「お前たちは、萬高野球部の伝説について、知っているか?」
宮内はそう切り出して、「ヒミツの伝説」について語り始めた。
「伝説」に縋った選手として、プロ野球や社会人リーグで活躍した先輩の名前が出るのを半信半疑で聞いていた部員たちだったが、話が宮内自身の経験に及ぶと、驚きの表情を浮かべて話に聞き入った。
「…そこで、スランプに陥った弘志を救うために、佐々木が決意してくれた」
そう言うと、宮内は美穂を呼び寄せた。緊張した面持ちで美穂がやってくる。
「さあ、下着をとって…」
美穂は、一瞬困惑の色を浮かべたが、それでも黙って従った。スカートの中に手を入れ。パンティに手を掛ける。捲れ上がるスカートから覗く太腿に、部員たちの視線が集中する。視線を感じたのか、美穂の頬が赤くなった。
「さあ、ここに座りなさい」
宮内が部室に置いてある机を指さし、その上に美穂を三角座りで座らせた。美穂はノーパンの中が見えないよう、脚をギュッと閉じ、スカートを手で押さえてカバーしている。 |