国防省附属「星園・癒しの館」・外伝
 
テニス少女・遠征 第7章

 コートで試合が行われている間、グラウンドを使ってテニス教室が開かれている。中心になっているのは、清水香奈
枝だ。そこに1年生と、レギュラーに入っていない2年生が参加する。
「女子テニスは本来、技術やスピードより芸術性、エロティシズムを追求して、観客の心の中の欲情を選手と共有する
スポーツであるべきだと、私たちは考えています。観客が見て楽しめないと、それはテニスとしては失格です。」
 松川たちに教え込まれたとおり、香奈枝が笑顔で説明する。アイドルなみのルックスの香奈枝に、参加した隊員たち
の頬が緩む。
「あの子、タレントかモデルかな?」
「そうかもな…」
 参加した隊員たちがそう囁きあう。香奈枝の華やかな美貌と可愛い話し方は、スポークスウーマンに最適だ。
「そのために、私たちはユニフォームの着用法からフォームに至るまで研究を重ねてきました。今日はその研究の成果
が発揮できて、みなさんに思う存分楽しんでいただけるよう願っています。」
 最初の説明が終わると、参加者が数人ずつグループに分かれ、テニス部員がそこに入っていく。参加者の多くが初
心者で、テニスの力量など関係なく、可愛い女の子が相手をしてくれるだけで満足そうだ。希望者にはもちろん、きちん
とテニスの基本を教える。しかし、星園のテニス教室は、それだけではなかった。
「ラケットの持ち方は、私たち女子選手の場合、男性のオチ×チ×をシゴく時のようにと教えられます。優しく、かつしっ
かり握るという意味です。」
 そう言いながら、香奈枝は目の前にいた隊員に声をかけた。
「ご協力いただいてよろしいですか?」
「えっ…俺、ああ、いいよ…」
 隊員は照れくさそうに言った。香奈枝は隊員の前に跪いてトレーニングパンツとブリーフを下ろし、怒張を取り出した。
「おおっ!」という声やざわめきが他の参加者から起こる。
「失礼します…」
 そう言って香奈枝は、目の前で反り返っている男の肉棒を優しく握り締めた。
「それじゃあ、女子は男性のオチ×チ×を握って、見本をみせてあげて…」
 それぞれのグループで、希望者が肉棒を突き出し、少女たちの手に握らせる。
 香奈枝が手にした肉棒は限界まで膨張し、瞬く間に射精の前兆に痙攣しはじめた。すでに彼女の掌を先走り液でヌ
ルヌルにしている。ほっそりとした香奈枝の手が絶妙の力加減でしごいていく。
「どうですか?この力加減、わかりますか?」
「うっ…、ああ…、とても気持ちいいよ…」
 男が答えた。もはやテニスなどそっちのけで、快感に浸っている。
「男子の場合は女の子のオッパイを揉む感じ、と思ってください。それでは近くの部員の胸で試してみてください。」
 そう言いながら、香奈枝自身もテニスウエアの胸を捲り上げる。お椀型をした見事な乳房がこぼれ出る。
「さあ、右と左でお二人の方に練習していただけますよ、どうぞ…」
 さすがにペニスを剥き出しにするのには抵抗があった男たちも、今度はうれしそうに左右から手を伸ばした。白桃の
ような乳房をムニュッと揉み潰されて香奈枝が喘ぐ。
「痛いっ…、左の方、きつ過ぎます。」
 もう一人の男は、美少女の素肌に触れられることが、まだ信じられない様子で、遠慮がちに撫でている。
「右の方、もう少し強く握ってください…」
「こう…?」
 男の指が柔肉に食い込み、香奈枝の乳房が歪む。
「ああ…、そう、そんな感じです…」
 男たちは弾力を楽しむように香奈枝の双乳を揉み始めた。
「いつもこんな練習してるの?」
 千花の左胸を揉んでいる隊員が尋ねた。男の手の中で、千花の柔乳が淫らに形を変えている。
「はい、多い日は一日100本抜きます。」
 別の男の肉棒をしごきながら、千花が答えた。
