聖処女真璃亜1 好色と覚醒のエチュード
 
第7章 犯人の姿
 
 エレベーターに乗り込んだ客に向かって、典子は深々と頭を下げた。
「またおいでください、お待ちしております。ご主人様」
 ドアが閉まった途端、営業スマイルを消した顔に、意外なぐらい真面目そうな表情が浮かぶ。父がリストラされること
がなければ、こんなアルバイトはしなかっただろう。
 明日の期末試験のことを考えながら店内に戻ると、客に運ぶ飲み物を乗せたトレーを抱えたまま、優香が部屋に戻り
たくない様子でたたずんでいた。
「あら、ユウちゃん、どうしたの?」
「7番のお客さん、キモイの…」
「ヘンタイ?」
「ちょっと、そういうんじゃなくて…、どういうのかな、コワイんだ…」
 適切に表現する言葉が見つからず、優香が言いよどんだ。しかし、その様子からは、本当に恐怖を感じていることが
窺える。
「ヤーサン系?」
「ううん、センセイみたいで、頭良さそうなんだけど…」
 優香の声が微かに震えている。困っている人を放っておけない典子の性分が頭をもたげた。
「わかったわ、私、かわってあげる!」

「よろしくお願いしまーす」
 愛嬌たっぷりの仕草で典子が言う。幼さを残す顔立ちにメイド姿が愛らしい。
「ご主人様、一生懸命…ご奉仕させていただきます」
 少し可愛い子ぶって高めの声でしゃべり、わざと頭が良くなさそうにふるまう。典子の源氏名「ひかり」のキャラだ。マ
ネージャーはメガネをかけた優等生キャラで売りたがったが、それだけは頑として拒否した。
「………」
 相手の返事はなかった。典子の父親と同じぐらいの年齢だろうか。恰幅がよく、知的な雰囲気だ。しかし、黙ったまま
彼女を見つめる視線は感情を表わさず、なぜかゾッとさせるものがあった。
(ユウが怖がったのも、なんとなくわかるわ…)
 そうは思ったが、逃げ出すつもりはなかった。覚悟を決めて始めたバイトだったし、必要なお金が貯まったら、できる
だけ早くやめてしまいたい。そのためには、客の男を満足させ、人気を得るのが近道だ。
「失礼いたします」
 典子は男と唇を重ね合った。男の舌が深々と彼女の口に侵入し、ディープキスをしてくる。
 キスをして男の乳首などを舐め、自分も身体を触らせたり、舐めさせたりする。そして、フェラでフィニッシュというの
が、この店のサービス内容だ。挿入は禁止なので、典子にはかろうじて耐えられる。
「うっ、うう…」
 男は歯茎を味わうように舌を這わせ、舌を絡めながら典子の唾液を吸った。典子は戸惑いを覚えた。
(…気持ち…いい…)
 これまで何人もの相手をしたが、好きでもない男とのキスなど不快なだけだった。舌を絡めたりするとぬるぬるして気
持ち悪く、終わった後でこっそり何度もうがいをしていた。ところが、今感じているのは、それとは全く異なった感覚だっ
た。気が遠くなり、力も一緒に吸い取られてしまうように感じる。キスが上手だというのはこういうことか…、そう思いなが
ら、典子も舌を絡ませた。
 男はキスをしながら、典子の胸をメイド服の上から揉んだ。張りのある乳房を確かめるかのように、指を押し返す弾
力を味わい、その合間に胸のボタンを外していく。
「ううっ、ううん…、ううう……」
 開かれた服の合間から、白いブラジャーに包まれた隆起が、荒くなった呼吸に合わせて揺れている。
 男は、ブラジャーから乳房を露出させ、隆起全体をたっぷりこね回した。膨らみの頂点では、淡いピンクに色付いた
蕾が頭を擡げようとしている。
「あぁっ…ん…んん…」
 乳房が強く揉まれ、形を変えていく。男は乳首を摘み上げ、尖り始めた乳頭を指で挟みコリコリと転がす。
「ううっ、ううう…」
