国防省附属「星園・癒しの館」・外伝
 
嘆きのテニス少女 第9章
 
「有岡っ!」
 白髪頭の男が叱るように言った。指導役の一人に当たったこの男は、鬼コーチよろしく女生徒たちを怒鳴りつけ、彼
女らが脅えるのを楽しんでいるらしい。相手に言葉の暴力を投げつけることで優越感や満足感を覚える、パワー・ハラ
スメントの加害者タイプなのだろう。
「はい!」
 美奈は強い視線で相手を見返しながら、返事をした。他の少女たちと違う毅然とした姿に、白髪頭は舌打ちしながら
怒鳴った。
「敗因はなんだ!」
「………。」
 美奈は言葉に詰まった。破廉恥なルールのせいだと言うことは許されない、それは、わかっていた。
「そんなこともわからないのか?何年テニスをしてきたんだ!」
 白髪頭が、ここぞとばかりに怒鳴る。
「おいおい、それでよくテニス界のプリンセスなんて呼ばれてたな。」
 嘲るような口調でそう言ったのは、試合前に恥垢の溜まったペニスを美奈にしゃぶらせた、眼鏡をかけた司令部付き
の将校だ。彼も5人のうちの一人に選ばれている。
「まったく、最近の学生は格好ばかりで精神がなっとらん!」
「そうだ。だからこそ、教育改革が必要なのだ!」
 太った官僚らしい男と、その同僚らしい痩せぎすの男が、口をそろえて罵る。 
「おい、何とか言えよ!」
 美奈にそう詰め寄った男は現役の防衛隊員らしく、5人の中では一番年齢が若い。若いと言っても、青年らしい爽や
かさはなかった。ギラギラした目で美奈を見つめるその様子は、まるで飢えたケモノのようだ。
 美奈は握り締めた拳の中で、手の平に爪を食い込ませていた。理不尽な叱責を浴び、頭ごなしに怒鳴られるのは、
プライドの高い美奈にはこの上ない屈辱だったが、ここは耐えるしかない。
「申し訳ありませんでした!私の努力が足りませんでした!」
 そう言って頭を下げたが、コーチたちは、そんなことで許しはしない。
「それで、何が悪かったから負けたんだ!」
「一番重要な事だぞ。何が間違っていたんだ!」
「はい、国家への感謝の気持ち、愛国心が足りなかったからだと思います。」
 美奈は背筋を伸ばして、そう答えた。こういう場合の答え方は、平沼に教えられている。
「揺るぎない愛国心さえあれば、負けるはずありません。」
「よし有岡。じゃあ、お前が愛国心を示すには、どうすれば良かったんだ?言ってみろ!」
 リーダー格になっている白髪頭が、美奈を詰問する。
「…む、胸を、…もっと揺すったほうが、よかったと思います。」
「胸じゃないだろ、オッパイと教えられたはずだぞ。」
 眼鏡が意地悪く言う。
「はい。オッパイを揺すって、乳房の形や乳首を皆さんにご覧いただき、こんなに立派に育てていただいた、お国へ感
謝の気持ちを伝えなければならないと思います。」
「よし、わかったら、みんなにオッパイが見えるよう、ウエアを捲れ。」
 白髪頭の命令で、美奈はウエアを胸の上まで捲り上げた。ブラジャーを着けていないため、張りのある、眩いばかり
の白い乳房が剥き出しになった。頂点で桜色の乳首がツンと尖っている。
「そこで、オッパイを揺すってみろ!」
 屈辱的な命令に美奈は眉根を歪めたが、逆らう事なく従順に従った。マシュマロのような乳房がプルンプルンと揺れ
る。
「それだけか?!」
「いえ、将来、お国のために立派な男子を産むお尻も、よくお見せして愛国心を示したいと思います。」
「尻から子供を産むんじゃないだろ、オ××コだろ。」
「もちろんです、オ××コも見ていただきます。」
「それじゃあ、アンスコを脱いで、尻とオ××コを見せろ!」
 美奈はスコートの中に手を入れ、アンスコに手をかけた。 スラリと伸びた長い足のつま先から白い布が抜き取られ
る。
