サッカー部マネージャー物語

17

「うっ、あふぅ、くっ…」
 遊園地の中にあるフラワーガーデンで、香川と並んでベンチに腰掛けた理恵子は、襲ってくる快感の波に必死で耐え
ていた。
 香川の右手は理恵子の脇から胸に伸び、布地ごしにその膨らみを揉みしだき、頂上の突起を弄ぶ。そして、もう一方
の手はワンピースの裾をまくり上げるように潜り込み、美少女の秘部に刺激をあたえ続けていた。
 遠慮のない愛撫のせいで、ワンピースの胸の部分はすっかりしわになってしまっている。もっとも感じやすい部分に潜
り込んだ指は激しく動き、その部分がピチャピチャと音を立てる。大きくまくられたワンピースの裾が、男の腕の動きに
あわせてチラチラとめくれあがり、じっと見ている者がいれば、下着をつけていないのがわかっただろう。
 もう太陽は西に傾きつつあった。
 遊園地に着いてからも、香川の愛撫は執拗だった。
 乗り物に乗る時もピッタリと理恵子の身体を抱きしめるようにして乗り、お化け屋敷のような室内アトラクションでは、
ディープキッスを求め、舌をからませてきた。
 しかも、隙さえあれば、胸や下半身をいじるのだ。
 最初は、何とか触らせまいと手でスカートや胸元をガードしたり、膝を固く閉じたりしたが、そのうち、香川に怒鳴りつ
けられて、泣く泣く身体を開き、男の愛撫するに任せざるをえなくなった。
 下着を脱ぐように命じられ、トイレに入ってブラジャーを取り、パンティも脱いでしまった。
 恥ずかしさしか感じなかったのが、刺激されているうちに、この一週間で開発され始めた身体が火照ってきた。自分
ではけっして認めたくなかったが、誰かに見られているかもしれないという思いが、よけいに快感の高まりに拍車をかけ
るようだ。
「あっ…、あっ…、あっ…」
 理恵子が耐えきれなくなって声をあげ始めた時、香川の手の動きが止まった。 そして、さっき売店で買ったまま放っ
ておいたコーラをわざとらしく飲み始めた。
 理恵子はトロンとした顔に泣きそうな表情を浮かべて、無言のまま、香川の顔をチラッと盗み見た。激しい息づかいで
肩が大きく揺れている。
 胸を揉み、股間を弄び、理恵子がイク寸前でやめる。そんなことを、ほとんど一日中繰り返されているのだ。
 香川が理恵子の方を向き、理恵子はあわてて目をそらした。
「どうだ、イカしてほしいだろう。」
 香川は意地の悪い笑みを浮かべて、言葉を続けた。
「ここでで、セックスしようぜ。ワンピースを脱げよ。」
「えっ!」
 理恵子は耳を疑った。
 たしかに多くはないが、ここは人通りがない場所ではない。さっきも家族連れが二人のすぐ横を通っていった。
「いやです。こんなところで…」
 ワンピースの他にはソックスと靴しか身につけていない。サッカー部の部室や廊下、男子寮など、この約一週間で、何
度も人前で裸にされたが、全て建物の中である。屋外で裸になるなどというのは、正気とは思えなかった。
「なんだなんだ。さっき、入れて欲しそうな顔をして俺のこと見てたじゃないか。」
 理恵子は目をそらしたつもりだったが、香川は気がついていたのだ。一瞬目が合ったときに彼女の瞳に映っていたも
のを。
 恥ずかしい愛撫をやめて欲しいというのは紛れもない本心だったが、それでも、一日中を刺激され、焦らされてきた
のだ。身体の奥から突き上げる本能が、快感が充足されることを求めるのは当然の反応だった。
「お願いです。もう虐めないで…」
 うつむき、涙声で訴える理恵子を見て、香川は少し考えてから言った。
「じゃあまた、ゲームをするかな。」
 香川は右手の方に見える観覧車を指さした。
「これから、あの観覧車に乗ろう。」
 夕焼けに彩られ始めた空に、イルミネーションを灯して浮かび上がる大きな輪は、外国製の豪華な観覧車で、この遊
園地の目玉の一つにもなっている。
「観覧車が一回転するのが二〇〜三〇分ある。その間に、フェラで俺をいかせることができたら、今日はセックスはな
しだ。帰りたかったら、帰ってもいいぞ。」 香川は一呼吸置いて、理恵子の顔を見つめた。そして、意地悪い調子で言
葉を続ける。
「そのかわり、いかせることができなかったら、観覧車から降りてきた後、誰に見られようと、ここでセックスさせてもらう
ぜ。それに、遊園地が閉園になる夜一〇時まで、ワンピースを着ることは許さないからな。」
 朝の電車でのことを思い起こすまでもなく、香川が持ち出す「ゲーム」はいつも手前勝手で、不公平だと、理恵子は嫌
というほど知らされていた。それでも、今ここで、裸にされてしまわないためには、「ゲーム」に応じるしかないのだ。

