産隆商事のニューフェイス 2 最下位のペナルティ
 
第4章
 
「さあ、午後はいよいよ営業だな。仲尾、お前、俺と一緒に来い」
 全裸のままの由依の、剥き出しの肩に手をかけると、滑らかな手触りを楽しむように動かしながら、柴田課長が言っ
た。
「はい」
 鞄に資料を入れて立ち上がったものの、由依は瞳を曇らせて、部屋の出口の手前で立ち止まった。
「何をしてるんだ。さあ、いくぞ」
 柴田が由依を振り返った。右手に持った鞄と左腕で身体を隠した由依は、形のよい眉をひそめ、恥じらいに頬を染め
て、視線をさまよわせている。
「あの…、服は…?」
 顔を真っ赤にしながら、懸命に言う由依の言葉を柴田が冷酷に遮った。
「まだわからんのか、退社するまで裸だと言ってるだろ」
 ここまで来ると、「やっぱり…」という思いだが、それでも、素直に裸で外に出ていくことはできない。
「でも、お客様の所に行くのに、こんな格好で…」
「つべこべ言うな、来週も裸で働きたいのか?」
「いえ、いえ!」
 激しく頭を振ると、由依は覚悟を決める思いで、一瞬、瞼を閉じた。そして全裸のまま部屋を出て、柴田の後を追っ
た。
「今日は、佐野製作所に行くぞ」
 ハンドルを握った柴田がそう言った。由依は、彼が運転する車の助手席に座っている。
 全裸で電車に乗るのだろうかと、戦々恐々としていた由依だったが、さすがに、それはなく、エレベーターで会社の地
下駐車場に下りた時は、少しだけホッとした。
 それでも、裸で外出する不安感は半端ではなく、車の中にいても、他のドライバーや通行人が見ていないかと、気が
気ではなかった。実際、信号などで車が停止している時に食い入るような視線を感じたことが、何度となくあった。
「さあ、着いたぞ」
 1時間弱で到着したそこは、郊外にある少し大き目の町工場といった会社だった。資料によると、これまで産流商事
から材料を仕入れていたが、最近、安い他社の輸入品に切り換えたらしい。
「降りるぞ」
 見ると、駐車場の隅が作業場になっているらしく、数人の従業員が金属部品を加工したり、道具を洗浄したりしてい
る。
(人がいる…。どうしよう)
 途端に、由依の心臓がバクバクと激しく鼓動を打つ。
「さっさと降りろ」
 躊躇う由依を見て、先に車を降りた柴田が怒鳴りつける。
「でも、あの人たちに見られてしまいます…」
「それがどうした、さあ、行くぞ」
 由依は、おそるおそる車から降りた。少し背中を丸め気味にして、早足で駐車場を歩く。
(気づかれないかしら…)
 そう思うと気が気ではなく、チラチラと従業員たちの方に視線を走らせる。そんな由依の様子を見て、柴田がニタッと
笑った
「こんにちは、産流商事です!」
 柴田が大きな声で挨拶をする。
「キャアッ!」
 従業員たちが一斉にこっちを振り向き、由依は思わず、その場に蹲った。
「ほら、ちゃんと立って、あいさつしなさい」
「こ…、こんにちは、産流商事です…」
 由依は、両手で身体を隠し、背中を丸めたまま立ち上がってあいさつをした。 
 従業員たちは、目を丸くして由依を見ている。恥ずかしさで由依の全身が熱くなった。
「なんだ、君か」
 事務所から、恰幅の良い初老の男が出て来た。社長の佐野である。
「こんにちは、社長。なんとかうちとの取引をお願いできないかと思いまして…」
 柴田が居住まいを正して頭を下げる。
「その話は、この前、断っただろう」
 柴田は、顔を真っ赤に染めて立っている由依を見た。
「仲尾、お前からもお願いするんだ!」
「お話だけでも、聞いていただけませんか?」
「なんだね…、この子は…?」
 いきなり現れた全裸美女に、佐野社長も驚きを隠せない様子である。
「今回、この地区を担当させていただくことになりました、仲尾と申します」
 由依が深々と頭を下げた。
「うちのニューフェイスでしてね。この子の研修の意味もあるもんですから、話だけでも聞いていただけませんか?」
「それはいいが…、その格好は…?」