「よし、スコートを捲り上げるんだ。」
 美奈は顔を真っ赤にしながら、両手でスコートを捲る。ふっくらと盛り上がった陰阜に、楚々とした柔毛が生えている。
 大勢の男が見つめる中、ウエアの胸をたくし上げ、自らスコートを持ち上げて、秘部も尻も胸も全てを丸出しにしてコ
ートにたたずむ美奈。それは、なまじテニスウェアを身につけているだけに、全裸よりもエロチックな眺めだった。
「おおっ!いいぞ!」
「これはエロい!」
「たまらんなぁ…」
 プリンセスと呼ばれる天才美少女アスリートのテニスウェアを剥く、そんな妄想が今、現実に展開されている。5人の
男も、その他のコーチも、スタンドのギャラリーたちも、食い入るように美奈を見つめ、興奮のボルテージは一気に上昇
していく。
(ああ…、恥ずかしい…)
 体を隠すこともうずくまることも許されず、美奈は恥ずかしい姿を晒すしかなかった。スタンドでは、数多くのカメラのシ
ャッターが切られ、ビデオが回る。
「見せるだけか?」
 防衛隊員がニヤニヤ笑いながら尋ねた。
「お国を守っていらっしゃる皆さんにすべてを捧げ、思う存分、この体を楽しんでいただくことが、私たち慰安嬢の愛国
心の証です。」
「おおっ!」
 恥辱の宣誓に、コートのあちこちからどよめきと歓声が上がった。
(こ…、こんなこと言わせるなんて…)
 言い終わった美奈の心に、悔しさが込み上げてきた。涙が出そうになるのを必死でこらえる。そして、これは抵抗を誓
い、館での生活に耐えるための試練なのだと、自らの心に言い聞かせる。
「よく言った有岡。では、今ここで、その決意を示してもらおう。」
「はい、コーチ…、…ご指導、よろしく…、お願いします…」
 よほど口惜しいのだろう。眉根を寄せ、つっかえつっかえ言うのが、いっそう男たちの嗜虐心をそそる。
「じゃあ、まず、オッパイを触らせてもらおうか…」
 二人の官僚がそう言いながら、片方ずつ乳房を揉みしだく。眼鏡と防衛隊員が後ろに回って、左右の脚と尻を撫で回
した。
「あっ、いやっ…」
 美奈の正面に立った白髪頭が、股間に手を伸ばしてきた。反射的に指から逃れようと腰を引くが、他の4人がそれを
許さない。男の指が肉土手を潰すようにラビアを広げ、膣の入り口を指でまさぐる。
「あっ…、あっ…、あっ…」
 美奈が腰をくねらせて身悶えた。股間の割れ目をなぞっていた指先が、体内に侵入してきた。太った官僚が胸の盛り
上がりにペチョペチョと舌を這わせ、痩せた相方がその大きな掌で、もう一方の乳房をギュッと揉んだ。ピンク色の乳暈
に、ザラリとした舌が絡んでくる。背筋を走る電流にのけ反ると、別の舌がのけ反ったのど元を舐め上げる。
「あっ…、やっ、やぁんっ…」
 美奈が、うろたえたような声をあげた。眼鏡がお尻の割れ目を指でなぞり、アヌスを押すように愛撫し始めたのだ。
「そ、そこはっ…、そこは駄目…」
「ふふ…、じゃあこういうのはどうだ?」
 男は肛門に指を入れ、中でぐりぐりと指を動かした。
「あ…、ひぃっ…、あぁぁっ!」
 美奈は大きな声を上げ、身体をぷるぷると痙攣させた。
 男たちの手が、指が、美奈の体の隅々にまで這い回る。おぞましい快感を跳ね返そうと、美奈は全身に力を込めた。
 コートとスタンドには100人近い男がいる。5人の男が美奈に群がり、その身体を蹂躙する様を、食い入るように見つ
め、ビデオやカメラで記録している。
(ああ…、見ないで…、恥ずかしい…)
 それを意識した途端、下半身の恥ずかしい部分から愛液がトロリとしみ出してくるのを感じた。
「どうした?濡れてきたぞ。みんなに見られ感じてるのか?オ××コ、疼いてるんだろ…」
 股間を弄っていた白髪頭が、体の変化を目ざとく察知し、卑猥な言葉を投げ掛ける。
