国防省附属「星園・癒しの館」・外伝
 
囚われのテニス少女 第6章
 
「おい、お前たちだけいい思いをしやがって、俺たちのことはどうしてくれるんだ。」
 一人がそう言ったのをきっかけに、ギャラリーが口々に不満の声をあげ始めた。
「わかりました。それでは、ギャラリーの皆さんには別の娘たちの特訓をお願いしましょう。」
 平沼はそう言うと、携帯電話で誰かと連絡をとった。
 やがて、3人の男がやって来た。男達の手には犬に繋ぐリードが握られ、それぞれのリードの先は全裸の少女の首
輪に繋がれていた。反省室にいた中西朋美と体育館の前の檻に入れられていた少女たちだ。
「この娘たちは、自分が慰安嬢であり、男を喜ばせる玩具だという自覚がなく、奉仕を命じた教師に逆らったために反
省室送りになっていた者たちです。ギャラリーの皆さんで可愛がっていただき、自分の置かれた立場を十分にわからせ
てやってください。」
「おおつ!」
 欲望を処理する相手を与えられたギャラリーたちは、大いに盛り上がる。連れて来られた少女の一人が、美奈や千
春ほどではないにしても、彼女たちと並んで「注目の美少女テニスプレイヤー」としてとりあげられていた中西朋美であ
ることに気づいた者も少なくなかった。
 美奈は無理矢理セックスされたショックから立ち直れず、コートの隅にうずくまっていたが、男たちの騒ぐ声にふと顔
をあげた。見ると、彼女のすぐ近くに全裸の朋美が立っている。
「よし、中西。みんながお前を楽しませてくれるそうだ。どうして欲しいか自分の口でお願いしてみろ。」
 平沼が美奈の顔を見ながら、ニヤリと笑ってそう言った。
「皆様のオ、オ×ン×ンを朋美のオ…、オ××コに入れて下さい…」
 全裸で淫らな言葉を口にする朋美。それは、美奈にとって、悪夢の中の出来事のように思われた。
 平沼の指示で朋美がギャラリーの前に進み出た。反省室で受けた体罰のせいで、胸から腹、尻、太腿にかけて、白
い肌に赤い蚯蚓脹れが走っている。そして、その足取りは妙に頼りなげだ。見ると、両足の間から直径4、5センチの
棒が顔を覗かせていた。男根をかたどった淫具が、卑猥な振動と音をたてながら、彼女の股間に埋め込まれているの
だ。
「こんなぶっといヤツ、よく入るなぁ。」
 朋美の正面に立った男が、わざと彼女を辱めるようにそう言うと、肉襞の中で淫らな振動を続けているバイブレーター
を掴んでぐねぐねと動かした。最初に不満の声をあげたギャラリーの男である。
「あ…、い…や、…ん」
 朋美が身悶えし、その口からは切ない喘ぎが漏れる。
 男はバイブを引き抜くと、興奮した面持ちで朋美の陰裂を指で割った。恥ずかしい湿音をたてて口を開いた花唇は、
男の指さえも飲み込んでしまいそうな柔らかさを示していた。
「こんなに糸を引いた汁を出して、なんていやらしいんだ…。ほら…」
 男は、指先の粘液の粘り具合を確かめながら、その手を他の男たちに見せる。
「いやっ…」
 指の間で、愛液が糸が引くのを見て、朋美は恥ずかしそうにかぶりを振った。
「こんなになって…、そろそろこれが欲しいんじゃないのか?」
 そう言う男の股間には、すでに剥き出しになった逞しい肉根がそそり立っていた。
「ちょっと待ってください。」
 男が挿入しようとすると、平沼がそう声をかけた。怪訝な顔をする男の手に小さな四角いビニール包みが渡される。
「なんだよ、これ!」
「コンドームですよ。ギャラリーの皆さんは、性病検査を受けていただいておりませんからな。この点では、当『癒しの
館』」のルールは、厳格にさせてもらっておりますので、ご了解ください。」
 平沼が慇懃だが、有無を言わせない口調で述べた。
 ギャラリーの男は少し不満げだったが、平沼の迫力に押されて黙ったまま、コンドームの袋を開けた。しかし、すぐに
