アイドル人気投票 第4章

 ベッドの上にタローが座り、仰向けになった杏奈の膝を掴んで両脚を大きく開かせる。
 カメラマンが近寄って、杏奈の股間をアップで映し出す。あわあわと渦巻く陰毛に飾られた大陰唇の膨らみ
が、200人のファンが見つめるモニターに大きく映し出された。恥ずかしそうに、下腹部を隠そうとする杏
奈の手を、タローが握って払いのける。
「いよいよ、生まれて初めてのセックスだね…」
 頬にかかる杏奈の髪を愛撫するようにかき上げながら、タローが声をかける。可愛らしい杏奈の顔がみるみ
る強張り、泣きそうな表情を浮かべて、彼をじっと見ている。
「俺のチ×ポ、オ××コに入れられるんだよ。今、どんな気持ち?」
 わざと卑猥な言い方をして、杏奈の反応を見てみる。どう答えたらいいか、困惑した表情で耳まで真っ赤に
なった杏奈がギュッと唇を噛む。つぶらなその目が潤むのをカメラがアップで捉えた。
「…緊張、して…ます…」
 少しかすれた震える声で、やっとのことでそう答える杏奈に、タローは思わず胸がキュンとときめいた。や
はり、早川杏奈は切なくなるほど可愛い。このシーンは、このビデオで最大の見せ場になりそうだ。
 タローは男根を右手に握ると、亀頭で杏奈の割れ目をなぞるように擦りつけた。思わず杏奈が向けた視線の
端に、勃起した肉棒がチラリと見える。
(だっ、だめ、入らない、あんなに太いもの…)
 タローの怒張を実物よりも大きく感じて、杏奈は急に怖くなってきた。目を大きく見開き、哀願の表情でタ
ローの顔を見ると、「やめて…」という感じで、首を何度も左右に振る。戸惑い恐れる、初々しい杏奈の様子
が、克明にビデオに収められていく。
 先走り汁と彼女の愛液を混ぜるように、亀頭を這わせた後、勃起したペニスの先端が膣口にあてがわれた。
その肉棒にコンドームは被せられていない。

 インターネット放送特番「ABC人気投票」の第3回配信が始まった。
 杏奈の必死のプロモーションが功を奏したのか、投票も後半の3週目に入ると、彼女は1位に浮上した。
「よかったですね。この調子で頑張れば、AVはなしですよ」
 ほっとした表情を見せる杏奈に、MC役のタレントがそう言って笑いかける。その顔にどことなく残念そう
な色を見つけて、杏奈は思わず目を逸らせた。その視線の先にいたディレクターの表情も、MCによく似てい
る。まさか、スタッフのみんなは、自分がAV撮影をすることを望んでいるのだろうか、そう思うと、顔から
血の気が引いていく。
(もしかしたら、私、逃げられないの…?)
 不安を打ち消すように首を振った杏奈の姿がモニターから消え、ビデオ映像に切り替わった。
「では、ここで、杏奈ちゃんに、この映像をご覧いただきましょう」
 MCの声とともに所属事務所の会議室が映し出され、数人のスタッフが企画会議をしている。
「最初はヌード撮影をして、次にタローを相手にファーストファック…、バイブを使ったオナニー・シーンが
あって、最後は3Pか…、ちょっとオーソドックスですかね」
 議題は、杏奈のAVの企画だ。言っている内容ははっきりとはわからないものの、どうやらいろいろ恥ずか
しいことをさせられるらしい。杏奈は泣きたくなってきた。
「アイドルのAVデビューものなら、そんなところだろうが、一捻り必要だなぁ…、そうだ、ファンイベント
にして、撮影にファンを入れたらどうだ」
 スタッフの一人がそう言い出すと、他のスタッフが頷いた。
「ヌード撮影の後、チェキ会もやりましょう。裸の杏奈と一緒のチェキ会なら、ファンも大喜びですよ」
 会議は熱を帯びていく。
(勝手に決めないでよ、恥ずかしいことさせられるのは、私なのに…)
 大人しい杏奈にしては珍しく、怒った様子でモニターを睨むように見ている。その目には悔し涙が滲んでい
た。
「しかし、挿入までホントにやるんですか?トップアイドルの杏奈がヌードになって、男優との絡みをやれ
ば、それだけで話題になると思うんですけど…」
