国防省附属「星園・癒しの館」
 
第2章 業務開始! 4
 
 横木港を見下ろすロイヤル・インペリアル・ホテルの最上階にある高級ラウンジでは、VIPルームを借り切って、政財
界の有力者を招いてのフサイン派遣部隊幹部の壮行会が開かれていた。
「部隊の若い諸君には今、癒しの館で楽しんでもらっております。あそこの施設も早急に整備して、司令官クラスの皆さ
んにもおいでいただけるようにしないといけませんな。」
 この壮行会の主催者である国防省の伊東施設長が、得意げにそう話しかけた。相手は、中背でがっしりした体つき、
鋭い目をした、まさに「軍人」という呼び方がピッタリくる男である。彼こそが、この会の主役、派遣部隊隊長の二階堂大
佐だ。
「すでに付近の住民は立ち退かせてありますから、次の機会にはこのラウンジに勝るとも劣らない施設を準備させてい
ただきますよ。」
 にこやかにそう言った白髪の紳士は、稲見横木市長だ。
「ほう、もう用地を獲得したのですか。」
 伊東が感心したような口調で言う。
「何せ、有事法制が発動していますから、国防省の施設を作るとなれば、補償も一切なく、速やかに住民を立ち退かせ
て、家屋を解体できます。あっという間に、更地ですよ。」
「しかし、予算はどうなさいますか?」
 熊本工務店の宇野常務が、周りの表情を伺うように口を挟んだ。その目にはビジネスチャンスに食らいつこうとする
どん欲さが見える。
「売上税の税率を上げて、国民から取り立てれば済むことです。昔から言うでしょう。『民は生かさぬよう、殺さぬよう』と
いうやつです。」
 稲見は相変わらず、にこやかな表情を崩さずに言う。住民の利益を守るのが市長の役割だとは、考えたことすらない
ようだ。
「そうすると、今の校舎もつぶして、高級娼館を作ることができますな。」
 顔を輝かせて宇野が言うと、すかさず口を挟んだ男がいた。
「いいえ。星園・癒しの館は売春宿ではなく、女子高校生がボランティアで、慰安嬢としての奉仕活動をする場です。一
部に高級ラウンジを作ることは認めますが、基本的な作りは高校の建物そのままでなければなりません。」
 暗い声ながら、断固としてそう言ったのは、癒しの館館長の諸藤だった。
 
