国防省附属「星園・癒しの館」
 
第1章 「癒しの館」設置 2
 
 一週間ほど前の話である。
 横木市立星園高校の渡部校長は、急に学校を訪れた防衛隊の下士官を校長室に迎えていた。
「訓練の季節ではなかったと思いますが、今日はどういうご用件でしょうか。」
 別に進歩的というわけではないが、なんとなく防衛隊に反感を持っている渡部校長は、風采のあがらない下士官に、
あまり好意的とは言えない視線を送りながら、言葉つきだけはていねいにそう尋ねた。
 地震や火災を想定した地域の防災訓練や、学校で行っていた避難訓練は、2年前から、防衛隊を招いての有事訓練
にとって代わられている。訓練の日には、テレビやラジオが一斉に訓練のための情報を流し、地域住民は全員参加す
るのだが、学校はそのための場所を提供しなければならないのだ。
「そう、当然のことながら、訓練ではありません。総理が有事を宣言されたのですから。」
 防衛隊第10兵站部中尉と名乗った諸藤宗光は、妙に熱を帯びた視線で渡部校長を見ながら答えた。
「今日は、この学校の敷地と建物を防衛隊に引き渡していただく手順を決めにうかがったのです。」
「えっ、なんですって!」
 校長は思わず聞き返した。そのような連絡は市の教育委員会からは一切受けていない。一方、諸藤の方は予想通り
のリアクションだといわんばかりに、表情一つ変えず、平然とした様子で説明を始めた。
「昨日、野崎首相は防衛隊の附属施設を作るため、ここの土地と学校の施設すべてを明け渡すよう、横木市に指示し
ました。ご承知だと思いますが、自治体は有事においては、対策本部長である総理の指示に従うことが、法律で決めら
れています。」
「そんなこと、私は何も聞かされていませんよ。」
「ですから、私がお伝えしているのです。有事ですから、いちいち事前に説明したり、了解をもとめる必要はないので
す。なんでしたら、市に問い合わせていただいても結構です。」
 諸藤の口調は強く、自信にあふれるものだった。もはや市に確認するまでもないようだ。校長は深いため息をつきな
がら、尋ねた。
「それで、いったいここに、どんな施設を作るのですか?」
 
* * *
 
 体育館では、すでに健康診断が始まっていた。女生徒一人一人にカルテのようなものが渡され、その手順に従って、
身体測定や検査が進んでいく。
 思春期の少女たちにとって、自分の体の様子を他人に知られること自体、相当恥ずかしいことだが、ここでの健康診
断は、測定や検査をするのがすべて男性で、受ける彼女たちは全裸になり、体の隅々まで調べられるという、このうえ
なく恥ずかしいものだった。
 
 身長・体重計の横で、メジャーを手にした男が、女生徒のサイズを測っていた。身長、体重、胸囲、スリーサイズはも
とより、オーダーメイドの洋服を作る時のように身体のあちこちを測って、女生徒のカルテに結果を詳細に書き込んで
いる。
 琴美の順番になった。目の前に立った彼女を見て、男の目が爛々と輝く。
 幼く見える顔立ちからは信じられないほどの豊かな胸の膨らみが、必死に隠そうとする腕からこぼれ落ちそうになっ
ている。
「手をどけないと計れないだろ。さっさと手をどけろ!」
 男に怒鳴りつけられ、琴美は震える両手をゆっくり下ろした。高校2年生とは思えない乳房と、艶やかな繁み覆われ
た股間が露わになる。
 とりわけ、バストが見事だった。大きさももちろんだが、きれいなお椀形に整い、張りのあるプリプリした感じの、思わ
ず触りたくなるような乳房だ。乳房の上にもう一つ小さな乳房がのっていると思えるほどに乳暈が発達し、ピンクに染ま
ったその膨らみの上に、可愛らしい乳首が屹立している。
「いいオッパイしてるな。Dカップはあるぞ。それに、アソコのヘアも結構濃いじゃないか。」
 男のからみつく視線と卑猥な言葉を浴びながら、琴美は体を震わせて屈辱にに耐えていた。
「さあ、測定を始めようか。」
 男はメジャーで測定しながら、少女の肉体の感触を楽しむように脇腹や腰から尻、太股と琴美の身体を撫で回す。
「キャアッ!イヤっ!」
 悲鳴をあげ続ける琴美の肌は、見知らぬ男に体を触られる嫌悪感で鳥肌がたっていた。それでも、この場から逃げ
出すことは許されない。
「さあ、いよいよその巨乳を測定だ。両手を横に広げるんだ。」
 琴美は真っ赤な顔で両手をあげた。お椀型に大きく膨らんだ乳房が、男の前に突き出される形になった。
「おおっ、これは迫力だな。」
 男がそう言ってニヤニヤ笑いながら、メジャーを胸に巻きつける。
「ほう、90はありそうだぞ…」
 琴美の肌を撫でながら、背中から男の指先がすべって来て乳首をつまみあげた。
「あっ!」
 琴美が体を固くした瞬間、男の手は急に豊かな膨らみをすくいあげ、いやらしい手つきで揉みしだきはじめた。
 
