サッカー部マネージャー物語

28

 川崎瞬は面会室に通じるドアを開けるなり、子供のような笑顔になって、思わず声をあげた。
「あっ、誰かと思ったら、池辺のおっちゃん!」
 面会に来たのは、瞬が小学生の頃に所属していた少年サッカーチームの監督をしていた池辺耕造という男だった。
「本当に懐かしいなぁ。」
「久しぶりやな、瞬坊。五年ぶりとちゃうか。」
 ドスの聞いた声で関西弁を喋り、リーゼントの髪にサングラス、白い麻のスリーピースに身を包み、両手をズボンに突
っ込んでいる。
(こんな格好で面会に来る人がいるんじゃあ、俺の印象も良くないだろうな。)
 瞬は思わず苦笑した。瞬が子供の頃からそうだが、池辺の身なりは、堅気の仕事をしているとは到底思えないもの
だ。まあ、「自称」ジャーナリストで、スキャンダル記事を怪しげな雑誌に売り込むのが仕事だということだから、見なりど
おりということかもしれない。
(でも、こんなおっちゃんだからこそ、「こんな場所」で会っても、格好悪いと思わなくても済むんだろうなぁ。)
 そんなことを考えながら、瞬は池辺が少年チームの指導をすることになった時、保護者から猛反対が起こったことを
思い出した。それにもかかわらず彼が監督になれたのは、サッカーが抜群に上手かったことと、子供達の人気が高か
ったことによる。
「それにしても、えらい所で再会することになったもんや。」
 深刻そうに言ってみせるのだが、池辺のキャラクターのせいか、全く深刻に聞こえない。
「おっちゃん。俺、やってないよ。」
 ここは少年鑑別所である。犯罪を犯したとされる少年が、審判で処分が決まるまでの間、入れられているのだ。
「ああ、知ってる。」
「本当だよ!」
 瞬はムキになって繰り返した。逮捕されてから無実を主張し続けていた瞬だったが、刑事は彼を犯人だと決めつけて
追及してくる。自暴自棄になって、事実を認めてしまおうかと思ったことも一度や二度ではなく、すっかり疑い深くなって
しまったのだ。
「そうムキになるな。こいつから全部聞いたわ。」
 ニヤッと笑って池辺が肩越しに後ろを振り向いた。
「川崎君、お元気?」
 池辺の後ろから現れた美少女。見違えるような穏やかで優しい微笑みを浮かべて立っているのは、森川麻美だっ
た。