 典子の顔が歪む。眉を寄せ、じっと耐えている。充血した乳首に加えられた刺激は、一瞬にしてお椀型に膨らんだ胸
全体に広がった。
(なんなの、この感覚…。変になっちゃう…)
 勃起しきった乳首を刺激されて、典子は悩乱した。得体の知れない甘い感覚が全身を走り抜けた。客の相手をして、
こんな風になったのは初めてだ。
 男は典子を床に押し倒した。荒々しい愛撫に、メイド服のあちこちが引き裂かれ、ボタンが床に飛び散った。
「だっ、だめ、だめぇ…」
 弱々しい典子の抵抗などものともせず、男はパンティを引き下ろすと、下腹部に指を這わせ、生い茂った陰毛をつま
んだ。そうして、デルタ全体をいやらしく撫で回す。
「やん…ああん…」
 恥丘を割り、亀裂の中に2本の指が差し込まれた。指を開き割れ目を広げると、グシュッと音と立てて、愛蜜がとめど
なく流れ落ちる。指は、さらに奥を目指し弄っていく。
「ああ、ああ…、だっ、だめ、だめえ…、おかしくなっちゃう…」
 典子が顎を仰け反らせ、喘ぎ声をあげた。男の指で性器をかき回される感覚は、客にサービスをしているというより、
身体を責められ、拷問を受けている感覚に近かった。
(こ、こんな…こんなことって…)
 身体中の血が胸と股間に集まってくるような気がする。脈拍にあわせ、乳首がジンジンと疼く。秘孔の中では、何かが
這いまわっているような疼きを感じる。典子は切なげにため息を吐きながら、身体をクネクネとくねらせ、疼きと戦って
いた。
「夢を見せてやろう。至上の快楽を…」
 典子の身体が痙攣する。ぼぅっとした頭の中で、男の声はどこか遠くから聞こえてくるように感じる。
「ああっ!イイっ…イクぅ、イクぅっ!」
 典子はあっけなく昇りつめる。全身を痙攣させて、絶頂を迎えた。
 典子がぐったりすると、男はズボンを下ろして、硬くなった陰茎を典子の陰部に押し付けた。
(え…?)
 オルガスムスを迎えて、ぼうっとしていた典子の意識が反応した。
「ごめんなさい…、本番はNG…」
 事前に店のサービスについては説明されているので、普通、これで男たちは引き下がる。しかし、目の前の男は違っ
た。その目がギラッと光り、いきなり典子の髪の毛を掴むと、その頬を何度もビンタする。
「ごめんなさい!ごめんなさい!」
 典子は泣きながら謝った。そんな暴力を受けたことのない彼女は完全にパニック状態になっている。
「うぅぅぅ…うっ…うっ」
 典子がおびえた表情でむせび泣く。男の怒張が、再び割れ目をなぞっていく。
「いやぁ…、やめてぇ…」
 男が典子の体にのしかかり、性器をこじ開けるかのように怒張を挿入してきた。
「イヤ…お願いだから…いやぁぁ…」
 典子は涙を流しながら、必死に抵抗を試みる。しかし、無駄だった。男は身悶えする身体を易々とねじ伏せ、男根の
根元までぴっちりと埋め込むと、ゆっくり反復運動に入った。
「あうっ、あうっ…、あっ、あっ、あぁぁ…」
 男にえぐられるにつれ、典子の喘ぎはどんどん高まり、悩ましいよがり泣きに変わった。
(どうしちゃったの、わたしの身体…、ああっ、変、変になっちゃう…)
 子宮の中では、熱い火のようなものがどんどん大きくなっているような錯覚を感じる。典子の身体が大きく波打ち、ビ
クッ、ビクッと痙攣した。思わず男の背中にしがみつく。
 その時、男の肩に触れた手が異様な感触を覚えた。犬を飼っている彼女は、それが動物の毛の感触だと気づいた。
 不審に思って目を開いた典子の瞳に、異形の姿が映った。三つの顔が、彼女を見下ろしている。人間と牛と羊の顔
だ。それが一つの体についている。
「キャアァーッ!」
 恐怖のあまり絶叫する典子。必死に逃げようとする彼女の体に、魔物が爪を立てた。