「ああぁぁーッ!いやぁーぁぁッ…」
 吉崎佳奈が、悲しげな悲鳴をあげた。
 彼女は、教室の奥の方に並べられた机に全裸のまま縛りつけられている。解剖されるカエルのように両手両脚を開
いた彼女の身体を、5人目の男が貫いたのだ。ついさっきまで処女だった佳奈は、体の中に男が侵入してくる度に悲痛
な叫び声をあげ、人形のように可愛らしい顔を涙でぐしゃぐしゃにしている。
 1時間目の政治経済の時間に、出された問題に答えることができなかった女生徒たちの中でも、清純でおしとやかな
佳奈は、兵士たちの攻撃欲と嗜虐性をかきたてるらしく、あっという間に数人の男に取り囲まれ、乱暴なやり方で処女
を散らされると、次々に男に凌辱されていた。
 下半身裸になって佳奈の上にのしかかり、ひたすら腰を動かして快楽をむさぼっている男の後ろには、まだ二、三人
の男が順番を待っている。
 小森美緒をはじめ3人の女生徒も、それぞれに男たちに犯されていた。
 そんな中、教室のまん中で男たちに囲まれ、乳房や性器を弄ばれていた琴美は、なぜか手足の自由を奪っていた縛
めを解かれた。
「これ、着ろよ!」
 琴美が着ていたセーラーカラーのブラウスとチェックのミニスカートが床に投げられた。下着は男たちがすでに「戦利
品」としてポケットに入れてしまっており、どこにも落ちていない。
「えっ?はい…」
 怪訝な顔で小隊長と呼ばれる男の顔を見ながら、琴美は慌ててブラウスとスカートを身につけた。
(もしかしたら、これで許してもらえるのかしら…)
 不安と期待に胸をドキドキさせながら、男たちを見回す琴美に、小隊長が命令した。
「そこの机に手をついて、机の脚と同じ幅に足を開くんだ。」
 抵抗すればまた裸にされると思い、琴美は素直に命令に従う。すると、小隊長は2人の男に命令して、琴美の両方の
足首と机の2本の脚を、机に手をついた姿勢の手首と残る2本の机の脚とを、それぞれ縛りつけた。縛めをほどかれ
たのは、単に姿勢を変えさせるために過ぎなかったのだ。
「よし。」
 そう言うと、小隊長は琴美に近づいてきた。
「あっ、イヤッ!」
 小隊長はもがく琴美のブラウスの裾をたくしあげて、乳房を剥き出しにした。机に手をついた姿勢のために、双乳が
円錐形に垂れ下がり、その豊かさが一層強調されている。男は、その柔らかい膨らみを両手で鷲掴みにし、桜色の乳
首を指の腹で押しつぶすように摘んだ。
「あっ!だっ、だめぇ…」
「ふふふ…、乳首がびんびんに硬くなってくるぞ。」
 耳元でささやきながら、琴美の敏感な乳首をつまみ上げた。彼女がびくっと身体を反応させる様子を楽しむように、硬
く尖り始めた乳首をクニクニと弄ぶ。
「空井、交替するか?」
 そう言って、乳首の愛撫を他の男と交替した小隊長は、琴美の後ろに回った。尻を突き出した姿勢になっているた
め、ミニスカートはなんとかやっとヒップを隠している状態だ。ニヤリと笑って、彼はそのミニスカートをぺろんと捲り上げ
た。
「キャッ!」
 ヒップに空気を感じて、琴美が小さな悲鳴をあげる。
「よーし、これでいい。やっぱり、女子高生は制服姿のままセックスしないとな。」
 小隊長が満足そうな声で言うと、琴美の周りに集まった男たちも口々に賛同の声をあげた。机に固定された彼女は、
セーラーカラーの制服をたくし上げられて胸を露わにしている。下半身はチェックのミニスカートを捲られてお尻を剥き
出しにされ、机の幅にあわせて広げられた太腿の間からは、下腹部を覆う陰毛やぷっくりした大陰唇も覗いている。そ
れでいながら、白いハイソックスに黒いローファーの靴を履いたその姿は、なんとも言えず淫らだった。
 小隊長は、つるつるした肌の感触を楽しみながら丸みを帯びた尻を撫でると、両手で尻たぶを開いた。褐色がかった
肛門の窄まりも、サーモンピンクの肉ビラも、再び余すところなく男たちの視線に晒される。
「そら、オ××コもケツの穴も丸見えだ。」
「大事なところも、お尻の穴も、もうビショビショですよ。」
 一人の男がそう言ってニヤニヤ笑い、琴美の女陰を指でつついた。その部分は男たちにいじられていたせいで、
液に濡れそぼった恥毛が白い肌に張りつき、蜜壷から溢れ出した愛液が、可憐な菊蕾まで濡らしているのだ。
 男の指が熱く潤った琴美の媚肉をまさぐり、妖しく美しいピンクの肉層の中から、小さな肉芽をさぐり出して、こりこりと
揉みあげる。
「クリちゃんもこんなに大きくしちゃって、まあ。」
「ああぁぁ…」
 琴美は全身を悶えさせながら、男の愛撫から逃れようと腰を振る。そこに、容赦なく他の男たちの手が伸びる。
「可愛い顔して、結構いやらしいんじゃないか、こいつ。」
 男たちは陰部や肛門を弄びながら、言葉でも琴美を責めたて、羞恥と絶望の淵に落としていく。
「う、うう…」
 琴美がすすり泣き、涙が机の天版にポタリポタリと落ちる。制服を返された時に、一瞬、希望を持ったために、かえっ
てその反動が大きく、より深い哀しみがこみ上げてきたのだった。
「よし、バックから挿入しようぜ!ワンワンスタイルで処女喪失だ!」
 小隊長はそう言うと、ズボンのベルトを緩めて、すっかり怒張している自分の肉棒を取り出した。
「小隊長、コンドームはつけないのでありますか?」
 空井と呼ばれた男が上官に質問した。館に入った時の説明では、女生徒たちは避妊薬を飲んではいるものの、性病
予防のために、セックスする時にはコンドームを使用するようにと言われていたのだ。
「間の抜けた質問をするな!せっかく処女をいただくんだ。ナマに限るさ。」
 小隊長は部下をそう一喝すると、ニヤリと笑って付け加えた。
「お前たちは俺の部下として、これから一緒に戦地に行くんだ。昔から、共通の女とヤルのを穴兄弟と言ったりするだ
ろ。この娘のオ××コで義兄弟の契りを結ぼうじゃないか。」
 そう言って楽しそうに笑うと、小隊長はそそり立つ凶器を握って琴美の股間にあてがい、いきなりバックスタイルで突
き上げた。
「あうっ!い、痛いっ…」
 ズブ、ズブブッと怒張した肉茎が柔らかい恥肉を左右に押し開き、一気に根元まで押し込まれる。突然訪れた激痛
に、琴美は悲鳴をあげ、肉の凶器から逃れようと、腰を揺すりたてた。だが、足首を机に固定されているので、しょせん
それも無駄なあがきにすぎない。
「いいぞ…、最高だ…」
 男は粘膜に陰茎を包み込まれた気持ち良さに思わずそう呟き、肉棒全体を琴美の中に深々と差し入れたまま、しば
らく処女地の窮屈さを堪能していた。
(ああ、もうダメ、どうしよう…、入れられちゃったよぉ…)
 名前すら知らない男によって無理矢理に女にされてしまった屈辱、羞恥心、諦め、哀しみなど、さまざまな負の感情が
琴美に襲いかかってきた。そのショックで琴美はシクシク泣き出す。しかし、それがかえって男の欲情をかきたてた。
 小隊長は、両手で琴美のくびれた腰を抱きしめ、腰を前後に激しく揺らして責め立てる。
「うっ…、うっ…、ううっ!」
 男の動きを胎内で感じるたびに、琴美は悲しげな呻き声をあげつづけた。
 