「営業の厳しさをわからせるために、契約が取れるまで裸でいるように言ってるんです。当社の新入社員教育でして…」
 社長の視線がチラチラと由依に注がれる。しばらくして、佐野の顔に意地悪い笑みが浮かぶ。
「ダメだね、それじゃ」
「えっ?」
 由依と柴田が。同時に驚いた顔を見せる。
「厳しさをわからせるって言うのに、チチやアソコを隠してどうするんだ?」
 むっつりした表情を作っているものの、その目は好色な色に輝いている。
「そうですね。ご指摘ありがとうございました。仲尾、営業回りの間、体を隠すのは禁止だ。胸も股間もちゃんとお客様
にお見せするんだ」
「そんな…」
「なんだ、その返事は?」
「…はい、わかりました」
 由依は震える両手を下ろして、直立姿勢をとった。
 張りのある胸が男たちの目の前に晒される。隆起の先端には、ピンク色に色づいた乳頭が風に晒されてツンと飛び
出している。白い下腹部を飾る陰毛が、なんとも言えず艶めかしい。
「ご指摘いただいた社長にお礼を言いなさい」
「ご指摘ありがとうございました」
 社長も従業員も、その裸体をなめ回すように見つめている。突き刺さる視線を感じて、由依は唇を噛んでうつむいた。
「それで、いかがでしょうか、お話だけでも…」
 柴田が言うと、由依もその場で頭を下げた。
「よろしくお願いします…」
「契約の話だったな、まあ、話だけなら…いいか。じゃあ、こっちに来なさい」
 佐野が顎でしゃくるようにして社屋を示し、柴田と由依が後に続く。
 従業員たちは目の前を通っていく全裸美女を、好奇の視線で追いかけた。
 小さい背中が丸くなっている。引き締まった腰からお尻につながる丸みが、女らしさを醸し出している。白桃のような
染み一つないヒップが震えていた。
 従業員たちの右手は思わず自らの股間を撫でていた。

 由依は不安を抱きながら、柴田に連れられ、社屋の中に入っていった。
「仲尾、『枕営業』って、知ってるか?」
 佐野の後を追いながら、柴田が由依の耳に囁いた。
「えっ?」
「契約していただくかわりに、お前の身体を差し出すんだ。わかるな」
 由依は一瞬、頭が真っ白になったが、次の瞬間、説明された意味を理解し、泣きだしそうな顔で叫んだ。
「私、いやです!そんなことできません!」
 枕営業の恥辱に加えて、こんな形で処女を失うと思うと、耐えられない哀しさがこみ上げる。
「いいか、ここの契約がとれれば、最下位脱出は確実だ。来週は、裸にならなくて済むんだぞ…、それとも、来週も裸で
いたいのか?」
 脅かすように柴田が言う。ここで言うことを聞かなければ、来週も再来週も、ずっと裸でいなければならないかもしれ
ない。
「…わかりました…」
 もはや覚悟を決めるしか、由依に道は残されていなかった。

「しかし、うちも厳しいからなぁ、単価が少しでも安い原料を使いたいんだよ…」
「安かろう悪かろうでは、こちらの製品の出来にも関わります。どうでしょう、ここは『損して、得取れ』ということで…」
「ワシは、一時的にでも、損はしたくない性分でな…」
 そう言いながら、佐野はチラチラと由依の方を見ていた。機は熟したと見て、柴田が由依に目配せする。
 由依が軽くイヤイヤするのを、柴田がグッと睨みつけた。由依が小さくため息をついて、俯いた。
「あの…、もし、契約していただけるなら…」
 勇気を振り絞って口にした。
「私の…身体で、…サービスさせていただきます」
「何だって?どういう意味だ?」
 佐野が怪訝な声で尋ねる。
「私、…社長に抱いていただきます」
 下を向いたまま、由依が消え入りそうな声で言った。
「それは何か?俺とセックスするってことか?」
 佐野が怒ったような声を出した。
「はい…」
 由依の声は、今にも消え入りそうになっている。
「そんなことで、契約してもらえると思ってるのか?」
 佐野の声が冷たく響く。
(ダメだった…)
 失敗したと思った途端、火が出そうなぐらい顔が熱くなり、脇の下に冷たい汗が流れた。女として最低のことを言って