気分を変えて、男は朋美の体を楽しむことに決めたようである。男は手早くゴムを着け、朋美に四つん這いの姿勢をと
らせると、濡れそぼった膣の中に肉棒を侵入させた。
「うおう、こ、これは…。よ、よく締まるな…」
 滑らかな粘膜のヒクヒクとした微妙な振動が伝わり、男は脳天を突き上げるような快感に身を震わせていた。
「じゃあ、口は俺がいただくぜ。」
 待ち切れなくなったらしく、隣にいた男が朋美の髪をぐいっと引っ張って、顔を上げさせた。その唇を男の凶暴な肉棒
が犯していく。周りにいた男たちも一斉に少女の身体に群がってきて、柔らかな乳房や折檻の痕も生々しい肌を愛撫す
る。
「う…、むぐっ…、むぐぅ…」
 くぐもった声を漏らし、体中で男達の欲望を受け止めながら、朋美は甘美な疼きがふつふつと湧き起こってくるのを感
じていた。ここに連れて来られて以来、毎日淫技の限りを尽くされ、休む間もなく調教された肉体は、自分の意志に反し
て、男の責めを受けることで被虐の妖しい炎を燃え上がせるようになっていたのだ。

「ほらほらボレーはもっと派手に飛ばなきゃ、そんなんじゃスコートが捲れないだろ。」
「おいおい、分かってるか?レシーブの時が一番のシャッターチャンスなんだからな。レシーブ前はちゃんとアンスコが
食い込んでいるか確認して、ギャラリーを失望させない!」
「そうそう、サーブの時は胸を突き出して。ちゃんと乳首は立たせてるか?精神集中で意識を集中させて自然と立つよ
うに出来ないと一流とは言えんぞ。」
 コートでは、女子部員に対する特訓が行われていた。男子は誰もテニス技術の事など興味はない。ひたすら自分達
の欲望のままに女子に卑猥なポーズをとらせ、文句をつけては、少女の体を撫で回し、時折、思いついたように性交す
るのだ。
「ほら、なに猫背になってる、レシーブは背中を反らせて尻はギャラリーの方に向けて突き出す!尻を左右に振ることも
忘れるな!」
 そう怒鳴りつけられた少女が、屈辱に耐えてお尻を振って見せる。その横では、前かがみに構えてボールを待ってい
た女子が、いきなり何の前触れもなくスコートを捲られ、アンスコをずらされて背後から挿入される。
 コートの中はいつしか練習そっちのけで、乱交状態になっていた。
 もう一つのコートでは、美奈と千春がキャプテンに呼ばれたところだった。
 千春は紺色のブルマをはいている。それは、あの「局長」がプレゼントした物である。「下半身裸でコートを走り回ると
いうのは、公序良俗に反する。教育行政に携わる者として、看過できないからな」と、冗談としか思えないことを真面目く
さって言いながら渡したものだが、彼がどうしてブルマを持ち歩いているのかは謎であった。
「これから練習試合を始める。ただし、この練習試合は、腰の特訓と合わせてやるからな。」
 キャプテンがそう言って説明を始めた。周りには、半数以上の男子部員が集まってきた。
「いいか、呼ばれたら、すぐに試合を中断して、直前にポイントを取られた方が、ここまでダッシュして来るんだ。そして、
男子の指導を受けること。」
 男子がコートの外で一列に並んだ。すると、先頭の男の前に冴子が跪き、トランクスの中から陰茎を取り出すと、唇を
滑らせるようにして口に含んだ。どうやら、男子の「指導」というのは、技術的なアドバイス等を指すのではないらしい。
不安な思いを持ったまま、美奈と千春はコートの両サイドに行った。
「6ゲームマッチ、プレイ!」
 コートに審判の声が響き、ゲームが始まった。最初は千春のサーブだ。
 美奈と千春の実力に大きな差はない。これまでも二人の勝敗を分けてきたのは、その日の体調や精神的なコンディ
