M.Oの物語
 
第1章 「城館」の恋人たち 3
 
  3人の男が次々に彼女の口の中で果てると、まどかは床にあお向けに寝かされた。一応はケープで体を包まれて
いたが、背中で縛られた両手のせいで、腰の部分が持ち上げられ、ケープの前が自然にはだけてしまっている。
 壁いっぱいに本の並んだ大きな部屋は、ほの暗い落ち着いた明るさの照明が施されており、小さなテーブルの上に
置かれた明かりが効果的な光を投げかけていた。絨毯敷きの床に横たわって、純潔を散らされた悲しみにすすり泣く
まどかの横で、男たちはテーブルに置いたグラスに酒をみたし、くつろいだ様子で椅子に腰掛けて思い思いにグラスを
傾けている。
 亮がまどかに近づいて来た。彼はケープの前を大きく開き、彼女の乳房を露わにして、愛撫し始める。
「いやっ!触らないで…」
 彼女は身をよじって男の手から逃れようとした。自分を裏切ったボーイフレンドの愛撫は、彼女にとって悲しさと怒りを
増すだけの行為だった。
 すると、亮は哀しげな表情を浮かべ、まどかの背中に手を当てて抱き起こした。
「わかってほしいんだ。僕はこういう形でしか愛せない。まどかが憎くてやっているわけじゃない。愛しているからこそな
んだよ。」
 亮は耳もとで囁いた。肩に腕をまわして、さりげなく耳もとに息をふきかけている。しかし、まどかは珍しく声を荒げて
訴えた。
「こ、こんなこと…、もう嫌です。もう帰らせて!」
「いい加減にしろっ!」
 唸りをあげてビンタが飛んできた。打たれるままに右に左に顔を傾けたまどかは、一瞬、自分が何をされたのか信じ
られないといった様子で凍りつく。やがて表情が崩れ、泣きじゃくり始めた。
「ごめん、悪かった…。おまえがあんまりわからないことを言うものだから…」
 亮は静かにそう言うと、まどかを抱き寄せ、精液の臭いが残る唇を奪った。
「むっ、むむぅ…」
 最初は身をよじって逃れようとしたまどかだったが、亮の唇が彼女の唇をはさんで揉むように動かしていると、その力
はしだいに弱くなってきた。固く閉じていた口がそっと開く。亮はゆるんだ歯列の隙間から舌をしのばせ、唾液をおくり込
んだ。逃げようとする舌をとらえ、ねっとりと舌をからませ吸いあげる。
「んん…んー…」
 鼻の奥の声に甘えたような響きが混いた。
 亮はそのまま、まどかの体を床に横たえると、彼女の首筋にキスの雨を降らせた。そして、胸の膨らみへと舌を這わ
せていく。亮の手が柔らかい双丘をかき寄せるようにして盛りあげ、乳首を吸い立て、舌先で転がし始めた。
「ああッ、やめて…」
 抗う声は、心なしかしだいに甘い喘ぎのような響きをおびていくようだった。乳首は男の愛撫に応えてしだいに固く屹
立していく。
「ほら、乳首が立ってきた。感じてきたんだろう。」
 亮が勝ち誇ったように言い、その様子を見ていた男たちが笑い声をあげた。