「クリトリスもこんなに尖ってるぞ。」
「だっ、だめっ、そこは…、あっ…、ああん…」
 敏感な芽を指先で擦られ、美奈は腰をくねらせて身悶えた。
「少佐、そろそろ交替してくれませんか。」
 太った官僚が恨みがましい目を白髪頭に向ける。
「じゃあ、順番に…」
 白髪頭がしぶしぶ頷く。官僚は美奈の股間を覗き込む格好で座り込み、嬉々として秘孔を指で掻き回した。

 千春と恵聖学園のテニス部員は、コートのエンドラインに一列に並んで正座させられた。
「さあ、こっちも指導を始めていただこう。」
 平沼がそう言うと、コーチ役の男たちが少女たちの前に列を作った。
 千春がうつむいていると、正面に誰かが立つ気配が感じられた。手があごにかかり、むりやり顔を正面に向けさせ
る。目の前には、黒々とした肉棒があった。それはとても太く、天を衝くようにそそり立っていた。
 最前列の男たちは、立ち小便でもするようにペニスをつまみ出し、正座する少女たちに突きつけた。
「キャッ!イヤッ!」
 千春の隣にすわっていた清水香奈枝が叫び声をあげた。思わず顔を左にそむけると、男のモノが彼女の右頬に当た
る。カウパー腺液で頬が汚れた。
「こらっ、こっちを向け!」
 男は無理やり香奈枝の顔を正面に向かせ、鼻をつまんだ。息苦しくなった彼女が少し口を開けたところに、肉棒を押
し込む。喉の奥にあたったらしく、香奈枝はゴホゴホと苦しそうにむせんだ。
 それを見た千春は、男の前で膝立ちになって、勃起した肉棒に顔を近づける。
(有岡さんだけに、嫌な思い、させるわけにいけへん…)
「よろしくお願いします!」
 千春は決意を固めてそう言うと、目の前の肉棒に舌を伸ばした。しかし、どこをどう嘗めれば良いのかわからず、勃
起して反り返っている竿の裏側に、おそるおそる舌を這わせる。
「右手で軽く握って、先端を舌で嘗めろ…」
 目の前の男は冷静に、馴れた口調で命令する。中肉中背で眼鏡をかけた、30代半ばの男だ。特徴のない平凡な顔
立ちだが、その目だけは異様な光を帯びたように見える。千春は右手を伸ばして男のモノを掴み、先端の穴からこぼ
れた先走り汁をぺろぺろと舐め取る。
「次はカリの部分を嘗めろ…、その膨らんでいるところだ…。嘗めながら、竿を手でしごく…」
 千春は亀頭に舌を絡め、右手の指全体を肉棒に添えて前後に動かした。
「袋をなめろ、竿を手でしごきながら…、うっ…、そうだ…」
 千春は袋を一心不乱に嘗め、右手で肉棒をしごく。男の指示に従ううちに、おずおずとしていた千春の動きが、次第
に大胆に、巧みになってきた。この男、テニスのコーチはともかく、こちらの方のコーチは相当なものだ。
「うぐっ…、うぐぅっ!」
 横で香奈枝の苦しげな声がする。隣の男はコーチ役を放棄したようで、ひたすら自分の快楽を満たすため、彼女の
頭を掴み、前後に激しく動かしている。
「よし、くわえろ。」
 千春は命令されるまま、怒張の根元を掴んで水平にし、徐々に口の中へと含んでいった。
「唾液をたっぷり出して、舌でまぶしながら、歯を立てないように気をつけて、唇でしごけ…。…そうだ、もっと舌を使
え。」
 男に言われるままに奉仕する千春。しだいに男の息が荒くなってた。 
「よし…、いいか…、出すぞ…」
 肉棒が波打つように震え、男の体液が千春の口一杯に吐き出された。
「ちゃんと飲み込め。」
 千春は口を閉じ、出されたものを飲み込もうと必死になる。
「う…、うぅ…、うぅ…」
 しかし、見ず知らずの男のペニスから出されたものだと思うと、吐き気が込み上げ、そう簡単に飲み込めるものでは
ない。結局、千春は途中で口を開けてしまった。苦しそうに荒い呼吸を繰り返し、口の端から白く濁った液体が、一筋の
