第13話 恥辱のウェディング


「よし、朱美を四つん這いにしろ」
 坂村の指示で、ADが朱美をベッドの上で四つん這いにさせた。メイド、バニー、スチュワーデス、婦人警官、振袖…、
様々なコスプレ衣装が用意されているが、今はセーラー服を着せられている。
 赤峰が乱入した後、警戒した大倉たちは撮影場所を変えることにした。朱美が連れて来られたのは、大倉の組関係
者が経営する、とあるラブホテルだ。
(こんな所で、エッチするなんて…、耐えられない…)
 部屋に入った瞬間、朱美は思わず顔を歪めた。今はラブホテルと言っても、結構お洒落だったり、女の子も楽しめる
ような設備があったりするものだが、ここには、そんなものは一切ない。
 窓が狭く、閉塞感のある狭苦しい室内、どぎつい原色の壁、部屋中に漂う男女の淫液のニオイ…、ピンクのヒラヒラ
が扇情的なベッド、ガラス越しに中が丸見えの浴室…、昭和時代の「連れ込みホテル」という名の方がふさわしかった。
 そんな部屋でも、現役で使用されているらしく、シーツや枕は、前の客が残して行った情事の痕がナマナマしく残って
いる。
 四つん這いになった朱美の目の前にも、どうみても男女の淫液の跡としか思えない、黄色くガビガビしたタンパク質の
シミが残され、汗と体液が染み込んだムッとする臭いが鼻をついた。クリーニングもろくにされていないのだろう。
 「愛の営み」に女の子が抱く甘い幻想を粉々にし、オスとメスの欲情の実態を曝け出す、そんな場所で自分がセックス
させられ、その姿を撮影されることを考えると、恥辱のあまり身体が震えてくる。
「そうだ…、もう少し尻を上げて、両足の間を広げてみろ」
 朱美の思いなど関係なく、坂村の指示が飛ぶ。ADがお尻を突き上げた姿勢をとらせ、両足の間を少し広げさせた。ミ
ニスカートが捲くれて、ゆで卵のようにつるんとしたお尻が露わになる。下着はすでに着けていない。太腿の間から、ふ
っくらした大陰唇が覗いている。
 朱美の腰を掴んで、坂村が位置を修正した。カメラが接近して、朱美の性器をアップにする。柔らかそうな舟形の膨ら
みの間、ぴったりと閉じた割れ目から薄桃色の二枚の花弁が、わずかに顔を出している。
 坂村は手のひらで朱美の恥丘を包み込むように撫でたり、揉んだりした後、人差し指と中指を媚肉に這わせた。肉ビ
ラを広げたり、膣口にぐちゅぐちゅと交互に沈めたり、中の粘膜の潤いを確かめるように刺激を与えていく。
「あ…、あぁん…」
 朱美が思わず声を漏した。肉びらがいっそう鮮やかな桜色をさらし、粘膜の潤みが増していく。女裂の上の方を弄る
と、きれいなピンク色の真珠が顔を出した。カメラがその一部始終を撮影していく。
「あぁん…、んっ…ん…」
 敏感な突起を撫でられて、朱美が吐息を徐々に深く大きくもらした。媚肉を潤す愛液が肉びらから溢れて、シーツを濡
らす。
「ひっ…」
 いきなり冷たいものが局部に触れて、朱美が思わず声をあげた。
「膣内鏡だよ、中まで撮影するんだ」
 坂村がそう言いながら、銀色に輝く器具の先端を挿入していく。レバーを動かすと、膣口が丸く開き、ピンク色の膣壁
が見えた。刺し込んだ先の方に粘膜が窄まっているのが見える。



「内視鏡も使うて、この奥から子宮まで、全部撮影するんやで」
 モニターを覗き込みながら、大倉がそう言った。
「何か、病院の検査みたいですね」
 大倉の隣で画面を覗き込みながら、炭谷が呟いた。モニターには、きれいなピンク色の粘膜がうごめくのが映ってい