「終わった時はもう手が上がらないくらいきつい練習ですけど、これが上達するための一番の早道なんです。」
 千花の手の中でネバネバの白い液を放ち、男が果てた。千花は男の目の前で、手に付いたザーメンをすべて口で舐
め取り、汚れた男のモノを口に含んで綺麗に後始末をする。
 時折、コートの方から大きな歓声が聞こえる。何があったのだろうと、少女たちは一斉にコートの方に視線を向ける。
「がんばってね、みんな…」
 香奈枝は小さな声で、そう呟いた。 

 メインコートでは、第二試合が始まろうとしていた。星園は冴子の「愛弟子」鳥居仁美、基地の選手は今回の慰問試
合の実行委員長、テニス部長の松倉森一だ。
「がんばってね!」
「はい、ありがとうございますっ!」
 美奈が声をかけると、仁美が爽やかな笑みを浮かべ、元気な返事を返す。真面目で素直、先輩に対して礼儀正しく、
後輩の面倒見がいい、まさに優等生タイプだ。
(ホント、冴子の補佐役にピッタリの子ね。)
 天才肌でカリスマ性もあるが、クールで、どちらかと言えば無愛想な冴子を、誰からも好かれる仁美がサポートするこ
とで、北学園テニス部は最高のチームワークを誇っていたことを思い出す。そんなナンバーツーの存在は、今の美奈に
とってもありがたかった。
「がんばってね、本当に…」
 コートに出て行く仁美の背中に、美奈はもう一度声をかけた。
「よう、仁美ちゃん、昨日は気持ちよかったよ。」
 ネットを挟んで向かい合った松倉は、薄笑いを浮かべてそう言うと、仁美の体を卑猥な目つきで撫で回した。昨晩のこ
とを思い出して、仁美の顔が真っ赤に染まる。彼女の全身を舐め回すように愛撫し、貪るように何度も体を犯した男
だ。
「よろしくお願いします…」
 屈辱に耐えながら礼儀正しくお辞儀をすると、仁美は松倉に抱きつき、ネット越しのキスをする。自ら唇を重ね、男の
口の中に舌を差し入れていく。
 松倉はウーム、ウームと唸り声をあげながら舌を深く差し込み、仁美の口の中を味わう。貪るように舌を動かし、自分
の唾液を仁美の口の中に注ぎこんでくる。仁美は吐き気を感じながら、それでも男の唾液を飲み込むしかなかった。
 淫らなほど濃厚なキスを終えた時、審判席の富士が手を挙げ、主審の石堂に何かを告げた。
「ただいま審判団が協議した結果、第1試合を見ると、星園テニス部が圧倒的に実力があり、適切なハンデを付けない
と試合が成立しないと判断しました。」
 石堂が観客に向かい、よく通る声で言った。
「そこで、星園の鳥居選手には、性器にワイヤレスローターを挿入して試合をしてもらうこととします。」
「えっ!」
 愕然とした表情で仁美が石堂を見る。石堂の顔には残忍な笑いが張り付いていた。
「鳥居選手はアンスコを脱いで、地面に座って下さい。」
「はい…」
 石堂の指示でアンスコを脱いだ仁美は、体育座りで地面に腰を下ろした。太股をピッタリと合わせ、恥かしい亀裂が
見えないようにしている。その爪先を、石堂が軽く蹴った。
「脚を開いて、オ××コにローターを入れるところを、みんなに見せるのよ。」
「はい、わかりました…」
 そう答えて脚を開こうとするが、コートの周りを埋め尽くした観客が一斉に注目していると思うと、なかなか開くことが
出来ない。
(だめっ…、開かなくちゃだめなの。アソコを見せなくちゃあ…)
 仁美はなんとか羞恥心をねじ伏せると、震える膝を両手で押さえて、ゆっくりと開いていく。短いスコートが捲れ、膝が
開くにつれて、恥丘の膨らみも、その中央を縦に割る肉の割れ目もはっきりと見えてくる。男たちのギラギラと欲望に燃
えた目がツルツルに剃られた仁美の恥部に注がれる。
「対戦相手には、不正がないよう、特によく見せなさい。」
 石堂が言い、食い入るように見つめる松倉の前に、仁美はついに両足をM字に開いた。開ききった脚に引っ張られ