 そう言ったのは杏奈付きのマネージャーだ。撮影が杏奈にとって、できるだけ苛酷なものにならないよう、
いろいろ意見してくれているらしい。杏奈は心の中で手を合わせて、マネージャーを応援した。
「いや、誤魔化しはダメだ!」
 強い口調で言ったのは、プロデューサーの安元だった。
「俺を誰だと思ってるんだ。安元聡は、そんな中途半端な企画はしないんだよ。タローにも、3Pの相手をす
る二人の男優にも、ちゃんと3人とも杏奈の中に入れるよう指示するんだ。販売用にはモザイク処理するが、
それでも疑似なしでセックスしていると確認できるように」
 安元の発言に杏奈は衝撃を受けた。ドラマ等であるベッドシーンの演技ではなく、本当にカメラの前で男性
とセックスしなければならないらしい。しかも、相手はタローだけではなく、他に二人もいるのだ。
「しかし、杏奈はバージンですよ。これまで恋愛禁止にしておいて、初体験をそんな形でというのは、さすが
に可哀想だと思うんですが…」
 なおも食い下がるマネージャーに、安元が強い口調で答えた。
「何を言っているんだ。芸能界はそんなに甘いもんじゃない。中途半端ではダメなんだよ。いいか、疑似な
し、コンドームなし、フィニッシュは中出しだ」
「えっ、中出し?」
 他のスタッフも一斉に安元を見た。さすがにそこまではと、戸惑う表情が見て取れる。
(『中出し』って、まさか…)
 動画を見ている杏奈の心臓がドキドキと激しく波打ち始めた。
「杏奈のアソコから男の精液があふれ出すところまで、ちゃんと撮影してもらう。嫌ならがんばって、1位を
取ればいいだろう」
 場内が騒然とする中、映像が切り替わり、安物からの伝言メモを手にしたマネージャーの姿が映し出され
る。
「杏奈、見てのとおりだ。もし1位がとれなかったら、カメラの前で裸になって男と抱き合い、オッパイもア
ソコも身体中を触られたり、舐めあったりしてもらう。相手の男優は最初は一人だが、その後、二人と同時に
セックスしてもらう。君のアソコに男たちのオ×ン×ンを入れて、最後は精液を君の中に出す…、その一部始
終をビデオにしてネットで配信するとともに、DVDとブルーレイで販売することになる。それが嫌なら、人
気投票で1位がとれるよう、精一杯、頑張りなさい」
 衝撃の指示に杏奈が両手で顔を覆って泣き出した。肩を震わせてしゃくりあげる彼女の様子が、生中継でネ
ット配信されていく。
「酷いわ、杏奈ちゃんが可哀想!」
 すっくと立ち上がり、憤慨した口調で声をあげたのは、木島ななせだった。身体を震わせ、怒りの表情でM
Cを睨み付けるななせの様子をカメラが捉え、周りのメンバーが彼女の顔を見て頷き合う。
「ななせが言うとおりだわ」
「何、それ!」
「どういうこと!」
 アプリコットのメンバーが、一斉に騒ぎ出した。
「まあまあ、1位がとれれば大丈夫ですから…」
 MCがメンバーたちを必死でなだめるところで、番組が終了した。ななせは力が抜けた様子でペタンと席に
座り、そのまま顔を伏せる。その顔に満面の笑みが浮かんでいたことに、メンバーもスタッフも誰も気がつか
なかった。

 そして、今まさに、杏奈にとって悪夢のような撮影が現実のものになろうとしている。
「入れるよ」
 タローがそう言って、改めて杏奈を見た。怖くなった様子で、泣きそうな表情の杏奈が小さくイヤイヤす
る。
(ダメっ、ムリ…、ムリよぉ…)
 杏奈が心の中で叫ぶ。その瞳が大きく開き、涙で潤んでいた。なんとか逃れようとするその身体を、タロー
の身体が逃がさないようにしっかりと抑え込んでいる。
 タローが膨張した亀頭を割れ目に押し込んでいく。膣口にはヌルッとした感触があり、先端が肉襞をかき分
けて少し入った。
「痛っ…、…いたい…」
 途端に杏奈の顔が歪み、身体が反射的にのけ反った。生まれてからこれまで体験したことのない痛みととも
に、異物が体内に入って来る感覚があった。
「だめっ、…やっ、やめて…、お願い…」
 軽いパニックに陥った様子で杏奈が必死に助けを求め、激しく首を振る。目尻には涙が溜まっていた。
「大丈夫…」
