国防省附属「星園・癒しの館」
 
外伝・2 朝の奉仕活動
 
「来たぞ…」
「ああ…」
 バス停に並んでいた保坂と野村は、興奮を隠しきれない様子でささやき合った。腕時計を見ると、ちょうど朝の8時3
0分になったところである。
 やがて、2、3人の女教師に引率された十数人の女子高生たちが、星園・癒しの館から通学路に続く橋を渡ってき
た。全員、上は制服を着、下はブルマという格好である。
「それじゃあ、始めましょう。」
 先頭を歩いていた美人女教師がそう号令をかけると、女生徒たちは道路上を箒で掃いたり、ゴミを拾ったりし始め
た。毎朝、この時間になると、当番に当たった星園の女生徒たちが、奉仕活動として通学路の清掃をしにやってくるの
だ。
 通勤の時間帯とあって、歩道は大勢の男女が行き来しており、車の通りも多い。星園の通学路のちょうど真ん中程に
あるこのバス停には、今朝も十数人の客がバスを待っていた。
 保坂は、「癒しの館」ができてからこの付近に引っ越してきた転入組ではなく、以前からこの近くに住んでいる地元の
住人である。以前の星園高校では、女子の体操服はショートパンツだった。ブルマ・ファンの保坂は、それを見るたびに
「無粋だな」と残念に思っていたものだが、「癒しの館」になってから、女生徒たちはうれしいことに、ピッタリしたブルマ
を穿いている。
(ホント、制服に下はブルマだけってのは、いいよなぁ…、全国の全ての高校でこれを制服にすればいいのに…)など
と、くだらないことを半ば真面目に考えているうちに、女生徒たちがバス停の所にやってきた。
「さあ、みんな、ここでゴミを拾いなさい。」
 教師がそう言った。バス停の付近には吸い殻や落ち葉など、ゴミがいっぱい溜まっていた。路上のゴミをここに掃き
集めて来たのだ。女生徒たちは前かがみになってそれを一つずつ拾っていく。すると、ちょうどバス停に並ぶ乗客たち
に向かって、お尻を突き出す格好になった。
乗客たちは興奮した面もちで、濃紺のナイロン生地に包まれて今にも弾けそうになっている丸いお尻や、付け根あたり
まで剥き出しになっている、目に眩しいぐらいに白い太腿をじっくりと鑑賞する。
 女生徒たちは痛いぐらいの視線を感じて、表情を強張らせていた。路上で前屈みの姿勢になると、なんとなく誰かに
見られているような気がして、不安になるものだ。まして、ショートパンツに慣れてきた彼女たちが、ショーツとかわらな
いようなブルマを穿き、男たちに卑猥な目で見つめられていることが明らかなのだから、我慢できないぐらいに恥ずかし
く、不快な作業であった。
 また、時折、女生徒たちは乗客の方を向いて地面に跪いてゴミを拾った。星園の制服はブレザーとセーラーカラーの
ブラウスの組み合わせである。デザインが上品なので、ちょっと見には意識しないが、ブラウスの胸元は結構深く切れ
込んでおり、立っている男たちの位置からは胸の谷間のあたりまでが覗けて見えてしまう。それも、男たちの妄想をか
きたてるには十分な光景であった。
 実はバス停に並んでいる乗客たちは、全て「癒しの館」の存在を知り、この付近に住む政府関係者なのだ。保坂も野
村も国防省の若手キャリア官僚である。しかし、そのことは、女生徒達には知らされておらず、彼女たちは、学校の周
囲に住む普通の人たちに恥ずかしい姿を見せているのだと思っている。
 保坂も目を皿のようにして、女生徒たちのブルマ姿を見詰めていた。彼が卒業した高校では女子はブルマを穿いてい
た。その当時、体操服姿の女子を見ると、ついブルマや太腿に目が行ってしまい、慌てて目を逸らしたことがしょっ中あ
った。じっと見ていると、女子から変態扱いされかねないからだ。しかし、ここでは遠慮なく鑑賞することが許された。
「おおっ、食い込んじゃってるぜ。」
 野村がわざと大きな声をあげ、彼の目の前にいた少女の肩がピクッと震えた。黒髪をショートボブにした大人しそうな
子だ。他の女生徒たちもそうだが、少し小さ目のサイズのブルマを穿いているので、生地がお尻にぴっちり張り付き、
