サッカー部マネージャー物語

20

「要は、身体に傷をつけなきゃいいわけですよ。」
 三芳は、例の性具が詰まったアタッシュケースを開けながら言った。
 三芳は性的不能だが、性欲がないわけではない。勃起もするから、精神的な問題なのかもしれない。むしろ、挿入で
きない分、執拗に女体を弄び、いじくり回して性的満足を得る。そして、この黒いアタッシュケースこそ、ペニスに変わる
彼の「道具」だった。
「なるほどね、それは気がつかなかった。さすがですね、三芳さん。」
 男子寮での一件以来、しかたなくSMプレイをやめていた白井だったが、そう言えば、禁止されているのは「女子マネ
ージャーを負傷させること」だった。キャプテンの香川もそうだが、三芳も物事を自分に都合の良く解釈するのは得意だ
な、と白井は妙な感心をした。
「白井君、それは褒めてるんですか。」
 三芳はわざとらしく眉をひそめて見せた。
 二人が悪趣味なコントまがいをやっている横で、弥生は全裸にされ、寮の部屋に勉強用として設置されているスチー
ル製の椅子に縛り付けられていた。椅子に座った格好で、手は後ろでに縛られ、膝頭をロープで引っ張られているた
め、腿が大きく開いた格好となり、陰部が露わになっている。小ぶりだが白くて形の良い乳房は、ロープで括られて淫ら
な形に歪んでいた。
 三芳と白井は、二人で一緒に弥生を虐めることを思いついた。聡子と交渉して、二人分の時間を確保したため、今夜
は一晩中、弥生の身体を玩具にできることになっている。
 三芳は大きめの注射器のような器具を取り出した。
「弥生ちゃん、これは何かわかるかな?」
 弥生は不安そうな表情を浮かべ、横に首を振った。
「これは浣腸だよ。してあげようか? お尻の穴を出してごらん。」
「いやっ!」
 弥生は激しく頭を振った。
「さて、この中に入っているのは何でしょう? 石鹸液かグリセリンを入れて使うのが一般的だし、安全だね。お酒を入
れちゃったりすることもあるけど、アルコールは腸から吸収されるからね、急性アルコール中毒を引き起こしたりして、
危険らしいよ。」
 弥生が恐怖の表情を浮かべて三芳の顔を見た。三芳は、張り付いたような笑い顔を浮かべた。目が据わっている。
「けど、いっぺんやってみたいね。ふふふ…、弥生ちゃん。お酒飲んだことあるかな?」
「やめて…、やめてくださいっ!」
 弥生はガタガタ震えながら、必死で哀願した。
「白井君。浣腸なら、身体に傷をつけずに、女の子が苦しがっている様子を楽しめます。浣腸は昔、拷問の一種として
行われていたんですよ。」
「でも、俺、女の子がウンコするのを見るのはあんまり好きじゃないです。」
 三芳は白井の顔を見た。サディストで有名な後輩は、自分とは少し趣味が違うらしい。
「おや? SMマニアなのに、スカトロの趣味はないんですか。じゃあ、残念だけど、またの機会にしましょう。」
 三芳はあっさりと引き下がった。
「弥生ちゃん、今度、お酒を入れてあげるね。」
 三芳はそう言いながら、浣腸をアタッシュケースにしまい込んだ。しかし、弥生の悲しげな顔は変わらない。とりあえず
今日は免れたが、いずれ近いうちにアルコール浣腸をされることは間違いないだろう。ホッとするどころか、新たな不安
と恐怖を抱えることになっただけだ。
「どっちかというと、女の子が恥ずかしがったり、痛がって泣いたりするのを見るのがいいんですけどね。」
 そう白井が言うと、三芳はアタッシュケースの中に手を突っ込み、
「じゃあ、ピンチなんかはどうですか?」
と言いながら、プラスティック製のものや木製のものなど、様々な大きさと形の洗濯ばさみを取り出し、バラバラと床に
置いた。
「これを、乳首やオ××コにつけて責めるんです。こういうふうに。」
 三芳はプラスティック製のピンチを弥生の乳首につけた。
「痛いっ!」
 弥生が悲鳴をあげる。
「強度もいろいろあって、これなんかかなりきついですよ。」
「うっ!」
 もう一方の乳首につけると、弥生はうめき声をあげた。痛くて声も出ないらしい。固く閉じた目には涙がにじんでいる。
「俺にもやらせてください。」
 白井はそう言うと、椅子に乗っている弥生の腰を前に押しだし、股間を大きく開かせた。性器を指で押し開いて小陰
唇をつまみ出し、ピンクの粘膜を洗濯ばさみで挟み込む。
「キャアッ!」
 敏感な部分に激しい痛みを感じて、弥生が身体をよじった。
 白井は二つ三つと、次々に洗濯ばさみをつけていった。その都度弥生は悲鳴をあげたり、うめいたりして身悶えす
る。
