国防省附属「星園・癒しの館」第2部
 
第2章 男子の帰還 2
 
「極悪非道のテロリスト達が村を襲い、罪のない人たちを殺害していました。」
 大谷がそう言うと、横にいた豊川が言葉を継いだ。
「病院を襲ったテロリスト達は、生まれたばかりの赤ん坊を床に投げつけていたんです。」
 横木高校の男子たちは、防衛隊横木基地内のプレスセンターにいた。間もなく記者会見が始まるのだが、今はその
リハーサル中であった。ボランティア隊員第一号であり、激戦地から無事帰国した彼らは、国防省にとって、格好の広
告塔であった。
「あ、君、もう少し必死さが欲しいな。本番では身を乗りしてさ、声ももっと張り上げようよ。」
 ディレクターがそうレクチャーする。マスコミもグルだ。この国のマスコミが反権力であることをやめて久しい。それどこ
ろか、マスコミ関係者が積極的に与野党に働きかけ、政財界を動かすフィクサーになることすらあるのだ。
「それに、全体的にもう少しインパクトが欲しいな。少し脚色して、さっきの、テロリストにレイプされてた女の子の話、家
族の前でレイプされてたことにしない?それで、そのあと全員撃たれて殺されたとかさ。」
「えっ!」
 豊川がギクッとした表情を浮かべた。それは脚色ではなく、実際に起こったことそのままだ。ただし、それを行ったの
はテロリストなどではなく、坂巻たちであり、豊川自身もそれに加担して、泣きじゃくる少女を犯した。
「防衛隊員達は、自らの命も顧みず正義のために戦っています。」
 町田が熱っぽく語る。
「今の喋り方、良かったよ。あとはもう少しカメラを意識して…」
「はい…。…現地の人からも感謝されているんですが、まだまだ人数が足りません!」
「そうそう、そんな感じ…、それなら視聴者受け間違いなし。」
「ぜひ、一人でも多くの方に、フサインに行って欲しいと思います。」
 町田の訴えは、真剣そのものに見える。
「よーし、いいぞっ、じゃあ本番行こうか。」
 ディレクターの声が響いた。

「よろこんでくれるかな?男子のみんな…」
 そう言いながら、琴美は色紙を切ってのりで貼り合わせている。帰還した男子の歓迎会のために飾りつけを作ってい
るのだ。
「もちろんよ。こんなに心を込めて準備してるんだもの。」
 答える茉莉は、お菓子のレシピ集に印をつけている。わずかな自由時間を使って、女生徒たちは分担して準備を進
めていた。
 最初、歓迎会をやりたいと申し出た時、「そんな時間はない」と言われて、にべもなく却下された。亜弓が何度も繰り返
し頼み込み、慰安スケジュールには絶対に影響させないという条件付きでやっと許可されたのだ。フサインからの帰還
兵の慰安スケジュールも組まれる中、彼女たちは、ただでさえ少ない自由時間を削って、慰安をこなさなければならなく
なった。
 それでも、女子生徒たちは楽しそうだった。こうして、歓迎会の準備をしている間はみんな笑顔で、完全に普通の女子
高生に戻っていた。
(なぜ、彼らだけが帰ってきたのかしら…)
 そんな中で、一人だけ不安を抱え、物思いに沈んでいたのは亜弓である。派遣部隊に積極的に協力した者だけが帰
国を許されたという情報は小耳に挟んでいたが、不安がさらに強くなったのは、歓迎式典での女生徒を見つめる男子
たちの表情を見た時であった。彼らはまるで別人のようで、女生徒の身体を貪るために日々館にやって来る男たちを
思わせるものだった。歓迎会をさせて欲しいと交渉をしながらも、亜弓は女生徒たちの思いが裏切られるのではない
か、との懸念を強くしていた。
「どうしたの?何か心配事?」
 茉莉が心配そうに尋ねてくる。
「ううん…、何でもないわ…、ちょっと疲れただけ…」
 楽しそうに準備を進める仲間たちの雰囲気を壊したくなくて、亜弓はできるだけ穏やかな笑顔を作った。

