サッカー部マネージャー物語

26

 一部屋でワンフロアを占める都心の超高級マンションの一室。今、ここでは淫猥なパーティが開かれていた。
 男が五人。年齢は三十歳代半ばから六十歳を超えるぐらいまでで、風貌もバラバラだが、身につけている物が総じて
高級品であることと、尊大な雰囲気を持っているところが共通している。「先生」「社長」などと呼び合っているところから
すると、それぞれの世界では人の上に立つ立場にある者が集まっているのだろう。
 相手をしている女は四人。いずれも二十歳前後の美しい娘ばかりだ。そして、全員が一糸まとわぬ姿になっている。
 そのうちの一人の娘は部屋の中央に、両手を頭の上で縛られ、天井からつり下げられていた。背伸びをしてようやく
床に足が着く高さだ。
 筋肉質の中年男が皮の鞭を持って、その前に仁王立ちになっていた。
 男が鞭を振りかぶり、つり下げられている娘の無防備な尻を鞭で思い切り打った。
 ビシィィッ!
 小気味良い音が静かな部屋に響き渡る。
「きゃあぁぁーッ!」
 絹を裂くような悲鳴が、部屋中に響いた。
「鞭をもらったら『ありがとうございます』と礼を言うんだっただろう。」
「…は、はい…」
 再び男は思い切り鞭を振り上げる。鞭はヒュゥゥゥッと空気を切る音をたてて剥き出しのヒップにからみついた。吊り
下げられた身体が大きく揺れ、娘は哀しげな悲鳴をあげる。
 ビシィィッと心地よい音をたてて鞭が当たったところには、赤いみみず腫れができていった。
 男は容赦なく、ヒップにも、背中にも、乳房にも鞭の洗礼を浴びせた。
「うぐぅっ、んぁぁっ!」
 女は激しい痛みに身体をよじって悶えている。焼けるような肌の痛みに、歯を食いしばり、眉を寄せて苦痛に耐える
のがやっとで、とてもではないが礼など言えない。
「どうした、礼が言えるまでやめないぞ!」
「あぅっ、んぁぁっ、あ、ありがとうございます…」
 娘は悲鳴をあげながら、やっとの思いでそう言った。
 その横では、紐がついた首輪をはめられた全裸の娘が、犬のように床に四つん這いになり、紐を握る太った初老の
紳士に、部屋中を引き回されていた。娘が近くを通ると、他の娘に相手をさせていた男たちも、手を伸ばして娘の身体
を弄ぶ。
 白い胸の膨らみを揉みしだく者、乳首を指で摘む者、秘唇に指を突っ込みかき回す者、双臀の谷間に指を押し込み
アヌスの位置をさぐる者。周囲からのびてくる手は、無遠慮に娘の身体を隅々までまさぐった。
 身体を刺激された娘がビクッと反応したり、キャッ!という悲鳴をあげるたび、卑猥な言葉が投げかけられ、笑い声が
起こる。
 ソファに三十歳代半ばの痩せ形で、神経質そうな男が座っている。高級ブランドのズボンのジッパーは開かれ、肉欲
にたぎった男性自身が黒々とそそり立っていた。床に跪いて、その肉棒に舌を絡ませているのは藤沢奈々子だ。
 彼女は革バンドでできた拘束具で手の自由を奪われている。加えて、黒い皮のベルトが乳房を縛り付けており、豊か
な双乳が淫らにくびり出されていた。白い頬は上気してピンク色に染まり、端麗な顔立ちがポウッと官能でとろけたよう
に見えた。カールしたような長い睫毛はそっと閉じ合わされている。
 奈々子は唇をいっぱいに開けて、亀頭部をくわえた。怒張の跳ね上がりを押さえ込むようにして上から頬張り、唇を
すべらせて太棹を根元まで納めていく。
「はあーっ…」
 男は気持ちよさそうな声をもらした。なんと柔らかい唇なのだろう。たっぷりと唾液を含んだ舌が、ギンギンに硬くなっ
た分身を這い回る。ペニスがとろけていきそうな甘美な愉悦に、たまらず発射してしまいそうになる。
 男の逸物をくわえながら奈々子は、後ろの窓にチラッと目を走らせた。その瞬間だけ、彼女本来の知的なきらめきが
瞳の奥に浮かぶ。
 向かいのビルのブラインドの陰から、何かがキラリと光った。うっすらと人影が見えている。奈々子は、一瞬満足そう
な笑みを浮かべた。
 その時、男が爆ぜた。口内に発射された大量の男液を、奈々子は肉茎をくわえたまま呑みほしていく。