 たちまち、弥生のラビアはカラフルな洗濯ばさみで飾られた。桜色の肉唇を彩るように、洗濯ばさみが並んでいる。
「弥生ちゃん、見てごらん。」
 三芳が手鏡を取り出して、弥生に見せた。身体を開かされ、乳首や陰部に洗濯ばさみがついている自分の姿は、男
達の玩具そのものだ。
「どうだ、弥生? 気持ちいいか?」
 弥生の股間に食らいついている洗濯ばさみをじゃらじゃら動かしながら、白井が訊いた。
「い…、痛いです…」
 弥生は苦痛のあまり涙を流しながら答えた。白い裸体が小刻みに震えている。
「外してほしいか?」
 白井の質問に、弥生がコクコクと首を縦に振った。
「どこがどう痛いか言ってごらん。」
 三芳が言う。
「胸です。」
「胸、じゃあどこかわからないだろう。」
 白井が意地悪く突っ込んだ。
「オッパイが痛くて…、ちぎれそうです。」
「痛いのはオッパイだけかな?」
 ニヤニヤ笑いながら三芳が尋ねた。
「…あ、アソコも痛いです。」
「アソコ、ってどこかな? 白井君、わかりますか?」
「いや、全然。」
 そう言いながら、白井は弥生の小陰唇を噛んでいる洗濯ばさみをグリグリと動かした。
「いやぁあっ!」
 弥生は鋭い痛みに絶叫した。洗濯ばさみが、桜色の媚肉に容赦なく食い込んでいく。
「…お、オ××コが痛いです。」
 洗濯ばさみを外してもらいたい一心で、弥生は恥ずかしい部分の名前を口にした。しかし、
「そう、痛いの。痛かったら、泣いてもいいんですよ。」
「オ××コは敏感だからね、ピンチで挟まれたら、痛くてあたりまえだよな。」
 そう言って二人はニヤニヤ笑いあった。弥生を嬲るつもりで質問したのであって、洗濯ばさみを外すつもりはないらし
い。
「そ、そんな…、ひどい…」
「ピンチに錘をつけて見ても、おもしろいですよ。」
 三芳は乳首を挟んでいるピンチに錘をくくりつけた。紡錘形に乳房を歪ませて、乳首が引っ張られる。
「あーっ、オッパイが千切れるゥ!…」
 弥生がのけぞって泣き叫んだ。

 いろいろな角度から弥生の姿をカメラに収めた後、二人は弥生を椅子から降ろして、床に仰向けにした。錘は外して
もらえたが、乳首と陰部に噛みつき、ズキズキする痛みで弥生を苛んでいる洗濯ばさみはそのままだった。
「痛いだけじゃあ可哀想だからね。今度は気持ち良くしてあげよう。」
 三芳はタマゴ型の小さなもの、アナル用のもの、普通のペニス型など、様々な形や大きさのバイブレーターを次々に
取り出した。
「その箱、ホントにいろいろ入ってますね。」
「この他に、鞭のコレクションもあるんだよ。残念ながら、マネージャー相手に使えないから持ってきていないけど。」
「どうだい、弥生ちゃん。夜は長いから、一つずつ入れてみて、どれが一番気持ちいいか比べてみるかい?」
 三芳はタマゴ型のピンクローターの電源を入れ、ウィーンと音を立てるローターを弥生の身体中を這わせ始めた。
「うぅぅっ…」
 白井は太いバイブレーターを手に取り、ピンク色の陰唇をめくって、一気に挿入していった。
「あぅぅっ…」
 弥生は次第に身体をくねらせて、身悶える。秘唇は透明な愛液で徐々に潤ってきている。
「はぅぅっ…、うんんっ…、あはぁっ…」
 弥生が淫靡な声を洩らし始めた。
 白井がバイブのスイッチを入れ、淫らな振動とともに弥生の媚肉を猛烈に責めた。
「オ××コがグチョグチョになってるぞ。」
「ほんとに、弥生ちゃんはオ××コをいじられるのが好きなんですね。」
 バイブを激しく出入りさせると、ウィーンというバイブの音とともに、クチュクチュという果汁の弾ける音が聞こえてき
た。
「あぁっ、そこは、ダメぇっ!」
 三芳がローターを敏感な芽にあてがうと、弥生は全身をビクッと痙攣させ、せっぱ詰まった声をあげた。
 白井はさらに一回り太いバイブに持ち変え、弥生の身体に挿入した。一本の線のように閉じていた肉唇が無惨に形
を歪め、淫らに回転する極太バイブの亀頭部分は愛液でヌラヌラと濡れて光っている。
 三芳はクリトリスにあてがっていたローターをそのままテープで固定すると、黒い玉をいくつも繋いだような細いアナル
用バイブを手にした。
「あぅぅっ、いや、いやぁっ!」
 三芳は弥生の尻を押さえつけ、襞の多い肉穴にバイブをめり込ませていった。
「うふぁっ、ぅぅぅっ…」
 アナル用バイブが完全に根元まで埋まると、菊孔は、薄い褐色の皺がなくなるほどに拡張された。
「ぬ…、抜いてっ、抜いてください!」
 弥生は必死で懇願するが、三芳はとりあう気配もなく、バイブのスイッチを入れた。
「うぐっ!」