「お前たち、なかなか良かったぞ。」
 撮影を終えて記者会見場から出てきた男子たちを、前川が迎えた。
「そうだ。坂巻少尉がした約束、覚えているか?」
「はい!」
 大谷が答えた。フサインにいる時は「生徒を売った教師」である前川のことを、「あいつ、もし帰ったら、ぶっ殺してや
る」などと言っていたのに、今ではすっかり柔順になっている。
「女子の人気投票の件だ。」
 前川がニヤリと笑う。他の男子も頷いた。忘れもしない。帰りの船の中で坂巻は女子の人気投票を行い。上位五人
の女子とセックスさせることを、彼らに約束したのだ。
「その約束、もうすぐかなえてやるよ。」
 前川の言葉に、男子たちは一様に顔を輝かせた。

「すみません、これ、ください。」
 由香はレジの上に商品を並べて、身分証を差し出した。中年男の店主は身分証を手に取り、ニヤニヤ笑いながら由
香と見比べた。
「きちんと本人確認しないといけないからね…、2年生の柴崎由香ちゃんね…、ほう…、可愛いオッパイしてるね。」
 身分証明書には裸のバストショットが使われている。身分証があれば、慰安嬢たちは、現金を持たなくても買い物を
することができるが、そのかわりに裸の写真を見せなければならない。
 店主は目を輝かせて二つ折りの身分証を開く、そこには由香の性器の写真が貼られていた。
「おおっ、きれいなオ××コじゃないか…」
 卑猥な笑みを浮かべながら、店主はバーコードを読み取った。こうしてバーコードを読み取れば、買い物に来た慰安
嬢の画像をダウンロードすることができる。店には国防省から代金が支払われるので、不正使用がないよう、本人を確
認するためということになっているが、掲載されているのは、彼女たちの恥ずかしい写真で、エロ画像そのものである。
(ああ…、もう、いや…)
 頬が熱くなるのを感じながら、由香はじっと待っていた。
 どこかの店に入る度、こうした恥ずかしい思いをするので、普段はできるだけ買い物に行かないようにしているのだ
が、今は限られた時間で歓迎会に必要な物を集めないといけない。女生徒たちは恥ずかしいのを我慢して商店街を回
り、飾り付けの品や飲み物、食べ物、さらには男子に喜んで貰おうと、ささやかなプレゼントも含めて、手分けして買うこ
とにしたのだ。
 店主はレジに接続したパソコンをクリックした。画面いっぱいに全裸でM字開脚のポーズをとる由香の姿が映る。
「由香ちゃん、大胆だなぁ…どれどれ、このオ××コで間違いないかな…」
 由香を見つめる店主の表情に、なんとも言えない卑猥な笑みが浮かんだ。淫らな画像と目の前の清純な女子高生が
同一人物だと確認することで、男の淫らな妄想は無限に広がっていく。その間、由香はその視線にじっと耐えているし
かなかった。

