国防省附属「星園・癒しの館」
 
第6章 魔王の饗宴 4
 
 グローバーは茉莉の尻たぶを押し広げ、文字どおり野球のバットほどありそうなモンスター・コックを、彼女の茂みの
下のクレバスにあてがった。
「ああ、おねがい、許して…」
 茉莉はうわ言のように言い、髪を左右に振り乱していやいやをする。慰安嬢にされてから、心ならずも少なくない男の
性器を体に受け入れてきたが、こんな人並み外れた肉のこん棒を挿入されたら、大事な部分がどうにかなってしまうの
ではないか、そんな強い恐怖を感じたのだ。
 そんな少女に構う様子もなく、グローバーは太い屹立した物の先端を、茉莉の亀裂にゆっくりとこすりつけると、狙い
を定め、ゆっくりと力を込めて押し込んでいった。
「いたっ、痛いっ!」
 股間を裂かれるような痛みに、茉莉が悲鳴をあげて背中を反り返らせた。
"それっ!"
 逃れようとする腰を両手で掴むと、グローバーは、グイと矛先を抉り込む。握りこぶしほどある鰓首が、少女の割れ目
をこれ以上拡げられないほど大きく押し開いた。小陰唇の花びらが左右に裂けてしまいそうになっている。
「い…、いたっ…、やめ…て…」
 ズンっとグローバーが腰を突き出し、茉莉の体の中心に杭を打ち込まれたような衝撃が走る。茉莉が苦しげに喘ぎな
がら、切羽詰まった声で哀願する。
「ま、待ってくださいっ!痛い!」
"まだまだ、これからだ…"
 グローバーが、楽しげな笑みを浮かべてそう言った。女の苦悶の様子が、魔王にとって何よりの興奮剤なのだ。
「うっ、きついぃ…」
 茉莉の首がのけぞり、苦痛のあえぎがもれる。秘裂のとば口でとどまっていた肉棒が、狭い肉の小径を前進し始めた
のだ。
「ヒッ…、ううッ…」
 茉莉が絶望的な声をあげながら、体をくねらせた。四つん這いになった彼女の中に極太の肉棒がぐいぐい挿入され
ていく。茉莉の額に大粒の汗がふき出してくる。
「うぐぅっ!」
 グローバーが思いきり腰を突き出した。子宮まで押しつぶされそうな衝撃に、茉莉は背中を仰け反らせ、ひときわ大
きな呻き声をあげる。
 そんな茉莉の苦痛の呻きは、グローバーにとってこのうえない官能の艶声となった。グローバーはしっかりと茉莉の
腰を掴んで、激しい往復運動を繰り返す。巨大なペニスが、割れ目の中に埋め込まれるたびに、少女の背筋がビクン
とひきつり、柔肉が肉根をヒクつきながら締めあげる。
"気持ちいいぞ、よく締まる…"
「あ…、あっ…、あぁ…」
 茉莉の漏らす喘ぎ声が微妙に変化してきた。もはや痛みに耐える呻き声ではない。人並み外れた巨根に、最初こそ
恐怖と痛みを感じたものの、慰安嬢として性経験を重ねてきた女性器は、すぐに驚くべき柔軟性を示すようになったの
だ。柔らかな膣が潤い、激しく挿出されるモンスター・コックを包み込む。
"もう馴染んできたか、本当に奴隷向きだな、この国の連中は…。"
 嘲笑するように言いながら、グローバーは茉莉の首輪に繋がれたままのリードの紐を手に取ると、くるくると手に巻き
付けた。
"それなら、これはどうだ?"
 グローバーがぐいっ、ぐいっとリードを引っ張る。
「うっ!…ぐぐぅ」
 首を絞められた格好になった茉莉は、苦しそうに口を開けて息をしている。
"これは、いい気持ちだ…"
 グローバーが満足げな笑い声をあげた。リードを引くたびに茉莉の苦しげなうめき声が漏れ、秘苑内側の肉壁がピク
ッと締まるのだ。
"やめてください、茉莉が死んじゃいます!"
 亜弓が必死でグローバーに取りすがった。
"それが、どうした?"
 平然とした口調で答えるグローバーに、亜弓が言葉を失った。
"お前たちが死んだとしても、私たちが訴追されることはない。そもそも、お前たち国民の生き死になど、アルメイアとの
関係強化のためなら、どうでもいい、というのがこの国の政策なのだ。それが嫌なら、自己責任でがんばるしかない。さ
あ、この娘に、死にたくなければ自分で腰を振って、私に快感をもたらすように指示するのだな。"
 グローバーが悪魔的な表情を浮かべて亜弓に言った。
「茉利…、もっとリズミカルに腰を使って…」
 亜弓が、必死の表情で茉莉にグローバーの命令を伝える。
"もっと気合を入れてケツを振れっ!"
 そう言ってグローバーは、これまでより強くリードを引っ張る。
「ぐっ…」
 首を締められて息ができず、茉莉は苦しげに口を開く。
「お尻よ!お尻を振って、閣下が気持ち良くなるように、オチ×チ×を擦りあげるの、早くっ!」
 茉莉を窒息させまいと、亜弓が必死でアドバイスする。
「うぐぅっ…」
 茉利は喉の奥で苦しげな声を出しで、なりふり構っていられないといった感じで、長い髪を振り乱しながら腰を前後に
動かし、男根を秘唇で擦りあげた。
"よし、その調子だ…"
 清純な少女が、淫らに顔を上気させて腰を振っている様子に満足して、グローバーは少しリードを緩めた。

