国防省附属「星園・癒しの館」・外伝
 
テニス少女・遠征 第2章

 歓迎式典が済み、最初のスケジュールである公開練習に入る前のわずかな時間、テニス部員たちだけになる時間が
できた。石堂たちは全員、基地の幹部たちの所に挨拶に出掛け、監視役として近くにいるのは良宏だけだ。
 美奈は部員たちを集めて、彼女たちだけのミーティングを始めた。
「ここでの慰安内容は一人一人すべて記録されていて、評価が低いと罰則があると言われているの。手を抜くことがで
きないとすれば、とにかく負担を減らすために、セックス以外でいかに射精させるかが重要よ…」
 美奈が言った。それは、冴子のメモに書かれていたアドバイスだ。
「もう嫌ですっ!」
 いきなり、2年生の小倉恭子が叫んだ。
「こんな所まで連れて来られて、またいろいろと、いやらしいことをさせられるんだわ。私、もうヘンになりそう!」
 まくし立てるその声がヒステリックに尖っている。神経が参って、キレかかっているのだ。他の部員たちも俯いたままで
黙りこくり、1年生からは啜り泣きが聞こえる。
 千春と朋美が不安げな顔で美奈を見た。
(いけない…、みんなを落ち着かせなくちゃ…)
 ここで集団ヒステリーを起こしても、事態は何も好転しない。
「落ち着きなさい!」
 美奈は決然とした表情で部員たちを見渡す。
「みんな不安なのは良くわかる。私も不安よ。でもね…」
 そう言って一呼吸置くと、今度は力強く、穏やかな声で語りかける。
「ここで感情をぶつけ合っても、何も解決しないわ。むしろ、館の外に出たことは大きなチャンスよ。この機会にできる限
り外の情報を掴み、脱出の可能性を探るの。」
 美奈の言葉に、部員たちは次第に落ち着いていった。
「有岡さん、さすがやわ…」
 千春が感心したように呟いた。それを聞いて朋美が頷く。
「美奈ちゃんが来てから、部員の信頼と結束が格段に強くなった。冴子は頭はいいけど、人をまとめるのは苦手。私は
逆境に弱い。美奈ちゃんは、それを一つにまとめ上げてくれたわ。」
 確かに美奈の声に耳を傾けているのは、恵聖学園のメンバーだけではない。それ以前に連れて来られた部員たち
も、文字通り美奈をキャプテンと認め、彼女に従おうとしている。
「そのためには、恥ずかしいことも我慢するしかない。大丈夫、誇りを失わなければ、心まで汚されることはないわ!」
 そう言うと、美奈はお手本を見せるようにアンダースコートを整えた。いつもなら言われた最低限しかやらないのに、
今はスコート丈を指示された限界まで短くし、割れ目だけではなく小陰唇の形までクッキリ分かるくらい念入りにアンダ
ースコートを食い込ませる。
「さあ行きましょう!」
 再び部員たちの顔を見渡した美奈は毅然と、しかも艶やかな笑みを浮かべてそう言った。