ションだった。そして今、まず吉沢に、続いてキャプテンに犯され、そのショックから立ち直っていない美奈が圧倒的に
不利だった。むりやり処女を奪われたばかりでなく、妊娠する恐怖に、見ず知らずの男の体液を胎内に受けた不快
感、屈辱感が加わり何倍ものダメージを受けている様子が、見ていてはっきりとわかる。
 案の定、美奈のスマッシュはコートを大きく越えていった。
「15−0!」
 審判の声が響いたちょうどその時、コートの外では、しゃぶっていた男の一物が弓のように反り返ったのを見計らっ
て、冴子がパッと身を引いた。
「よし、来い!」
 キャプテンが大きな声で呼ぶと、審判をしている男子が美奈を指さした。
「有岡、ダッシュ!」
「返事はどうしたっ!」
「ハイ!」
「遅いぞっ!男子のオ×ン×ンが萎む前に走って来ないと、反省室行きだぞっ!」
 キャプテンが怒鳴る。
 美奈は男たちの所に駆けて行くと、上半身を前に倒してお尻を突き出す姿勢をとらされた。
「尻を突き出せ!足を開け!」
「アッ、いや…」
 美奈が思わず声をあげる。冴子の愛撫によって陰茎を勃起させた男が、美奈のアンスコを膝まで引き下げたのだ。
逃げ出そうとする体を周りの男たちが押さえる。
 思わず撫で回したくなるお尻の間にふっくらと丸みを帯びた大陰唇が見える。男はその中心にいきなり肉棒を挿入し
た。キャプテンたちの精液ですでにヌルヌルになっている膣孔は、前技なしでも特に苦労なく、大きく膨れた男根をスル
ッと呑み込んだ。
「ああっ!」
 男が腰を振り始めた。規則的に挿入が行われると、美奈の腰も機械的に前後する。二重瞼の大きな目からはみるみ
る涙があふれ、ポタリとコートに落ちた。
「おい、特訓なんだから、ちゃんとイチニ、イチニと掛け声を出すんだ。」
「いっ…、ち…、にぃ…、うっ…、い…、に…」
 美奈が喘ぎながら掛け声をかける。
 男はその掛け声に合わせて、秘部に突っ込んだ肉棒を激しく動かした。半ばまで抜いたかと思うと最奥まで突き入
れ、そこでグリグリ回転する。また抜きかけたかと思うと、浅い部分で素早く数回前後運動し、いきなり激しく奥まで挿入
して、さらにドスドスと何度も何度も突く。
「ハアッ、うぐゥ…」
 美奈がのけ反った。二人が合さった部分からは、グシュッ、グシュッと淫らな音が聞こえている。
「いいぞ…、美奈のオ×Xコ、最高た…」
 男は呻くようにそう言うと、たっぷり溜まっていた精液を美奈の体内でぶちまけた。ペニスを抜くと、ヒダ肉に絡み付く
ように、ヌルヌルの汚濁が飛び散る。
「指導してもらったら、『ありとうございました』とお礼を言えよ。」
「あ…、ありがとう…、ござい…ました…」
 美奈が泣きそうになるのを堪えて言うと、彼女を「指導」した男は満足げにうなづいて言った。
「次は、もっと腰を使って、オ×ン×ンをしっかり受け止めるようにしろよ。」
「よし、アンスコをはいて、井上とのゲームを続けろ。そうそう、今アソコに注いでいただいた精はそのままにしておくん
だ。洗ったり、ふき取ったりするんじゃないぞ。」
 美奈がフラフラした足取りでゲームに戻ると、2人目の男が冴子の前に立った。
「あっ、しまった!」
 男が狼狽したような声をあげた。あまりの気持ち良さに、いきなり冴子の口の中で果ててしまったのだ。冴子の口から
溢れ出た液がいくつもの筋となって、柔らかな顎を伝っていく。
「おや、ウォーミングアップで、出しちゃあ、ダメだぞ。」
「ちぇっ、せっかく有岡美奈か井上千春とやれるチャンスだったのに、回復するまで待たなきゃいけない。この娘、フェラ
が上手すぎるよ。」
 キャプテンに対して、照れ隠しをするように男が言うと、並んでいた男子の中からも、笑い声と同時に、男の意見に同
意する声が上がった。