しまったうえに、契約も取れなかったのだ。
「申し訳ありません…、どうか忘れてください!」
 その声は涙声になっていた。とんでもないことを言ってしまったという後悔が渦巻き、目に涙が滲んでくる。
「じゃあ、まず、オ××コを見せてもらおう」
「えっ?」
「契約に値するかどうか、肝心のオ××コを見ないと判断できんだろう」
 顔を上げると、佐野が卑猥な表情で笑っていた。
「では、そこの机に乗って脚を開いて、じっくりご覧いただきなさい」
 柴田が大きな天板を持った事務机を示した。
「でも…」
「ぐずぐずせずに!」
 怒気をはらんだ柴田の声に、由依はおずおず机に乗ると、脚を大きくМ字に開き、社長の眼前に秘所をさらけ出し
た。
「指で開いて、中の方も見ていただきなさい」
 由依が震える指先で割れ目を開いた。
「どうです。きれいなピンク色でしょう。小陰唇も小さくて上品なオ××コですよ」
 柴田が磨き上げたセールストークで、由依の身体を売り込む。
「…ほら、クリトリスもご覧ください」
 柴田は、由依の小陰唇を指で広げ、巧みにクリトリスを包皮から剥き出しにして見せた。
「ふーん、色艶はきれいだな。これなら、まあ、契約してやってもいいかな…」
 鼻息がかかるほどの距離まで顔を近づけ、社長が由依の秘部を見つめる。
(あぁぁ…、恥ずかしいよぉ…)
 耐えられなくなって、由依が眼を閉じた。
「どうぞ、触って確かめてみてください」
 すかさず柴田がそう言う。
「………!」
 イヤイヤするように首を振る由依など無視をして、社長が彼女の股間に手を伸ばす。
「そのまま自分の指で、オ××コを開いておくんだぞ…」
 柴田が重ねて命令する。
「見られて感じてるのか? マ×コがピクピクしてるぞ」
 社長はそう言いながら、由依の膣内に人差し指を入れようとした。
「痛いっ!」
 途端に由依の体が飛び上がる。
「うん?お前、まさか…」
「ホントに、処女なのか…」
 柴田と佐野が口々に尋ねる。由依が童女のようにコクンと頷くと、二人が口を揃えて「ええっ!」と叫んだ。
(そうだ…、男性経験がないことがわかったら、許してもらえるかもしれない…)
 しかし、そんな由依の淡い期待は立ちどころに奪われた。
「こりゃあ、大サービスだな、産流さん」
 佐野が興奮した面持ちで柴田に言った。
「ありがとうございます、社長。いやー、営業のためにヴァージンまで差し出すとは、私もこいつを少し見直しました」
 答える柴田のテンションもいつもより上がっている。
「よし、じゃあ、指を入れるのはやめにしよう。あとで、ワシのモノを入れないともったいないからな」
 そう言うと、佐野は膣口を指先でなぞり、膨らんだクリトリスを転がした。
「ああッ…!」
 由依の身体が、ビクッと躍り上がる。身体の中を電気が流れたような気がした。
佐野が陰部を弄るのにあわせて、柴田は由依の後ろから胸に手を伸ばた。豊かな弾力を伝えてくる双乳を揉みしだ
き、せり出した乳首をこねまわす。
「ああゥゥ、ダメっ、ああん…」
 自分も処女の性器に触れてみようと、乳首を弄んでいた柴田の手が股間に滑り込む。
「あッ、あうゥゥ…、あはッ、はーン、はあァ!」
 男二人がかりで性器を弄り回され、由依はあられもない声をあげて、腰をくねらせる。自ら大陰唇を押し開いている指
がプルプルと小刻みに震えている。
「あぁ…」
 突然、身体をピクピク痙攣させたかと思うと、いきなり由依の動きが止まった。口が開き、頬は紅潮し、絶頂を迎えて
いることは明らかだった。
「おっ、イッたな!」
 佐野がうれしそうな声をあげる。由依の赤く染まった頬を一筋の涙が流れた。

「じゃあ、俺は他の顧客を回ってくるから、社長に満足していただけるよう、しっかりやるんだぞ」
 契約書を交わすと、柴田はそう言って、事務所から出て行った。
「さあ、こっちに来なさい…」
 ソファに腰掛けた佐野が、由依を呼び寄せて隣に座らせた。華奢な肩に手を回し、柔らかな唇に唇を押し当てる。