 ベッドの下に落ちていた血のついたエプロンを、有馬が慎重な手つきで拾い上げた。被害者が着けていたメイドのコ
スチュームが、無残な布切れになって、床に散らばっている。
「聖都大の学生だそうですよ、どんな事情があったのか知らんが…」
 有馬がため息をついた。この店の風俗嬢は、大半が学生アルバイトだと言う。中でも典子は有名大学の学生で、結
構優等生だったらしい。
「これで何人目?」
 大内はうんざりした表情を有馬に投げた。
「4人目です」
 有馬は痛ましげな顔で、被害者に手を合わせた。
 ファッションヘルス嬢の美帆以降、二人は連続強姦殺人となった事件を追っている。
 犠牲者はすべて風俗関係の女性で、強姦して腹を裂くという猟奇的な手口から、19世紀イギリスの連続殺人事件に
なぞらえ、マスコミは「腹裂きジャック」などと呼んでいる。事件がいずれも週末の夜に起こっていることも、彼の事件と
共通すると言うのだ。
「馬鹿馬鹿しい!」
 大内はそうした記事を目にする度に、吐き捨てるように言った。
 さらに警察を悩ませているのが、模倣犯の出現である。すでに10人以上の模倣犯が捕まっており、未遂も含めると2
0人に上ると言われている。全国の警察署には連日のように犯行声明が送られてくるが、本物からだと特定できる物は
一つもない。
「マスコミがつまらない報道をするからよ!」
 大内の怒りは収まらない。
 加えて、ここのところなぜか、東京では性犯罪が急激に増加し、警察はその対応に追われていた。しかも、犯人の中
には警察官も含まれており、市民の不安は募る一方であった。
「じゃあ、関係者の証言を聞きましょう」
 そう言って大内は犯行現場を後にした。

「ちょっと、まずいんじゃない?」
 真璃亜が周りを気にしながら、百合に声をかけた。百合は針金を鍵穴に突っ込み、器用に動かしている。ここは明日
茂が住んでいた安アパートだ。
「ほら、開いた」
 そう言うと、百合はきしむドアを開けて中に入っていく。真璃亜もその後に続いた。
「ふーん、やっぱり、ここにはしばらく帰ってない様子ね」
 男の一人暮らしを絵に描いたような、散らかった部屋のあちこちを調べ、指先で埃のつもり具合などを見る百合は、
まるで探偵のようだった。
 二人は。魔王が憑依した明日茂の行方を探していた。学校にはずっと出勤しておらず、捜し当てた家にも戻っていな
い。
「やっぱり、犯行現場を押さえるしかないか…」
 そう呟く百合に、真璃亜が驚いた表情で尋ねた。
「現場を押さえるって、どうやって?」
「奴はこの世に実体を留めておくために、女性の持つ大地母神のエネルギーを吸収する必要があるの。生き物が食事
をするようにね。その瞬間、奴が放つ波動をキャッチすることなら、私にもできるわ」
「エネルギーを吸収?」
「女性と交わってオルガスムスに達する瞬間に、子宮からエネルギーを吸収するの。その時、奴の吸収器官…、ペニス
なんだけど、それが爆発的に肥大してしまう。それが、巷で話題の連続殺人の真相よ」
 つまり、次の犠牲者が出た時でなければ、捕らえられないということでもある。真璃亜は眉を顰めた。
「テレビでは『腹裂きジャック』だって…、相手は悪魔なのにね…」
 家を出る時に見たニュースを思い出して、真璃亜が言う。
「でも、全く的外れというわけでもないのよ」
「えっ、どういうこと?」
「イナンナに封じられたと言っても、奴らのエネルギーは強大でね。長い歴史の中では時折、彼らの放つ波動が世界に
影響を及ぼすことがあるの。19世紀にも一時、アスモデウスの波動が強くなった時期があるのよ。ちょうど、イギリスが
西アジア一帯に影響力を持って、遺跡の発掘なんかをやっていた時期ね」
「切り裂きジャックが悪魔だって言うの?」
「違うわ、犯人は普通の人間よ。ただ、もともと持っていた性向を、奴の波動が助長した可能性はあると思うの」
 真璃亜たちが立ち向かおうとしているのは、やはり、とんでもないバケモノのようだ。