身体を少しでも前かがみにすると、お尻がはみ出してしまう。しかも、割れ目がハッキリと浮き出ており、ブルマの下に
は何も穿いていないことが一目瞭然だった。
 野村の声に、女教師が近づいてきた。
「永井美和さん!」
「はいっ!」
 女生徒が返事をして振り返り、起立の姿勢をとった。女教師はバス停に並ぶ乗客の後ろに立っているので、美和と呼
ばれた女生徒は、ズラリと並んだ乗客の前で起立する格好になる。保坂は思わず胸がときめいた。幼さの残る顔立ち
で、ぱっちりした目をした、彼の好みにピッタリの可愛らしい美少女だったからだ。
「服装が乱れています!みっとも無いから直ぐ直しなさい!」
「は、はい!もうしわけありません」
 直すと言っても、普通そうするようにブルマーの裾の部分を直してはみ出さないようにするのではない。逆に、美和は
ブルマの裾を引き上げてお尻に食い込ませ、ワレメが浮き出るように股間の布地を直した。
「よろしいでしょうか?」
「ダメダメ、もっと上にあげないとだらしないわよ。」
 乗客が見つめる前で、美和は何度もやり直しをさせられた。その都度、ブルマのビキニラインは引っ張られてハイレ
グのようになり、股間の食い込みがハッキリしてくる。薄い布地が引き伸ばされたせいで、股間の翳りまでも透けて映っ
てしまっていた。
 男たちの視線を気にして、チラチラ見ていた美和が、急に円らな目を見開き、ハッとした表情を浮かべた。続いて真っ
赤になって下を向く。
 見ると、横で野村が陰茎を露出して、手でしごいている。バス停に並んでいる他の乗客たちも、その多くが、並んで立
ちションでもするかのようにペニスを出し、女生徒の奉仕活動を見ながら、マスターベーションしていた。
 目の前で行われる少女たちの痴態をオカズに、バス停の人々は当然のように自分のモノを取り出してしごく…、それ
は毎朝の光景なのだが、保坂はいつも鑑賞するだけにしていた。屋外で自分の性器を出すのは抵抗があったし、露出
癖の全くない彼にとっては、いくら「そのためにいる」のだと言われても、美少女たちに自分のモノを見せるのは気恥ず
かしい思いがあったからだ。
「もっとよ、ほらっ!」
 そう言うと、教師は、美和の後ろに立って、お臍のあたりまで思い切りブルマを引き上げる。
「あっ、イヤッ!」
 美和が悲鳴をあげて、その場にうずくまった。
「何してるの、ちゃんと立ちなさい!」
 教師が厳しく叱責し、美和の腕を引っ張って、起立の姿勢をとらせた。股間の布が細い紐のようになり、秘裂のぶ厚
い唇もほとんど露わになってしまっている。淡い若草はVラインの左右にはっきりと顔を覗かせ、男たちの前に晒され
た。
「さあ、そのまま掃除を続けなさい。」
 教師に言われて、美和は再び男たちに背を向け、前かがみになった。後ろもブルマが引っ張られたために、Tバック
に近い状態になっている。半ば以上露わになった染み一つない白桃のようなお尻が、恥ずかしげに保坂の目の前で揺
れた。
 衝動的に保坂は自分のペニスを取り出すと、目の前の少女を後ろから犯すことを想像しながら、肉棒をしごき始め
た。
 女生徒たちは、バス停に並ぶ乗客たちの前で、わざと太ももや胸元が見え易い姿勢を保つ。男たちが妄想をふくらま
せ、彼女らとの淫らな行為を想像してオナニーにふけることができるようにするためである。
「うっ、出るぞっ…」
 先頭にならんでいた40歳代半ばぐらいの小太りの男が言うと、一人の女生徒が男の前で跪いた。とたんに、男根か
ら精液が勢いよく吹き出し、彼女のサラサラの髪に、可愛らしい顔に、清潔な制服にとかかっていく。男が射精する瞬
間、近くにいる女生徒は精液がかかりやすい位置に移動しなければならないのだ。見知らぬ男の体液を浴びるのは、
このうえなく屈辱的なことだったが、逆らうことは許されていない。
「ふうっ、すっきりした。」
 男は、泣きそうな顔で襟元にかかった精液を拭き取る少女にわざと聞こえるように言うと、自分の陰茎を丁寧にティッ
シュで拭き取っていく。このバス停にはなぜかティッシュが常備されているのだ。男は精液をふき取ったティッシュを、そ
のまま道に投げ捨て、女生徒がそれを一つ一つ丁寧に手で拾い、制服のポケットに入れていく。