 亮は彼女の体を起こした。それは男たちが彼女に言うべきことがよく聞こえ、彼女に見せたいと思うことがよく見える
ようにと思ってのことだった。相変わらず両手は後ろ手に縛られたままである。
「そこに座れ。」
 そう言って館長が指さした椅子には、背の高い男が煙草をふかしながら腰掛けていた。まどかがとまどっていると、男
が彼女の腰に腕を回して抱き寄せ、肘掛け椅子の腕木の上に座らせた。
 館長は鞭を手にしていた。その鞭は、先に結び目を作った6本の革紐がついた長い革の鞭で、バスルームから出て
身支度する時に会った男がベルトにはさんでいた鞭と同じ物だった。
「ここでは、お前は日常的に鞭で打たれることになるが、通常はこの革の鞭が使われる。」
 驚いた表情でみつめるまどかの表情を楽しむように、館長はゆっくりと言葉を続けた。
「原則として鞭で打たれるのは尻や腿、ウエストから膝までの間だけだ。鞭打ちの効果は、お前の叫び声や涙の流し具
合で判断するのではなく、鞭が肌の上に残した、とにかく生々しい、すぐには消えないような痕によって見きわめる。鞭
の効果を見きわめるこうした方法は、それが正確な方法だというだけでなく、お前が憐憫の情を喚び起こそうとして、わ
ざと大げさにうめき声をあげたりしても、無意味なものにしてしまうのだ。」
 そう言うと、館長は再びまどかに革の鞭を示した。
「この革の鞭は、あんまりはっきり体に痕を残さない、したがって、苦痛を永続きさせたり、ときにちょっとした気紛れを
起こして手を休めても、その直後にもう一度打ちはじめるにはもってこいなのだ。」
 その他にも何種類かの鞭がテーブルの上に置いてあった。背の高い男が革の鞘にはまった細い竹でできた鞭を手に
取って、まどかに見せた。それは黒く、長いく、しなやかな鞭だった。
「これは乗馬用の鞭だ。これだとひと打ちで痕が残る。その痕は美しい長い縞模様となって、ずいぶん長く消えないだろ
う。今日は、これも味わってもらう。お前の腿に鞭の痕を残してやろうと思うんでね。」
 男の冷酷な笑いに、まどかは心臓が凍りつくような感じたした。
 太った男が持ったのは、とても細い綱でできた鞭だった。
「どうだね?この鞭は水に浸して固くしたものなのだよ。これで打たれると、痛いし、たちまち痕がつくだろう。」
 そう言いながら男は、鞭でまどかの腹を撫で、彼女の腿を開かせた。綱は湿っていて、腿の内側の柔肌に触れると、
とても冷たい感じがした。
 鞭と一緒に小テーブルの上に乗っていた猿ぐつわを亮が取り上げて、まどかに見せた。
「この猿ぐつわを使えば、涙は自由に流すことはできても、叫び声はすべて押し殺され、少々のうめき声などほとんど洩
れる心配はない。だから、どこかの公園でも、普通のマンションやホテルの部屋の中でも君を鞭打つことができるん
だ。でも、今夜は皆さん方は、君が泣き叫ぶのを、少しでも早く聞きたがっているから、使う必要はないけどね。」
 最後に館長がテーブルから取り上げたのは、南京鍵とはがねの鎖だった。
「あそこを見てみなさい。」
 図書室の壁の一方に沿って、ちょうど中程の高さの所に張り出した部分が横に走っていて、二本の柱で支えられてい
た。柱のうちの一本に、男が背伸びして腕を伸ばすとちょうど届くぐらいの高さのところに、鉤が一本打ち込んであっ
た。
「これから、お前の両腕の腕輪とあの柱をこの鎖でつなぐのだ。頭の上に挙げた手はべつとして、体を動かして身悶え
することもできるし、自分の身体をめがけて鞭がとんでくるのを見ることもできるだろう。」
「い、嫌っ!」
 大きく目を見開き、恐怖に引きつった顔でもがくまどかを、亮が抱きかかえ、柱の所まで引きずって行った。