 不気味なモーター音とともに、黒いバイブは肛門の中でクネクネと動き始める。三芳は、ゆっくりとアナル用バイブを
抜き刺しし始めた。強烈な締め付けのせいで、激しく抜き刺しすることはできないが、ピストン運動に合わせて、菊花の
皺が伸びたり縮んだりしている。
 その間も白井は、手首の太さぐらいある極太バイブを媚肉に突き立て、ズブズブと出し入れを繰り返した。二つの穴
に突っ込まれたバイブを同時に抜き刺しされ、奥の粘膜を通して触れ合っているような奇妙な感触が手に伝わってく
る。
「うあぁぁっ! あうぅっ、んぁぁぁっ!」
 弥生は気が狂ったように、激しく髪を振り乱して悶えていた。白井が動かす極太バイブの動きに合わせて、粘り気の
ある透明な液体が溢れ出してくる。三つのバイブに強烈に責め立てられ、その身体は、悦虐を感じ始めているのかもし
れない。
「三芳さん、火傷をさせない程度なら、蝋燭も使えますよね。」
 白井が思いついたように言った。もっと弥生を虐めたいと考えたのだ。
「もちろん。溶ける温度が低いやつを使ったり、蝋を落とす高さを調節すればいいんですよ。」
 そう言って、三芳は赤い蝋燭を取り出し、マッチで火をつけた。
「白井君にはこいつが適当ですよ。結構熱いけど、火傷をするほどではないですからね。」
 白井は三芳から蝋燭を受け取ると、弥生の顔を覗き込んだ。
「弥生、アツーイ蝋を身体に垂らしてやるよ。」
 弥生は恐怖に顔をひきつらせ、ヒクヒクと身体を震わせている。
 白井は弥生の乳房に熱く溶けた蝋を垂らした。弥生の肌に当たった蝋が、パッと飛び散り、小振りな乳房に赤い華を
咲かせた。
「あうっ、あ、熱いっ!」
「今度は、私が…。」
 三芳がもう一方の乳房に蝋を垂らした。蝋は洗濯ばさみに摘まれ飛び出している乳首を直撃する。「熱ッ!」と叫ん
で、弥生は身体をくねらせた。
 胸、腹、尻、太腿と、二人の男は次々に弥生の身体に血のような赤い華を咲かせていく。
「ひぃっ、あぅぅっ、熱い、熱いぃっ、いやぁっ!」
 弥生は灼熱の蝋地獄に歯を食いしばり、なんとか苦痛から逃れようと、手足を縛る縄が食い込むのもおかまいなし
で、じたばた激しく暴れている。
「せっかくだから、ここにも熱いのを落としてあげよう。」
 白井が弥生の太腿の間に入り、いくつもの洗濯ばさみで締め付けられ、バイブレーターが挿入されたままの秘貝を押
し開いた。その中はしっとりと濡れているようだった。
「あっ、そこは、そこはだめぇっ!」
 弥生の必死の抵抗を無視して、白井はじわじわとその部分に蝋燭を近づけていく。
「そらっ、落ちるぞ。」
 白井が言った次の瞬間、デリケートな粘膜に覆われた部分に熱く溶けた蝋がしたたり落ちた。
「あぁぁーッ!」
 弥生がひときわ大きな声をあげて身体をのけ反らせた。気絶しなかったのが不思議なくらいだった。
 しかし、拷問はまだまだ序の口だった。
「よし、じゃあ次は、弥生ちゃんにアイマスクをしてもらおう。落ちる瞬間の心構えができない分、熱く感じるからね。」
「ああッ!」
 アイマスクをされた途端、脇腹に熱さとも痛みともつかない感覚が走る。そして、下腹部、乳首と身体のあちこちに蝋
が垂らされる。三芳が言うように、いつ、どこに落とされるかわからないだけに、垂らされた蝋はより熱く感じたし、垂ら
されるまでの恐怖は目を開けている時と比べものにならなかった。
 しかも、目隠しをされていると他の感覚が鋭くなるのか、ピンチに挟まれた乳首やラビアのジンジンする痛みや、膣に
挿入されて振動を続けているバイブレーターの刺激が、これまで以上の激しさで襲いかかってくる。
「アッ、アッ、アッ、アッ!」
 弥生は全身をくねらせ、言葉にならない声をあげ続ける。
「どんな気持ちだい、弥生ちゃん。」
「ウッ! も、もうイヤ…、アッ! 助けて…」
「次は耳にも栓をしてあげよう、いよいよ身体を虐められてる感覚だけの世界だよ。」
 いきなり何も聞こえなくなり、痛みと熱さと快感がごちゃまぜになった感覚が全てになった。
 身体のあちこちに蝋が落とされ、陰部にはめられたバイブレーターも様々に角度を変えて、弥生の性感を追い込んで
くる。
 弥生の顔面は蒼白で、額には冷や汗が滲んでいた。
 しばらくして、股間の最も敏感な芽に激しい痛みが走った。
「ああああぁぁぁぁ…」
 弥生は、自分のあげる悲鳴とともに、意識が遠のいていくのを感じた。



 
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