産隆商事のニューフェイス 3 究極の接遇研修

第4章

 ローションをつけたなめらかな肌が、マットの上でうつぶせになった遼平の背中を二度、三度と滑っていく。
「優奈のオッパイ、気持ちいいよ…」
 柔らかな乳房が押し当てられる感触に思わず遼平がそう言うと、優奈は軽く唇を噛んで、恥ずかしそうな表情を浮か
べた。淫らなサービスをしている相手が行きずりの客ではなく、同じ職場の同僚だということを意識しているのだろう。
顔は耳まで真っ赤になっている。
(可愛いなぁ…)
 遼平の顔が思わず緩む。
 一昨日、研修の打ち上げで先輩に連れて来られてから、遼平は昨日、今日と立て続けにこの店にやって来て、優奈
を指名しているのだ。初日は少し腹を立ててしまったが、本番がなくても、憧れの優奈の身体を堪能できるのは、やは
り夢のような時間だった。
(毎日こうして裸で抱き合って、身体の隅々まで舐めあって…、俺たち、もう夫婦みたいなもんだよな…)
 そんな妄想でニヤニヤした遼平だったが、ふと、女子の研修もあとわずかだと気がつく。
「そろそろ研修も終わりだね」
 仰向けになった遼平は、彼の乳首に丁寧に舌を這わせている優奈の背中を抱くと、名残惜しそうに、そう声をかけ
た。
「………」
 しばらく沈黙があった後、胸に暖かい滴を感じた。見ると、優奈の目に涙が滲かんでいた。
「どうしたの?」
 驚いた遼平が問いかけると、優奈はしばらく躊躇った末、その日の昼の出来事を話し始めた。

「諸君は販売部だ。後半の4日間は、売り込みの方もしっかりと研修してもらう」
 女子研修生たちを集めて、森末係長がそう話を切り出した。
「店の指名システムは使わず、君たち自身が来店したお客さんにアピールして、指名してもらうんだ。もちろん、店の前
で呼び込みをしてもいいし、外に出て客引きをやってもいいぞ」
 研修生たちが不安そうに顔を見合わせた。街に出て自分の体を買ってくれる客を見つける…、まるで街娼のようなこ
とを自分たちがするなど、想像しただけで、恥辱で気が遠くなりそうだった。
「サービス内容と料金は、君たちの自由に任せる。高い料金を払ってくれるなら、お客の人数は少なくても構わないわ
けだ。逆に、薄利多売で稼いでもいい。売り上げの順位で、今後の配属先が決めるから、しっかりやるんだぞ」
 森末がたたみかけ、研修生たちは抗議の声をあげるきっかけを失った。そして、次の一言が、彼女たちの逃げ道を
完全に塞いだ。
「それと、最下位の者はペナルティとして1か月間、勤務時間終了後に引き続きこの店で研修を続けてもらうぞ」