「やめろ!やめろーっ!」
 ディスプレイに向かって絶叫する信彦の横で、滝川があきれたように言った。
「なるほど、噂にたがわぬクレイジーぶりだな。どうだね、信彦?」
「………。」
 滝川の意地悪い質問が聞こえたのかどうか、信彦は怒りに満ちた表情で画面を睨みつけていた。画面の向こうで
は、犬のように惨めな姿で淫らに腰を振る茉莉の姿があった。
「可哀想に、あの娘たち、夜が明ける頃には、一人残らず壊されてしまうだろうな。」
 わざとらしい同情の響きを滲ませて、滝川が言った。
「な…、なんとかしてください、滝川さんっ!」
 戦慄すべき滝川の言葉に、信彦は滝川を振り返り、必死の形相で頼み込んだ。
「ふむ…、私はおもしろいことは好きだが、ただ働きはしない主義でね。」
 皮肉な笑いを浮かべながら、悠然と答える滝川に、信彦のあせりが募っていった。パソコンからは、茉莉の泣き声が
とぎれとぎれに聞こえてくる。そうしているうちにも、彼女の身に取り返しのつかない事態が起きそうな気がして、信彦は
思わず滝川に取りすがった。
「お願いです…。なんでもします。」
「ほう?それは、本当かね?」
 そう言うと滝川は、ぞっとするような微笑を浮かべて、信彦の顔を覗き込んだ。
「ところで、お前、私に話していないことがあるんじゃないかね…?」