 そう言いながら、タローはグイッと腰を突き入れた、窮屈な径にかろうじて王冠部が入っていく。
「うぐぐぅぅ…」
 杏奈が硬く目を閉じ、喉の奥でくぐもった声を上げた。進入から逃れようと、上へ上へと身体をよじる杏奈
の太腿をタローが抱え込み、こちらへ引き寄せると同時に、窮屈な秘孔に向かって腰を突き出す。
「はうっ…、うう…」
 杏奈の眉が八の字に歪み、太腿がピーンと引きつった。股が裂けそうな激痛が下腹部から背中に突き抜け、
呼吸をすることもできない。
「ちょっと我慢して…」
 タローはそう言うと、一気に肉棒を繰り出した。
「い…、痛い…」
 杏奈の顔が、苦痛に歪む。今まで味わったことの無い、身体を内側から押し広げられる感覚が、衝撃となっ
て全身を貫いた。杏奈は歯を食いしばって、その痛みを耐えた。
 肉と肉が馴染んでいく感触を確かめながら、タローが勢いよく奥まで侵入していく。
「あああぁっ!」
 杏奈の悲鳴とともに、引きのばされた処女膜がプツンと切れる感覚があり、急に抵抗がなくなった。濡れた
粘膜の中にタローの肉棒が沈み込んでいく。

 AV男優の肉棒が杏奈の中に根元まで埋め込まれた。スタジオで見ていたファン達の間から、一斉に「あぁ
…」という悲嘆の声や、深いため息が漏れる。
(杏奈ちゃん…、杏奈ちゃんが…)
 シゲさんは、このイベントに参加したことについて、何度目かの後悔をしていた。
 男の身体が杏奈にのしかかり、筋肉質の胸板で柔らかな胸の膨らみが押しつぶされた。杏奈の手が反射的に
男の背中に回され、男の手が彼女の剥き出しの肩を抱く。すらりと伸びた杏奈の白い太腿の間に、浅黒い男の
身体が挟みこまれている。二人の肌と肌がピッタリと重なりあった。
(チクショー、この野郎!)
 シゲさんは、思わず男優を睨み付けた。激しい嫉妬の思いがメラメラと燃えあがってくる。
 苦しそうに呼吸する杏奈の唇を男の唇がとらえた。唇で唇を挟み、愛撫するような動きを何度も見せた後、
男の舌が杏奈の舌にからんでいく。
(『寝取られ男』の趣味はないぜ!)
 血が逆流するような思いとともに、そう繰り返しながら、シゲさんはいつしか、自らの股間が痛いほど窮屈
になっているのを感じていた。
 男の手が杏奈の乳房を揉みしだく。胸の膨らみに何度もキスした後、男の唇が杏奈の乳首を吸い、舌先で転
がすように舐めている。
「ああ…、あぁ…、あああぁ…」
 杏奈の喘ぎ声がスタジオに響く。甘え泣きのような切なげな声が、シゲさんの心を震わせる。モニターに映
し出された杏奈の表情は、胸が熱くなるぐらい愛おしい。
 さっきのチェキ会で触った杏奈の乳房やアソコの感触がよみがえってきた。弾力のある乳房、硬くなり始め
た乳首が掌をくすぐる心地良さ。シャリシャリした恥毛の感触。大陰唇の膨らみは驚くほど柔らかく、温か
く、肉襞がわずかにはみ出した割れ目は潤んでぬめりを帯びていた。
 杏奈の身体を愛撫する男優の手が、唇が、シゲさんのものと同化し、いつしか男のことはシゲさんの脳裏か
ら消えていた。今、杏奈が処女を捧げている相手は、AV男優ではなく、シゲさん自身になった。
 男の腰がゆっくりと動き出した。

「い…、いたいっ…」
 引き裂かれた膜にタローの怒張が擦れるたびに、杏奈は真っ赤になった顔を苦痛に歪める。眉間にしわが寄
って、呼吸をするのも苦しそうだ。額にはうっすらと汗が滲んでいた。カメラが近づいてきて、その表情を映
し出す。
「いやっ、お願い…、も、もう…、抜いて…、裂けちゃう…」
 痛みに喘ぎながら、必死の形相で哀願する杏奈を見て、タローは少し心が痛んだが、そう言われても、やめ
るわけにはいかない。プライベートのセックスなら、ロストバージンの時は女の子をいたわって、ここで終わ
っても良いのだが、これはAV撮影の仕事である。容赦なくピストン運動をして肉棒を擦りたてて射精し、処
女の性器に中出しするようディレクターに指示されているのだ。
「いたい、いたい…、痛いいっ!」
 杏奈が叫び声をあげる。その顔を横に振るたび、ベッドの上に汗が飛び散った。