 列の先頭には、産婦人科用の検視台が置かれてあった。
「さあ、ここでは処女かどうか、性病に罹っていないかどうか、君のオ××コを検査させてもらうよ。」
 白衣を着た男が、卑猥な笑みを浮かべてそう言いながら茉莉の肩を掴み、検視台に座らせた。恐怖と恥辱に表情を
凍りつかせた茉莉に逃げ出す隙もあたえず、防衛隊の制服を着た男2人が寄ってきて、抵抗する彼女の両手両足を
革のベルトで固定した。
「ここに残る娘が、病気を持っていると、たいへん困った問題になるからね。」
 そう言いながら、白衣の男は、中をのぞかれまいと固く閉じた茉莉の白い両膝に手をかけ、ゆっくりと左右に開いてい
った。
「ああっ…」
 茉莉は脚に力を入れて踏張るのだが、男の力にかなうわけもなく、少しずつ膝が外側に開いていく。
「あっ、いやっ!」
 男たちの視線が、花芯へといっせいに注がれた。けむるように楚々とした茂みの下にぷっくりとした桃の実のような秘
部が露わになった。色も初々しく、ワレメの縦線からはほんのちょっぴり花びらがはみ出しかけているだけだった。
「ふむふむ、きれいなオ××コだ。これならまあ大丈夫かもしれんな…」
 柔らかい肉襞のすき間に、医者の指が伸び、V字型にした二本の指が大陰唇を左右に開いていく。
「いやぁ…、ゆるして…、見ないでぇ…」
 秘部を触られ、覗かれる恥ずかしさに、茉莉は涙声で哀願する。しかし、医者の指先はさらに奥に侵入し、鮮やかな
ピンク色をした粘膜をゆっくり押し広げて、肉孔の入り口を調べる。まん中に小さな穴の開いた処女膜が確認できた。
「よし、間違いなく処女だ。」
 医者がそう言うと、防衛隊員が銀色に輝く器具を差し出した。
「見てごらん、クスコだ。これを使うと、オ××コが中の方までよーく見えるんだ。」
 医者は茉莉の怯えた表情を楽しむように言いながら、膣口にゆっくりとクスコを押し当てた。
「い、痛いっ!」
 茉莉は股間に走る痛みに思わず体をのけぞらせ、悲鳴をあげる。
「暴れちゃあダメだよ、処女膜が破れるから。」
 銀色の器具は、ゆっくりと肉孔を押し開いて茉莉の体内に挿入されていく。ひんやりした金属の感触を局部に感じな
がら、茉莉はぶるぶる震え、唇を噛んでじっとしていた。
「襞々から子宮口までばっちり見える。お前たちも見てみるか。」
 医者に声をかけられて、防衛隊員も覗き込んだ。O字型に広がった陰唇の中央で、銀色に輝くクスコに赤い内部の肉
襞が鮮やかに映っている。呼吸にあわせてゆっくりと収縮している肉壺の内部には、じわじわと秘液が滲みはじめてい
た。
「綺麗なオ××コだ。ここでボランティアをやってもらうには、最適だな。」
 諸藤中尉がやって来て、そう医者に声をかけた。
 
 由香は膝伸ばしたままの格好で、上半身を前に倒して両手で両足を掴み、少し足を広げた。
「よし、最初からそういうふうに素直にすれば、痛い目に遭わなくても済んだんだ。」
 頭の禿げた年配の医者が、由香の白桃のような尻を撫でながらそう言った。
 由香は屈辱で顔を歪めながら、羞恥のポーズをとっていた。見ると医者が撫でている白い尻には、真っ赤な手の形が
いくつもついている。気の強い由香は、検査に抵抗して、その都度、男達に尻を思いきりひっぱたかれたのだ。
 医者の手にはガラス製の棒が握られている。ここでは検便をするのだが、少女達に排便させるのではなく、ガラス製
の検便棒を肛門に挿入して、検査資料を採取するのだ。
「いいかね、私が合図をしたら、自分の両手で尻ぶたを持って、思い切り広げなさい。肛門が丸見えになるようにね。」
「さあ、広げて!」
 しかし、由香はその姿勢のまま動けなかった。花も恥じらう乙女が自分から尻を広げて、肛門を露わにして見せるな
ど、とてもできることではなかった。
「早くしなさい!」
 叱りつける医者の声に反発して、由香はキッとした顔で医者を睨む。
「キャアッ!」
 由香の悲鳴とともに、何度目かのパーンといういい音が体育館に響く。医者が、真っ白なお尻を平手で叩いたのだ。
医者の手はパーン、パーンと立て続けに叩いていく。その度に、床に向かって垂れたバストが前後に揺れた。
 お尻がヒリヒリして泣きたくなってきた。こうして抵抗していたら、しばらく椅子に座れないほど叩かれてしまうだろう。
 とうとう、由香は覚悟を決めた。おずおずと両手を尻に回し、尻たぶをゆっくりと開いていく。露出したセピア色のアヌ
スは、無数の襞を寄せてキュッと窄まっている。
「よし、これでやっとケツの穴が丸見えになった。」
 突き出された由香の尻が見える位置に立つと、医者は由香の羞恥心を煽るかのように、医者らしくない下品な言葉で
そう言った。
「ああぁ…」
 由香が困惑したような、切なげな声を洩らした。医者が指先で菊孔の襞を一本一本なぞるようにして、ワセリンを塗っ
ているのだ。ゾクゾクする感覚が背中を走っていく。
「キャッ!」
 医者がガラス製の検便棒の先端を由香のアヌスの中心に突き立てた。
「力を抜いて!」
「あぅぅっ…」
 医者の指先がアヌスのまわりを揉みほぐし、窮屈な菊座にガラス棒がゆっくりと埋め込まれていく。
 そして、今度はゆっくりと引き抜かれていった。
「見てみなさい、君の体の中にあったものだ。」
 そう言いながら医者は、屈辱のあまり目に涙を浮かべている由香の鼻先にガラス棒をつきつけた。
 
