サッカー部マネージャー物語

21

「…生徒の自由と規律これをどう調和させるかが重要な課題であります。我が校は、生徒の中にリーダーを育て、優秀
なリーダーを中心とした自治を認めることによって、この調和を保っているわけですが、こうした方向を益々発展させる
ことが肝要だと考えるわけであります。以上。」
 校長は、何の話でもこの結論でしめくくることに決めているらしい。今日も、この発言で職員会議が終わった。教師達
は三々五々、部屋を出ていく。
「春日君、ちょっと残ってくれるかね。」
 春日幸孝は校長に呼び止められた。
「なんでしょうか?」
 春日は怪訝そうな顔で校長を見た。校長は他の教師がいなくなったのを確認して話を始めた。
「3年A組の森川麻美が行方不明になった。一昨日から登校していないんだが、家にも帰っていない。お家の方も心配
されて、警察に捜索願いを出されたそうだ。」
「それは心配ですね。」
 端正な顔を曇らせて、春日が相づちを打つ。
「担任の上柳先生もいろいろ心当たりをあたったり、クラスメイトに話を聞いているようなんだが、手がかりがないんだ。
森川はサッカー部のマネージャーだったようだが、春日君は何か心当たりはないかね。」
「さあ、私は顧問と言っても名誉顧問みたいなもので、あまりクラブには行きませんから、思い当たることはありません
ね。サッカー部は、『自由と規律』の精神で、キャプテンの香川やマネージャー達の『自治』に任せていますから。」
 春日は、校長のお得意のセリフをもじって答えたが、校長は気がつかない様子で言葉を続けた。
「それに、1年A組の笹森弥生も、サッカー部のマネージャーだったろう。」
「そうですが、笹森がどうか?」
「昨日、入院したらしい。ノイローゼのようになったということだ。」
 校長は、なんとなく、二人の女生徒の問題を結びつけて考えているらしい。
「サッカー部は我が校の看板だからねえ…。いや、まさか、クラブ活動が関係しているとは思えないが、重なったからね
え…。とにかく、部員達に心当たりがないか聞いてみてくれ。」

「さあ、全部脱げ。」
 香川は練習が終わって部室に帰ってくると、タオルを持って来た理恵子に命令した。今週一週間、理恵子は練習直
後の二時間、香川の相手をさせられることになっている。
 練習から帰って来た選手達は、予約してあるマネージャーと部室を出ていき、別室で思い思いにセックスを楽しんで
いる。しかし、香川は、他の部員の見ている部室で理恵子を犯すことにしたのだ。
 瞬と過ごした一夜の後、理恵子にとって、それ以外の男とのセックスはこれまで以上に辛く、耐え難いものになってい
た。
 瞬も理恵子を出来る限り予約し、マネージャーの「役割」から解放しようとしたが、そもそも多くの選手達が理恵子を指
名したがっている。しかも、今週に入ってからは、香川が徹底して理恵子を指名しており、理恵子を予約するのは相当
困難になっているのだった。実際、二人が結ばれてから今日までの四日間、瞬が理恵子を抱いたことはまだ一度もな
かった。
 やっとの思いで理恵子が着ている物をすべて脱ぐと、香川はビッショリかいた汗を拭おうともせず、理恵子の身体を
後ろから抱きすくめた。汗と土の混じった臭いが彼女の鼻を襲う。ベトベトする背中が気持ち悪い。
 香川は理恵子を抱きかかえるようにして、ロッカーの前の椅子に腰をおろした。ロッカーには鏡が取りつけてあり、香
川の膝に座る全裸の理恵子が映し出される。 香川は膝頭をぐいっと開いた。理恵子の膝も割れて、太腿の奥に淡い
茂みとぴっちりと閉じた割れ目が見えた。
「どうだ? お前のいやらしいオ××コが丸見えになっていくぞ。」
「いやっ!」
 理恵子は思わず、顔を背けて、鏡に映った自分の秘裂から目をそらした。
「ダメだ。よく見るんだ。」
 香川は理恵子の頭を両手で掴んで、鏡に向けた。香川の膝の動きに合わせて、徐々に股間の秘裂が露わになって
いく。
 理恵子は羞恥のあまり頬をピンク色に染めて、鏡に映った自分の秘部を見た。同時に、自分たちの周りを取り囲む
ようにして、多くの部員が鏡を覗き込んでいるのが目に入る。
 瞬は、香川が理恵子を愛撫するのを見るに忍びなくなって部室から出て行っている。彼女にとっても、瞬が見ないで
いてくれることが、せめてもの救いだった。
「よし、自分の指でオ××コを開いてみろ。」
 理恵子の脚がこれ以上開けないところまでくると、香川が乳房を揉みしだきながら言った。
 理恵子は肉の合わせ目に華奢な指をあてがい、怖々、自分の秘部を拡げていく。 指で開かれた花唇の鮮やかなピ
ンクが鏡に映ると、理恵子は怖くて正視できず、視線をそらした。
 とたんに香川がそれに気づき、彼女の乳首を捩りあげた。
「くう!」
「ちゃんと見ろと言っただろ!」
 香川に叱られ、理恵子は必死に鏡の中の秘裂に目を向けた。
 自分の秘部をまじまじと見るのは初めてだった。恥毛に縁取られたピンク色の肉細工を見ていると、自分の身体なの
に、なにかとてもいやらしいものがついているように感じてしまう。
 その恥ずかしい部分を指で開く自分の姿と、鏡を覗き込む男達の好奇の表情を鏡で確認させられるのは、たまらな
い屈辱だった。
「あっ、イヤっ!」
 ふいに香川が中指に力を込め、膣の中へぐいっとめりこませた。
「そら、指を突っ込まれているのが見えるだろう?」
「いや…いや…ああっ」
 香川の指が中をグネグネとこね回すと、クチュクチュという湿った音をたてた。
「なんだ、こんな恥ずかしい格好をさせられてるのに、感じているんじゃないか?」
「ち…、違いますっ!」
 理恵子が真っ赤になって、必死で否定する。しかし、明らかに身体はその言葉を裏切っていた。好きな男とのセックス
を経験したことで、官能がより開発されたのだろうか。しかも、屈辱的な姿を男達に見られていると意識すればするほ
ど、性感が高まってしまうのだ。
 香川の指が上部の包皮を剥いて、敏感な肉芽を指でつつく。
「ここがクリトリスだ。お前がいつも触られたり、舐められたりして、喜んでるところだ。自分で触って見ろ。」
 理恵子は香川に手を取られて、肉芽をいじらされた。
「どうだ。気持ちいいだろ?」
「あぁ…」
 充血した肉芽をいじる細い指に、透明な粘液がまとわりついてきた。
 その時、急にドアが開いて、三芳が慌てて部室に入ってきた。
「春日先生が来ますよ! 今、職員室を出て、こっちに向かってます!」
「やばいな。みんな部室に集まれ。ミーティングしていたことにしよう。」
 香川がそう言うと、部室に残っていた部員達がいっせいに、レギュラーの選手達が淫らな行為を楽しんでいる部屋に
走って行った。
「理恵子、お前も早く服を着ろ。」
 香川は、脱ぎ捨てた汗まみれのユニフォームを再び着ながら、理恵子をうながした。
(どうしたのかしら…。もしかしたら、春日先生は女子マネージャーの恥ずかしい役割を知らないのかしら?)
 もとはと言えば、彼女にサッカー部のマネージャーをやるよう薦めたのは春日だ。理恵子は当然、春日もマネージャ
ーの役割を承知のうえで自分を引きずり込んだのだと思っていた。それは、違うのだろうか?
 大慌ての部員達がなんとか態勢を整えた時、部室のドアが開いて春日が入ってきた。校長も一緒だった。