「ちゃんと口を開けろ」
 反射的に固く唇を閉じた由依を、佐野が叱りつける。
 食いしばっていた口をそっと開けると、佐野は舌を差し入れ、由依の舌と絡ませた。佐野の唾液が由依の口に注ぎ込
まれた。ヤニ臭い唾液を、由依は喘ぎながら、飲み干すしかなかった。
「う、うぐぐ…」
 佐野が荒々しく乳房を揉みしだくと、由依がくぐもった声をあげる。佐野は由依の乳首にむしゃぶりつき、音を立てな
がら吸い立てた。
 佐野の右手が脇腹を撫でおろし、股間に潜り込んでくる。
「あの、私やっぱり、無理です…、許してください…」
 途端に怖くなって、由依が哀願する。
「何を言ってる!すでに契約したんだ。今さら、そんなことを言われても困る。債務不履行で、損害賠償ものだぞ!」
 脅された由依は、頬に涙を伝わせながら佐野の指を秘孔に受け入れた。そこは、すでに十分過ぎるぐらいに潤ってい
た。
「契約が欲しいんだな?」
「…はい」
「じゃあ、お願いするんだ」
「契約してください…?」
「違うだろ」
 そう言うと、佐野は由依の耳に恥辱的なお願いの言葉を囁いた。
「そんなこと…」
「契約は要らないんだな」
 佐野の声が冷酷に響く。
(あぁっ…、言わなくちゃ…いけないのね…)
 もう後へは戻れなかった。
「…社長の…お、オチ×チ×を、私の…由依のオ××コに入れてください…」
「そうか、入れて欲しいか…」
 そう言うと、佐野はニヤニヤ笑いながら、羞恥に染まる由依の顔をのぞき込んだ。
(ああ、恥ずかしい…)
「いくぞ…」
 佐野は由依を仰向けにすると、反り返った勃起の先を肉孔に押し当てた。ゆっくり腰を進めると、狭いとば口が少しず
つ押し広げられていく。
「い…、痛いっ…」
「ちょっと我慢しろよ…」
 初めて異物を挿入される痛みに思わず逃げる由依の体を、佐野が両手で押さえ込み、さらに腰を抉る。
「うぐっ…」
 目尻に涙を溜めて、由依が歯を食いしばった。プツンという感触があって、押し返すような抵抗が急になくなり、濡れ
た肉襞が、佐野の肉棒に絡みつく。佐野は心地よい圧迫感を感じながら、柔らかな肉襞をかきわけていく。
「いたっ、いたい…、痛いぃぃ…」
 瓜破の痛みで身体に力が入った由依が、苦しげに喉を反らす。肉棹が根元までおさまると、佐野は由依に覆い被さ
り、肌と肌を密着させる。生臭い男の息が、彼女の首筋にかかった。
「こりゃあ気持ちいい…、契約したかいがあったな…」
 佐野はうれしそうな声を上げながら腰を繰り出した。でっぷり太った佐野の下っ腹が、由依の股間に打ちつけられる。
「ううッ、はうぅ、うう…」
 由依は全身汗びっしょりになりながら嗚咽を漏らし、必死で痛みに耐えていた。
「だ、出すぞ!オ××コの中に濃いのを注いでやる」
 喘ぐ由依の唇を強く吸い、舌を絡ませたあと、息を吹きかけるように耳元で囁く声がした。
「えっ?」
 佐野の発した「中に出す」という言葉が、由依を我に返らせる。
「だ、だめ、だめですっ!な、中には、だ、出さないで…」
 由依は、首を大きく振り乱し、腰をずらして逃げようとする。しかし、すでに遅かった。秘孔を押し広げるように最後の
一打ちを打ち込み、佐野の怒張がさらに大きく膨れ上がるのを感じた。
「あっ、だめっ、だめっ、ダメーっ!」
 自分の中に粘っこい液体が満たされるのを感じて、由依が悲鳴をあげた。
「いやぁ、いや…いやです。う、うう…」
 男の肉棒はなおも体内でビクビクと痙攣し、その都度、精液を噴き出している。由依の泣き声が事務所に響き渡り、
強く瞑った目尻からは悔し涙がポロポロこぼれて、ソファを濡らした。

 柴田が帰ってきた時、処女喪失と強制中出しのショックで、由依は呆然とソファに腰掛けていた。佐野が名残惜しそう
に、その身体を撫で回している。
 佐野に伴われて二人が事務所を後にしようとした時、数人の男が立ちはだかって、佐野に詰め寄った。
「私たちのボーナスはどうなったんですか!」