流れになって、たらたら流れている。
「駄目だな。ちゃんと飲み込めるように訓練しておけ。」
 そう言うと、男はその場を立ち去った。
「…ありがとう、…ございました…。」
 その後姿に、千春は土下座してお礼の言葉を述べた。それが、このテニス部の規則だと教えられている。
「よし、次は俺だ。」
 待ちきれない様子で、2列目でペニスを擦っていた男が言い、すぐに千春の口に押し込んでくる。
 最初の男に教わったとおり、千春は口一杯に頬張ったモノに舌を這わせ、唾液を絡めていく。
 千春の口の中で、肉棒がピクンと痙攣した。
「おぉぉ…出る、出る!」
 男が腰を引き、右手を添えて肉棒を千春の顔に向けた。
 ドクンドクンと脈打ちながら、大量の精液が千春の顔に降りかかった。

「見ろ!」
 美奈が目をやると、千春や恵聖学園の仲間が、並んだ男たちにフェラチオを強要され、精液まみれになっている姿が
目に入った。よく見ると、コーチ役だけでなく、スタンドのギャラリーまでコートに降りて来て、列に加わっている。
「かわいそうに、まるで公衆便所だな。」
 眼鏡が、ニヤニヤ笑いながら、意地悪く言った。
「お前が、私たち5人とセックスし終わるまで、あの娘たちも解放されないんだぞ。」
 人一倍責任感が強い美奈を縛るのに、それは、もっとも効果的な言葉だった。
「どうだ?早くセックスして欲しいか?」
 太った官僚がねちっこく尋ねる。美奈が屈辱的な返事をしない限り、千春たちの凌辱が長引いていくのだ。
「…はい、早く…、セックス…、して…、ください…」
 絞り出すように美奈が言うと、防衛隊員が大きな笑い声をあげて、彼女の恥辱を煽る。
「ハハハハ…、早くセックスしたいだと!可愛い顔して、こりゃあ噂以上のヤリマンだぜ!」
「よしよし、セックスしてやるから、ネットを掴んで、ケツをこちらに向けるんだ。」
 白髪頭が言う。美奈は屈辱に震えながらも、素直に従った。
 ネットの中ほどを両手で掴み、脚をピンと伸ばして、尻を高く掲げる。すらりと伸びた脚が肩幅よりやや大きく開かれ、
太股の間から色のくすみのない大陰唇の膨らみと、しっかり閉じあわされた花びらが覗いていた。
(あぁ…、なんて、恥ずかしい格好…)
 屈辱的な格好に美奈の顔が歪む。
 白髪頭が、美奈の背後に近づいて行き、スコートをまくる。裸の下半身が完全に露出し、秘部もお尻の穴も丸見えに
なった。
 ピシャンとよく響く音がした。男が剥き出しになった臀部を平手で打ったのだ。
「あっ!」
 痛みと驚きで、美奈が思わず声をあげる。白い尻にくっきりと赤い手形がついていた。
 白髪頭はなおも尻を叩いては撫で、叩いては撫でしながら、片手で怒張を取り出した。
「ファイト!」
 美奈の後ろに立った男は、そう掛け声を出して彼女の腰をしっかりと掴み、腰を送り込んでいく。秘裂にあてがわれた
男根が美奈の中に入っていく。
「な…、ナイスショット…」
 美奈が決められたとおりに応えた。練習中の「指導」を受ける場合の規則は平沼に教えられている。「ペニスを挿入さ
れた時は、『ナイスショット』と掛け声を出すこと」…、馬鹿馬鹿しく屈辱的な規則だが、ここで逆らってもしかたない。
 男は激しく腰を動かしてペニスを打ち込む。堅い肉棒が、蜜壷の柔らかい肉壁を擦りあげる。
「あん…、あぁ…、な…、ナイスコースぅ…」
 感じる所を攻められたら、そう言わなければならない。
 美奈を背後から抱くように上半身を前に倒し、柔らかな胸の隆起を味わいながら、男は腰を振り続けた。亀頭の反り
返りが膣内の粘膜を擦る。
「…あ、あ、あ…、あぁん…」
 美奈の喘ぎ声が裏返って掠れ、膣が肉棒をキュッキュと締め付けた。
(こっ…、これっ…何っ!?)