た花唇は、僅かに口を開いて、その奥のピンクの媚肉を覗かせている。
「へへっ、いやらしいオ××コだ。昨日はここに、俺のチ×ポを入れてやったんだよな?」
 松倉がそう言って、卑猥な笑い声を立てる。
 審判団からコーチの松川に、太目のペンぐらいのサイズの細長いローターが渡された。審判の誰かがスイッチを入れ
たらしく、ブーンと音を立てながらローターが振動する。松川は、それを美奈に手渡した。
「キャプテンのお前が、鳥居のオ××コに入れてやれ。」
 松川を見つめる美奈の表情に怒りの色が浮かぶ。
「どうした?」
 松川が挑むように言う。しばらく松川を睨んでいたが美奈が、俯いて唇を噛み締めた。そして、動きを止めたローター
を手にベンチから立ち上がり、コートでM字開脚の姿勢をとっている仁美に近づいた。
「ごめんなさい…」
「き、気にしないで下さい…」
 小さな声で謝る美奈に、仁美が気丈に答えた。
「さあ、有岡さん、入れなさい。」
 ここまで来ると、石堂の指示に従うしかなかった。美奈の指が仁美の柔肉を割り開く。湿り気を帯びた粘膜がひんや
りした外気に晒される。
 ローターの先端が仁美の膣口に当てられた。途端にスイッチが入り、ジジジ…と細かい振動が粘膜に伝わる。
「うううっ…」
 仁美が短い呻き声を上げた。見ると、審査員席の面々がニヤニヤ笑いを浮かべている。
(許して…)
 心の中で再び仁美に詫びると、美奈は瞳を閉じ、仁美の表情を見ないようにしながら、ローターを秘所に挿入した。美
奈の手で奥まで押し込まれ、長いローターが膣の中にずっぽりと収まった。
 石堂がホイッスルを吹く。ようやく試合の始まりだ。
 松倉がサーブを打ち、仁美の足が素早く動いた。冴子に教え込まれた彼女のフットワークからすれば、軽々と返せる
コースだ。
「きゃあっ…!」
 突然、仁美が悲鳴をあげてその場にうずくまり、ボールがその後ろに抜けていった。それでも立ち上がることができ
ず、仁美は股間を押さえ、肩を震わせている。



 審判たちは、そんな仁美を満足そうに眺めていた。ローターが思惑どおりの働きを示したからだ。ワイヤレスローター
は審査員席のコントローラーで、振動レベルを自由に調整できる。レベルを最強にされたローターが、ボールを打ち返
そうとした瞬間、仁美の股間で暴れだしたのだ。
「酷いっ!なんて、酷いことを!」
 全てを察した美奈が憤りの声をあげ、思わず立ち上がる。
「何を言ってるんだ、お前が鳥居のオ××コにローターを入れたんだろ。」
 松川に嬲るようにそう言われ、美奈は肩を落としてベンチに座り込んだ。どんなに腹を立てても、彼女にはどうするこ
ともできないのだ。

「はあ、はあ、はあ…」
 仁美が荒い吐息を吐きながら、レシーブの姿勢をとっていた。
 彼女が苦しげなのは、テニスの激しいプレーのせいではない。振動を続けるローターが常に敏感な部分を圧迫し、ジ
ンジンと身体を疼かせているからだ。
(がんばって…)
 美奈が祈るような思いで見つめていた。彼女の体に淫具を挿入したのは自分なのだ。石堂や松川に逆らうことはでき
ないと言っても、仁美の苦難を思うと、激しい自責の念に襲われる。
 試合は、ここまで僅差で松倉がリードしている。要所要所でローターの振動を最大にされ、ペースを乱されていた仁美
だったが、それでも一進一退の接戦に持ち込んでいるのだ。
『あの子は独創性が乏しいのが課題ね…』
 仁美を評した冴子の言葉が思い出される。彼女らしい辛口の表現だったが、続く言葉は「愛弟子」への高い評価と信
頼を示すものだった。
『でも、私が教えたことには忠実で、飲み込みも早いのよ。北学園の中では最も安定した力を発揮してくれる選手で、け
っして期待を裏切らないわ。』
 その仁美が今、コートの上で本来のテニスとは無縁のところで、苦難に直面している。