「検査、パスしたか?」
 益本が大谷に尋ねた。男子たちはかつての星園高校、「癒しの館」に戻って来ていた。最初に連れて行かれたのは
「検査室」と表示された部屋、かつては、物理の実習室として使われていた部屋だ。彼らはそこで、性病検査を含む健
康診断を受けた。
「ああ、もちろん!」
 大谷が頷くと、豊川が茶化して言う。
「お前、フサインで現地人相手にやりまくってたから、ヤバかったんじゃないか?」
「お前だって、百人斬りだとか言ってたじゃないか。」
 大谷がそう言って豊川を小突いた。フサインに送られた当初は、他の男子と同じように悲惨な従軍生活を送っていた
が、坂巻らに媚びへつらい、気に入られてからは、テロとの戦いを口実に好き勝手に振る舞うことができた面々であ
る。
「これで、琴美のアソコの中に、中出しできるんだぜ!」
 益本が興奮した様子で言うと、豊川がニヤニヤ笑いながら答えた。
「やっぱり掃討作戦で犯るのとは違って、萌えるよな。」
「…ああ。」
 益本の表情が少し曇った。同じように掃討作戦に参加していても、抱えている思いには各々差がある。複雑なことは
考えない性格の大谷や、むしろ楽しんで参加していた豊川と違い、益本は、後味の悪い記憶として、できれば忘れたい
と感じていた。
 掃討作戦で多くの市民が犠牲になっている。それでも作戦を続ける理由について、アルメイアや国防省は、テロリスト
が一般市民の中に紛れ込んでいるからだと言うが、フサインの現状はそう単純ではない。そもそも、テロリストを支援し
ているとされる旧フサイン政府や原理主義宗教組織に家族の誰一人として関わっていない家というのは珍しかった。し
かも、アルメイアとその同盟国の軍によって、今日、家を焼かれ、家族を殺された一般市民が、明日は武器を持ってテ
ロリストになるのである。
 男子たちが検査室を後にし、廊下を歩いていると、背後で何か争っている様子が聞こえた。
「おいっ!」
 振り返った大谷が声をあげる。
「えっ?」
 男子たちは目を見張った。胸と股間を手で隠した全裸の少女が、彼らの横を駆け抜けていく。
「おーい、君たち!その娘を捕まえてくれ!」
 白衣を着た男が少女を追いかけて来て、大谷たちに向かって言った。
「よしっ、行くぞっ!」
 豊川が他の男子に声を掛けると、全員が一斉に少女に向かって駆け出した。俊足で鳴らした益本が少女の前に回り
込んで行く手を遮る。彼女が方向を変えようとすると、大谷が前に立ちはだかった。こうして獲物を追い詰めて行く方法
は、ここ数カ月の訓練と実戦ですっかり身についている。男子たちは、じわじわと包囲網を縮めていった。
「ああ…、お願い…」
 少女はその場に立ちすくみ、脅えた表情で哀願した。目鼻立ちのくっきりした小麦色の肌の美少女だ。男子たちの脳
裏にフサインでの記憶がよみがえる。
 豊川が下腹部を庇う少女の腕を掴んだ。思わず腰を引く彼女の下腹部に、逆三角形に生えた陰毛が露わになった。
「や、やめてっ!」
 少女は抵抗したが、寄ってたかって襲いかかる男たちにかなうわけもなく、必死の抵抗も簡単にねじ伏せられていく。
「よーし、こっちに連れて来てくれ。」
 そう言って、白衣の男が入って行ったのは、さっき男子たちが性病検査を受けた検査室だった。
「その子を、そこの内診台の上に乗せてくれ、脚を開かせて、性器が見えるように。」
 大谷と豊川は、少女の背後に回ると、彼女の両膝の裏にそれぞれ手を持っていき、小さい子供におしっこをさせるよ
うな体勢で持ち上げた。
「イヤっ!離してっ!」
 必死で逃れようとする少女の抵抗もむなしく、大谷たちが内診台に彼女を乗せると、白衣の男は手際よく、その両手
両足をベルトで固定していく。
「私は『校医』だ。星園癒しの館の医療及び衛生責任者、大島賢一と言う。君たちは、フサインから帰還した男子生徒
だな。」
「はい、そうです。」
 町田が答えた。インテリにを自認する彼は、インテリに対する親近感も強い。
「ちょうどいい。君たちには、慰安嬢の健康診断も手伝ってもらうからな。手順を覚えていってもらおう。」
 ぶっきらぼうな口調で言いながら、大島はバインダーに綴じたカルテのようなものを示した。
「この娘は、今日、当館にやって来た慰安嬢で、平良ミキと言う。」
 町田が他の男子たちにカルテを見せる。身長、体重、スリーサイズはもちろん、ミキのあらゆるデータがびっしりと記
載されていた。
「重要なのは性病検査だ。目視と触診の後、血液検査と膣分泌物検査、尿検査の3種類の検査をやる。」
 そう言って、大島が検査内容を説明する。
「君たちにやってもらうのは検体つまり、血液、膣内分泌物、尿の採取だ。尿は紙コップを局部に当てて排尿させてもい
いが、排尿しない場合は、カテーテルで採取する。」
 そう言うと、大島はガラス製の細い管を町田に渡した。
「やってみたまえ。」
「はい!」
 カテーテルを手にした町田が内診台の前に立つと、他の男子たちも一斉にミキの股間を覗き込んだ。 
「あっ、だめっ!、ああっ、いやっ、恥ずかしい…、見ないでぇ…」
 医者だけではなく、同じ年頃の少年たちに陰部を見られ、ミキは半ばパニック状態になって身を捩る。
「じっとしていないと、怪我をするぞっ!」
 大島がミキを叱り飛ばし、彼女が身動きしないよう、数人の男子に体を押さえさせた。
 ラテックスの手袋をした町田の指が大陰唇を開き、小陰唇をかき分けると、クリトリスのすぐ下にポツンと小さな穴が
見えた。
「いやぁ…、へんな事しないで…」
 そう言って泣きべそをかくミキの様子を楽しみながら、町田は指先で尿道口を開き、ガラスの管をゆっくりと突っ込ん
でいく。
「痛いっ!」
 チクッとした痛みに続いて、冷たい異物が体内に挿入される感触があった。痛みと言うよりは恐怖と屈辱のために、ミ
キは思わず声をあげた。
「おっ!出てきた、出てきた…」
 黄色い体液がカテーテルを通って紙コップに溜まっていく様子を、男子たちは好奇心いっぱいの表情で見つめてい
た。

