていた。 土本は片手で女陰をいじりながら、もう片方の手で乳房を揉み、勃起している胸の突起を指先で転がした。 「はあっ…、くっ…、はっ…」 土本の爪が乳頭をひっかいた時、いいようのない快感が清香の背筋を走り、股間に与え続けられる快感と一緒にな って、じわっと身体を襲った。清香は苦しげに眉を寄せ、ウッと息をつめたかと思うと、震える吐息を吐き出す。マイクが 拾った吐息が、ミキサールームに響いた。 「こりゃあ、たまらんなぁ…」 ミキサー卓の前で西野が思わずつぶやいた。コンソールの下で逸物が痛いほど勃起していた。西野はまるで清香の 体を愛撫するかのように、ミキサーのつまみをいじっていく。 「あっ…、そこ…、いや…」 敏感な肉芽の莢を剥かれ、ルビーのように充血したクリトリスを微妙なタッチで転がされる。鋭い快感が奥から湧きあ がり、全身がわなないた。 「ああッ、しないで…、もう…、ダメぇ…」 下半身を甘い疼きが走り、腰が本能的に淫らな動きをする。 「腰が動いてるぞ、気持ちいいんだろ。こらえずに声をあげなさい。」 痺れた脳に、場違いに優しい土本の声が響く。 「ああン…、うっ…うっ…、あはぁん…」 暗示にかかったかのように、清香が切なそうに喘ぎ始めた。もう何も考えられなかった。自分があげる淫らな声が録 音されていることさえも…。 しばらくすると、ふいに土本の指の動きが止まった。清香が閉じていた目を開けると、ミキサー室に合図を送った土本 がニヤリと笑った。 「よし、この状態で、ワンテイク録音するぞ。」 清香のヘッドフォンから、カラオケが流れ始めた。 「さあ、歌うんだ!」 清香が歌い始めると,土本も愛撫を再開する。粘膜にそっと中指を挿入し、クリトリスを微妙なタッチでくすぐりはじめ た。途端に、ビクン、ビクンと清香の太腿が痙攣をはじめる。 「あ…、あぅん…、つよく、だぁいてぇ…」 性感に喘ぎながら歌う歌詞は、まるで本当に愛撫をおねだりをしているようだ。 清香が喘ぎ、悶えながらまるまる一曲分歌い終わると、再びカラオケが止まった。 「よし、エンディングには清香がイク声を効果音にかぶせるからな。その部分を録音するぞ。」 土本は清香の秘苑をすみずみまでまさぐり、クリトリスを擦りたてた。もう一方の手で乳房を鷲掴みにし、乳首を指先 で転がす。 「はぁ…、はぁ…、はぁ…」 せわしなく呼吸が乱れる。額には汗の玉が浮かび、全身がピンクに染まっている。ひっきりなしに喘ぐ清香は、その感 覚を自分から求め出すように、遠慮がちに腰を動かし始めた。 「さあ、イキたくなってきたんだろう、イッてもいいんだぞ…」 土本が膨張した肉芽を指先で転がしながら、耳元で囁いた。 「ウッ…、あぁぁ…、い、いや…」 これまでオナニーさえ経験したことのない清香は、絶頂を迎えるのが怖くなって、ふと我に返った。 薄目を開くと、ミキサールームにいる人影が目に入る。 (いやッ、こんな声をレコーディングされるなんて…) しかし、身体の方はもう止まらなかった。敏感なクリトリスをいじられ、乳首を転がされると、嫌でも性感が高まってく る。 「ああッ…、はァッ、はァッ…、あぁぁ…」 清香の喘ぎ声のトーンが変わってきた。なんだかよくわからないうちに、清香は絶頂へと昇りはじめていた。激しい息 づかいに混じって、泣くような声が喉を衝いてあふれてくるのを止めることができなかった。 「ああっ!もうダメぇっ!」 フッと身体が宙に浮いたような気がして、つぎの瞬間、目の前が真っ白になった。清香はせり上がってくる妖しい感覚 にすべて身を委ねてしまった。 「あっ、あっ、あっ、あぁぁぁ…」 ミキサールームに、清香の甘く切ない声が響いた。ミキサーの針が大きく右に振れる。 いくら堪えても、堪えようのない叫び声が清香の喉から洩れる。ビクンビクンと全身を痙攣させ、両脚がピーンと伸び きった。生まれて初めて味わうオルガスムスだった。 |