 保坂の目の前では美和が跪いてゴミを拾っていた。ブラウスの中の胸の谷間が覗き、彼女がノーブラなのがわかっ
た。しかも、彼女が体を動かした拍子にチラっと乳首らしいものまでが見えた。保坂の妄想が一気にふくらみ、とうとう
限界がきた。
「うっ…」
 小さくうめいたのと、保坂の陰茎がビクンビクンと脈打ち始めたのとはほぼ同時だった。美和に向けられていた肉棒
から、青臭い臭いのする白濁液が放出され、美和の顔にかかった。
「キャッ!」
 美和は悲鳴をあげて顔をそむけたが、逃げ出すことだけはやっとの思いで耐えた。その場で凍り付いたようになって
いる少女めがけて、たっぷり溜まっていた精液がとめどなく浴びせられる。
 全て出し終え、少し冷静になった保坂が見ると、目の前の少女は屈辱に歪んだ表情でうずくまっていた。そのふっくら
した頬に白いドロっとした液体が幾筋も垂れ、髪の毛や制服に彼の生臭い体液が蜘蛛の糸のように貼り付いている。
その様子は、保坂の征服欲をこのうえなく満たすものだった。
 保坂は自分の陰茎を拭ったティッシュを道路に捨てた。それを拾った美和の手は、流れ出した精液でベトベトになって
いる。拾ったティッシュは、全て学校までポケットに入れて持って帰らなければならないのだ。
 男たちが次々に射精し、満足した様子を見せると、女生徒たちは学校に戻って行った。その間、乗客と彼女たちの間
には、あいさつも含めて、全く会話が交わされることはなかった。星園が彼らに許しているのは、そこまでだからだ。
「星園に行ってみたいと思わないか。」
 保坂がぽつりと言うと、野村も深くうなづいて答えた。
「もちろん行きたいさ。しかし、背広組や国内勤務で行けるのは幹部クラスだけだからな。」
「俺達はまだまだ、ってわけか?あーあ、海外派遣部隊なら、2等兵でも行けるのになぁ。」
「もともと、そのために作った施設だからしかたないだろう。死ぬかもしれないから、冥土のみやげに、ちょっとはいい思
いをしてもらおうっていう。どうだ、そんなに行きたいなら、お前も志願してみるか?」
「馬鹿言えよ。命あっての物種だぜ。」
 そう言うと、2人は声をあげて笑い合った。本人たちは気づいていないが、それは、絶対に前線に行く可能性のないエ
リートの、鼻持ちならない笑いである。
 有事にあっても官僚たちはしたたかに力を伸ばしている。思えば、公務員が多いと言われれば、現場の公務員を減
らし、公務員の給料が優遇されていると言われれば、第一線で働く公務員の人件費を減らして、自分たちはちゃっかり
既得権を守ってきた。現場や第一線などというものは、彼らにとっては、踏み台であり、とかげの尾でしかないのだ。そ
れは防衛隊でも同じことである。
「それなら、派遣部隊以外の者が行くっていうのは矛盾だよな。聞けば、政治家や大企業の重役なんかも行けるらしい
じゃないか。あれなんて、完全に目的外使用だぜ。」
「まあ、そう言うなよ。だからこそ、将来、俺達にだって行くチャンスが出てくるってことじゃないか。」
「そうだな。」
 そう言って、2人は深くうなづき合う。
「それに、伊東施設長は、国防省の保養施設がわりに、もっと国内勤務にも開放するよう働きかけているらしいしな。近
いうちに行けるようになるかもしれないぜ。」
「しかし、星園の館長が大反対してて、思うようにいかないって、施設長、こぼしてらしたぜ。」
 野村が憎々しげに言った。彼らの上司にあたる伊東施設長は、癒しの館の諸藤館長と対立関係にある。これは一
面、後方と前線、事務方と制服組、デスクワーク組と現場との対立でもあり、彼らもその対立関係の中にずっぽりと入り
込んでいるのだ。
「まあ、せいぜい働いて出世すれば、そのうち招待してもらえる日がくるだろう。」
「そうだな。今日もがんばって仕事だ、仕事。」
「おっ、バスが来たぜ!」
 そう言って2人は、今日一日の勤労意識を奮い立たせると、到着したバスに乗り込んだ。


 
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