 演習場も含む広大な敷地を持つ岩口基地には、隊員の訓練と余暇のためにいくつかのグラウンドがあった。テニスコ
ートが設置され、隊員の余暇活動にも使われる第3グラウンドが慰問試合の舞台となる。
 グラウンドには、テニス少女たちを一目見ようと、多くの隊員が集まっていた。
「ちょっと、ごめんよ…、ちょっと、通して…」
 背の低いずんぐりした隊員が、本格的なカメラと三脚を抱え、人混みをかき分けかき分け前に進んでいく。迷惑そうな
顔をする他の隊員に「PRESS」と書かれた腕章を見せると、相手は納得した表情で彼を通していく。
 鈴木上等兵はそうして最前列に陣取り、カメラを構えた。
 偵察隊所属の鈴木順平はこの基地に来てから、本職と趣味を兼ねて、基地内の仲間とカメラ同好会を作っている。
「PRESS」の腕章は、テニス部から今回の慰問試合の撮影を依頼された証だ。
 テニスのことは良くわからないが、今回のイベントには有名な女子選手が来るらしい。しかもこの手のイベントにして
は珍しく、カメラ持込み自由とあって、既にグラウンドはカメラを構えた隊員でごった返している。
 そこに、ウエアに着替えた星園テニス部の選手たちがやって来た。二列に並んで、隊員たちがぐるりと取り囲んだグ
ラウンドをランニングしていく。隊員たちの中から、自然と拍手が起きた。
「すげー。本物の女子高生だ!」
 ファインダーを覗いていた鈴木が思わず声をあげた。
 走って来たのは、可愛い子ばかり。短いスコートを気にすることなく、アンスコをチラチラ見せながら元気に駆けてく
る。
(これは、腕の見せ所だな!)
 鈴木の胸が躍った。学生時代、彼は趣味と実益を兼ねて、密かにパンチラや胸チラ写真を撮り、小遣い稼ぎをしてい
たのだ。久々のチャンスに、レンズは無防備な太腿へ、弾むバストへと向けられる。
「ファイト!ファイト!」
 掛け声とともに目の前を駆けて行く少女たちのノーブラの胸がゆさゆさ弾む。お尻はわざと振っているように、ぷりぷ
りと振られた。
 鈴木は連続してシャッターを切った後、デジタル一眼レフのディスプレイで映りを確認した。アップで狙った下半身だ。
アンスコに包まれた恥丘がぷっくりと膨らんでいる。その中央に、縦に刻まれた亀裂が走っていた。
「どうだ、調子は?」
 急に声をかけられ、鈴木はギクリとして振り返った。
「た…、隊長…」
 鈴木の直属の上官、偵察隊の隊長はテニス部長の松倉森一だ。鈴木は慌ててディスプレイを消そうとしたが、タッチ
の差で松倉の方が早かった。
「これは、あの…、カメラのアングルを調整していて…、偶然に…」
 必死で言い訳しようとする鈴木に、松倉は意味ありげな笑いを見せた。
「よく撮れてるじゃないか。」
「はっ…?」
「この調子で、イイ写真を撮ってくれよ。」
 ニヤリと笑う松倉の言葉に、鈴木も自分の役割を理解した。

 グラウンドの中央にコーチの松川が立っていた。テニス少女たちはそこで止まって、横一列に整列する。
「いよいよ慰問のスケジュールが始まる。ギャラリーは相当な数だが、これまで教えてきたことを忠実に実行すれば、そ
れでいい!」
 真剣な表情で、松川が熱弁を振るう。かつて、恵聖学園で熱血コーチだと信じられていた時の様子そのままだ。冴子
の計画を暴いて慰問試合に乗り込んできたせいか、すでにノリノリで上機嫌である。
「最初の練習は、基本中心のメニューで行く!」
「ハイ!」
 部員たちが声を合わせて返事をした。
「しかし、その前にするべき事があるな?なんだか言ってみろ!」
「ハイ!服装の乱れは心の乱れ!ユニホームのチェック、お願いします!」
 声を揃えてそう言うと、一列に並んだ部員たちは、一斉にスコートを捲り上げた。
「おおっ!」
 グラウンドに集まった隊員たちから、どよめきが起こった。歓迎式典に出ることができたのは、士官クラスや慰問試合
の実行委員ら、隊員のごく一部だったので、その他の大勢の隊員たちにとって、清楚で凛々しい彼女たちの思いもよら
ない行動は衝撃的だった。
 松川は端から一人ずつアンダースコートの股間を見、時折手で触れて、食込みをチェックしていく。
「よし、ワレメがよくわかるぞ、合格!」
「ありがとうございますっ!」
 チェックされた部員は深々とお辞儀をして、捲っていたスコートを元に戻す。松川の指が次の部員の恥丘を撫で、縦
列にそってゆっくりと動く。
「見事にプックリした形が浮き出てるな。合格だ。」
 松川が3年生の所にやってきた。
「清水、もっときちんと食い込ませないと、ダメじゃないか。」
 そう言いながら、香奈枝の股間に手をやり、アンスコの布地を強く秘裂に押し込んでいく。
「申し訳ありません。ご指導ありがとうございましたっ!」
 悔しさを押し殺すようにして香奈枝が声を出した。
「有岡…」
 いつものように文句を言おうとアンスコを覗き込んだ松川が、驚きの表情を浮かべた。薄い布地に性器の形がはっき
りとわかるぐらい食い込ませてある。
「…ほーっ。やっとわかってきたな。この食い込みだ。忘れるんじゃないぞ!」
「ハイ!」
 美奈は感情を抑え、キリッとした表情で松川を正面から見返しながら、大きな声で返事をした。