 夕暮れのロマンチックなムードを楽しもうと、観覧車にはカップルで長い列ができていた。理恵子自身、好きな人と乗
りたいと思っていた観覧車である。幸せそうなカップルを見るにつけ、これからしなければならない行為、香川のグロテ
スクなモノを口にくわえている自分の姿が脳裏に浮かび、泣き出したい気持ちがこみ上げてきた。
 二〇分ほど待って、二人は観覧車に乗り込んだ。係員がドアを閉め、ゴンドラが上昇しはじめる。
「さあ、さっさと舐めろ。」
 香川はふんぞり返ってゴンドラの座席に座り、足を開いた。
 理恵子は、どうしていいかわからず、もじもじしている。
「何をしてるんだ。ここに跪いて、自分で出して舐めるんだよ。」
 理恵子は下唇を噛みながら、香川の前に跪き、ジーンズのチャックを下ろした。中から覗いたトランクスが勃起の形
にこんもりと盛り上がっている。
 わずかな逡巡を見せてから、理恵子はトランクスの前を開く。すると、ブルンと跳ねるように、そそり立つ怒張が飛び
出した。
 高校生らしくない黒ずんだ肉棹は、美少女の奉仕を期待するかのように、先端からヌメヌメした体液をにじませてい
る。理恵子は右手をおずおずと怒張のなかばあたりを握りしめた。
 ゴンドラはどんどん上に上がっていく。理恵子は脈打つ太棹をゆっくりと擦りはじめた。しかし、すぐにそれを口に含む
のことはできなかった。もとより、好きでもない男の性器である。何度口に入れられても、おぞましいという嫌悪感は抜
けない。
「さあ、早くしないと、時間切れになってしまうぞ。そんなに外でセックスしたいのか。」
 香川はそんな理恵子の様子を楽しむように、ニヤニヤ笑いながら言った。
 理恵子は覚悟を決めて肉棒を握り、顔を近づけた。生臭い臭いが鼻をつく。 小鳥が餌をついばむようなキスを浴び
せると、長大な逸物が、ググッと鎌首をもたげてきた。
(ああ、いや!………)
 理恵子は弾かれたように唇を離す。
「そんなことじゃあ、到着するまでに俺をいかせるのは無理だぜ。」
 恨めしそうな顔で香川を見ると、理恵子は、数日前に部室で教えられたことを思い出しながら、エラの張った丸い亀頭
部を舐め、ぬめ光る鈴口に舌を伸ばして、粘っこい腺液をすくいとった。さらに周辺にも舌を絡みつかる。
「上手いぞ、理恵子。そのまま、浅く頬張ってみろ。」
 言われるとおりに理恵子は先端に唇をかぶせ、可愛い唇でヌプヌプとしごく。
「よし、喉のところまでくわえ込むんだ。」
 反りかえった肉棹をほっそりした指で握りしめ、ゆっくりと口内に逸物をおさめていく。
 喉奥まで亀頭部を呑みこむと、先端で喉元を突かれ、嘔吐感がこみあげてきた。理恵子は苦しげに眉を寄せて、肩
で大きく息をした。
「いつまで休んでいる。」
 動きを止めていた理恵子の小さな唇が、前後にすべりだした。リズミカルに胴体を擦りあげ、それに合わせて、いっぱ
いにくわえ込んだ口をスライドさせる。「ほら、もうすぐ頂上に着くぞ。そうすれば後は降りるだけだ。」
 理恵子の動きに焦りが見え始めた。両膝立ちになり、身体を預けるようにして、魁偉な肉柱を口と指で追い込んでい
く。上下の動きが早くなり、しなやかな髪が大きく揺れる。
「到着したら、係員がドアを開けるからな。そうしたら、おしゃぶりしているところを見られてしまうぜ。」
 なんとか香川をいかせようと、理恵子は必死で陰茎をしゃぶった。肉棹にねっとり舌を絡ませ、唾液で艶を帯びた唇
で激しくピストン運動をし、唾液にまみれたそれを華奢な指でしごく。
 ゴンドラはゆっくりと下がっていく。
「そんな生やさしいことでは、全然効かないぞ。もっと激しくしごくんだ!」
 香川が焦れたように怒声を張り上げた。
 理恵子はいっそうリズムを速め、一心不乱にしごきたてた。顎の付け根が痺れてくる。それにつけて、なんだか頭の
ほうもボウッとして、自分が夢の中にいるような気持ちだ。
「早くしないと、もう到着するぞ。」
 もはやなりふり構わず、唇と舌で、そして、指で自分なりに想像できる限りの淫らな動きを繰り返す。躍りあがる肉茎
にキュウと唇を絡みつかせ、悩ましい仕草で顔を打ち振った。擦りあげ、吸い込んでおいて、ぬめる肉茎にキスを浴び
せ、亀頭部に舌を走らせる。
 ゴンドラがガクンと揺れて、ガチャリとドアが開いた。
 理恵子は、あわてて香川のペニスを吐き出し、ドアの方を見た。
 ポカンと口を開けてこちらを見ている係員と理恵子の目が合った時、彼女の横顔になま暖かい粘液が飛び散った。



 
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