産隆商事のニューフェイス 1 新入社員歓迎会
 
第2章
 
 夜の繁華街は、数え切れないほどのネオンサインで昼間のように明るく、人出も多い。その中を十数人のサラリーマ
ン風の男に囲まれて、2人の全裸の女性が歩いていく。どちらも、普通の服を着て歩いていても、男の目を引きそうな
美女だった。
 通りがかった男性の誰もが驚いた表情を浮かべ、美女のあられもない姿に目を見開き、ポカンと口を開けて眺めて
いる。
「なんだ、なんだ!」
「アダルトビデオの撮影じゃないか。」
 口々にそう言う男たちの声が聞こえる。
「いやーね、あの格好、よくやるわね、今時の娘は。」
 ベテランの域に入りつつある2人連れのOLが眉をひそめ、蔑むような視線を向けて、聞こえよがしに言った。
(ああ、恥ずかしい…、みんな私を見て笑ってる…、きっと私のことを淫乱な女だと思っているんだわ…)
 美緒は、惨めさに自然と溢れ出そうになる涙を必死にこらえ、胸と下腹部を両手で隠しながら、俯きかげんに歩いて
いった。彼女はパンプスを履いている以外には何も身につけていないのだ。
 隣を歩いているもう一人の犠牲者は秋吉静香である。最初の組で、キャアキャア言いながら、結構楽しんで野球拳を
やっていた娘だ。全裸での散歩も、恥ずかしいことは恥ずかしいのだろうが、男性社員に冷やかされながら、どこか楽
しそうにこなしている。
 美緒はあまりの恥ずかしさに小刻みに震えながら、少しでも早くこの恥辱の行進を終わらせようと、足を早めようとし
た。しかし、営業部の一行は、ことさらゆっくり、ブラブラ歩いて行く。
「ほら、そんなに慌てて歩くと転んじゃうよ。」
 一次会で司会を務めた谷口がニヤニヤ笑いながら言う。
「気持ちのいい夜だ。ゆっくり歩こうじゃないか。」
 美緒の隣でそう言いながら、彼女の体をなめるように見ている安西は、入社して以来、しきりに美緒にモーションをか
けてきている男だ。ルックスも見栄えがしないが、それ以上に、上にへつらい、下に厳しいタイプで、新入職員みんなに
嫌われている。美緒の苦手な先輩の一人であった。
「もう、許してください。」
「そ…、そんなこと言うなよ。これから楽しみに行くんだからなぁ。さ…さあ、ここだぁ。」
 柴田課長はあいかわらずろれつの回らない様子でそう言うと、小さなビルに架かった看板を指さした。谷口や安西を
初め、男性社員が美緒を引きずるようにして、一軒のスナックに入って行った。
「あら、いらっしゃい。」
 ママは美緒と静香を見ると、コロコロと鈴のような笑い声を立てた。
「あら、今日は『新人歓迎会』だったのね。ホントに、あなたたちの会社って酷いわねぇ。こんな可愛らしい娘さんたちに
恥ずかしい格好させて。」
「何を言うんだよ、ママ、これは根性のある営業員を育てるための、社員教育の一環なんだよ。」
 主任の大河内が、真面目ぶった顔で答えているうちに、産隆商事の一行は店の奥のソファを占領して座った。8人ず
つに分かれた2つにボックス席に、それぞれ美緒と静香が配置され、その周りを男性社員が取り囲む。美緒の左右に
は柴田課長と安西が座り、向かい合って谷口と大河内が座った。
「こらぁ…、何、を…、隠してるんだぁ!」
 身を小さく縮ませ、胸を押さえた美緒の手の下に、柴田は無理矢理指をねじ込んで、胸の膨らみに触った。
「ちゃんとぉ、お、オッパイを見せないと、こ、こうだぞぅ!」
「い、痛いっ!」
 美緒が顔を歪めて悲鳴を上げた。柴田が乳首を爪先ではさんで押し潰すようにしたのだ。
「やめて、やめてください!痛いっ!」
「じゃあ、手をどけるんだ。」
 大河内が柴田に代わって、命令する。美緒は、半べそをかきながら。両手を下し、膝に乗せた。形の良い乳房が露