「君っ、やめなさいっ!」
 琴美の濃厚なフェラチオから逃れ、佐々木が狼狽した声で叫ぶ。
 それを見たグローバーは、亜弓に命じた。
"カメラマンにも、セックスを楽しんでもらうよう言うんだ。"
"…えっ!"
 亜弓が絶句していると、グローバーは茉莉のリードを引っ張る仕草をして見せる。
「佐々木さん、琴美とセックスして…」
 亜弓が哀しげな声で佐々木に言った。
「えっ、しかし…」
「早くっ!」
 叫ぶような声で亜弓が言うが、佐々木の方は身動きもできないまま立ちすくんでいた。
 その時、二人を見ていた琴美が動いた。琴美は四つん這いになると、佐々木のペニスを軽く握って、自らの性器に導
いた。
「あっ、駄目だ…、いけない…」
 佐々木は慌てて言ったが、陰茎はスルっと琴美の中に入ってしまう。 
 琴美はゆっくりと腰を動かし始めた。
「うっ…」
 佐々木が呻いた。琴美は、だんだん腰の動きを大きくしていく。肉棒に吸い付くような肉襞の動きが生々しい。佐々木
は、自らも快楽を求めて動きそうになるのを、必死の思いで耐えた。
"そこの娘が、取り残されて寂しそうだな。"
 呆然と立ったままの由香を見て、グローバーが言った。
"それじゃあ、お前がオ××コをなめてもらえ。男とセックスしなければ、良いのだろう。"
 グローバーの意地悪い声に、もはや逆らうことなど考えられない亜弓は、由香に向かって静かに言った。
「由香…、私のアソコをなめて…」
 佐々木が投げかける驚きの視線に、身を切られるような辛さを感じながら、亜弓は仰向けになった由香の顔を跨い
で、ゆっくり腰を落としていった。
「あっ…、あっ…、お願いっ…、あなたも…」
 琴美が腰を振りながら言う。その声に、とうとう佐々木も腰を動かし始めた。
「あっ…、あっ…、あっ…、うぅっ…」
 佐々木と向かい合った位置で、亜弓が裸身をくねらせ、悩ましげな声を漏らす。由香の顔は、亜弓の愛液でべとべと
に濡れていた。
"そうだな、そのまま、コトミがユカのオ××コをなめれば、面白いモニュメントができるな…。"
「こ…、琴美…、由香の…、オ××コを…、なめて…」
 亜弓が喘ぎながらグローバーの命令を伝えると、琴美は四つん這いで佐々木に貫かれたまま、仰向けで亜弓の陰部
をなめている由香の股間に顔を埋めた。
「あっ…、あっ…」
 とたんに由香は、可愛らしい声を上げ始めた。それに、ペチョペチョという水っぽい音が重なる。由香は自分に加えら
れた刺激をそのまま伝えるかのように、舌をできるだけ長く突き出すと、鼻先にある亜弓の部分を上から下へ、下から
上に、クリトリスから蟻の戸渡りの部分にわたるまで、何度も何度もなめ回した。
「あうっ…、あん…、あんっ…、くふうっ…」
 亜弓の喘ぎ声が貴賓室いっぱいに響いた。その両手は、無意識のうちに快感を求めるかのように自らの乳房を揉み
しだいている。
「あ…、亜弓ちゃん…」
 堕ちた天使の姿は佐々木の理性を崩壊させてしまったらしい。自分がつながっている少女が亜弓であると錯覚してい
るかのように、彼の腰は激しく動いている。
「あん…、あん…、あぁんっ!」
 男の激しい動きに、琴美は全身をくねらせて喘いだ。
"よし、俺たちも行くぞっ!"
 そう言うと、グローバーはこれまでとは全然違った勢いでピストン運動を開始した。肉がぶつかりあう音が室内に響く。
「あ、あぁ…、あぁん…」
 亀頭の反り返りがGスポットを擦る。茉莉の喘ぎ声が裏返って掠れ、開ききった膣が男根をキュッキュと締め付けた。
"よぉし、ホラホラ、どうだ?"
 激しくピストン運動を繰り出しながら、グローバーは、首輪に繋がっているリードを手にしてぐいぐいと引っ張り始める。
「ぐっ! はう…、うぐぐっ…」
 茉莉は頂点近くまで昇り詰めた性感と、窒息しそうな苦しさで、意識が朦朧としてきた。
"ふふふ…、この国の人間は、みんなアルメイアの家畜なのだ!"
 グローバーが楽しげに叫んで、激しく腰を動かした。秘苑の肉襞がきゅっと収縮しながらグローバーの一物に絡み付
く。さすがのグローバーもガマンしきれなくなってきた。
"出すぞ…、いっぱい出してやるっ!"
 一瞬、茉莉は自分の中に入っている物が生き物のようにビクッと収縮したのを感じた。
 次の瞬間、ドックンドックン、と白い粘液が大量に茉莉の子宮に放出された。それは膣内を満杯にして、彼女の肉道
を逆流しそうなほどの量だった。