「今ここには、部員のみなさんは全員いるんですか?」
 校長が尋ねると、春日が全員の顔を見渡して答えた。
「大体いるようですね。いないのは、2年生の川崎瞬ぐらいかな。」
 そう言って校長の顔を見てから、春日は麻美の失踪と弥生の入院のことを手短かに説明して、部員達に尋ねた。
「誰か、森川か笹森のことで何か知っていることはないか?」
(えっ、弥生ちゃんがノイローゼで入院!)
 理恵子は弥生を心配する反面、妙に納得してしまった。自分たちの境遇を考えると、おかしくならない方が不思議なく
らいだ。
 昨日、理恵子は弥生に瞬とのことを打ち明けた。弥生は自分のことのように喜んでくれた。
「それでか。理恵子ちゃんはもともと綺麗で可愛いけど、最近ますます綺麗になってきたもんね。」
 しかし、ニコニコ笑ってそう言った後、泣き出しそうな表情でこうも言ったのだ。
「あたしには、そんなこともないのよね…。今晩ね、白井と三芳があたしを予約してるの。理恵子ちゃんが助けてくれて
から、白井も大人しくしてたんだけど…、今晩は何か狙ってるらしいの。何をされるのかしら、怖いよお…」
 あの時、弥生は本当に怖かったらしく、全身をガタガタ震わせていた。
(そうだ、私が言わなきゃ!)
 もし、言えば自分もどうなるかわからない。それでも理恵子は決心した。
「あ、あの…」
 しかし、理恵子が勇気を振り絞って出した声はかすれ、香川の声にかき消された。
「特に変わった様子はありませんでしたけれどねえ…」
 香川がそう言うと、みんな口々に、特に心当たりはないと言った。
「そうですか。それじゃあ、後からでも何か気がついたことがあったら、春日先生でも私でも、みなさんの担任の先生で
も結構ですから、教えてください。」
 校長はがっかりしたような、しかし、少しホッとしたような顔でそう言うと、春日と一緒に、そそくさと部室を出ていった。
理恵子は完全に発言するタイミングを逃してしまった。
「ふーっ、やばかったぜ。」
 香川は安堵のため息をついた。そして、三芳と白井を睨んだ。
「お前達、あれだけやり過ぎるなと言っただろう!」
 香川は、二人に虐められて、弥生の神経がまいってしまったことを知っていた。
「す、すみません、キャプテン…」
 三芳と白井は、さすがに元気なくうなだれた。
「女子マネと何をして楽しんでもいいというのは、そのとおりだが、壊しちまってもいいとは言ってないぜ。」
 次に香川は、自分の隣に座っていた聡子に視線を移した。
「聡子、麻美はどうしたんだ?」
「知りませんわ。毎晩オヤジに買われているうちに、売春婦の方が良くなって、とうとう、学校をやめてプロになっちゃっ
たんじゃありません?」
 聡子はニッコリ微笑みながら、平然と言ってのけた。



 
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