 ラウンジの窓から見える横木港には、防衛隊が保有する唯一の空母「しらとり」が停泊していた。今回のフサイン派遣
部隊の旗艦であり、中東の海でアルメリア艦隊に組み込まれることになっている最新鋭艦だ。
「それにしても美しい船だ。こんな高性能の艦船を持っていながら、今まで海外派遣できなかったとは、なんと不合理だ
ったことか。」
 外を眺めてそう言ったのは、送り出す側の主賓と言ってよい政治家の須崎晋次である。50歳を過ぎてなお精悍な印
象を与える端正な容姿は、何事にもハッキリ物を言う性格とあいまって、極右と言ってよい超タカ派の政治姿勢にもか
かわらず、国民の人気を勝ち取る要素となっている。彼はつい先日、与党自政党の幹事長となり、今回の空母派遣を
決定したのだ。
「ありがとうございます。先生のおかげです。」
 無口な二階堂大佐が、少し表情を緩めてそう言い、軽く頭を下げた。
「いやあ、空母というとかなり攻撃性が高いですから。買うこと自体について、とやかく言う連中がおりましたからね。」
「そう言えば、新朝新聞が反対キャンペーンをはっていたことがありましたな。」
 須崎の政策秘書、岸上伸朗の言葉に、稲見が相づちを打つ。
「跳ね返りの記者がいてね。結局、新朝の社主に圧力をかけて、記事を書くのをやめさせたがね。」
「あの時の記者はどうしたんですかね。あの、森脇とか言う。」
「どこかの支局に左遷になって、冷や飯をくらっているはずだよ。」
 そう言うと、岸上はカラカラと笑い声をあげた。
「お酒のおかわりは、いかがでございますか…」
 セクシーなバニーガールの格好をした若い女が、岸上の横に立って声をかけた。身体にぴったり密着した黒レザーの
ボディスーツは肩から上の肌が露出し、胸の谷間はV字型に大きくカットされ、胸のパットはかろうじて乳暈を隠せる程
度の大きさしかない。股間のカットも大胆に切れ上がっている。なかなかの美人だが、こうした接客に慣れた様子とは
ほど遠く、その表情も硬い。ラウンジ内には、同様の女性が数人いて、出席者の接待をしていた。
「この娘たちは?」
 岸上の横で床に跪いて水割りを作るバニーガールを指さして、二階堂大佐が伊東施設長に尋ねた。
「わかった。癒しの館の慰安嬢たちでしょう!」
 横から、稲見市長がそう言うのに対して、伊東は首を横に振った。
「癒しの館から来ていることは間違いありませんが、彼女たちは慰安嬢ではなく、教師です。」
「教師?」
「そう、もともと星園高校の教師だった女性たちでね。その中から、若くて器量の良い女だけを残して、慰安嬢たちの教
育をさせることにしたんですよ。」
「それにしては、無愛想だね。」
 岸上がそう言いながら、水割りを渡す「教師」の、ボディスーツからはみ出し、ほとんど剥き出しになっているヒップを
撫でた。
「キャアッ!」
 女が悲鳴を上げて逃げようとする。手にしていたグラスが床に落ち、派手な音を立てて割れた。
 パシッ!
 ツカツカと近寄って来た諸藤が女に平手打ちを食わせ、その場に土下座をさせて、男たちに謝罪させる。
「失礼をいたしました。まだまだ、自分が国家のためになすべきことがわかっておらぬ愚かな女です。」
「ですから、この機会を利用して、皆様に、慰安嬢の教育係にふさわしい女に教育し直していただこうと連れてきたので
すよ。ご希望の女がおりましたら、ぜひ、身体に教え込んでやってください。」
 伊東が、にこやかな笑みを浮かべて言う。
「しかし、どうして慰安嬢を連れてこなかったのかね?」
 不満そうに言う稲見に、諸藤がいつもの暗い声で答えた。
「彼女たちと遊べるのは、癒しの館だけですから。」
 