"よし、これでいい…"
 将校の休憩室としてあてがわれた部屋で、ジェフリー・エドワーズはノート・パソコンのエンターキーをたたいて、そう呟
いた。正体不明の人物から送られてきたメールを、そのまま転送する…。それは、裕福な家庭に生まれて優等生として
育ち、士官学校を優秀な成績で卒業し、参謀本部に抜擢された彼が、生まれて初めて起こした「反乱」だった。
"これで、魔王と刺し違えだな…"
 そう言いながらも、ジェフの心は言いようのない満足感で満されていくのだった。

 すっかり夜が更け、もうすぐ日にちが変わる。静かな館長室で、2人の男が酒を酌み交わしていた。
「キャバクラ、ソープランド、デリヘルなどで働いている女を1000名、ご要望どおり連れてきました。今頃は施設の各所
で、アルメイアの兵士たちに記憶に残るサービスを施していることでしょう。」
 静かな口調で報告する滝川に、珍しく喜びの表情を浮かべた諸藤が深々と頭を下げた。
「ありがとうございます。そもそも、大佐の情報がなければ、伊東たちの企みもわかりませんでした。それに加え、替え
玉の風俗嬢の手配までお願いしまして、恐縮です。ところで、その費用は…?」
「情報部の調査費です。私の一存で使うことのできる、領収証も要らないカネですから、事務方に知られることはないで
しょう。」
「おかげさまで、助かりました。お礼の申しようもございません。費用はいずれ、なんとか工面して…」
「なあに、私もここの施設は面白いと思って要るんですよ。ファンの寄付だと思ってください。ただ、2つばかり、ささやか
なお願いがあるのですが。」
「どんなことでしょう?」
「貴賓室を含むいくつかの部屋での一部始終が、私の端末でいつでも見られるようにさせていただくこと。そして、情報
部が、施設の中で自由に活動することを認めていただくことです。」
「結構です。」
 そう言って、諸藤は深々と頭を下げた。同盟成立のあいさつである。滝川も軽く頷いて、言葉を続けた。
「ご好意に感謝します。…そうそう、それと、今頃、魔王グローバーは部下の兵士たちを残したまま、娘たちを解放し
て、渋い顔で本国に戻っていますよ。」
 思いがけない言葉に、諸藤は驚きの表情を浮かべた。
「それは、それは…!重ね重ね、ありがとうございます。」
 諸藤が丁重に礼を述べたのは、本心からである。「癒しの館」の看板娘たちに凌辱の限りを尽くされたうえ、使い物に
ならなくされることは、諸藤としても、できれば避けたいところだったのだ。
「いやいや、お礼には及びません。あなただけでなく、もう一人からも頼まれたものでね…」
 滝川は軽く手を振りながら、後半は半ば独り言のように言う。
「しかし、どうやって、大将を帰還させたのです?」
 不思議そうな顔をする諸藤に、滝川が事もなげに答える。
「この世の中で、あの悪魔に命令できる唯一の存在、アルメイア軍最高司令官の命令。」
「えっ、大統領…。…底の知れない方だな。あなたは…」
「参謀本部付きの若い将校が送信した緊急メールが、大統領府にインパクトを与えたんですな。」
 感嘆と畏怖の表情を浮かべる諸藤を見て、滝川はカラカラと笑った。
「そうだ、友情のしるしに、あなたに一つおみやげを差し上げよう。」
 滝川はカバンの中から、クリーム色の一冊のファイルを取り出す。
「面白いことが書いてありますよ。」
 そう言うと、滝川はニヤリと凄みのある笑みを浮かべた。

 


 
 「国防省附属「星園・癒しの館」目次へ
 
 「Novels」へ
 
 「ぷろとこーる・ラボ」トップぺージへ 
動画 アダルト動画 ライブチャット