 必死で我慢してきたが、とうとう耐えきれなくなった亜弓は、床に置かれたステンレスボウルを跨いだ。検尿のための
尿を採るのだが、少女たちはトイレには行かせてもらえず、体育館の床に並べられたステンレスのボウルを使って、尿
を出さなければならないのだ。
「おっ、委員長さんが、やっと、おしっこをする気になったな。」
 カルテを持った男が、からかうような口調で言った。
「俺、優等生のお漏らしを見てみたかったんだ。」
 他の男がやたら大きな声で言い、亜弓は耳まで真っ赤になった。採尿に立ち会っている男は3人。医者はおらず、全
員が防衛隊の制服を着ている。3人して、優等生タイプの亜弓をいじめて面白がっている。
「おや、まだ我慢しているのかな?」
 カルテの男が恥辱に歪む亜弓の顔を覗き込んで、首をひねった。実際、今にも漏れそうだったのが、こうしてボウル
を跨いでみると、どうしても小便が出ない。嫌らしい目つきで男達に見られながら、排泄するのは強い抵抗があり、それ
も出ない原因なのだろう。
「こっちで、垂れ流すか?尿道に管を突っ込んで。」
 別の男がカテーテルを掲げて見せた。亜弓の直前の女生徒は、自然に尿が出なかったため、カテーテルで採尿され
ていた。医者でもない男達の不器用な手つきで、尿道に管を突っ込まれる痛みに泣き叫び、自分の意思とは関係なく
強制的に尿を排出させられる様子を見て、亜弓は、どんなに恥ずかしくても自分で排尿した方がマシだと思った。
「ああ、お願いです…、トイレに、トイレに行かせてください…」
 無駄とわかりながら、何度目かの哀願をしてみるが、男達はニヤニヤ笑うばかりだ。
「ああ、もうダメ、お願い…」
 亜弓の哀願に悲痛な叫びが混じり始めた。いよいよせっぱ詰まってきたのだ。猛烈な尿意が亜弓の全神経を支配し
始めている。
「ああぁ…」
 次の瞬間、亜弓が絶望したような声を洩らした。
 ジョロジョロ…
 ステンレスに水滴がぶつかる音が響き、亜弓の股間から黄色い液体が流れ始めた。
 防衛隊の男がすかさず紙コップを亜弓の股間にあてがった。亜弓は男の手の中にある紙コップに尿を排泄していく。
 
* * *
 
「どんな施設を作るのですか?」
 渡部校長の質問に、諸藤中尉はすぐに答えるのではなく、こう切り出した。
「この学校は、防衛隊星園基地のすぐ近くで、アルメイア合衆国第7艦隊空母エンペラーの母港である横木港にも近
い。まさに、絶好のロケーションにあります。」
「それが、どうしたと言うのですか。」
 不機嫌さを隠さない口調で校長が言った。ここに来た時から、中尉の態度はなぜか校長の神経を逆撫でするのだ。
「古い城跡に建てられているというのも気に入りました。空堀に水を引き、堀にかかる橋を渡って入るようにすれば、な
かなか趣のある趣向になる」
「質問に答えていただきたい。」
 校長の声は怒りを抑えたものになっていたが、中尉の方は一向に気にする様子もなく、言葉を続けた。
「これは、防衛隊員の士気を高揚させ、モラルを維持する施設、同盟国の兵士達を歓待する施設として、欠くことができ
ないものだと私は確信しております。」
「なんですって?」
 校長は嫌な予感がして、怒りを忘れた口調で問いかけた。
「旧軍は他国の女性を使って、戦後に大きな問題を残しました。その轍を踏んではいけない。」
「まさか…」
「そうです。名称は『星園・癒しの館』、ここに作られるのは国防省附属の慰安施設ですよ。」
 


 
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