 パンパンパン…
 小隊長は肉棒を琴美の陰裂に出し入れしながら、肉がぶつかり合う音を響かせて、リズムよく腰を動かしていく。
「くぅ…ん、あ…、イヤッ…、ああっ、あぁん!」
 動きにあわせて、琴美が悲鳴とも喘ぎ声ともつかない声を小刻みにあげている。男たちにさんざん性感を刺激され、
男を迎え入れる十分に準備が整っていたせいか、最初の破瓜の痛みを乗り越えてしまうと、自分の意思とは関係なく、
身体の奥から快感が湧きあがってくる。
「うっ…、くふぅ…」
 琴美は自分の身体の変化に、激しい羞恥と戸惑いを覚えて、喉の奥から洩れそうになるよがり声を押し殺した。
 そんな少女をよりいっそう突き上げながら、男は背中から抱くようにして、たっぷりとした量感の双乳を揉みにじる。
「あ、あぅ…、あっ、あぅ…」
 とうとう堪えきれなくなって、琴美が切なげな喘ぎ声を出した。男の動きがいっそう激しくなり、クチュ、クチュという音が
ピストン運動の度に二人の結合部から洩れる。
「おっ、この娘、感じてるぞ。」
「さっきまで処女だったのに、もうよがってやがる。」
 2人が交わる様子の一部始終を食い入るように見ていた隊員たちが、卑猥な笑いを浮かべて、そう言い合う。
「うっ!ふうぅ…」
「あぁっ!いやあ…」
 小隊長が嘆息を吐いたのに重なって、我に返った琴美の絶望の声が洩れた。男の精液が彼女の体内に噴出し、ドク
ンドクンと流れ込んできたのだった。
 


 
 「国防省附属「星園・癒しの館」目次へ
 
 「My Work」へ
 
 「ぷろとこーる・ラボ」トップぺージへ 
動画 アダルト動画 ライブチャット