 初日の公開練習は、これからの3日間の慰問試合を存分に楽しんでもらうためのデモンストレーションの位置づけ
で、まずは星園テニス部の活動がどんなものかを知ってもらうことが目的である。したがって、集まった隊員たちは、そ
の様子を見学するだけだ。
 大勢のギャラリーが見守る中、準備体操が始まった。
「イチ、ニ、サン、シ…」
 少女たちが両手を地面に着け、脚をピンと伸ばしてお尻を高く掲げる。アンスコに包まれた双臀が丸みを増した。す
らりと伸びた脚が肩幅に開かれ、地面まで伸びている。
「ゴー、ロク、ヒチ、ハチ…」
 続いて体を反らす。上向きになったウエアの胸が強調され、両胸に隆起の頂点がポツンと浮き出ている。下半身に目
をやると、背中を伸ばしたせいで恥丘の盛り上がり強調されていた。食い込んだ生地は亀裂の形をくっきりと露わにす
る。
 しばらくして、見学していた隊員たちは小声で囁きあった。
「おい…、この体操…」
「ラジオ体操じゃあないよな…」
 一見、普通の体操のようなのだが、ところどころに妙な動きが入る。さっきは両手で乳房を揉んでいたかと思うと、今
は地面に座り、股間を撫で摩っている。まるでオナニーをしているような動作だ。
「よく体をほぐしておかないと、次はスクワットだぞ!」
 松川の声が響く。すると、前でお手本を見せながら体操していた美奈の手がアンスコの中に入り、自分の秘部に指を
這わせ始めた。ウエアの裾からもう片方の手を突っ込み、乳房を揉みしだく。
 すると、他の部員たちもそれにならって、手を直接、股間と乳房に当てた。周りの隊員の視線を気にしながらも、ひた
すら自らの体を愛撫する。それはもはや体操ではなく、集団オナニーだった。
「えっ!」
「な、なんだ、なんだ…」
 それを見ていた隊員たちは自らの目を疑った。驚きの波動がざわめきとなって広がっていく。
「ううっ、ううう…」
 美奈が声を噛み殺す。ウエアの中で激しく手が動いている。細い指が乳房に食い込み、指先で乳首をしごくように弄
る。
「さすが、上手だな、有岡。いつも、そうやってオナニーしてるんだな。」
 美奈に近寄った松川が、卑猥な笑みを浮かべてそう言った。
「は…、はい…」
 喘ぎながら返事をする美奈。アンスコの中の指は花唇をかきわけ、中指が秘孔に挿入される。入ってきた指に愛蜜
が溢れ、アンスコを濡らしていく。
「よーし、スクワットだ。」
 部員たちは、二人一組になった。一人がラケットを手にすると、グリップを上にした状態で地面に立てて持った。男の
イチモツそっくりのグリップが天をついて並ぶ。初めて目にする隊員たちが驚きの声を漏らした。
 その間、もう一人はアンスコを脱ぎ、立っているラケットを跨いだ。
 前に立った美奈の所には千春が駆け寄り、ラケットを立てる。
「グズグズするなっ!」
「はっ、はい…」
 松川の言葉に急かされるように、部員たちは一斉に、淫らな形を見せるグリップの先端を秘孔の入り口に宛がった。
「よし、始めるぞ!いーち!」
 松川が号令をかける。少女たちの腰がゆっくりと下がっていく。立っているグリップが彼女たちの膣の中にズブズブと
埋まっていった。
「ううっ……」
 美奈が短い呻き声を上げた。
 グチュッ。
 疑似男根の亀頭部が媚肉を割り、のめり込む。美奈の腰がゆっくりと沈み、亀裂の中にグリップが姿を消していく。
「うおー、入っていくぞ…」
「あんなにかわいい娘が…、すげえ……、」
 隊員たちは、淫らなグリップを秘孔にのみ込む少女たちを、驚愕の表情で眺めた。そして、彼女たちが恥じらいなが
らも必死で自慰行為をしていた訳を理解した。十分に濡らしていないと、痛くて入らないだろう。
「にーっ!」
 部員たちは膝を伸してグリップを抜くと、再びゆっくり腰を落として挿入していく。
「さーんっ!」
 愛液でヌメッたグリップが出入りする。そうして20回挿入を繰り返した後、少女たちが中腰になり、子宮の奥までグリ
ップを挿入したところで、松川の声が響いた。
「その姿勢のまま、3分間!」
 部員たちにそう指示すると、松川は美奈に声をかけた。
「有岡、見学に来られた隊員のみなさんに、このトレーニングの効果について説明しなさい。」
 中腰になり、グリップを挿入した状態のまま、美奈が解説する。
「ラケットを使ったこのスクワットは、テニス選手にとってもっとも重要なアソコの締め付けと耐久力、それと同時に脚力
のアップも行える理想的なトレーニング法です…」
 美奈が説明している間も「空気イス」状態は続いている。
「ううっ、ううう…」
「はぁ、はぁ…」
 中腰の姿勢を保っていると、膝頭がガクガクと震えてくる。まして膣内に異物を挿入した状態で放置されているのだ。
部員たちはあちこちで、呻き声を漏らしたり、肩で大きな息をついている。
「最後は、イクまでだ。」
 美奈は目を閉じ、見つめる隊員たちの表情を見ないようにして、グリップを抜き差しし始めた。中に溜まった愛液がグ
リップを伝わり、ラケットを握る千春の手を濡らす。
 美奈にならって、少女たちの腰が激しく上下する。上下する動きに合わせて胸が大きく波打っている。
「あはっ、はぁ…、はぁ、はぁ…」
 美奈の腰の動きがだんだんと速くなり、口から漏れる吐息も次第に速くなっていく。
「ああ、いっ、いい…、ああああ…」
「あぁぁ…、いい…」
「いっ…、イキそう…、イキそうっ…」
 少女たちが喘ぎ声を漏らしながら、激しく腰を振っている。絶頂が近いのだ。
「あ…、あ…あっ…、あ…」
 美奈の体がガクガクッと震えた。