「あと1か月もこんなことするなんて、耐えられない…」
 そう言うと、優奈はシクシク泣き出した。
 確かに、これまでの様子から見て、優奈が最下位になる可能性は極めて高いと遼平は思った。
 実は今日、店にやって来るなり、彼は研修生たちに取り囲まれたのだ。
「堀内君、今夜は私とどう?」
 最初に声をかけてきたのは、新入社員の女王様的存在の新井絵里だった。かつてなら見向きもしなかった遼平に魅
力的な笑顔を向けると、彼女はこう言った。
「即尺、即本番、アナル舐めもしてあげるよ」
 思わず心が揺らぎそうになる遼平の腕を、別の女子が掴む。
「ねえ、120分コース4万円を3万円にしてあげるから、私を指名してよ」
「私、2万円よ、どう?」
 猛烈にアタックしてくる女子たちの向こうで、優奈が何か声を掛けようとしては、恥ずかしそうに躊躇っている。その様
子を見て胸がキュンとした遼平は、他の女子たちを振り切って優奈の手を取った。
(しかし…)
 それは遼平だからこそで、一般的に言えば、他の女子にアピール負けするのは火を見るより明らかだった。
優奈が研修生の中で一番の美人だということは誰も異議がないだろう。しかし、真面目で大人しいタイプであるため、
風俗店に来る客のニーズから言うと、地味な感じが否めない。さらに本番なしでは、最下位から浮上するのは難しそう
だ。
(まあ、あと一か月、居残りになった優奈を指名して、楽しむのもいいかも…)
 そんなことを考えながら、遼平は泣きじゃくる優奈の裸体を抱きしめる。腕の中で華奢な肩が震えていた。そうしてい
るうちに、好きな女の子に対する優しい気持ちが目を覚ました。
「俺が手伝ってあげようか?」
「えっ?」
 優奈が驚いた表情で遼平を見た。
「俺も販売部だからね。優奈の最下位脱出のために、いろいろとアイデアを出してあげるよ。男の欲望は男の方がよく
わかるからね。知恵を絞って一緒にがんばれば、なんとかなるって!」
 励まされているうちに、優奈の表情が和らいでいく。
「お願いします」
 何はともあれ、味方になってくれるという気持ちがうれしくて、優奈はそう答えた。

「枡田さん、可愛いから、もっと売り上げが伸びてもいいんだけどな」
そう言ったのは、湯元孝一だ。研修の打ち上げでは絵里がパートナーになったが、もともとは優奈ファンの一人であ
る。
 翌日、遼平の呼びかけで会社を早退した面々がソープ店に集まり、優奈と一緒に企画会議をすることになったのだ。
メンバーは遼平と幸一の他に同期が2人、そこに人事課の玉置純一が加わった。
「やっぱり…、本番NGっていうのが、痛いんじゃない?」
 遼平が言うと、他の面々も異口同音に言う。
「あの…」
 それまで黙っていた優奈が口を開いた。男たちの視線が一斉に集まる中、耳まで真っ赤になった優奈が意を決した
ように言った。
「わ、私…、やってもいいです…」
「えっ?」
「あの…、本番…」
 消え入りそうな声で言う優奈に、男たちの驚きの声が漏れる。
「いいの?ホントにセックスするんだよ」
「処女を捨てちゃうんだよ」
 遼平と幸一の露骨な質問に、優奈は目を伏せながらも、コックリと力強く頷いた。
「せっかく、みなさんが協力してくれるから、私も…がんばります」
「おおっ!」
 男たちが感動の声をあげる。
「でも、それだけじゃ、この短期間で逆転は難しいよな」
 玉置がそう言うと、遼平が答えた。
「どうでしょう、初体験をオークションするっていうのは?」
「オークション?」
「お客さんを集めて、処女検査をやって、入札してもらうんです。一番高い値段で競り落とした人が、優奈の初体験の相
手になるんですよ」
「それは、いいな!」
 男たちが盛り上がる中、優奈は少し不安になってきた。自分の身体が競りにかけられるというのも抵抗がある。
「あの、それは…、ちょっと…」
 口を挟もうとした途端、男たちの厳しい視線が飛んできた。
「それしか起死回生のチャンスはないよ」
 遼平が言うと、他の同期たちも頷いた。
「1か月の居残り研修、やるつもり?」
 止めを刺す玉置の言葉に、優奈は激しく頭を振った。

