国防省附属「星園・癒しの館」・外伝
 
嘆きのテニス少女 第3章
 
 城跡に建てられた横木市立星園高校は、かつて、美しいキャンパスを誇りにしていた。風雅の人として知られていた
江戸期の城主が作った庭園のしつらえが、学校づくりにそのまま生かされていたのである。社会がもっと穏やかで、学
校の危機管理など議論する必要もなかった頃には、満開の桜が校庭を彩る時期、休日になると、周辺住民の憩いの
場として開放されていた。
 「癒しの館」となった星園は、事情を知らない者が見れば、以前のような開放的な施設に戻ったように見えるだろう。
緑豊かな敷地は、地域住民のための遊歩道となり、みな思い思いに朝の散歩をしているのだ。
 散策路の所々に「陸上部、部室こちら」とか「バレー部、部室ここです」といった看板が立っている。行ってみるとモル
タル建ての建物が建ち、いくつかある扉の前には下級生と思われる幼い顔立ちの少女が立っていた。近づいて行くと、
少女は両手を広げて、行く手を遮る。
「すみません、今、着替え中なので部室に入らないでください。」
 しかし、左右の窓は覗いてくれと言わんばかりに大きく開け放たれている。窓に近づいても、見張りの少女は何も言
わない。
 中を見ると、室内は着替えの真っ最中だった。数人の少女が着替えていたが、目が合っても悲鳴を上げたりせず、普
通に着替えを続けている。しかし、その頬は見る見る赤くなり、表情も強ばっていくところを見ると、平気な訳ではなさそ
うだ。
 男はその中の一人に目をとめた。ショートボブの髪に小さくて丸い童顔、桃色に輝くふっくらした頬、睫毛の長い二重
瞼の大きな目の美少女である。鼻はやや低いがきれいに筋が通り、少し厚めの唇がコケティッシュだった。
 下着姿になった少女は、両手を背中にまわしてブラジャーのホックを探りながら、こちらをチラチラ見ている。男の視
線が気になってしかたないのだろう。目の下が羞恥で赤く染まっている。
 ブラジャーのホックが外された。胸もとではずんだ双乳は、たわわに実った果実を思わせる。豊かなカーブを描き、ツ
ンと上を向いた膨らみの上に可愛らしい乳首が乗っている。
「当館では、体操服やユニフォームを着る時は、原則として下着を着けてはいけないことにしております。」
 案内役がそう説明した。見ると、少女はパンティの両端をつかみ、少し中腰になって下ろし始める。
 清楚なデザインの白い布地がめくられ、逆三角形をした黒い草むらが姿を現わす。少し濃いめの陰毛が、白磁のよう
な白い肌とのコントラストを見せてエロチックだった。
「ほう、下も脱いでしまうのだね。」
「そうです。それに、着替える時は、一旦着ている物を全て脱いで、全裸になってからでないと、体操服などを着てはい
けないことになっています。」
 案内役を従えた男は、食い入るように少女の着替えを見ている。
 少女はパンティを脚から抜くと、慌ててそれをロッカーの中に置き、白いレオタードを取り出して身につけていった。そ
こは、体操部の部室であった。
「良い眺めだった。覗くという行為には、それだけで、何か興奮させるものがあるな。」
 満足そうな顔でそう言った男は、文教省で中高教育局長を勤める富士善三であった。
「ご満足いただけたようで、なによりです。」
 案内役を務めている「癒しの館」事務局長の南原が深々と頭を下げた。
「いやあ、役人というやつは足の引っ張り合いをするのが習い性になっていて、他の役所の政策はめったに褒めんもの
だが、ここは実に素晴らしい。命懸けで国を守るという重要な役割を担う者を癒し、心の安らぎを与えるという任務は、
少女たちにとってもやりがいやプライドを持って取り組める活動だ。個人の権利ばかり主張して、国に対する義務を忘
れた若者を生み出してきたこれまでの教育を転換する意味でも、大きな契機となることだろう。文教省としても、これか
ら大いに支援させてもらうよ。」
「ありがとうございます。」
「昨日、館長にはお話しておいたが、私自身も毎週3日ぐらい、非常勤講師として指導に来ることを引き受けたから、こ
れからもよろしく頼むよ。」
「はい、こちらこそよろしくお願いいたします。」
「まあ、青少年の教育に関する重要な活動だからね。ボランティアのつもりだから、報酬の額は、あまり気にしてもらわ
なくても、大丈夫だよ。」
「はい、しかと、伺っております。」