「そうだなぁ…、じゃあ、ウォーミングアップも新入生にやってもらおう。」
 そう言うと、キャプテンは隣のコートで練習をしていた女子の一人を呼び寄せた。美奈や千春のような華はないもの
の、童顔の、なかなか可愛い少女である。
「さあ、ウォーミングアップしてもらおう。」
 3人目の男がそう言いながら、少女の柔らかな頬を饐えた臭いのするペニスの先でつついた。

 練習試合は、美奈のサービスゲームになっていた。普段であれば絶対に落とさない自信を持っている美奈だったが、
今は状況が悪すぎた。
 足を動かすと股間がヌルヌルして気持ち悪い。アンスコを汚している精液が外気に触れて冷たくなり、肌に張り付く度
に、おぞましさと悔しさで涙がこぼれそうになる。そんな状態で打ったサーブは、すっぽ抜けたような頼りないものとなっ
た。
 千春の方は、美奈を気遣う気持ちはあるものの、わざと負けて男達の餌食になるところまでの覚悟は固まらない。と
にかくラリーを続けようと、打ち返しやすい位置にレシーブを返す。
 普段なら軽く打ち返せるボール。しかし、美奈の動きは信じられないぐらいに悪く。ボールはコートの後ろに転がって
いった。
 「信じられない」という表情が千春の顔に浮かんだ。美奈は、ただ力無くうなだれただけだった。
「有岡、ダッシュ!」
 キャプテンの声が響き、美奈は男根を勃起させて待っている男のもとに駆け寄った。
「いやらしいなぁ…、アンスコがザーメンに濡れて透けて、オ××コが見えてるじゃないか。」
 四つん這いになった美奈のスコートを捲り上げ、彼女を辱めるように意地の悪い声で男が指摘する。
 美奈が唇を噛んだと同時に、男がアンスコをずらし、美奈の中に入って来た。
「だ…、だめだっ…、す、すぐにでもイキそうだ…」
 男が思わず声に出した。本当に、あっという間にイキそうなくらい気持ちが良かったのだ。一方、その言葉を聞いて、
美奈は体をビクッとさせた。
(ああ…、また中に出されちゃう…)
 限りなく汚されていく哀しさに、美奈の胸は張り裂けそうだった。そこに容赦ない叱責の声が飛ぶ。
「有岡、号令はっ?」
「…イチ、に…、うくっ…、にぃ…」
 美奈の苦しげな掛け声が漏れる。それに合わせて、既に3人の精液を受け入れた秘所からジュプッ、ジュプッという、
いやらしい音が聞こえてくる。
 男が射精し、美奈の股間はお漏らししたかのように精液まみれになった。美奈はそのままアンスコを元に戻させら
れ、コートに駆け戻った。不快な感触のまま練習を続行しなければならないのだ。
 次は、局長の順番だった。
「おーい、有岡、気合を入れてポイントを取れ。そして、儂に千春とセックスさせてくれよ!」
 局長の露骨な声援に、テニスコートは爆笑に包まれた。
 それが完全に千春の調子を狂わせてしまった。
「ダブル・フォールト。」
 愕然とする千春を、キャプテンが呼んだ。
「井上、ダッシュ!」
 今にも泣き出しそうに顔をくしゃくしゃにして、千春は局長の所にやってきた。
「おお、いい娘だ。儂にしてもらいたくて、わざとミスしたんだろう。」
 舌なめずりせんばかりに満面の笑みを浮かべた局長が言う。その様子にゾツとした千春が逃げ出すよりも早く、男た
ちが彼女を押さえ付けた。
「入れるぞ、千春。」
 局長は興奮した様子で、肉棒の先端を千春の秘裂に押し付ける。千春は腰を引いて体をひねったが、逃れる術はな
い。先端部が、少しだけ秘苑に埋まる。
「い…、いや、いや、いややぁ!」
 千春は悲鳴をあげるが、局長は容赦しない。ぐいっと千春の肩を引き寄せ、ズンと肉棒を突き入れる。
「あうっ!」
「ほれ、どうだ?全部入ったぞ」
 局長は征服感に酔いしれながら腰を押し込む。
 千春の顔は涙と汗でグショグショだ。汚れを知らなかった体に、優しさのかけらもない怒張を出し入れされているの