る。
「アイドル火山朱美の身体の、奥の奥を覗いてるって想像すれば、結構楽しめるよ」
 食い入るように画面を見つめて、鳳が答える。
「そうやな…、検査はこれくらいでええわ…」
 そう言うと、大倉がおもむろに立ち上がった。鳳のようにイマジネーションを楽しむタイプではないらしい。
「さあ、前は妙な邪魔が入ってしもたけど、いよいよ本番やで」
 大倉は部屋の隅に視線を投げた。そこには後ろ手に手錠をかけられ、体中を縛られた赤峰が転がされている。
「お前、グラビアだけやのうて、女優もやってたな。わしが、ちょっと芝居をつけたろ…」
 大倉が朱美の顔を覗き込み、耳元で何か囁く。
「さあ、この台詞を言うてみい」
「………」
 朱美は唇をギュっと噛み締め、頭を振ってイヤイヤする。
「さっさと言わんと、あいつを痛めつけるで!」
 大倉が赤峰をあごでしゃくると、スタッフの一人が彼のわき腹を蹴った。赤峰の苦しげな呻き声が聞こえ、朱美がハッ
と顔をあげる。
「…朱美…オ××コ…、太いチ×ボ…を…差し込んで…下さい…」
「聞こえへんなぁ…」
「きちんとお願いするんだ!カメラ目線で!」
 坂村が怒鳴りつける。
「朱美のお…、オ××コに…あなたの太いオ×ン×ンを…、奥まで差し込んで下さい…」
 四つん這いでお尻を突き出し、涙目になりながら、顔を真っ赤にして恥辱の台詞を口にする朱美を、カメラがアップで
とらえた。
「ははは、そうか、入れてほしいか、ほんなら、わしのチ×ポ、お前のオ×コに入れたるわ…」
 大倉が朱美の腰を抱えバックから肉交の構えに入る。禍々しい肉棒をぐいっと押し出すと、やわらかなクレバスがこじ
開けられる。
「ああっ!」
 身体を身悶えさせ、朱美が喘ぎ声を漏らした。艶のあるきれいな黒髪が白いセーラー服の背中でうねる。カメラマン
が二人に近づき、様々な角度から凌辱シーンを撮影していく。
「奥までつながったで、わかるか。俺のチ×ポが、アイドル火山朱美のオ×コに全部入ってしもたで」
 大倉がうれしそうな声をあげ、恥辱の想いがグッと朱美の胸に込み上げてきた。今まで会ったこともない、ヤクザに身
体の隅々まで嬲られ、とうとうセックスまでされているのだ。しかも、その相手たるや、朱美の父親より年上の、頭は禿
げあがり、醜く肥満した中年男で、腹どころか首にまでが段々になっている。
「いやっ、もう、いやっ…」
 朱美が身を捩ると、大倉は背後からその身体を抱きすくめ、セーラー服の胸を捲くって、露わになった乳房を揉み始
めた。我慢できない哀しさで、朱美の目から涙が零れ落ちる。
「ほりゃっ、ほりゃっ…」
 大倉が太った身体を大きく前後させて、肉襞に擦り付けるようにピストン運動を開始した。
「どうだ?朱美が男に抱かれるのを見物するのは?」
 坂村の声が聞こえた。朱美が視線をやると、赤峰がADに押さえつけられ、モニター越しにその痴態を見せられてい
た。
(ああっ、見ないで…)
 モニターを見る赤峰の姿に、朱美の切なさは増し、とうとう嗚咽を漏らし始めた。
「ええで、最高や!」
 豊かな胸の揉み心地を堪能しながら大倉は、背後からズブリズブリと突きまくる。卑猥に腰をグラインドさせては、ズ
ーンと直線的な深突きを繰り返す。
「あっ、あぁ、あんっ…」
 最初は嫌悪感を濃く滲ませていた朱美の声に甘えるような響きが混じり始めた。若い官能は、感情とは別のところで
身体の反応を支配していく。