 丁寧な態度を崩さないまま、南原は好色な上に強欲な高級官僚に呆れ返る思いだった。富士が暗に要求した額は年
間2000万円、もちろんこの報酬は、文教省の給与とは別に彼の懐に入るのである。それでも、教育機関に対して絶
大な権限を持っている彼の協力は、なんとしても欲しいところであった。
 南原がニッコリと営業スマイルを浮かべたちょうどその時、散策路の向こうから少女たちの弾む掛け声が聞こえてき
た。
「ファイト、ファイト…」
「おっ、あれは!」
「テニス部が登校してきたようですな。これから、朝の練習が始まりますが、ご覧になりますか?」
「もちろんだ。」
 富士局長の声が心なしか弾んでいる。
「それでは、まいりましょう。その前に、これを…」
 そう言うと、南原は局長の胸に金のバッチをつけた。 

「よーし、ぜんたーい、止まれ!」
 部員たちがテニスコートに到着すると、すでに多くのギャラリーが朝の練習を見に集まっていた。慰安サービスを受け
に来た防衛隊員や国防省の関係者、官僚、政治家に加え、許可を受けた地域住民も混じっている。
 昨日と同じ、エロチックな準備体操が始まった。今日はキャプテンの美奈が、部員の前に立ってお手本を見せるのだ
が、その動きは、誰の目にもわかるほどぎごちなかった。ランニング中に交差点で塗り込まれた催淫クリームのせい
で、身動きする度に襲いかかって来る激しい性感に悩まされているのだ。
「…くっ!」
 催淫クリームで敏感になった乳首がビンビンに立っている。体を動かすだけで、ノーブラの乳房が揺れ、ウエアの布
地に勃起した乳首が擦れて、背筋に電気が走るような感じがする。小さな喘ぎがもれそうになるのをぐっと堪えて、美奈
は気づかれないようにウエアの上から胸を強く押さえた。
「…い、ち…、に…、いち…、に…」
 号令の声がとぎれとぎれになってしまう。開いた脚を閉じただけで、太股に挟み込まれた秘裂の柔肉がキュウウと切
なく甘美な感覚を訴え、悶えそうになるのだ。そこが既にヌルヌルになっていることが、自分でもわかった。
「ぁぁん…」
 ふとした動作にあわせて、悩ましい吐息がもれた。少しでも意識すると、そっちに全身の意識が集中し、底無し沼のよ
うにどんどん深みにはまっていく。しかも、この準備体操はどう見ても、セックスやオナニーの仕草を模したとしか思えな
い動きが続くのである。意識しないようにするのは、きわめて難しかった。
 脚を大きく動かすと、肉襞がめくれて刺激され、膨張したクリトリスがアンスコで擦られる。美奈は声をあげそうになっ
て、ヒップを振った。左右に、また前後に振りたくなってくる。
(んんっ…、だめに…、なっちゃう…)
 汗を含んだ髪が乱れ、上気したピンクの頬にかかる。ぎゅっとつむった目からは涙が一筋流れた。激しい性感に翻弄
され、身をよじりながら、それでも登り詰めてしまうには、決定的な刺激に欠ける。その場で人目もはばからず、乳房を
揉みしだき、アソコをかき回したくなる衝動を、美奈は持ち前の精神力をフルに動員して、なんとかしのいでいた。
「よし、それでは、今朝は足腰を鍛える運動だ。テニス部員は横一列に並べ!」
 やっと体操が終わり、平沼の指示に従って部員たちが並ぶと、彼はギャラリーに向かって言った。
「お集まりいただいた皆さんには、トレーニングの補助をしていただくので、各部員の前に列を作って並んでください。」
「え?マジかよ。彼女に怒られちゃうけど、仕方ないか。」
「お国のためだ、仕方ない。協力しよう。」
 大声でそう言い合うのは、防衛隊の若手将校らしい二人連れである。言に反して、その表情はけっして「仕方なく」協
力する者のそれではなかった。他の男達も、期待に満ちた表情で気に入った娘の前に並んでいく。
 二人の将校は美奈の所に並ぼうとする。彼らを含め、美奈がお目当ての男は多かったのだが、列ができる前に彼女
は平沼に呼び寄せられた。
「有岡、お前には、俺を手伝ってもらおう。」
「はい…。」
 返事をして、美奈が平沼の横に立つ。彼女がトレーニングに参加しないことを知って、少しがっかりしながらも、美奈
の所に並ぼうとしていた男たちは、銘々他の部員の所に並んでいった。
「いいか、しゃがんだ姿勢で騎乗位で挿入し、30分で何人の男をいかせられるか競争だ。まず、マンズリして自分のオ
××コを濡らすんだぞ。よーい、始め!」