 それは、佐野製作所の従業員たちだ。自転車操業の会社らしく、約束したボーナスが遅配状態になっているらしい。
「すまんすまん、もう少し待ってくれないか…」
「先週もそう言っていたじゃないですか」
「来週には必ず支給するから…」
「じゃあ、利子分、上乗せしてもらえますか?」
「いや…、それは難しいが…」
 目を泳がせていた佐野の視線が、由依のところで止まった。
「そうだ。君、うちの従業員たちとセックスしてくれんか」
「えっ、そんな…ムリですっ!」
 イヤイヤする横で、柴田が事も無げに言った。
「そうですね。長期でご契約いただいたので、ここは、特別にサービスしておきましょう」
「ダメ、ダメですっ、出来ませんっ!」
 泣きそうになりながら必死で抵抗する由依の横で、話がどんどん進められていく。
「どうだね、君たち。ボーナスの上乗せ分として、この娘とセックスさせるということで」
「えっ?」
「利子分を、フーゾク使ったと思えば、ちょうど引き合うだろう。それに、こんな可愛い娘、2、3万円じゃあ抱けないぞ」
 従業員たちはお互いに顔を見合わせていたが、とうとう佐野の提案を受け入れることに決めた。
「そうと決まったら、こっちに来てもらおう」
 男たちは、由依を工場の中に連れて行った。
 機械油の臭いのする中で、由依は作業台の上に寝かされた。泣きじゃくって抵抗する彼女の身体を、若手の従業員
たちが押さえつける。
 従業員のリーダー格の中年男が、思い切りよく全裸になって作業台に上ってきた。
「あっ…、だめ…、許して…」
 哀願する由依に構うことなく、さっそく男は陰裂に狙いを定めた。さっきまで佐野に抱かれていた由依の肉門は、軽く
一突きしただけで、トロリと甘く男の先端部を迎え入れる。その快楽に思わず男の口元がゆるんだ。
「あ…、だ、ダメぇ…」
 逃れようと身を捩るが、どうにもならない。男の肉棒がズブズブと根元まで由依の胎内に侵入してきた。
「あうう…ひ、いいっ」
「あっと言う間に、中まで入っちゃったぜ」
 男は由依の乳房を掴んで、首筋をペロペロ舐め、愉快そうに言う。
 それを見ていた若い男がズボンとパンツを脱ぎ、台の上に飛び乗ると、硬くなったペニスを掴んで由依の鼻先に向け
た。由依と先輩とのセックスを見ながら擦っていたのだろう。先端から透明の液がにじみ出ている。
「俺は、口で頼むよ」
「うぐっ、ううっ…」
 肉棒を口の突っ込まれて、由依が呻き声を漏らした。その間も、リーダー格の男が規則的にシャフトを繰り出してい
く。
「早くかわれよ。俺にもやらしてくれ」
「その次は、俺だ」
 最初は戸惑っていた従業員も、目の前で気持ちよさそうにセックスしている同僚を見ていると、集団心理から徐々に
異常だとは思わなくなってくるようだった。
「いやあ、助かったよ。ここを乗り切れば、なんとか業績が回復する見込みなんだ」
 従業員たちが由依を輪姦する様子を眺めながら、佐野が柴田に言った。
「産流さんのおかげだ。今後長く、おつきあいさせてもらいますよ」
「ありがとうございます」
 頭を下げた柴田が由依に向かって声をかけた。由依は口で、秘孔で男たちの怒張をくわえ込みながら、手でも怒張
をしごかされていた。
「よかったな、仲尾。これで、最下位は脱出だ。来週からは、全裸勤務はなくなるぞ!」
(ああ…、もうこんなことしなくていいのね…)
 由依が少しホッとしたのも束の間だった。彼女の耳に佐野と柴田の会話が聞こえてきた。
「それで、うちの担当は、これからもあの娘でいいんだね」
「はい、毎週訪問させていただきますので、可愛がってやってください」
「いやあ、若くて可愛い女の子とセックスできる特典までついているんだ。いい契約をさせてもらったよ。しかも、これで、
従業員の給料が足りない時も安心だ…」
 佐野と柴田の笑い声が、悪夢のように聞こえる中、また一人の男が由依の中で果てた。

 


 
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