「くっ、うふん、ああ、はあぁ…」
 ミルクのような白い肌がねっとりとピンク色を帯び、吐き出す呼吸が激しくなってきた。肉棒が前後する度に結合部か
ら濡れた音がする。濡れた膣の粘膜が、大きく広がった雁に擦られ、快感が脊髄を駆け上った。朱美の両手の指は硬
くシーツを握りしめ、両足の指にも力が入る。
「ああぁ…!」
 仰け反った視線の先に、部屋の隅でモニターを見せられている赤峰の姿があった。大倉との性交を彼に見られてい
ることを意識した途端、下腹部が熱くなり、トロリとした愛液が溢れ出す。
「はぅあっ!…ああぁ…」
 愛液が雁首に掻き出され、膣口から溢れ出す。肛門を濡らし、ベッドに滴り、シーツを濡らしていった。潤んだ膣壁が
男の肉棒をキュっと締め付け、からみつく。
「う…、そろそろ中に出すで!」
 太った身体を激しく動かしながら、大倉が高揚した呻き声を放つ。
「ああん、あぁぁ…」
 同時に上り詰めた朱美の胎内で、肉棒がドクドクと脈動し、激しい勢いで粘液を吐き出した。
 大倉はペニスを抜き取ると、ベッドに手をつき、肩で息をしている朱美の前に立った。毛むくじゃらの腿を彼女の顔に
擦りつけるようにして、ヌラヌラになった怒張を鼻先に突きつける。
「おらっ、チ×ポ舐めて、後始末せいや」
「い、いや…、いやよぉ…」
 朱美は気丈にも、喘ぎながら拒否した。男女の体液が付着した性交後の陰茎を舐めるなど、不潔すぎて到底できな
いと思った。たが、大倉が許すはずもなく、精臭を放つ肉棒が唇に押しつけられる。
「はよ、舐めて、きれいにするんや」
「うう、うぐぐっ」
 唇を硬く閉じ、なおも抵抗していると、顔面を押さえつけられ、鼻をつままれて、無理矢理口腔につっこまれた。形のい
い唇が割り開かれ、みるみる剛棒が根元まで口腔へと消えていった。
「また、出したなってきたわ…」
 大倉はニヤニヤ笑い、両手で朱美の頭を掴んだかと思うと、激しく頭を前後させ始めた。朱美の眉が苦しげに歪み、
小鼻がピクピク動いている。
「うぐっ…んんっ」
 サラサラの髪が背中で揺れ、くぐもった苦しそうな呻きが漏れる。赤黒く唾液で濡れ光る肉棒の根元が、ピンク色の
唇から見え隠れする。身を捩って逃れようとする身体を押さえつけ、大倉は腰を捻り込んで、亀頭を喉奥まで一気に突
き通した。朱美は嘔吐しそうになり、目に涙が滲んでくる。
「うぶっ!ぐっ…」
 溜まっていた精液を喉の奥で発射し、大倉がペニスを抜くと、朱美は耐え切れず、体を縮めて咳き込んだ。
「そうやな、お前のオ×コもきれいにしてやらんとあかんなぁ…」
 そう言うと、大倉は部屋の隅に転がされている赤峰に視線をやり、ニヤリと笑った。
「そうや、王子様気取りのアクション俳優に、きれいにしてもらおか」
 ADが赤峰を引きずるようにベッドの横に連れてくると、大倉は朱美をベッドに腰かけさせた。
「さあ、M字開脚でオ×コを見せて、思い切り開くんや!」
「えっ…」
 躊躇う朱美の両膝をスタッフが掴んで、大きく開く。
「いやっ、いやっ…、見ないで。赤峰さん、見ちゃだめぇ!」
 全身を痙攣するように震わせ、首を振っていやいやし、朱美は可愛そうなぐらい取り乱した。大倉の両手が肉門にか
かり、濡れた割れ目を押し開いた。内部がぱっくり開き、膣口に溜まった白濁液がタラリと糸を引いて、床に滴り落ち
る。
「どうや、わしの精液がたっぷり溜まった、朱美の濡れ濡れのオ×コを見るのは…」
「………」