 少女たちは、並んでいる男たちの目の前で、立ったまま自慰行為を開始した。ここでも、先に連れて来られ、手順を
教え込まれている部員たちが先導していく。
 胸の膨らみに当てられた朋美の掌の、人差し指と親指が独立した動きを見せ始めた。ウエアの上から乳首を摘んだ
ようだった。
「はぁはぁ…、ん…、ん…」
 できるだけ口を閉じ、声を漏らさないようにしながら、朋美は自分の乳首を2本の指で挟み、引っ張り、転がしている。
「中西は、自分で気持ち良くなるのは、一番うまいなぁ。」
 平沼が聞こえよがしに言うと、朋美の前に並んだ男たちの間から卑猥な笑いが起こった。
 それも聞こえないかのように、朋美は一心不乱にオナニーを続けていた。ウエアの下で左手が蠢いている。時には乳
房を揉みしだき、時には乳首を摘み上げる。その動きに合わせて薄いウエアの布地に乳首が透けて見えた。
 一方、新たに合流した部員たちは、平沼や男たちに怒鳴られ、恥辱で真っ赤になりながら、ためらいがちに自らの体
に触れていた。
 千春は泣きそうになりながら、おずおずと右手の人差し指をブルマーの股間に当て、左手で右胸を掴んだ。そして、ぎ
こちない動きで、オナニーもどきを開始する。
「千春ちゃん、もっと感じを出して、あん、あんって声出すとかさあ。」
「乳首をもっと刺激して、勃起させるんだ!」
 千春の前に並んだ男たちが、口々に勝手なことを言いながら、目の前で淫らな行為を強制されている美少女アスリー
トを鑑賞する。彼らの野次で千春が恥ずかしそうな表情をすればするほど、男たちの興奮も高まっていくのだ。
「乳首が立ってきたら、立ったまま脚を開いて、直接オ××コを弄るんだぞ。」
 平沼の命令を受けて、冴子が並んでいる男たちの方を向いて大きく股をひろげた。男たちが身を乗り出すように、冴
子の股間をのぞき込む。
 スコートの裾からのぞくアンスコはぐっしょりと濡れ、クロッチの部分から沁みが広がっている。アンスコの底を見上げ
るようにしている男たちの角度からは、ほとんどがびしょびしょになっているように見えた。薄い生地がぴっちりと股間に
張り付き、花びらの形が浮き出ている。
 冴子は右手をアンスコに入れると、大陰唇をグイッと大きく広げた。膣に指を入れ、クリトリスをむき出しにして素早く
指でこすりつけ刺激していく。濡れた布きれの下で、別の生き物のように冴子の指が蠢いている。
「あぁ…、あぁ…、あぁん…、あっ…」
 冴子のよがり声が耳に響き、美奈のウエアの中でも嵐のような高まりが起こっていた。乳首がますます充血して勃起
し、熱い疼きが間歇的に子宮を襲う。
(あ、ああ、熱い…、どうすればいいの…)
 他の少女たちがオナニーする様子を見ていると、自分も肉層に指を入れて思いきりかきまわしたくなる。しかし、そん
な淫らな行為ができるわけがなかった。美奈は自らの身体を両腕でぎゅっと抱きしめた。
「んっ…」
 しかし、それは逆効果だった。抱きしめた腕の下で敏感になっている乳首が擦れ、美和の身体には官能の微弱電流
が流れたようだった。催淫クリームのせいで乳首が熱くしこり、全身がジンジン性感帯と化している。
「あぁ…、いけない…、こんなこと…、あぁ…」
 美奈が微かな声で呟く。言葉とは裏腹に胸を抱いたまま身をよじる美奈の姿は、快感に流され始めている事を物語っ
ていた。彼女自身も気づかないうちに、右手が左の乳房のすそ野を繰り返し撫でていた。
「いいか!準備が出来たら、オ××コにラケットを入れて手をあげろ。俺が良いと言ってから、挿入するんだぞ!」
 部員たちに向かってそう言った後、平沼は美奈に言う。
「キャプテンの有岡には、みんなの準備ができているかどうか、確認する役をやってもらおう。」
「は…、はい…」
 返事をする美奈の右手は、無意識のうちに左の乳房を掴んで、やわやわと揉んでいた。
「あん!あん!ああぁ…」
 朋美が自ら乳房を揉みくちゃにし、額に汗をにじませながら、長い髪を振り乱して一心不乱にオナニーしている。股間
に当てた手も、初めは指だけを動かしていたが、今では手首のスナップも利かせている。そのためにブルマが引っ張ら
れて股に食い込み、肉ビラと陰毛の一部が脇からはみ出ていた。
「オ××コ、濡れました。お願いしますっ!」
 朋美の声が響く。恥ずかしいセリフだが、これが決められた合図なのだ。