 店の前に優奈の顔写真入りのポスターが貼り出された。そこには、「私の処女を買ってください」とデカデカと書いてあ
る。通りがかりの男たちが、思わず視線を引き寄せられる。
「へぇ、可愛い子じゃん」
 若いサラリーマン風の男が言うと、一緒にいた男が答えた。
「写真写りがいいだけじゃないか?騙されるなよ」
「なんだよ、お前もこの間、AVでパケ写買いして、騙されてたじゃないか」
 そうして数人のグループが集まっていると、遠慮がちな声が聞こえた。
「あの…」
 声がする方を見て、男たちは驚いた。実物がそこに立っているのだ。誰もが認めるだろう可憐な美人。写真よりも実
物の方がちょっと幼い感じが残っていて、何倍も可愛いい。そのうえ、風俗嬢とは思えない清楚な雰囲気だ。
「…私の…」
 震える声でそう言ったものの、次の言葉がなかなか出ない。それがかえって男たちの注目を集める。
「わ…、私の処女…、買っていただけませんか…」
 思い切ってそう言う優奈の頬がピンクに染まる。心なしか目も潤んでいる。その初々しい様子に男たちは一気に興味
をそそられた。
「明日の夜、オークションをやります。ぜひ、おいでください…」
 そう言うと、優奈はポスターと同じデザインの「私の処女を買って下さい」と書かれたビラを一人ひとり手渡していった。

 オークション当日、店のロビーには大勢の客が詰め掛けていた。中には、本気で優奈の処女を競り落とすつもりはな
く、興味本位で参加した者もいるのだが、孝一がその全員から入場料を集めている。これも優奈のノルマを助けること
になるのだ。
「それでは、みなさんに処女を捧げる、枡田優奈ちゃんに登場してもらいましょう!」
 司会役を買って出た玉置がそう言うと、リクルートスーツを着た優奈が登場した。いかにも新入社員といった、清楚で
可憐な容姿に観客たちの表情が緩む。
(よし、まずは成功だな…)
 プロデュースを買って出た遼平がほくそ笑んだ。このスタイルが今の優奈の魅力を最大限に引き出すという、彼の見
立てどおりだ。
「お集まりいただいてありがとうございます、枡田優奈と申します」
 少し震える声で優奈が挨拶すると、ノリの良い客が歓声をあげて、拍手をした。他の客たちもつられて拍手をし、ロビ
ーはにわか作りのステージとなった。
 ステージの中央には白衣姿の中年男が立っていた。その傍らには、産婦人科用の検視台が持ち込まれている。
「それでは、優奈ちゃんが間違いなく処女かどうか、先生に検査していただきます」
 観客たちの視線を気にしながら、優奈がスカートを脱ぎ、パンストを脱いだ。その頬は既に真っ赤になっている。
「さあ、パンティも脱いでね」
 玉置が促すと、小さなため息を漏らした後、優奈がパンティを脱いだ。受け取った玉置が両手で広げるようにして、観
客に見せると、丁寧にテーブルに置いた。これも競りの対象だ。
「はい、ここに座って」
 医者が検視台を指差した。優奈が検視台に乗ったが、立てひざで膝頭をぴったり合わせたままだ。ソーププレイで何
度も見られてはいたが、こんな場所で大勢の注目を浴びる中で秘所を晒すのは、やはり恥ずかしかった。
「左右に足を乗せるところがあるでしょ、足を開いてそこに乗せなさい」
 優奈が何度も躊躇いながら、太腿を開いていく。両足を足台に乗せると、大きく股を開いた格好になった。
「みなさん、どうぞ、見てください」
 玉置に促されて、露わになった秘部を男たちが一斉に覗きこむ。思わず閉じようとする脚を、遼平がぐいと開いて押さ
えつける。優奈は両手で顔を隠してしまった。
 艶のある繊毛が小判型に密集しているのは恥丘の上だけで、割れ目のまわりの膨らみはほとんど無毛状だった。色
にくすみのない肉土手は素肌に近い白さで、閉じ合わされている肉ビラだけが、薄いピンクに色づいている。
「あんまり…、見ないでください…」
 優奈が今にも消え入りそうな声をあげる。
「じゃあ、検査を始めましょう」
 そう言うと、医療用のゴム手袋をはめた医者の指が大陰唇を押し開き、小陰唇をめくって局部をかき分ける。薄桃色
の濡れた粘膜の奥に、直径一センチほどの膣口が見えた。
「ほら、膣の入口に肉がせり出して襞状になって入口を狭めているのが見えるでしょう」
「はいはい」
 覗き込んだ男たちが思わず相槌を打つ。全員がお医者さんごっこをやっているような興奮を覚えていた。
「あれが、処女膜ですよ」
 集まった男たちは順番に前に進み、優奈の股間に顔をつけるようにして、処女膜を確かめる。男たちの吐く息を陰部
に感じて、優奈は身の置き所のない思いを感じていた。
 幸一がデジカメで撮影し、パソコンにデータを送る。検視台の上で大きく脚を開いた優奈の姿とアップで撮影された処
女膜の写真が貼られた紙がプリントアウトされた。
 玉置がそれを医者に差し出すと、医者はサラサラとペンを走らせ、署名押印する。これが診断書なのだ。
「優奈ちゃんの処女を競り落とした人には、この診断書もプレゼントします」
「おおっ!」
 男たちが歓声をあげた。
「じゃあ、始めましょう」
「5万!」
 昨日の若いサラリーマンが最初に声をあげた。
「それはないでしょう、こんな可愛い女の子の一生の思い出に残る相手になるんですよ」
 そう言いながら、玉置は優奈の性器を指先でなぞった。競りにかけられている間、彼女は検視台で陰部を晒したまま
でいなければならないのだ。
「7万」
「10万!」
「いよいよ大台に乗りました」
 玉置の指が花唇に埋もれていたクリトリスを探り当て、競売客に見せつけるようにして、そっと撫でる。
「あ…ああん…」
 優奈の身体が小刻みに震え、観客たちの興奮を煽る。
「10万5000円」
「11万円だ」
 飛び交う声を聞きながら、優奈は哀しくなってきた。自ら了解したこととは言え、好色な視線を向ける男たちの前に、
秘所を露わにしたまま、処女を競りに掛けられるのは、言いようのない恥辱だった。どんな男に買われるのだろうという
不安も加わる。それによって、自分の女としての価値を決められるのだ。
「13万円」
「ウ、ウンンン…、う、うんんんん…」
 玉置は観客の反応を見ながら、優奈のクリトリスを刺激し続けた。優奈が悩ましく腰を揺らし、喉の奥でかみ殺した声
が漏れる。
「思い切って15万だ」
「…50万!」
 一人の男がいきなり、破格の値を提示した。さすがに後が続かず、みんなが値をつけた男の方を見た。
「後はありませんか、ないですね。では、優奈ちゃんの処女は50万円で落札されました」
 玉置が声をあげる。
 優奈の表情が強張った。いよいよ男に競り落とされ、初めてのセックスをするのだという実感が湧きあがってきて、優
奈は息苦しくなってきた。