わになり、ピンク色の乳首が男たちの前に晒される。
「ホントに、きれいなオッパイだよなぁ。」
 安西が感嘆した口ぶりで言う。
「可愛いオッパイね。触ってみたいわ。」
 美緒たちのテーブルについたホステスの一人がそう言うと、谷口が勝手に許可する。
「ミキちゃん、触りたかったら、触ってもいいよ。」
「ホント!」
「だめっ、駄目ですっ!」
 美緒が頭を振って言うが、だれも相手にしない。ミキと呼ばれたホステスが、指先でピンク色をした乳首をなぞった。
「いやっ…、あ…、はぁん…」
 揉みしだかれるような気がして身構えた美緒は、そのソフトなタッチに意表をつかれた格好で、思わず甘い吐息をつ
いてしまう。
「おおっ、気持ち良さそうな声を出すねぇ。」
 大河内にそう言われた美緒は、恥ずかしさで真っ赤になった。
「じゃあ、あたしも…」
「その次は、あたしね。」
 普段、自分たちが男の玩具扱いされているホステスたちは、悪戯する側にまわるチャンスを喜び、ここぞとばかりに
美緒の体を弄り回す。
「ステキ。この子のおっぱいって。大きくって柔らかい」
「こうして握ると、芯にクニュッとしっかり張り詰めた感触があるわね。」
「ふふふ、キスしちゃおう…」
 ミキが美緒の乳房をつかみ、ゆっくりと揉みしだいていった。指の間からはみ出した乳首に別のホステスがキスをし、
口に含んで舌で転がす。巧みなテクニックで愛撫されることで、美緒の乳首はみるみるうちに勃起してきた。
「ああぁ…、やめて…」
 美緒が力無く喘いだ、その声は少し上ずってしまっている。
 その時、店中のあちこちで、男たちの拍手と歓声が湧き起こった。
 カラオケ用に用意された小さなステージに全裸の静香が立ったのだ。産隆商事以外にも2、3組の客が来ていたが、
いきなり若い娘が全裸で登場したので、目を白黒させている。
 ノリの良い静香は割り切ったらしく、男たちの手拍子に合わせて、アイドル歌手のヒット曲を振り付けをつけて歌い踊
った。
 拍手喝采の中、静香が席に戻ると、ホステスの一人が何か思いついたように言い出した。
「ねぇ、この子のオ××コ、見たくない?」
「見たい、見たい。」
「実は、俺たちもまだ見てないんだよ。」
 安西が興奮を抑えきれない様子で言った。
「じゃあ、どうかしら、次はこの子にステージに上がってもらって、みんなでオ××コを鑑賞するっていうのは?」
「い、イヤですっ!」
 とんでもない提案に、美緒は激しく首を振った。
「そうよねぇ…、他のお客様だっているんだし。」
 ミキがそう言うのを聞いて、美緒はホッと胸を撫で下ろした。ミキがあきらめたと思ったからだが、それは甘かった。ミ
キは何か思いついたように手を打った。
「そうだわ!」
 そして、外のテーブルの客に向かって声をかける。
「ねぇ、北側さん、福田さん、こっちにも裸でお店に来たエッチな子がいるんだけど、この子のオ××コ、見たいです
か?」
「見たいねぇ。」
「そりゃ見たいが、見せてくれるのかね。」
 一糸まとわぬ静香のパフォーマンスですっかり盛り上がった客たちが、美緒の方を見、期待に表情を輝かせて、口々
に答える。
「ほら、よかったわね、他のお客さんも見たいって、これで何の心配もなくステージに上がれるでしょ。」
「そ、そんなぁ…」
 今にも泣き出しそうな顔をする美緒に、ミキは意地の悪い悪魔のように微笑んで見せた。
 そして、美緒はステージに上げられた。激しく抵抗したため、両手は後ろに曲げられ、手首をロープで縛られていた。
両脚は固く閉じられてはいるが、その両足首にも、ロープが括り付けられ、いままさに引かれようとしていた。
「さあ。ご開帳よ。」