「あ、ああっ…駄目ェ、ああ…」
 仁美がいきなり、太腿をブルブルと震わせながら背筋を仰け反らせた。審査員席のコントローラーが激しく切り替えら
れている。強くなったり弱くなったりを急激に繰り返す刺激は、同じ調子で責められるより、遥かに性感をかき立る。
「あ、あハンっ、うっ、うっ…」
 開いたままの口から漏れる喘ぎ声が、甘え泣くような響きを帯びてくる。仁美の身体に何が起こっているか。もはや誰
の目から見ても明らかだ。
「…ああ、あううん…、いやっ…」
「ふふふっ、もうじきイクぞ…」
 審査員の岩谷大佐は、富士局長から渡されたリモコンを激しく動かしながら、コートで悶える仁美の様子に、口元をい
やらしく歪ませた。淫らな操り人形を手に入れ、すっかり夢中になっているのだ。
 ベンチの美奈は仁美の凌辱を見るのが辛くて、下を向いたまま唇を噛んでいた。自分が淫具で責められる方が、ず
っとマシだと思った。「冴子から預かっている子」という意識があるだけに、仁美を助けることが出来ない自分を痛いぐら
いに悔やんでいる。
「うあっ、ううあっ、あっ、ああ…」
 仁美は顎を突き出し、半開きの唇からよがり声を上げ続けた。
 それを見ていた松倉は、この機とばかりスマッシュを決めた。
「ゲーム!ゲーム、ウォンバイ、松倉!」
 主審のコールを、仁美は虚ろな意識の中で聞いていた。コートにしゃがみ込んだ彼女は、ついにオルガスムスを迎え
た。

 試合が進み、早くも最後のブレイクタイムだ。
 仁美は観客席に行き、「栄養補給」を受けている。
「次は俺だな…」
 何人目かの男が仁美の前に進み出る。すると、隣にいた男が怒りの声をあげた。
「おいおい、俺はさっきから待ってたんだぞ!」
 ブレイクはもう終わりに近づいている。二人が険悪なムードになった時、「じゃあ、二人一緒にどうぞ…」という声が聞
こえた。仁美を監視するために観客席に立っている平沼である。
「いいんですか?」
「どうぞ…」
 ニヤリと笑って平沼がそう言うと、勃起しきった怒張が、仁美の鼻先に二本同時に差し出された。どちらも、これ以上
ないほど膨れ上がり、先端からは透明な汁が滴り落ちそうになっている。
 仁美がチラリと平沼を見ると、平沼が意味ありげに笑った。
 仁美は5人姉弟の一番上で、共働きの両親に代わって妹や弟の面倒を見ながら、学業、部活ともトップクラスの成績
を維持し、奨学金をもらって高校に通っていた。
『ここでのボランティア活動を無事終えれば、お前だけでなく、妹や弟もボランティア活動参加を免除される。逆に、お前
がきちんと活動できないなら、妹や弟に代わりになってもらうしかなくなるぞ。』
 仁美が星園に来た当時、脅かすようにそう言った平沼の言葉は、彼女の心にずっと絡みついている。
「ほら、早くしゃぶれよ」
 その平沼が、意地悪く急かす。
「失礼します。」
 そう言うと、仁美は両手にそれぞれ肉棒を持った。右手の中でピクピクと跳ねる物をしごきながら、左手に持った陰茎
に唇をよせてキスをする。舌を差し出し、左右交互にペロペロと舐め摩る。
「いただきます…」
 仁美が大きく口を開いた。その唇に、2本の肉棒が同時に侵入した。口一杯になった肉塊を、仁美は舌を巧みに転
がして愛撫する。
「おぉう…」
「気持ちイイ…」
 仁美の奉仕に、男たちが口々に快楽の呻きを漏らす。右の男など、早くも肩で息をしながら目を閉じ、うっとりとした表
情を見せている。
「そうでしょう。こいつは一生懸命に男のチ×ポをしゃぶって練習し、フェラテクはテニス部でトップの評価を受けてます
からね。」
 平沼が仁美を辱めるようにそう言って笑う。実際、何事にも手を抜けない性格の彼女は、卑猥な館のトレーニングで
すら真面目に取り組み、淫らな性戯もきちんと身につける「成果」をあげているのだ。
「ん、んんっ…ん…」