 赤峰が大倉の顔をじっとにらみつけた。その頬を拳で殴ると、ADが赤嶺の顔を朱美の股間に押しつける。
「いや…、嫌っ、いやよぉ!」
 思わず閉じようとする太腿を、大倉が両手でがっしりと押さえた。
「さあ、舐めろ!」
「妊娠しないよう、お前の口で膣洗浄してやるんだよ」
「いやっ!やめてっ、ああっ…」
 赤峰は無言のまま、朱美の性器にむしゃぶりついた。他の男の出した精液を舐め取るという、この上ない屈辱に耐え
ながら、肉襞に舌を這わせていく。
「ああん!いやぁぁ…赤峰さん、ダメッ…」
 朱美は、赤峰の舌から逃れようと必死で身体を揺する。しかし、赤峰はやめるつもりはないようだった。舌先が花びら
をなぞり、ゾクゾクする感触が朱美の背中を走り抜ける。朱美は嫌がりながらも、扇情的に腰を振り、無意識のうちに
精液と愛液にまみれた股間を赤峰の口に押しつける。
「う、あううっ…いや、感じちゃうう…」
 チュッチュッと吸う音が部屋に響き、燃え出した官能が朱美のためらいを溶かしてしまった。だんだんと、喘ぎ声が大
きくなっていく。
「だ、ダメぇ、ああぁ!イっちゃうぅ、んはあぁ…」
 激しい快感に全身をビクンビクンと震わせた朱美は、おびただしい量の潮を噴いて絶頂に達していた。

 とりあえず満足すると、大倉はソファにドサッと倒れこんだ。顔の汗を、朱美が着ていた甘い香りのするブラウスで拭
い、喉をならしてビールを飲む。
「たまらんでぇ…、女とやった後の一杯は…」
 大倉が満足げに唸る。なにしろ相手は、写真集がベストセラーになろうかという、飛ぶ鳥を落とす勢いのグラビア・ア
イドルだ。その愛らしい口腔に、膣内にと、立て続けに四発もぶち込んだのである。
 目の前で、他の男が朱美をバックから犯し始めた。カメラマンとして雇ったはずの男だが、スタッフも含めてみんなが
朱美の身体を貪り始めたらしい。
「おい、しっかり撮影せえよ!」
 大倉が声をかけると、炭谷がカメラを抱えて二人の交合を映像に納めていく。
 その時、大倉の携帯電話が鳴った。
「なんや、西郷か…、えっ、自首しよった…?」
 電話の向こうで西郷がうろたえた声で謝罪と釈明を繰り返し、同時に助けを求めてくる。
「アホか、お前がつこてた奴の不始末は、自分でなんとかせえ…」
 吐き捨てるように言うと、大倉は携帯を切った。
「ああ…、もういやっ…、そんなに続けられたら、死んじゃう…」
 朱美が喘ぎながら、泣きべそをかいている。
 狭い室内には、男たちが放った精液の臭いと、朱美から立ちのぼる牝の匂いが息苦しいぐらいムンムンと立ち込め
ていた。
 普段ピンハネしている風俗店のスレた女ではない。まだ17歳の、本物のグラビア・アイドルとセックスできるとあって、
男たちはこれ以上ないほど興奮していた。抜いてしまったら次の男と交代なので、抜かず三発も射精した強者もいた。



「あ、あ、あぁ…」
 朱美のよがり声が響く。
 ベッドの上の朱美は、いつの間にか全裸にされていた。磨きこまれた宝石のような瑞々しい肌、ムチムチと一分の隙
もなく張り詰めた美しい肉体が、時折ピクッと痙攣する。それは男たちの激しい愛撫で淫らなほどに紅潮し、汗が一面
ぬめ光って、まるで入浴後のようだ。美少女の整った顔立ちが、果てしない淫行に火照り、壮絶な色気を醸し出してい
る。
(ええタマや、わしの情婦にしたいなぁ…)
 心の中で呟いた大倉は、ふと朱美のハンドバッグに目をやった。それを手に取ると、好奇心に満ちた目で、その中身