 これまで感じたことのない快感が美奈の内部で高まっている。男はなかなか巧みだった。ただ単調に腰を動かしてい
る訳ではなく、ゆっくり出し入れしながらも、アクセントを加えて美奈の性感帯をさぐっているのだ。
「ここが、感じるみたいだな。」
 そう言いながら、男は美奈の急所にペニスの先が当たるように腰を捻る。同時に、中指と人差し指で痛いくらいに強く
乳首を挟む。
「あっ、あうっ…」
 美奈が短い呻き声を上げ、喉を伸ばして仰け反った。膣が強く男を締め付け、伸ばした足ががくがくと震えている。
(どうしたの…、嫌なはずなのに…)
 好きでもない男とセックスする嫌悪感が消えたわけではない。しかし、体の方は、的確な刺激に無条件で反応してい
く。
「いいぞ、美奈のオ××コ!すごい締りだ。襞肉が絡み付いてくるぞ」
「あっ…、ナイス、あっ…、コース…、ああぁ…」
 美奈はGスポットが感じるようで、そこを擦ると、ペニスへの圧力が強くなった。
「あっ…、はぁんっ…」
 何とも言えない淫靡な疼きが、美奈の官能の源を絶えず責め立て、そこから湧き出るような火照りが全身に広がって
くる。
(あぁっ…、おかしくなっちゃうっ…)
 午後の日差しが照らす中で、美奈の腰は男の怒張を咥え込むようにうねっている。男は抜き差しを速めてきた。腰を
美奈のお尻に激しく打ち続ける。
「あ…、あ…、はあぁ…」
 美奈が喘ぎ声を漏らす。男の腰の動きにあわせて、愛液がヌチャリヌチャリと溢れる音が聞こえた。
「はぁんっ、やっ…、あはぁんっ…」
 浅い突きを繰り返していた男根が、子宮にぶち当たるほどの深い一突きを放ち、男が身体をびくっびくっと痙攣させ
た。
 同時に、美奈の中で何かがはじけた。背筋を突き抜ける快感に体が反り返り、大きく不自然な痙攣が起こる。大きな
痙攣が収まったあと、なおも体が震え、急にがっくりと力が抜けた。
 美奈の中で肉棒がビクンビクンと脈打ち、熱い液体が体内に噴出してくるのを感じた。男はやはり金バッジなのだ。
「な、な…、ナイスボール…」
 男の精液が胎内に放たれたのを感じて、美奈が喘ぎながら言う。
「ありがとうございました…」
 美奈がそう言うと、順番を待っていた太った官僚が彼女の後ろに立った。こじ開けられた股間に肉棒があてがわれ
た。
「ファイト!」
 男が掛け声にあわせて一気に挿入してくる。
「ナイス…、ショット…」
 美奈は悲しげな声をあげた。

 良宏はコートの隅で、美奈が男たちに犯されているのをじっと見ていた。その瞳には怒りと悲しみの色が浮かんでい
る。
 そこに、一人の男が歩いて来た。さっき千春にフェラチオをコーチした男だ。
 男に気づいた良宏は、ハッとした表情を浮かべ、深々と頭を下げた。
「井上千春に会ってきた。」
 男は、無表情のまま言った。
「本当は、有岡美奈に挨拶したいと思ったんだが、残念ながら、試合の結果予想が外れてしてしまった。冴子はなかな
かの策士だな。」
「左様でございますか。」
 良宏は、官僚らしく、かしこまった口調で応答する。すでに表情はいつものポーカーフェイスに戻っていた。
「今晩、美奈を私の部屋に寄越してくれ。なにしろ、半年がかりで仕掛けを作り、やっと連れて来た大物だからな。」
「承知いたしました。館長。」
 男は、この館に君臨する館長、諸藤宗光だった。

 


 
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