「力を抜いて…、少しの間だから、我慢して…」
 そう言うと、タローが抽送を再開した。途端に、杏奈が悲鳴のような泣き声をあげる。
「お願いします、…うっ、う、動かないで…」
 タローが思わず上げた視線の先で、ディレクターが首を横に振る。やはり抽送をやめるわけにはいかないよ
うだ。こうなったら、最後までやりきるしかない。可哀想だが、杏奈もAVに出演している以上、覚悟を決め
てもらうしかないだろう。
「杏奈ちゃん、可愛いよ…」
 タローは一旦腰の動きを止めて、そう声をかけながら再び杏奈の唇を奪い、舌を侵入させた。破瓜の痛みに
息も絶え絶えになっている杏奈は、抵抗することなく男の舌を受け入れる。タローは差し込んだ舌を杏奈の舌
に絡め、絡めた舌を伝い唾液を流し込んでいく。
「これは撮影だよ、仕事なんだ、わかるだろう…」
 タローが耳元で囁いた途端、杏奈がギュッと閉じていた目を見開いた。視線が何度か揺れた後、長い睫毛の
大きな瞳が、彼をまっすぐ見て小さく頷いた。アイドルの表情が戻って来たようだ。
「はい…」
 かすれた声で、杏奈がそう返事をする。全裸になって男優と抱き合い、セックスする姿を集まったファンに
見せ、ビデオカメラで撮影されるのが、今の自分の仕事なのだ。どんなに恥ずかしくて、辛くても、プロとし
て了解した以上、ステージに立って、歌ったり踊ったりしているのと変わらない。
 杏奈の覚悟を確認したタローは、大きく腰を動かして肉棒の抜き差しを続け、杏奈の恥丘に下腹部をぶつけ
た。
「うッ、うッ、うッ…」
 杏奈は必死で唇を噛みしめ、打ち込みに耐えていた。痛みを和らげようとするかのように愛液が溢れ出し、
膣に出入りする怒張を濡らす。
「あぅ…、あうぅ…」
 杏奈が切なげな声を漏らした、傷口を擦られると時折、顔を顰めてはいるが、どうやら痛みのピークは脱し
たらしい。少し安心して、タローはストロークのピッチを速めていった。
 余裕が生まれてくると、肉棒を包む濡れた粘膜の感触や、時折見せる膣の収縮を味わう気持ちが生まれた。
少女の甘い汗と清楚なシャンプーの匂いが鼻先に立ちのぼり、抱きしめた柔肌の滑らかさが伝わってくる。
「あんっ、あ…あんっ…」
 可愛い喘ぎ声が耳元で響く。タローが今、その腕に抱いて、セックスしている相手は、紛れもなく「100
年に一人のアイドル」と呼ばれる国民的な美少女、ABCのセンター早川杏奈なのだ。そう思うと、タローの
テンションが一気に高まってきた。思わず夢中になって、からみついてくる幾重もの肉襞を押し広げ、勃起し
た肉棒を叩きこむ。
「ああっ、ううっ、あああ…」
 タローの動きにあわせて、杏奈が喘ぎ声を漏らした。白桃のような双乳が波打ち、胸に浮いた汗がスタジオ
の照明を反射する。
「うっ…出るっ…」
 タローが呻くように声をあげ、杏奈の中で彼の肉棒がビクンビクンと痙攣し始めた。それにあわせて、男の
体液が断続的に彼女の中に噴射されていく。
「あああぁ…」
 繰り返し体内に注ぎ込まれるタローの体温を感じながら、杏奈がため息まじりの声を漏らした。
 タローが肉茎を抜いて杏奈の脚の間からパッと体を離すと、入れ替わりにカメラマンがレンズを近づけた。
反射的に閉じようとした両脚を、タローがグッと押さえて開かせる。
 杏奈の呼吸に合わせて、濡れた割れ目が小さく開き、肉びらの間からドロッとした白い液体が溢れ出る。会
陰を伝い、肛門の方までゆっくり垂れていく精液を見て、客席で見ていたファンの間からため息が漏れた。
(ああ、されちゃった…、これが…、私の…初体験…、私のヴァージン…)
 一言では言い表せない感情が、後から後から杏奈に襲いかかって来る。胸苦しさを覚えた杏奈は深呼吸し
て、目を閉じた。長い睫毛の目尻から、涙の滴が頬を伝って流れ落ちていく。カメラがその様子を捉えると、
杏奈は両手で顔をおおって泣き始めた。




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