をチェックし始める。
「なんや…、これは?」
 バッグの中に錠剤が入っていた。
「ヤク…、やないなぁ…」
「それはピル、経口避妊薬ですよ」
 ご相伴にあずかり、朱美とのセックスを終えたばかりの鳳が近寄って来て、そう言った。
「なるほど、清純そうな顔して、こんなもんを飲んで、枕営業したり、男優とヤリまくってんねんな…」
 そう言うと大倉がニヤリと笑った。
「そんな悪い子には、お仕置きやな」
 ベッドを見やると、三つの肉体が折り重なって倒れている。朱美は、騎乗位で連結したまま坂村の胸に倒れこみ、背
後からは、便乗した炭谷が覆いかぶさっている。周りには、丸まったティッシュが数え切れないほどの散らばって、交合
のすさまじさを物語っていた。
 大倉がソファから立ち上がり、わずらわしそうな顔で男たちを退かせる。
「お前らも堪能したやろ。これからは、わしだけが朱美の相手をする」
 スタッフたちの表情に不満げな顔が浮かぶが、大倉に逆らえる者はいない。
 大倉は朱美に向かって言った。
「よかったな、輪姦はこれで終わりや。これからは、わしがお前のオ×コの中に出して、出して、出しまくったる。その前
に…」
 そう言うと、大倉は朱美のハンドバッグから取り出したピルのシートを床に落とし、靴で踏み潰した。
「いやあああーっ!」
 大倉の意図を察した朱美の絶叫が部屋に響いた。

 ラブホテルに監禁されてから3日目の夜、大倉が用意してきた衣装は、なんと豪華なウエディングドレスだった。
「ええやろう、シルク製の最高級品やで、さあ、結婚式や」
 そう言うと、自らはタキシードを着た大倉が、深く腰を下ろしてソファに座った。ズボンのチャックを下ろすと、勃起して
硬くなった肉棒が現れる。
「さあ、こっちへ来い…」
 スタッフたちが嫌がる朱美をだき抱え、大倉の膝上に跨がせた。そこに、神父の格好をさせられた赤峰が、後ろ手に
縛られたまま連れて来られる。
「汝は、この女朱美を妻とし、良き時も悪しき時も、富める時も貧しき時も、病める時も健やかなる時も…」
 坂村に背中を突かれ、赤峰が誓いの言葉を大倉に尋ねる。
「…神聖なる婚姻の契約のもとに誓いますか?」
「誓います」
 大倉が凄みのある顔に似合わない、満面の笑みを浮かべて答える。
「…誓いますか?」
 朱美に尋ねると、彼女は哀しげな顔で赤峰を見つめた。ウェディングドレスは、やはり女の子にとって特別な意味を持
つ衣装である。それを身に着け、赤峰の顔を見た時、朱美は、自分の本当の気持ちに気づいたのだ。
「………」
 目に涙を浮かべ、激しく首を振る朱美を見て、坂村が赤峰の頬を力いっぱい殴る。
「誓います…、誓いますっ!」
 慌てて答える朱美のドレスのスカートを尻からげにすると、二人のスタッフが左右から太腿を持って抱え上げた。
「それでは、誓いのオ××コです」
 大倉が立つ肉棒を掴み、狙いを定める。正面で撮影しているカメラに結合部が映るように、背面座位で繋がるのだ
「あうっ…」
 朱美が小さく呻いた。局部に男の先端を感じたと思うと、そのままじわじわと胎内に埋め込まれていく。ソファの後ろに
回った炭谷が、朱美の肩を掴んでグイグイとさらに深く身を沈めさせた。
「よーし、奥まで入ったぞ」
 坂村の声に男たちが一斉に集まり、二人の連結部分を覗き込んだ。
 薄い草むらに覆われた下腹部を割って、大倉の赤黒い屹立が下からズブリと急所を抉っている。ビデオカメラだけで