「おやおや、奈々子はん、こっちを確認しよったな。」
 ガランとした貸し会議室の一室で、男はシャッターを切りながら呟いた。
 背が高く、ガッチリした体格の男だ。くずれた感じのリーゼントヘア、派手な柄のシャツに白いスーツをだらしなく着、そ
のくせ結構高級そうなネックレスや時計をしている。一見してまともな職業に就いている男には見えない。手にしたカメ
ラはプロが使う一眼レフだった。
 男の後ろでドアが開いて、モデルのような美少女が大きな紙袋を抱えて部屋に入ってきた。
「おう、メシ買うてきてくれたか。」
 美少女は男に、買ってきたハンバーガーを差し出した。
「今晩は、ずっとこのパーティにつきあわなあかんからな。腹が減っては何とかや…」
 そう言いながら男は、カメラを構えたままで、ハンバーガーをパクつく。
「ほおっ、これはおもろい奴らが来たやないか。見てみ、今夜は大収穫や。」
 美少女は男の腕にすがるようにして横に並ぶと、ブラインドの隙間を開いて、双眼鏡を手に向かいのビルをのぞい
た。
 ちょうど部屋に入ってきた男は二人。春日幸孝と聖賀高校の校長だった。
「まあ、校長先生まで…」
 美少女はあきれたように呟いた。

