サッカー部マネージャー物語



 時計はもう7時10分を指している。そろそろ急がないと遅刻してしまう。
 やっとのことで、泣きそうな顔をしながら、理恵子は制服のスカートの裾から手を入れ、パンティを脱いだ。昨日、弥生
と一緒に家に帰る前に、選手達から一週間下着をつけてくることを禁じられたのだ。
 ブラウス越しに乳首が透けて見えるが、これはブレザーのボタンをとめれば隠すことができる。しかし、それまでは可
愛くてお気に入りだった制服のミニスカートが恨めしい。
 ドレッサーの前に立ってみる。いくらミニスカートだと言っても、制服のスカートなので、普通にしていれば中が見えるこ
とはない。しかし、かがんだりすると、白く丸いお尻がとびだしてしまいそうな気がする。
 学校に着く直前で下着を取ることも考えてみたが、もしも、通学途中でクラブの誰かが見張っていたら、どんな目にあ
うかわからない。
 理恵子は指示どおり、ノーパン・ノーブラで家を出た。ミニスカートの中に風が入ってきて、なんとなく落ち着かない。ノ
ーパンを意識すると、ブラジャーをつけていないことも必要以上に意識してしまう。

 駅に着くと、階段の前で理恵子は思わず立ち止まった。
 ちょうど、通勤・通学のために多くの人が階段を登り降りしている。階段を登っている時に、下から覗かれてしまうかも
しれない。
 階段が信じられないくらいに急に見えた。
 理恵子は意を決し、必死でスカートの裾を手で押さえて階段を登った。
 心臓がドキドキ音を立てているのがわかる。
 ところが、裾を押さえながら、しかも慌てて階段を登っているために、かえって体勢を崩してしまった。
「あっ!」
 よろめいて前に倒れ、とっさに階段に両手をつく。自然に尻が後ろにせり出た。
(見られたかもしれないわ。どうしよう…)
 気のせいか、周りの人の視線が自分に注がれているような気がする。
 話し声がする度に、自分の恥ずかしい姿を噂されているような気がする。
 大急ぎで立ち上がって階段を駆け登りながら、理恵子は耳まで真っ赤になり、目が潤んでいるのが自分でもわかっ
た。

 サラリーマンや学生でごった返すホームに電車が入ってきた。理恵子が、人混みにもみくちゃにされながら電車の中
に入った時、ノーブラの胸を覗かれないようにしっかりととめていたブレザーのボタンが、運悪くはじけ飛んでしまった。
しかも、ブレザーは前が開いた状態で、乗客と乗客の間にはさまってしまっている。
 かすかではあるが、ブラウスの胸の膨らみに乳暈のピンク色が透けている。
 電車が揺れ、倒れないように吊革につかまった理恵子は、それに気がつき、全身からどっと冷や汗が出る。しかし、
姿勢を変えることもままならない満員電車の中では、吊革を離すことも、胸元を隠すこともできない。
(ああ、誰も気がつきませんように…)
 そんな理恵子の願いもむなしく、向かいの座席に座っていた中年のサラリーマン風の男が、彼女の胸を卑猥な目つき
でじろじろ見ていた。
 ちらっと目が合うと、意味ありげにニヤリと笑う、理恵子は耐えられなくなって目を閉じた。
 目を閉じていても、男のからみつくような視線を胸に感じ、必死の思いで耐えていると、急に後ろから手がのびてき
て、ミニスカートの上から臀部を撫で回しはじめた。
「あっ…」
 理恵子は思わず低い声で叫んだが、恥ずかしさのあまり大声をあげることができない。身をよじってその手を逃れよ
うとしたが、列車の揺れの具合でよけいに後ろに押し出されて、背後から抱きすくめられるような姿勢になった。
 二つの手が理恵子のウエストをつかみ、ヒップに堅い棒状の物が密着してくる。
  硬いモノがヒップに押しつけられて、ゆっくりと上下に動いたり、柔らかな女体の感触を確かめるように円を描いたりす
る。
「くっ、うううっ…」
  背筋に悪寒が走り、思わず悲鳴をあげそうになるのを、理恵子は、口を閉ざして必死に耐えた。
 後ろからの手が乳房にのびてきた。ノーブラの胸を撫でられ、ブラウスの布地に擦れた乳首がしだいに固くなってい
く。
 そのうち、もう一方の手がミニスカートの中にのびてきた。
 理恵子は身をよじったが、満員電車の中では逃げることもできない。スカートにもぐり込んだ手は、そこを覆うべき布
がないのを確認すると、大胆にも秘裂をまさぐり、閉じ合わせていた肉舌を指でなぞっていった。
「あ…や、やめて…」
 どんどんエスカレートする攻撃に、理恵子は精一杯の声をあげて、必死に抵抗したが、震えるその声は電車の音に
かき消されてしまった。
 後ろからの手が、器用にブラウスの胸元のボタンを一つずつ外していく。
「…い、いや、いや…」
 理恵子は必死に身をよじった。
 それがかえって、周囲の客の注目を集める結果となってしまった。
 ブラウスのボタンはすでに二、三個外され、身動きするたびに、刺激のためにツンと上を向いた乳首までがチラチラ
見えるようになっている。
 理恵子の向かいの席に座っているのは、すべて男性客だった。最初に気がついたサラリーマン風の男は、股間をふ
くらませながら食い入るように理恵子の瑞々しい乳房を眺めている。
「た…、たすけて…」
 理恵子は必死の思いで、声に出して助けを求めた。しかし、痴漢に気づいている男たちの中には誰も助けてくれる者
はなく、知らない顔をしているか、むしろ時ならぬ美少女の恥態を面白がって見ている。
 後ろからの手がブラウスの胸元にもぐりこみ、直接乳房をまさぐりはじめた。もう一本の手が花孔に指をつき立てなが
らクリトリスを親指でこね回す。
「あっ…、あっ…、ああ…」
 理恵子は人前で身体を弄ばれつづけ、恥辱と性感で息もたえだえになっていた。
 もとはといえば、ノーパン・ノーブラで満員電車に乗ったのは自分だ。痴漢を訴えても、まともにとりあってもらえないに
違いない。
 理恵子がようやく下車したときには、秘唇はグッチョリと濡れていた。歩くたびにいやらしい音を発しているような気が
する。
 慌ててブラウスのボタンをとめ、陰部を拭うためトイレに行こうとしたその時、ポンと肩を叩かれた。
「おい。朝からいい声をあげてたじゃないか。」
 振り返ると、キャプテンの香川だった。
「ホント、満員電車の中であんなよがり声をあげて、恥ずかしくないの。」
 平島聡子も一緒だった。
「ち、違います。そんな…」
 痴漢されていた一部始終を見られていたことを悟って、理恵子はそこまで言うと、全身から火を噴くような思いでうつ
むいた。ひょっとしたら後ろから痴漢をしていたのは香川かもしれない。
「トイレでアソコを拭いちゃだめよ。グチョグチョのまま学校まで歩きなさい。あたし達が一緒に行くからね。そうね、その
うち乾くわよ。」
 花芯が熱くなって疼き、濡れたまま歩くと、痴漢に弄ばれた感触がよみがえってきて、嫌でも性感が高まってくる。そ
れに耐えながら、理恵子は学校までの長い道を歩いて行った。
 


 
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