 仁美が顔を前後に動かしてピストン運動で肉棒を刺激する。艶やかな唇に血管を浮かせた怒張が出入りする。男た
ちは時折、ビクッビクッと腰を引くような動作をし、少しでも長く快楽を味わおうと、射精を堪えている。
「ハアハア…」
「も、もう我慢できない!」
 仁美が男たちの精を絞り取ろうとピッチを上げる。怒張は仁美の唾液に濡れ、黒光りしている。男たちはそろそろ限
界に達しようとしていた。
 その時、仁美の胎内に埋め込まれたローターが激しく動き始めた。
「…うっ…」
 仁美の体が思わずのけ反った途端、口から飛び出た二本の男根が、彼女の顔面めがけて白濁液を噴射し始めた。
「うぅ…う…」
 相当溜まっているのか、いずれのペニスもビクンビクンと首を振りながら、なおも精液を大量に吐き出し続け、仁美は
それを顔面で受け止めた。キリッとした端正な顔が二人分の体液でべちゃべちゃに汚れ、目を開けることも、満足に呼
吸することもできない。 
「鳥居さんっ!」
 新しいウエアに着替えてベンチに戻って来た千春が、タオルを手にベンチを駆け出そうとした。しかし、松川がその手
を掴む。
「なんで、止めはるんですか?」
 珍しく怒気を露わにする千春。しかし、松川はただ笑っているだけだった。その時、審判が最終セットの開始を告げ
た。
 仁美は精液にまみれた顔を手で拭いながら、塞がれていない片目を開けてコートに戻って来た。
『どんな悪条件でもクールに。落ち着きなさい。そうすればボールの動きが見えて来るわ!』
 仁美の脳裏に冴子の声が響き、彼女の動きを導いていく。振り抜いたラケットが確実にボールを打ち返した。
 顔中にべっとりと張りついた精液の気持ち悪さと、むせ返るような臭いにもめげず、審査員が弄ぶローターの刺激に
も耐え、仁美は五分五分の展開で試合を進めていた。
(この根性と粘り強さ…、普通に練習ができたら、きっと素晴らしい選手になれるのに…)
 美奈はやりきれなさを感じながら、仁美の奮闘を見つめている。
 そしてマッチポイント。
(よし、もらったわ!)
 絶好のボールが来た。仁美が心の中でガッツポーズをした時、悲劇は訪れた。睫毛に溜まっていた精液が汗と一緒
に目に入ったのだ。
「うっ!」
 目に沁みる痛みとともに、ボールの軌跡を見失ったラケットが空を切った。そして、それがゲームの勝敗を決めたの
だった。

「3対2で、岩口基地松倉選手の勝ち!」
 試合が終了した。脱いだユニフォームを捧げ、全裸のまま試合終了のハグ。そこまでは第一試合の千春と同じだ。し
かし、試合に勝った千春がそれで解放されたのに対して、負けた仁美はそうはいかなかった。
「さあ、行こうか」
 うなだれる仁美の肩に手を回し、髪を撫でながら、上機嫌の松倉が言った。これから夕方までの数時間、仁美は一糸
まとわぬ姿で松倉につき従う。
「あっ…」
 松倉の手が胸の膨らみを掬い上げる。仁美はビクッと体を震わせた。大勢の観客が見守る中、もう一方の手が仁美
の股間を開かせ、性器を探り、こじ開けるかのように指を挿入してきた。
「んん…、あっ、だめ…、…んっ」
 人目も構わず乳房を揉まれ、性器をかき回され、仁美が身悶えした。時と場所を選ぶことなく、欲望のおもむくまま対
戦相手の身体を弄ぶ、それが勝者に与えられる副賞なのだ。
 そしてまた、これは星園と基地との団体戦でもある。勝敗の行方次第で、今夜のテニス少女たち全員の過ごし方が変
わるのだ。負ければ、より淫らで激しい陵辱を受けることになる。
「恭子…」
 美奈は心配そうに後輩を見た。
「大丈夫…です…」
 固い表情に精一杯の笑顔を浮かべ、第三試合に出場するは小倉恭子が立ち上がった。



 
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