 店の中が水を打ったように静まり返る。ロープの片方を握ったミキは、もう一方の脚に巻かれたロープを持ったホステ
スに目くばせした。客たちが、一斉にごくっと唾を飲み込む。
「あっ、いやっ、やめて!」
 膝頭を合わせ必死に抵抗した美緒だったが、華奢な彼女の力ではどうにもならずに、徐々に脚が左右に開き始め
た。そして、両脚がこれ以上開けなくなったところで、縛られて固定される。
「ふふ、すてきな格好よ。大事な部分が全部見えてる。あなたのヘアって、薄いのね。」
 ミキは、美緒の薄い恥毛の下にある割れ目に手を伸ばした。
「可愛いアソコをもっとよく見てあげるわ。」
「いやあ、やめて!触らないで!」
 美緒は身をよじって嫌がったが、ミキは構わず美緒の割れ目を指で広げた。赤桃色の花弁と花肉が顔を覗かせた。
「とってもキレイ。あんまり遊んでいないみたいね。ひょっとしたら、ヴァージンだったりして…」
 美緒は縛りつけられ、最も恥ずかしい場所を鑑賞されることに、死にたいぐらいの恥辱を感じて、固く目を閉じた。実
際、彼女は処女だった。学生時代に交際していた男性もいなかったわけではないが、友達よりちょっと親密という程度
で、肉体関係には進まなかったのだ。
 ミキの指先は休むことなく美緒の花襞を弄び続けていた。男が興奮にまかせて弄ったのであれば、性経験のない美
緒は痛みしか感じなかっただろうが、同性の、体の仕組みを知り尽くした指先は、美緒の急所を的確に探し出す。最初
は触れるか触れないかという微妙なタッチで、そして、徐々に大胆に動き回って、女の官能を刺激する。美緒は思わず
声が漏れそうになるのを、やっとの思いで抑えた。
「あら、あなた、みんなに恥ずかしい所を見られて、感じてるの?」
 指の動きに反応し始めた美緒の肉体の変化を目聡く見つけて、ミキは大きな声で笑った。
 ミキが人差し指と中指でVの字を作り両側に開くと、綺麗なピンク色の膣口が露わになった。愛液で濡れた入り口は、
照明の光を受けキラキラと輝いている。産隆商事の社員も、それ以外の客も、一斉にステージを取り囲み、美緒の股
間をのぞき込む。
「こんなにいっぱい濡らして…。可愛い顔して、倉崎って、実はエッチなんだな。乳首なんてびんびんに立ってるじゃない
か。」
 ステージに近寄って来た谷口が、わざと大声で、美緒の身体の反応を指摘する。男たちの間から、卑猥な笑いが巻
き起こった。
「いいわ。気持ちよくさせてあげましょう。」
 そう言うとミキは、わざとくちゅくちゅと音を立てて美緒の秘部を弄り回した。真っ赤に充血した花弁がミキの指に絡み
つき、蜜を滴らせる。
「あっ…、あぁっ!」
 しなやかな指が美緒の膣内に侵入して、次第に彼女を官能の淵に追いつめていく。少し指のペースを速めると、美緒
はたちまち声をあげ、頭を仰け反らせた。
「ね、気持ちいいでしょ?」
 ミキは指の動きに緩急をつけながら、美緒を高めて行く。
「はあっ…、あぁっ…、いやっ…、もうっ…、あ、もうっ…」
「ふふっ、イカせてあげるわ。みんなが見ている前で、イクのよ。」
 そう言うと、ミキは一気に指で美緒のクリトリスをしごき立てた。
「いやあっ…、ま、待ってっ…、待って下さいっ…、はっ、はあぁぁんっ…」
 美緒はかぶりを振りながらも、ミキの手管による快美な刺激にすっかり酔ってしまい、次第に何も考えられなくなって
きた。
「あぁっ…、いやっ…、駄目っ…、駄目ぇっ!、あっ…、ああぁぁぁっ!」
 大きく股を開いた格好にまま何度も腰を振り、美緒は初めての絶頂を経験した。全身がぴくっぴくっと断続的に痙攣
し、その都度、愛液がフロアの上に飛び散った。

 


 
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