サッカー部マネージャー物語

16

 待ち合わせ場所に指定された駅に着くと、既に香川は改札口の前で待っていた。
「ほお、やっぱりおまえ、可愛いな。」
 理恵子に気がついてこちらを見た香川の口から、思わずそんな言葉が出た。
「そんな…」
 うつむいた理恵子の頬がぽおっと桜色に染まった。
 理恵子は、淡い水色のワンピース姿だった。コットン地でできているのが涼しげで、初夏の日差しによく映えている。
あくまで清楚で、可憐で、そのまま、グラビアかテレビのCMにでも出てきそうな美少女ぶりだ。
「制服姿もいいけど、そういう格好も、また違った感じでいいぜ。」
 電車に乗り込み、理恵子の肩を抱き寄せるようにして座席に座ると、香川は、あらためて彼女を頭のてっぺんからつ
ま先まで、なめるように見回した。
 今週のはじめに彼女がマネージャーになって以来、今、上品なワンピースにつつまれている身体を何度となく開か
せ、その柔らかく膨らんだ胸も、ピョンとヒップアップした尻も、スカートの奥に秘められた部分も思う存分弄び、犯してき
た。それを思い出し、目の前の美少女の様子を見ると、香川は「汚してやりたい」という破壊衝動にも似た思いととも
に、激しい欲情が高まってくるのを感じた。
 香川は理恵子の肩に回していた手で、彼女の身体を引き寄せると、もう一方の手をワンピースの胸の膨らみに滑ら
せた。そして、乳房をワシづかみにし、しぼるように揉み上げた。
「あっ!」
 ワンピースの胸元がしわくちゃになるのも構わず、香川はブラジャーに守られた膨らみを揉みしだく。
 列車の中は満員ではなかったが、行楽地へ向かう家族連れや、学生達のグループなどがかなり乗っている。
「やめてください…、こんなところで…」
「いいだろう。さんざん俺たちに抱かれた身体じゃないか。」
 意地の悪い口調で言われて、理恵子は耳まで真っ赤になった。狼狽して、もじもじしている彼女の様子を楽しみなが
ら、香川はさらに言葉を継いだ。
「キスしろよ。そうしたら、胸を揉むのはやめてやってもいいぞ。」
「えっ…」
 理恵子がためらいを見せると、香川は胸のボタンを外しにかかった。あわてて、理恵子は、なんとか恥ずかしい愛撫
をやめさせようと、首を伸ばして可憐な唇を男の唇に押し当てた。
「うっ」
 香川は理恵子の唇におおいかぶさっていった。
 男の下がヌルッと理恵子の小さな唇を分け入って入ってきた。
 その時、向かいに座っていた中年のおばさんが、聞こえよがしに言った。
「ほんとに、最近の子ったら、人前で…。恥ずかしくないのかしら。」
 理恵子は、自分のした行為によって、周りからは彼女が積極的に愛撫に応え、人目もはばからず、イチャついている
ようにしか見えなくなったことに気がついた。
 香川の舌が、理恵子の口のなかでのたうちまわり、舌にからみついてくる。
 そして、手は胸から腰をすべり、太股を撫で始めた。そして、その滑らかな感触を楽しむように、ジリジリとスカートの
中にもぐりこんでいく。
「やめてください、さっき、キスしたじゃありませんか!」
 理恵子が声を殺しながら、必死で抗議の声をあげる。しかし、香川はニヤニヤ笑って答えた。
「胸を揉むのはやめると言っただけだぜ。だから、胸をやめて、オ××コをさわるんだ。」
「そんな…、ひどい…」
 理恵子は両手でなんとか、侵入してくる香川の手をふせごうとした。
「おい、休みの日だと言っても、マネージャーの役割はかわらないんだぜ。」
 香川がドスの効いた低い声でささやく。
「………」
 その言葉は、理恵子を無力にするのに十分だった。
 香川の手は、スカートの下で内股からヒップにかけて撫でさすり、脚を開かせると、パンティの股間の部分に手を埋め
た。
「気持ちよくしてやるよ。」
 そう言うと、薄い布に覆われた柔らかい肉の合わせ目を何度も何度も、執拗に擦っていく。
「う…、うっ…」
 しだいに布地が湿り気を帯び、うつむいた理恵子の喉からくぐもった声が洩れはじめた。その顔は真っ赤に染まり、
羞恥と、抑えようとしても高まる性感に必死に耐えている。
「ほら、感じてきただろう。」
 そう言うと、香川はパンティの中に手を潜り込ませた。その部分はグショグショになっており、香川の指の動きにあわ
せて、ピチャピチャと音を立てる。
 ことさらに音を立てるように、香川は激しく指を動かした。
 ピチャピチャピチャ…、と淫らな音が響く。周囲の乗客には、はっきり聞こえていることだろう。
 隣に座っている大学生らしい四〜五人のグループがニヤニヤ笑い、何か囁きあいながら、理恵子たちの方を見てい
た。向かいのおばさんは、軽蔑しきった視線を投げている。
 理恵子はこのまま消えてしまいたいような気持ちだった。
「電車の中で、こんな音立てて恥ずかしくないか?」
 そんな理恵子の気持ちを見透かすように、香川が耳元で囁く。
「………」
 理恵子は唇をかみしめて、屈辱に耐えていた。
「今日、どこに行くかあててみろよ。」
 香川は、理恵子の耳をいじり、髪を撫でながら、尋ねた。
「どこに行くんですか…」
 いくぶん、うわずった声で理恵子が聞き返す。
「デートと言えばだ…」
と言いながら、香川が取り出したのは、生徒会が新入職員歓迎に出したパンフレットだった。そこには、新入生対象に
とったアンケートの結果がまとめてある。香川は理恵子の回答が載っているページを開いて、大声で読み上げ始めた。
「一年C組、高橋理恵子、2月14日生まれ、水瓶座、血液型A型。」
「やめてっ!」
 理恵子が悲鳴に近い声をあげて、香川の手からパンフレットを取ろうとした。今の今まで身体を弄ばれていたのだ。
その様子を見ていた乗客たちの前で、大声で自分のプロフィールを読み上げられるのは、あまりの恥辱だった。
 その反応を楽しむように、香川は身をかわし、わざと大声で読み上げる。
「身長一五八センチ、体重、?、B・W・H、ご想像にお任せしますか。そうだな。さっき、俺がさわってみたところ、八五・
五八・八四ぐらいかな。」
 理恵子は、なんとかパンフレットを取り返そうと必死になっている。乗客のほとんどがその様子を、あるいは面白がっ
て、あるいは眉をひそめて、見ていた。いずれにしても、羞恥心のない若いカップルが、公衆の面前でじゃれあっている
としか見えない。
「デートで行きたい場所、遊園地…、というわけで遊園地だ。」
と言った時、やっと理恵子の手にパンフレットが渡った。



 
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