「やっぱり、太った中年男でしたな」
 手帳を眺めながら、有馬が言った。
 この事件の犯人は姿を隠す気がないらしく、毎回、多くの目撃証言を残している。その風貌について、目撃者は声を
揃えて「太った中年男」だったと言う。
 ただ、身体的特徴は完全に一致するのに、なぜか証人が受けた印象がバラバラで、犯人の特定がひどく難航してい
る。モンタージュ写真を作っても、全て別人に見えるのだ。
「なにせ出世魚みたいな奴ですからな」
 有馬がため息混じりに言った。
 美帆の客は「普通の勤め人」だと言われていたのに、その印象が「中小企業の社長」「会社の重役」風と変わり、今回
は「大学教授か医者に見えた」と言うのだ。「太った中年男」というだけなら、東京には掃いて捨てるほどいる。
 二人が次に訪れた女の子たちの控え室では、メイド姿のまま、一人の娘が泣きじゃくっていた。
「…わたしが…、私が、かわってってもらわなかったら…、ひかりちゃんは…」
 優香と名乗る娘は、犯人だと思われる客の相手を、被害者に替わってもらったという。すっかり取り乱して、まともに
事情聴取が進まない。
「あんたのせいじゃない。まずは、落ち着いて、しっかりしなさい」
 父親が娘に言い聞かせるような口調で、有馬が優香をなだめる。そういう作業が苦手な大内は、手持ち無沙汰な様
子で室内を見渡した。
 ふと、テーブルの上に、スケッチブックが置かれているのが目に留まる。
「これ、あなたの?」
 いきなり事件とは関係ない質問をされ、少しキョトンとした表情で優香が答えた。
「…はい、課題で…」
「課題?」
「私、美大に行ってるんです…」
 優香の答えで、大内の脳裏にアイデアがひらめく。
「あなた、典子さんの最後のお客の顔を覚えてる?」