 背の高い男が柱の鉤にはがねの鎖を引っかけた。亮が鎖の端を受け取って、まどかの両手首を合わせ、腕輪のす
き間鎖をくぐらせる。
 金属音とともに鎖が引き上げられ、両手が頭上へと伸びていく。
 身体が真っ直ぐになったところで、鎖の上昇が止まった。
 男たちが手に手に革の鞭を持ち、まどかを取り囲んだ。「あんまりはっきり体に痕を残さないので、長く鞭打つのにも
ってこいだ」と館長が説明した鞭である。
 最初に、館長が手にしていた鞭で、思い切りまどかの太腿を打った。縛られて柱に吊るされた格好のまどかには、避
けようもない。空気を切る音に続いて、ピシィッという肌に鞭が当たる音が響く。
「うぐぅっ…!」
 まどかは激痛に身をよじったが、悲鳴はあげなかった。さっき、「男たちが、彼女が泣き叫ぶのを聞きたがっている」と
言われたのを思い出したからだ。
 まどかは意地でも声を洩らすまいとがんばったが、それもそう長続きはしなかった。
 ピシーーッ!
 太った男の持った鞭が容赦なくまどかの尻を打ち据える。
「キャアァッッッ!!」
 灼けるような痛みが走り、とうとう耐えられなくなって、まどかは鞭の音に負けないぐらいの叫び声をあげた。館長が再
び鞭を振り上げ、まどかの白い肌へと勢いよく振り下す。
「あっ!あァッッ!!痛いいっ!!」
 ピシッパシッと小気味よく男たちが続けざまに鞭を振るい、彼女の尻や腿、下腹部などを打ち据える。
「きゃああっ!ひいぃーっ!イヤアァッ!」
 まどかの叫び声が部屋に響き渡る。一度、我慢の限界を超えると、とても耐えることなどできなかった。次々に加えら
れる痛みに翻弄され、もはや身も世もなく泣き叫んでしまう。
「お願い、ほ…、解いて、ほんの…、ほんの一瞬、ちょっとだけでいいから、手を休めて…」
 目に一杯に涙を溜め、まどかはそう哀願したが、男たちは全く聞こえない様子で、彼女の柔肌を鞭で打ち続ける。少
しは自分を庇ってくれるかもしれないと思い、まどかは亮の顔をちらっと見たが、それは彼女を失望させただけだった。
鞭を振るい、彼女の身体をうち据える彼の表情は興奮と喜びで輝いていたのだ。
「あッ、あッ、あああーーっ!」
 まどかはうなりをあげて飛んでくる革紐が体にくいこむのを避けようとして、半狂乱になって身悶えし、柱の前で体をよ
じ曲げた。彼女と柱とを縛りつけている鎖は、しっかりしていたけれど寸法が長く、少したるんでいたので、その範囲で
身動きができるのだ。しかし、そのために、腹も腿の前部も脇腹もほとんど尻と同じくらい、男たちがふるう鞭で傷めつ
ける結果になった。
「少し縛り方が緩いんじゃないか。」
 太った男が言うと、鞭を振り上げていた背の高い男が、鞭を下ろして答えた。
「そうだな。」
「柱と娘の胴まわりを、綱を巻きつけて固定すればいいだろう。」
 館長がそう言うと、男たちは綱を持ってきて、まどかの体を柱に縛り付けた。きちんと柱に固定しようとして彼女をぎり
ぎりと締めつける。
「よし、これでいいだろう。これで、わざと的を外さない限り、鞭の狙いが外れることはない。」
「さあ、もう一度打ちはじめよう。」
「亮…、もうやめて…、お願い…」
 自分をここに連れてきたボーイフレンドに頼んでも無駄ではないかと思いながらも、まどかはそうするしかなくて、彼に
哀願した。
「そうだね…。皆さん、革の鞭で打つのはもうやめにしませんか。」
 他の男たちもまどかも、亮の言葉に意外そうな視線を送った。その反応を見て、亮はニヤリと笑って、言葉を続けた。
「ここからは、痕がくっきり残る鞭で打ちましょう。」
 まどかが絶望の渕に突き落とされた思いでいる間に、男たちは鞭を持ち替えた。
 バシーーッ!
「あうぅッッ!!」
 館長が帆綱をほどいて濡らした鞭で打った。真紅の筋が一条、まどかの尻の上を走った。
 ビシイィーーッ!
「ああぁーッ!!」
 太った男が乗馬用の鞭をまどかの体に振り下ろした。ひと打ちで太腿にその痕が残った。
 男たちはかわるがわる、白く柔らかい肌に、残忍な刻印を刻み込んでいく。
「ここで一息入れようじゃあないか。」
 しばらくして、背の高いがそう言い出した。すでにまどかの体には無数の鞭の痕がつけられており、ミミズ腫れになっ
たり、薄く血が滲む傷痕もあった。
「なるほど、君のお楽しみがまだ残っていたな。」
 館長はそう言うと、亮と太った男を連れて椅子に腰掛けた。
 背の高い男は、普通のセックスよりもアナルセックスを好む性癖を持っていた。彼は胴の下のほうに巻きつけた綱の
下に突き出て、逃れようとすればするほどよけいに張り出てしまうまどかの尻を見て、すっかり気分をそそられてしまっ
たのだ。
「この通路も、もっと通りがいいようにしなければな。」
 男はそう言うと、鞭によって赤い傷がいくつも付けられ熱を持っている尻たぶを押し広げ、勃起して大きく堅くなった陰
茎を菊座に挿入した。
「やっ…、いやっ…、いやっ、いやっ!いた、いたい…!」
 排泄器官にいきなり太い肉棒を入れられたまどかは、まるで、焼けた鉄棒を押し込まれたように、泣き声をあげた。
体験したことの無い痛さが襲ってくる。
「む…、きついな…」
 男はそう呟くと、ぐいと腰を突き上げた。
「く…、くううぅ!」
 灼熱の塊が腸内に押し入ってくる。裂けるような痛みを肛門に感じて、まどかは呻き声をあげた。あまりの痛みに、閉
じた目にもじわりと涙がにじんでくる。
 男がピストン運動を始めた。最初の衝撃が治まりかけていた肛門に痛みが再点火した。男が動く度に激痛がまどか
を襲う。
「う、動かないで…、いた…、痛いの…、痛いっ!」
 身をよじるまどかの悲痛な叫びが室内に響いた。しかし、男が止める気配は無い。
 男は、自分が達することしか頭にない様子で、彼女の内臓をメチャメチャにしてしまうかのように思いきり動いた。
「うっ…、うっ…、う…」
 まどかはもう失神寸前でグッタリとなり、男の動きに合わせて糸の切れたマリオネットのようにユラユラと頼りなく揺れ
動くだけだった。アヌスだけが激しい締めつけで男をつなぎとめていた。
「おっ!…おぉぉっ!」
 ほどなく、男は咆吼と共にまどかの中で白く熱い液体をぶちまけた。アヌスがヒクヒクと断末魔のような収縮を繰り返し
た。
「そうだな、そこも広げた方がいいだろう。」
「そのための訓練もさせましょう。」
 アナルセックスを鑑賞していた太った男と亮がそう言い合い、館長が大きく頷いた。



 
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