 頬を叩かれた痛みで、意識を取り戻した時、理恵子は公園の土の上にいた。
「よし、気がついたか。」
 香川の声が頭にガンガン響く。
 意識が徐々にはっきりしていくにつれて、まわりに大勢の人の気配を感じた。 ハッとして周りを見回すと、野球部、陸
上部、ラグビー部、サッカー部の部員五、六〇人が、理恵子の周りを取り囲んでいる。思い出すだけで恥ずかしいラン
ニングをさせられてから、まだいくらもたっていないようだ。
 理恵子は、自分が素っ裸のままだということに気がつき、丸くなって身体を隠した。
「理恵子ちゃんって、可愛い顔してるのに、凄いエッチなんだって?」
 野球部のユニフォームを着た坊主頭の男子が、ニヤニヤ笑いながら理恵子に問いかける。
 理恵子が「違う!」と叫ぼうとするより早く、香川が答える。
「そうさ。我が部のアイドル、いや聖賀高校のアイドル高橋理恵子は、実は人に裸を見られるのが大好きな淫乱娘なん
だ。いつでも、どこでも、誰とでもセックスするし、今日のトレーニングだって理恵子のアイデアなんだぜ。」
 香川が言うと、トレーニングウエア姿で理恵子の横に立ってた聡子がそれに合わせる。
「そうよ。『あたしは身体を皆に見てもらえるし、裸のあたしを追いかけて走れば、みんな必死で走るでしょ』って。」
「嘘、嘘ですっ!」
 信じられない話に、理恵子は思わず大きな声をあげた。気絶している間に、とんでもないことを言われていたらしい。
 しかし、サッカー部員は口裏を合わせているのか、口々に理恵子を陥れるようなことを言い続ける。
「なんだ。他のクラブがいるからって、格好つけることないじゃないか。」
「そうだよ。いつも、俺達の前で裸になって、オナニーして見せてくれるじゃないか。」
「えっ、理恵子ちゃんがオナニーするの?」
 坊主頭が素っ頓狂な声をあげる。
「してません、そんなこと、してません!」
 理恵子は、必死で抗議する。
「何、言ってんだよ。いつも脚を広げて、『見て』とか言ってるだろ」
「そうそう、『もう、あたしのオ××コ、グチョグチョなの』とか。なあ?」 
  理恵子の目の前に立っていた陸上部の二人が、「信じられない」という表情を浮かべて、顔を見合わせている。
「見てみたい?」
 聡子が悪魔的な笑みを浮かべて、坊主頭に聞く。
「う、うん…」
 坊主頭は、生唾を飲み込む音とともに、返事をする。香川は聡子の視線に頷き、理恵子に命令した。
「よし、理恵子、ここでオナニーして見せてくれ。」
「えっ、い、嫌ですっ!」
 理恵子は激しくいやいやをして叫んだ。
 これまで何度か、選手達の前でオナニーをさせられたことがあるが、未だに、恐さと恥ずかしさ、そして、自分から淫
らな行為をすることへの嫌悪感から、本当に気持ち良くなったことがなかった。まして、こんなに大勢の前で、しかもまだ
明るい屋外で、そんな恥ずかしい行為ができるわけがない。
「なんだ、気分が出ないのか。じゃあ、聡子、理恵子がその気になるように耳をちょっとなめてれ。」
 香川が言うと、聡子は理恵子に近づき、耳をなめ始めた。
「あっ、いやっ!」
 耳をなめながら、聡子は小声で囁く。
「キャプテンの言うとおり、みんなの見てる前でオナニーするのよ。そうしないと、裸のままで、ここに放って帰るわよ。」
 周りを見ても、体操服もブルマーも見あたらない。
 ストリーキングをさせたうえ、屋外で五十人以上が見ている前でオナニーをさせようという連中である。本当に、このま
ま放って帰るに違いなかった。
 理恵子に選択枝はないのだ。