 その日、キリスト教極右宗派「真実の虹」教団の最高指導者であるライオネル師が来日していた。
 教団は、極端な秘密主義からカルト教団扱いされることがある一方、欧米の政財界に相当な影響力を持っているとも
噂される。師は世界中の大学の「名誉博士」の称号を持っていることでも有名だ。
「この国に今、邪悪なモノが集まりつつある。これを放置すれば、ハルマゲドンがこの国から起きるだろう。私が日本を
訪れたのは、それを未然に防ぐためである」
 銀髪をオールバックに撫でつけた老師は、年齢に似合わぬエネルギッシュな口調で記者団のインタビューにそう答え
ると、迎えの高級車に乗り込み、空港を後にした。
 ライオネル師が案内されたのは、米国資本の金融機関アーリマン・カンパニーの日本総支社だった。
「どこにいらっしゃるのだ?」
 師が興奮を隠せない様子で尋ねた。
「最上階に貴賓室を作り、一月前からご滞在いただいております」
 迎えに来た白人の男が答える。彼はアーリマン社の重役だ。貴賓室に滞在する者の存在は、幹部のみが知るトップ
シークレットであった。
 詐欺的と言われた金融工学で世界を席捲し、その崩壊によって経営危機にあったアーリマン・カンパニーは、この一
か月間で急激に経営を立て直していた。魔王は「数」を扱う技術を司り、忠誠を誓うものには繁栄をもたらすのだ。それ
故、オカルティストの中では「秘術の伝道師」として崇拝する者も多い。
 アーリマン社は、ライオネル師の要請に答え、魔王の当面の住居を確保することで、危機を乗り切ろうとしていた。同
社が発端となった不況のあおりを受けて、世界中の労働者が失業と生活苦に喘ぐ中、そのきっかけを作った経営陣
は、巨額の報酬を確保できたことに、ホッと胸を撫で下ろしている。
 エレベーターが最上階に到着した。教えられた部屋の重厚なドアを開け、ライオネル師は中に入る。
 異形の存在を予想して部屋に入った師の目に映ったのは、三つの首を持つ魔王ではなく、日本人の中年男だった。
 一瞬、わずかに失望の色を表情に滲ませたライオネル師だったが、男の風貌には王の威厳があり、ただ者でないこ
とは感じられた。後ろの壁に掛けられている槍と旗も、伝説どおりの物だ。
「ううん、ンン…うふん…」
 ふいに悩ましげな声が部屋に響いた。
 ソファに腰掛け、グラスのワインを飲む男の足元に、全裸の女が二人跪いている。日本人とブロンドの白人で、どちら
も目を見張るほどの美人だ。
 男はズボンの前から、勃起した陰茎を剥き出しにしている。日本人の女が片手で陰嚢を撫でながら、もう一方の掌で
肉棒をゆっくりとしごきあげている。ブロンドはルージュを塗った唇を開き、舌を伸ばして怒張に唾液をまぶしていた。
 女たちは一心不乱に男の怒張に奉仕している。ライオネル師が入って来たことなど、気にも留めない様子であった。
 異様な光景を呆然と見ていたライオネル師が、ハッと気づいて膝をつき、半信半疑の思いを抱いたまま、男に尋ね
た。
「あなたはアスモデウス様でしょうか?」
「然り、私がアスモデウスである」
 その声は、男の口からではなく、師の脳に直接もたらされた。不気味な笑いを浮かべた男の目が、例えではなく、文
字どおり金色に光っている。それは、師の心に浮かんだ疑念を完全に吹き飛ばした。
「ああん、ああん…」
 日本人の女が自分が愛撫を受けているかのように、うっとりとした表情を浮かべ、白魚のような指で目の前の怒張を
撫でさする。すると、男根がビクンッビクンッと暴れだす。
 ブロンドが鈴口を舌で突付き、カリの裏側へと舌を這わせ、肉棒に自分の唾液を絡めていく。
「オチ×チ×をくわえさせて下さい」
 日本人の女がそう言うと、これ以上開けないくらいに口を開いた。魔王は女の顔を両手で押さえ、肉棒を口に押し込
んだ。
「…ム…、んぐっ、んぐぅ…」
 女は両手を魔王の尻に回し、肉棒を咥えると、リズミカルに首を前後に揺さぶり始めた。唇に怒張が出入りし、口の
中の粘膜を抉る。
 男根を奪われた白人の方は、不満げに鼻を鳴らし、悩ましい裸身を魔王に絡ませている。
 あっけにとられていたライオネル師だったが、ハッと我に返った表情で同行した秘書を呼んだ、その腕には生まれた
ばかりの赤ん坊が抱かれている。
 キリスト教を名乗りながら、彼の教団の本質はオカルティズムの色彩の強い異端であり、彼自身は悪魔崇拝者だっ
た。そして、魔王に忠誠を誓うには生贄が必要である。
「アスモデウス公に、心からの忠節を…」
 赤ん坊を差し出すと、魔王はニヤリと笑って、その首に手をかけた。

 


 
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