 優奈の処女を競り落としたのは、50歳代半ばといった年頃の、エネルギッシュな容姿の男だった。どうやら実業家ら
しい。
 全身を絡めてローションを塗ったマットプレイの仕上げに、優奈は仰向けになった男の下半身にまたがった。
「さあ、始めてくれ…」
「あ、はい…」
 優奈が腰を浮かして、前へと移動した。反り返って勃起する男根におそるおそる手を添え、角度を調整して割れ目に
宛がう。太くて硬いものが、クレバスを押しひさいできた。
(こんなに太いもの、入れるなんてムリ…)
 そう思った瞬間、入り口で肉棒がピクンと跳ね、思わずひとりでに腰が逃げる。
「あっ…」
 腰を浮かしたまま泣きそうな顔になっている優奈を、男は楽しむように黙って見ていた。
 再び態勢を整えると、優奈は肉棒に指を添えたまま、ゆっくりと脚をひろげていった。すくみあがりそうになるのを堪え
て、誰も入れたことのない膣口へと導く。そして、ゆっくりと腰を沈めていった。エラの張った先端がグイッと内部に潜り
込んできた。
「くうっ…!」
 狭いところを無理やり押し広げられるような圧迫感に、思わず呻き声を漏らす。
「どうした、まだ入り口が入っただけだぞ…」
 そう言うと、男は優奈の腰を押え、ゆっくりと下に押し下げていく。
「い…、痛いっ!」
 優奈の体がピーンと突っ張ったように硬直する。半開きになった唇から苦しげな吐息が漏れた。男の肉棒が処女膜
を破ったのだ。
「はううぅ…」
 男根が彼女の体内にゆっくり入っていく。男の腹に両手をつき、優奈は崩れかかった半身を支える。そして、必死の
思いで肉茎を奥まで呑んでいった。
「腰を動かせ!」
 男の指示に、優奈は目を閉じたまま、黙って左右に首を振る。目尻には涙の粒が浮かび、柔らかな曲線を描く頬を伝
っていた。
「契約違反は、許されないぞ!」
 男の叱咤に、優奈は辛そうに唇を噛み締め、腰から下をおそるおそる前後に揺すった。切りそろえられた前髪が、ハ
ラリハラリと顔にかかる。
「い、痛っ…、いたいっ…」
 引き裂かれた膜を怒張が擦るたびに、優奈が苦痛に顔を歪める。
「もっと激しく、そんなことじゃ、発射できないぞ」
 何度も叱られ、優奈はついに意を決して下肢を動かし始めた。
「うッ、うッ、うッ…」
 最初はゆっくりだった動きが徐々にピッチをあげ、振り子を振るように激しく上下しはじめる。優奈は痛さに耐え、ほと
んど泣きべそをかきながら、必死で腰を振っていた。
「気持ちいいぞ」
 初めて男を迎え入れる柔肉で肉棒が包まれ、擦りたてられる。男がうれしそうに呟いた。白桃のような双乳が男の目
の前で揺れる。男は思わず両手で鷲掴みにした。
「あっ…、あんんっ…」
優奈の意識が一瞬遠のいた。少し馴染んできたのだろうか、痛さを忘れて声が出る。男も我慢できなくなり、腰を突き
上げた。お互いに腰を振り合い、上下から性器をぶつけ合う。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ…」
「うう…、いっ、ううう…」
 開通直後の肉孔は素晴らしい締めつけを見せた。男は急速な快感の波にとらわれ、欲望のおもむくまま腰を繰り出
した。
「いく、いくぞっ!」
 そう叫び、男はひときわ大きく腰を突き上げた。