「しかし、驚きましたね。あれ、ホントにテニスの練習なんですか?」
 三脚を抱えてコートに移動しながら、鈴木は松倉に尋ねた。
「さあな。ただ、『彼女たちのテニス』の練習にはなるんだろうな。」
 松倉が答えた。
「噂は本当だったのでありますね。」
 鈴木も、今回の慰問試合にやって来る少女たちが、防衛隊員の性欲を処理するために配置された「慰安嬢」だと言う
噂は小耳に挟んでいた。
「じゃあ、テニスと言っても形だけなのでありますね。」
「俺に尋ねる前に、あれを見てみろよ。」
 松倉はコートを指さす。小気味の良い音を立てて、目の前にいた少女がショットを放つ。素人の鈴木が見てもかなり
のスピードがあるのがわかった。
「男子顔負けの力量だよ。思ったとおり、一流のテニスプレーヤー揃いだ。」
 驚いた表情の鈴木に松倉が言った。
「…確かに、あの娘は凄いですね。有名なテニス選手というのは、あの娘でありますか?」
「違うよ、あれは補欠の1年生だ。」
「えっ?」
「レギュラーはあっちさ。」
 松倉が奥のコートを示した。鈴木は息を飲んだ。
 そこでは美奈と千春がボールを打ち合っていた。一打ごとにコートを取り巻く隊員たちの中からどよめきと拍手が湧き
起こる。
(美しい…)
 鈴木は無我夢中でカメラのシャッターを切った。華麗なテクニックと美しいフォームから繰り出されるスーパーショット
の数々は、ダイナミックで、しかも舞を舞うように優雅だった。
「これは、素晴らしいイベントになるぞ…」
 美奈たちのプレーを見て、松倉がため息をつきながら、そう呟いた。
 二人がレギュラー選手のコートに近づいた時、美奈のスマッシュが決まった。ギャラリーから拍手が湧き起こる中、美
奈はいきなりウエアの胸を捲り上げた。形の良い、真っ白な乳房がこぼれ出る。
「おおっ!」
 ギャラリーが一斉にどよめく所に、美奈が駆け寄って来た。露わになった胸の膨らみが、体の動きに合わせて揺れて
波打っている。
「試合などでポイントを取ると、私たちはこうしてオッパイを見せて喜びを表現します…」
 美奈はギャラリーの前に立つと、恥ずかしそうに一瞬のためらいを見せた後、言葉を続けた。
「ですから、みなさんは順番に胸タッチして、祝福してください…」
 そう言うと、美奈は目の前にいた隊員に向かって胸を突き出した。豊かなお椀形の乳房の上に、きれいなピンクを色
した乳首が乗っている。
「どうぞ…、お願いします…」
 隊員が遠慮がちに両手を前に出し、乳房に触れる。柔らかな膨らみは、ぷるんと官能的に震えた。そうして美奈は、
次々に隊員たちに胸を触らせていく。
 軽く揉みしだくようにして松倉が胸タッチした後、美奈は鈴木の前に立った。
 鈴木が手を前に出す。何とも言えず柔らかで、滑らかな手触りの物が掌に収まった。小さな突起が掌の中心をくすぐ
る。このままずっと触れていたいと思った途端、それは掌から逃げて行った。
「ホントに、素晴らしいイベントになるぞ…」
 コートに戻る美奈を見送りながら、松倉が呟く。
「ええ…、ええ…」
 夢見心地の鈴木は、カメラを構えるのも忘れて、熱に浮かされたように何度も頷いた。




 
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