「さあ、急がなきゃ…」
「うん…」
 茉莉の言葉に、琴美が頷いた。急いで寮に帰っても、楽しいことが待っているわけではない。待っているのは、彼女た
ちの身体を玩具にし、貪ろうとする男たちだ。それでも二人は小走りに帰路を急ぐ。歓迎会とその準備の時間を作るた
め、二人の慰安スケジュールは日に日に過密なものになっていて、ゆっくり帰ったのでは間に合わないのだ。しかも、
超過密スケジュールであっても、お客を満足させない訳には行かない。無理を言って都合をつけて貰った分や短縮した
分は、いつもより濃厚なハードプレイでカバーすることになった。
 それでも、歓迎会の計画を立ててからは、慰安の辛さが少しだけマシになったような気がする。
(人間は目標があると、がんばれるもんだな…)
 琴美はそう思った。だからこそ、彼女たちはあらゆる代償を払って歓迎会を開こうとしているのだ。
「じゃあ、がんばろうね…」
 茉莉に声をかけて、琴美は自分の部屋のドアを開けた。中に人の気配があった。
(…もう、来てるんだ…)
 琴美は時計に目をやる。約束は午後七時、予約時間まで、まだ三十分ある。
「ただいま!」
 できるだけ元気な様子を装って部屋に入る。そうしないと、どんどん自分が惨めになっていくように思うからだ。部屋に
は三十歳ぐらいの大柄な男がおり、ベッドに腰掛けて『星の園』を眺めていた。フサインから帰還した防衛隊員だと聞い
ている。腕も、胸板も逞しかった。
「こんばんは、遅くなってすみませんでした。」
「ああ…」
 男は表情も変えず、無愛想に答えた。
「シャワー、浴びてきますから、もう少し、待っていただけますか?」
「そのままでいいさ。」
 そう言うと、男はいきなり琴美の腕を掴んでグイッと引き寄せた。バランスを崩した琴美は、男の腕の中に倒れ込む。
 男の手が琴美のあごをすくいあげ、唇が琴美の唇にむしゃぶりついてきた。琴美は目を閉じて男の唇を受け入れ、自
分から男の口内に舌を入れた。見かけによらない大胆な反応に、男は一瞬とまどった様子だったが、すぐに伸ばした
彼女の舌を唇で挟み、吸い始めた。唾液が溢れそうになり、琴美は男の唇を吸い返す。二人は互いの舌を絡め合っ
た。
 男の手が制服の上から琴美の豊かな乳房を揉み始めた。もう一方の手はスカートの中に入って、パンティーの上か
ら股間を撫でている。
「ん…、うぅん…、んん…」
 琴美の喉の奥からは、ひっきりなしに可愛らしい哭き声が漏れている。
 男の唇が離れると、琴美は苦しげに目を閉じたまま濡れた唇を舌で拭い、ベッドに腰掛ける男の太腿の間に身体を
滑り込ませた。
「オチ×チ×、しゃぶらせてくださいね…」
 制服姿の琴美が床に跪き、幼さが残る愛らしい顔で上目使いに男の顔を見て言う。決められた仕草だったが、男を
有頂天にさせるには十分だった。
「おお…」
 男は興奮を隠し切れない様子で頷いた。
「失礼します…」
 そう言って琴美は男のスラックスを脱がせると、トランクスの上からチュッチュッと何度も男のモノにキスした。そして大
きく勃起した肉棒を取り出す。
「オチ×チ×、カチンコチンですねぇ…」
 琴美は手を伸ばし、陰茎に両手の指を添えると、舌の表と裏を使って、くるりくるりと亀頭冠をなぞった。