 遼平は妄想にふけっていた。想像の中で、優奈が身体を開き、遼平のペニスを受け入れていく。オークションの後、
他の客たちが争うように優奈を指名し、結局、遼平は優奈との本番を楽しむことができなかった。
 遼平はため息をついて部屋を見渡した。彼らの策のおかげで、最下位どころか最も売り上げをあげた優奈だった
が、研修終了後、販売部にその姿はなかった。
「おい、見てみろよ」
 孝一が近づいてきて、カバンの中のDVDをチラリと見せた。遼平の顔に驚きの表情が浮かぶ。
「これ?!」
「そう、新井さんだよ」
 DVDのジャケットには、セクシーポーズで妖艶に微笑む新井絵里の姿が映っていた。
 研修生が課せられたノルマで最下位になったのは、意外にも絵里だった。プライドの高さからダンピングをしなかった
のが、響いたのかもしれない。そして、1か月のペナルティ期間が終わる少し前、彼女の退職届が会社に届けられた。
「ソープで働いている間に、AVにスカウトされたっていう噂は、本当だったんだな」
 しみじみと言う孝一に、遼平は頷いた。それも一つの生き方だろう。

 優奈は社長室に備え付けられた浴室にお湯を張った。そろそろ、社長が帰ってくる。
 優奈の処女を競り落とした男は、お忍びで研修の様子を見に来た産流商事社長、黒井美樹だった。
「処女を売ってまで、成績をあげようという君の気合。本当に感動したよ」
 そう評価された優奈は、社長秘書室に配置されることとなった。
 ガチャリと音を立てて、ドアが開く。
「おかえりなさいませ、お疲れでしょう?」
 そう言うと、優奈はソファに座った社長の前に跪き、ズボンのファスナーに手を伸ばした。今日も研修の成果を生かす
ために…。





 
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