「よし、有岡、確認しろ!」
「は…、はいっ!」
 脳が痺れたように少しボーッとしていた美奈は、反射的に返事をし、頼りない足取りで朋美の所に歩いて行った。彼
女自身も、ズキンズキンと脈打つ媚肉の疼きと懸命にたたかっているのだ。
「ラ…、ラケットを抜いて、アソコに触って…」
 ブルマを膝までずらし、股間にラケットを挟んだ朋美が、紅潮した顔でトロンとした視線を向け、喘ぎながら言った。
「あんっ!」
 美奈がラケットを抜くと、膣を刺激された朋美が色っぽい声をあげた。その声に共鳴するかのように、美奈の股間が
キュンと疼く。熱い物にでも触るかのように、美奈はこわごわ朋美の股間に手を触れた。
(す、すごい…)
 びっしょり濡れた女陰に触れて、そう思った途端、美奈の身体の奥からもトロリと愛液が溢れた。催淫クリームのせい
で性的なものに過敏になっている体が、それだけで反応してしまうのだ。
「ぬ、濡れてます。お…、オ××コが…、グチョグチョになってますっ!」
 朋美に教えられるままに、美奈が恥ずかしい報告をする。まるで、自分の秘部の状態を報告しているようだと思った
途端、また股間に疼きを感じた。
「よし、それじゃ一人目に跨れ、挿入開始!」
 朋美の前では男が仰向けで寝そべっていた。既に、そそり立つ肉棒が天を向いている。朋美は膝立ちになり、男の
下半身に跨がると、片手で勃起したペニスを支えて腰を落とす。
 男に跨がる寸前、チラッとギャラリーの方を見た朋美が漏らしたの呟きを、美奈はふと耳にとめた。それは「ヨシヒロさ
ん…」と聞こえた。美奈はギャラリーの方を見た。そこには多くの男がいて、卑猥なトレーニングを眺めている。しかし、
朋美がその中の誰を見て呟いたのか、あるいは、そこにいる男ではなかったのか、それは美奈にはわからなかった。
「あっ…、はあぁんっ!」
 朋美は和式のトイレをする時のような格好でしゃがみ、腰をグラインドさせていた。
「あ…あぁん…、ん…、はぁ…はぁん…」
 声が次第に甘みを帯びて高くなり、それにつれて腰の動きも大きくなっていく。朋美の腰の動きは、なかなかの物だっ
た。テニスで鍛えた身体の柔軟性は高く、華奢な肢体の中にはしなやかな筋肉が走っている。結合部を支点に、クイッ
クイッと滑らかに、かつ素早く前後に揺すり、膣内の陰茎を擦りあげる。
「うっ、出るっ!」
 たちまち、朋美の下で男が快感の呻きを漏らし、彼女の体内に射精した。
 男の胸には金のバッジがついている。これは、エリートで選ばれた者だけが、性病検査を受けて、もらえる物だ。参加
したギャラリーの多くがコンドームを着けている中で、これを着けている者は、生のまま少女の膣にペニスを挿入し、中
出しすることが許されていた。
 朋美が男とセックスする様子をチラチラ見ながら、美奈はもじもじと太股を擦り合わせている。そして、誰にも気づか
れないよう、こっそりスコートの裾に手を忍び込ませ、割れ目に食い込んだ部分に触れてみた。その部分は、アンスコ
の上からでもわかるくらいグッショリ濡れていた。
「相手のチ×ポが立っていなかったら、フェラチオをしてきちんと勃起させるんだ。ほらほら、もっと腰を振って相手を喜
ばせろ!」
 平沼の声が飛ぶ。
 他の部員たちが、次々に男とつながっていく中で、千春は行儀良く足を揃え、手をブルマの中程で固定し、秘部に当
てた中指だけをおずおずと動かしていた。細く長い千春の5本の指の中で、中指だけが尺取り虫のように股間を這い
回っている。
「そんな調子じゃ、いつまでも濡れないぞ!」
「ブルマに手を突っ込んで、直接、オ××コを弄るんだ!」
 千春の前に並んだ男たちが、イライラした口調で怒鳴りつけた。
 千春は立った体勢のまま、両足をほんのわずかだけ広げ、右手をブルマの中に滑り込ませた。その状態でしばらく俯
いていたが、ついに意を決して大陰唇の肉を控えめに広げると、人差し指で、包皮に包まれた小さな突起をいじり始め
た。
「指をアソコに入れろ。」
 その声を聞いて、千春が目を見開き、怯えたような表情を見せた。後からやってきて、並んでいる男たちを押しのけて
先頭に出て来たのは、忘れもしない、彼女の処女を奪った男、「局長」こと富士善三だった。

 


 
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