「さあ、地べたにヒップをおろして、両膝を立ててみろ。」
 理恵子は唇をかみしめ、目に涙を浮かべながら、香川の命令に従った。
 小石の混じったザラザラの土がお尻にあたって気持ち悪い。
 不安定な姿勢を支えるために、両手を地面についたので、それまで必死で隠していた乳房が露わになり、男達の視
線を集めた。
 聡子が両膝を持って開かせると、サーモンピンクの割れ目が顔をのぞかせる。 他のクラブの男達が息を呑むのが
わかる。
「もっと脚を広げて、いやらしいオ××コをみんなに見てもらうのよ。」
 言外に脅しを含む聡子の命令に、理恵子は瞳を閉じて、公園の地面の上で精一杯両脚を広げていった。
「ああ…、こうですか。」
「もっとよ、もっと思い切り開きなさい。」
 理恵子はさらに左右の脚を足首ごとゆっくり広げた。折り曲げたスネの間から内腿のなめらかな肌が見える。
「おおっ…」
 何人かが、思わず声をもらした。
 渦を巻くあわあわした恥毛が透けて、理恵子の最も恥ずかしい部分が、クリトリスまで露わに男達の目にさらされた。
「さあ、オナニーするんだ。」
 香川が命じるままに、理恵子は片手で胸の膨らみを持ち上げてゆっくり揉み始めた。
 閉じた長いまつげの間から涙のしずくがにじみ出してくる。
「胸を揉むだけじゃなくて、オ××コもいじれよ!」
 理恵子はその部分に、おずおずと繊細な指先を触れる。
「ここを指で開きなさい。」
 聡子が理恵子の指をつまんで、割れ目をおもいきり開かせた。
 プックリした大陰唇が柔らかな楕円形の輪郭をつくり、肉襞の花園が剥きだしになる。膣前庭がヌルヌルした粘膜を
見せて、半開きに開いた膣口までが見てとれる。
「ほらほら、もっとちゃんとマ×コいじらなきゃダメじゃないか。」
「もっと激しくオッパイを揉み揉みするんだろ。」
「いつもやってるとおりにやりゃいいんだよ。」
 容赦なく卑猥な声がとんでくる。
 ピンク色の乳首を自らの指の間で転がし、恥毛をかきわけ、肉芽をつまんで揉んでいるいるうちに、理恵子は体に電
流が走り、股間がぬめりを帯びてくるのを感じた。
「あ…、あっ…」
 オナニーしているところを晒し者にされるという恥ずかしい拷問を受けているにもかかわらず、身体は敏感に反応す
る。いや、恥ずかしい拷問を受けているからこそ、焼けつくような快感が体を走るのかもしれない。
「あ…、あぁ…、あふぅ」
 理恵子は、自分の身体がいつのまにか、香川らが言うように、淫乱な女の物に変わっているのかも知れないと感じ
た。その想いは不潔感と自己嫌悪の波となって彼女を責め苛む一方で、激しい快美感となって、理恵子を高ぶらせて
いく。
 理恵子の片手は、いよいよ激しく乳房を揉みしだき、もう片方の手は膣に指を入れて、激しくクリトリスを刺激してい
る。
 地面の上には、みるみるおもらしをしたような染みが広がっていく。
 悩ましい姿に見物している男子生徒達の息を飲む声が聞こえた。もはや自分のパンツを汚している者も少なくないは
ずだ。
「ふふふ、だいぶ良くなってきたようだな。じゃあ、これを貸してやろう。」
 そう言うと、香川は、太い弓なりに反ったソーセージを地面に投げた。
 理恵子は、キョトンとした顔で、投げられたソーセージと香川を見比べる。 「それを、オ××コに突っ込んでオナニー
するんだよ。」
「そんな…」
 理恵子の顔がクシャクシャに歪む。
 何度もバイブレーターで弄ばれた身体だが、性器に異物を入れるには、今でも強い抵抗がある。
 まして、大勢が見ている前で、自分の手でソーセージを挿入するなど、考えただけでも嫌だった。
「やるのか、やらないのか。」
 香川の声は静かだが、その声は「やらないと、もっとひどいことをさせるぞ」と言外に言っている。
 理恵子の手が、そっと地面に投げ出されて土のついた太いソーセージを拾い上げた。
 脚を思いきり広げた姿勢のまま身体をのけぞらせると、男根よりも一まわりも二まわりも太いソーセージを握り、股間
に当てがい、グッと押し込んだ。
「う、うっ…」
 太いソーセージが膣口を押し広げるのが痛かったのか、理恵子は一旦、それを抜いた。
 そして、香川を恨めしそうな目でチラッと見た後、今度は充血して膨らんだクリトリスに振動を送りながら、ゆるゆると
ソーセージを膣孔に埋め込んでいった。 サーモンピンクの秘肉が、ゆるゆると押し広げられ、弓なりに反ったソーセー
ジがヌルヌルした肉襞のなかに、埋まっていく。
「よし、ちょっと、みんなに見せてみろ」
 ソーセージを埋め込む動きがとまった時、香川は理恵子の手をどかせた。
 愛らしい顔立ちをした美少女の秘部が、こんなにも広がるかと思うほどに、膣口の輪郭を広げ、裂けそうになってい
る。
「すげえ、入ってるぜ!」
「なんか、いやらしいよな。」
 男達はかわるがわる理恵子の正面にまわり、太いソーセージが半分ほど顔を覗かせている性器を鑑賞した。これ以
上ない恥辱に全身を震わせる理恵子の姿に、香川と聡子は、復讐の甘美さにニンマリとした笑いを浮かべて顔を見合
わせた。
「よし、ソーセージを入れたり出したりして、感じてみろ。」
「ア、ア、ア、いや、見ちゃ、いや…」
 理恵子はそう言いながら、ソーセージを膣口に入れたり出したりし始めた。  見られている、という激しい羞恥心が、
とめどない快感に結びつく。
 美少女の小鼻がひらいて、頬と瞼が紅潮している。
 ジュクッ、ジュクッという感じで、ソーセージの挿出に合わせて、股間が愛液で汚れていく。
 肩で呼吸をしているが、息がみだれて、泣きじゃくる声が高くなったり低くなったりしている。
「ふふふ、あいかわらず、淫乱な娘ね。」
 聡子が聞こえよがしに言う。
「あ、あっ、あっ」
 ソーセージが激しく動き、理恵子の息づかいがせっぱ詰まったものになっていく。
「あ!あ!いくぅ…」
 理恵子の動きがとまり、がっくりと仰向けに倒れ込んだ。



 
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