「これは、お揃いでよくいらっしゃいました。今宵の趣向は『SMと官能の夕べ』となっております。ごゆっくりお楽しみくだ
さい。」
 一人だけ拘束具をつけていない女が、春日と校長を迎えた。彼女も他の娘たちと同様全裸になり、男たちの愛撫も受
けてはいるが、執拗な男をやんわりと退けることも認められているようだ。むしろ水割りを作ったり、スナックを準備する
などの接待が彼女の主な役割のようである。
「やあやあ、係長。また遊びに来させてもらいましたよ。」
 ニヤニヤとしまりのない笑い顔を浮かべて校長が言った。
 香川産業株式会社第二秘書課庶務係長というのが、彼女の肩書きである。聖賀高校在学中はサッカー部のチーフ
マネージャーとして、女子マネージャーと選手達のセックスを管理してきたが、今やっている「接待」を管理する仕事も当
時と基本的にはそう変わりはない。
「春日先生もよくいらっしゃいました。」
 春日を見る視線に一瞬、憎しみに近い色が浮かんだが、すぐにまたニコニコとした愛想のいい笑顔に変わる。
「いや、俺は校長の随行だよ。」
 春日はそう言いながら、手渡された水割りのグラスを傾けた。感情の起伏を表に出さないクールな話しぶりだが、彼
女の感情など百も承知だ。彼女だけでなく、ここにいる娘たちが恥辱の「接待」をするそもそものきっかけを作ったの
は、他ならない自分なのだから。
 校長がソファに座った時、四つん這いで部屋を引き回されていた娘が彼の前を通った。高く突き上げた尻の谷間に真
っ赤に充血した肉唇がビロッと剥き出しになっている。部屋のあちこちで、みんなに身体をいじられたせいか、滴った蜜
で太腿の内側までがヌルヌルと濡れ光っていた。
「どれ、私も触らせてもらってよろしいかな。」
「どうぞどうぞ。このメス犬はみんなに身体をいじられてよがっている変態ですからな。」
 娘を引き回している初老の紳士が、上品な顔立ちとはかけ離れた台詞で、娘を侮辱する。一瞬、彼女の表情がこわ
ばったのを見て、紳士は満足そうな笑いを浮かべた。
 校長の手が、すでにパックリと口を開け、蜜をあふれさせている柔肉に触れた。「あうっ…」
 娘が声をあげた。校長は指を膣に埋め込み、二本の指でびしょ濡れの粘膜をズボズボとひろげている。
「どうです。二人で、このメス犬を可愛がってやりませんか。」
「それはいいですな。」
 校長は立ち上がり、ズボンのチャックを下ろした。そして、早くも勃起している怒張の先端を、ぐっしょりと潤っている秘
花に押し当てる。
「よし、入れるぞ。」
 校長はバックから娘の腰を抱えると、ゆっくりと焦らすようにジリジリと先端を押しすすめていく。
「あっ、はうっ…」
 娘が切なそうなあえぎ声をあげる。
「ほれ、口もだ。」
 そう言って、紳士は粘っこい腺液をにじませた赤くテラテラ光る亀頭部を娘の鼻先に突き出した。娘は「ああッ」と震え
る声をこぼしてそれを頬張り、血管の浮き出た肉柱にねっとりと舌を絡めていく。
 校長が暖かい乳房を丸ごとつかんで揺さぶる。四つん這いでバックから犯されながら、娘は顔を唾液と先走り液でビ
トビトに汚し、初老の紳士の肉棒を一途に口でしゃぶっている。
 乳房の揉み心地を堪能しながら、校長は背後からズンズンと突きまくる。卑猥に腰をグラインドさせては、ズーンとい
う直線的な深突きを繰り出し、巧みに娘を官能に追い詰める。娘は顔をあげ、ひとしきりよがっては身を震わせた。そ
の間も紳士の逸物をさらに煽り立てようとストロークを深くする。
 娘の双臀を割って校長の濡れ光ったペニスが出入りする。娘はうっとりした表情で呼吸を合わせて腰をうねらせる。
「うふぅん…うふぅ…」
 その鼻先からは途切れることなく嬌声が洩れている。

「まったく、香川産業の『接待』はえらいもんやなぁ…」
 男が独り言のようにつぶやいた時、美少女が後ろから抱きつき、男の下腹に手を伸ばすと、ベルトをはずしてズボン
を押し下げた。
「おい、こら、儂は写真撮らなあかんねんぞ…」
 男が柄にもなく、困惑したように言う。
 美少女は気にする風もなく、ほっそりした指を隆起に沿って絡ませていたが、やがて床に膝をついて、トランクスの上
から肉柱にチュッチュッとキスをはじめた。勃起がトランクスを破らんばかりに持ち上がってくる。
 ほっそりした指で男のズボンの前を淫らに撫で回しながら、美少女は甘い声で囁いた。
「ねえ…、私、したくなっちゃった…」
 男はニヤリと笑うと、美少女を立たせてスカートの裾をまくりあげ、パンティの中に手を突っ込んだ。指先にシャリシャ
リした陰毛の感触が伝わる。
 指で狭い入り口をさぐってみると、トロリとした蜜があふれかえっていた。
「もう、こんな濡れとるやないか。」
 美少女の股間を男の指が這い回る。割れ目を何度も往きつ戻りつし、アヌスの縁をなぞり、丘の頂に咲く蕾を弄ぶ。
「あっ、あっ、あっ…」
 微妙な刺激に美少女は喉を突きだし、優美な太腿をブルブルと震わせる。その様子はたまらなく艶っぽく、男の欲情
をかき立てた。
「そうやな…、夜は長いし、まあ、ちょっとぐらいええか…」
 そう言いながら、男はクレバスに指を埋め込み、ズブズブかき回す。
「アン、アアン…」
 美少女は切なげに、甘えるような声をあげた。
「ほんなら、はよ脱げや。麻美。」



 
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