「これ、気持ちいいですか?」
「ううっ、気持ちいいぞっ…」
 男は琴美の髪を掻きまさぐりながら声を漏らす。琴美は陰嚢を優しくこね回し、男の肉棒に舌を絡ませながら、自ら制
服のボタンを外し、ブラジャーのホックを外す。今まで押し込まれていた乳房に弾かれ、白いブラジャーがはらりと床に
飛ばされた。
 琴美の口が男根を根元まで頬張り、頭を前後に動かす。胸をはだけた上半身で、お椀型に盛り上がった乳房が大き
く揺れている。男の手が伸び、揺れる乳房を揉みしだく。
「うぅ…、もういい…、出ちまいそうだ…」
 かすれた声で男は言うと、琴美の顔を押し、腰を引いた。
「それじゃあ、そろそろ入れますね…」
 恥ずかしそうにそう言うと、琴美は男をベッドに仰向けにさせて、その体を跨いだ。柔らかな指先で肉棒を割れ目にあ
てがい、ゆっくりと腰を下ろして、胎内に男を受けて入れていく
「あ…、ああん…」
 切なげな吐息とともに怒張を根元まで呑み込むと、琴美はゆっくりと腰を振り始めた。琴美の肉襞が男根を包み込
み、たまらない快美感を男にもたらす。
「おうっ…、いいぞっ…」
 そう言うと、男も琴美の動きに合わせて腰を突き上げる。クチュクチュと肉棒が愛液をかき回す音がする。愛蜜は怒
張を伝い、ベッドに染みを作っていった。
「あはん…、いい…。もっと強く…、もっと奥に…」
 うわ言のように言いながら琴美は淫らに腰を振り、怒張を自分の奥深く迎え入れる。男は目の前にある豊かな乳を両
手で揉みしだいた。
「い、イきそう…。あ、ああ、いいっ…、オ××コ、気持ちいい…」
 琴美は顎を仰け反らし、可愛い声でよがり声をあげる。
「うっ…、出るっ…」
 男は琴美の腰を掴み、呻き声とともに怒張を奥深くに送り込んだ。
「あぁっ…、いっ…、いくぅ!」
 琴美の膣が男の肉棒をキュッキュと締め付けた
 この数か月、好むと好まざるとにかかわらず、変わったのは男子だけではなかった。



 派遣部隊が帰還して三日目、放課後から夜の慰安までの三時間、それが歓迎会の時間だった。場所は、亜弓が南
原事務長と交渉して、星園高校当時と一番変わってない体育館を借りることに成功した。
 いよいよ当日。午後のスケジュールを終えた横木高校の女生徒たちが三々五々、体育館に集まって来て、歓迎会の
準備を始めていた。
 書道部の樫村美里の手になる「おかえりなさい!」と書かれた横断幕を貼り、くす玉も用意した。テーブルに並んだお
菓子やケーキも自分たちで焼いたものだ。
「あ、襟、大丈夫かな?ちょっと見てよ。」
「んーと…、大丈夫バッチリ!」
 女生徒たちは、お互いの髪や服装をチェックし合ったりしていた。髪の枝毛や服の皺を気にしながら、表情には自然
と笑みがこぼれている。それは、まるでデートに出かける前のような、あるいは新学期を迎えて、新しいクラスメートとの
出会いにワクワクする時のような、胸をときめかせる時間だった。
 由香に指摘され、琴美はリボンを直した。準備はすべて整い、後は男子の到着を待つばかりだ。



 
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