だ。最悪の初体験だった。
「ああ、やめて…、許して…」
 泣きじゃくりながら哀願する千春だったが、局長の暗く歪んだ欲望は一層の昂まりを見せ、千春の紅肉を突き破るよ
うな勢いで深く突き上げてくる。
「ぐっ、んくっ…、ひうっ…、ああっ…」
 局長はピッチを速めて腰を前後させた。千春の身体が弓なりにのけ反り、呻きがひときわ大きくなる。局長は千春の
腰を掴み、たてつづけに揺さぶった。
「いいぞ、いいぞ。千春…、最高だ…」
 局長が千春のウエアを捲って、胸を鷲づかみにして捏ね回した。乳首を摘まんでは押しつぶす。その度に千春の膣
が収縮し、局長の怒張をキュッと締め上げる。
「でっ、でる…、…でるぞっ。」
 千春の中で熱いものが爆ぜた。局長が怒張を抜くと、白濁が千春の秘孔からタラリと零れ落ちる。

 それから後は、もう二人のゲームはメロメロになり、女子のトップクラスのテニスとは思えない状態になってきた。何人
もの男に中出しされたせいで、溢れた精液がアンスコから滴り落ち、すらりと伸びた脚を伝って、ソックスやシューズの
中にまで達していた。ボールを追って走り回る度に、シューズの中からもジュッポジュッポと卑猥な音がする。二人とも、
つまらないミスでポイントを落としては、さらに男の精液を受け止めるために呼びつけられて、待っている男にお尻を差
し出すことになった。それは、セックスというより一方的な排出処理だった。
 美奈が何度目かの指導を受けに男たちの所に駆けていくと、勃起した肉塊を剥き出しにした男が、ニヤリと氷のよう
な笑みを浮かべた。
「どうだ、『癒しの館』は?」
 相手は自分のことを知っているらしい。それも、テレビや雑誌などのメディアを通してではなく…。美奈は朦朧とした頭
を振って、怪訝な顔で相手を見た。
 どこかで会ったことがある。そう思った時、男が言葉を続けた。
「国のやることに反抗しようとしたことを、十分反省したか?」
 美奈がハッとした表情で目を見開いた。男は、テニス大会決勝戦の会場に乱入し、彼女たちを無実の罪で告発した
男。近松少尉と名乗った防衛隊情報部の将校だった。
「あ…、あなたは…」
「思い出していただいたようで光栄だ。」
「少尉、早くやってしまってくださいよぉ。俺ぁ、これが楽しみで協力したんだからぁ…。」
 近松の後ろでそう言った男のしゃべり方は、独特の癖があった。美奈は、その軟弱そうな男が宿泊していたホテルの
従業員の中にいたことを思い出した。そう言えば、異常なまでに千春に固執しているあの局長は、教育大臣の代理とし
て、開会式の時に来賓席にいたのではなかったか。
(これは、もしかして…)
 美奈はすべてが理解できた。自分たちは何かの間違いでここに連れて来られたのではなく。用意周到に仕組まれて
いたことだったのだ。
 そう思った瞬間、下半身にズンと響く衝撃があった。近松が体の中に侵入してきたのだ。
「もう、男の精液でドロドロだな。入館式にふさわしい洗礼だ。今日からお前たちは男の欲望を満たすための玩具、慰
安嬢として生まれ変わったのだ。お前たちのテニスも、これまでとは全く違うものになるんだ。」
 近松は、陰茎を抽送しながら、言葉を続けた。
「テニス会のプリンセスなどと呼ばれ、とり澄ましていい気になっていたお前が、どれだけ淫らな肉奴隷に変わっていく
か、私もたまにやって来て、楽しみに見せてもらうことにしよう。」
 死刑判決に等しい近松のその言葉が、美奈の脳裏で何度もくりかえされる。
 そして、彼女の胎内に男の精液がさらに注ぎ込まれた。


 


 
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