なく、何度もフラッシュが焚かれ、記念写真が撮影された。
「なあ、朱美、この写真、ポスターみたいに引き伸ばして二人の愛の巣に飾ろうな。みんなに見せて、自慢したるんや」
 ドスの効いた声ながら、珍しくはしゃいだ口調で大倉がそう言った。
「ああっ、こんなの、こんなの…、いやっ!」
 朱美が悲しげに叫んだ。
「ほら、腰を振って、夫婦最初の共同作業だぞ…」
 坂村が言うと、スタッフたちが朱美の身体をゆっくりと上下させる。
「おおっ、これは気持ちええわ…」
 大倉がうれしそうな声をあげた。肉襞が潤んできて、粘膜と粘膜を擦り合わせる感触がたまらなかった。大倉は気合
もろとも下から腰を激しく突き上げる。
 スタッフが朱美の身体を揺さぶっては、淫靡なピストン運動を強要させると、やがて接合部からクチャクチャと卑猥な
音が響き始めた。
 大倉が上体を起こし、後ろから朱美を抱きしめた。ドレスの胸元から手を入れ、豊かな双乳を鷲掴みにする。
「もう許してっ、お願い…」
 喘ぎ、泣きべそをかく朱美だが、その肉層は貪欲に男の肉棒にキュッと絡みついてくる。
「何を言うとんねん、オ×コはもっとして欲しいて、催促しとるやないか」
 大倉はそう言うと、精液にまみれてヌラヌラの蜜壺の感触を楽しみながら、腰を激しく突き上げる。朱美の鼻先からも
れる吐息が、甘ったるい感じから、獣の唸り声のように変化してきた。
 自由に動きたくなった大倉は、朱美を下にして改めて正上位で体内に押し入る。既にドレスは剥ぎ取られ、朱美が身
に着けているものは、白いベールと膝までの手袋、膝までのタイツだけになっていた。
「朱美のオ×コ、またピクピクしてきたで…」
 大倉が腰を振ると、朱美の豊満な双乳がタプタプ揺れる。その乳房を乱暴に揉みにじっては、再び腰をズンズン抽送
する。



 大倉の腰が激しく動き、そろそろ射精の予兆を見せ始めた。すでにピルの効果が切れて相当時間が経過しているこ
とを思い出し、朱美は妊娠の恐怖を感じた。
「いやあぁ!もうやめて、これ以上、中に出さないでぇ!」
 どくんっ!
 朱美の哀願もむなしく、子宮内に大倉の精液が放たれる。ここに連れてこられてから、もう何度中出しされたか、わか
らない。
「ああぁーーっ!」
 朱美が絶望的な悲鳴を上げて泣き出した。
「うえ…、うえ…、また中に出すぅ…、もう…、もうこれ以上やめて…、赤ちゃん、本当に出来ちゃうよぉ!」
 子供のように泣きじゃくる朱美に、しかし、大倉はニヤニヤ笑うだけだった。
「心配するな!妊娠したら、わしが認知したる。ちょうど、古女房にも飽きてきたところや。わしの子を産んだら、朱美は
もう、わしから離れられへんやろ。ほれ、誓いのキスや!」
 大倉が唇を尖らせて迫ってくる。
「ひっ!?嫌あああぁ!」
 朱美が嫌悪感で総毛立つ。
「よし、お祝いのライスシャワーじゃなくて、顔面シャワーだ!」
 坂村の合図で、周りを取り囲んだ男たちが一斉に、朱美の顔に向けて肉棒を擦り始めた。
 その時、やおらホテルのドアがけたたましく叩かれた。
「開けろ!警察だ!」
 間髪いれず、マスターキーで開錠されると、制服姿の警察官に先導された刑事たちが、部屋の中になだれ込んだ。
(た、助かった…)
 気がゆるんだ朱美はその場で失神して、その場に崩れ落ちた。



 
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