サッカー部マネージャー物語
 
35

 試合序盤、さすがにレギュラー中心にチームを組んでいる赤組・香川チームが優位に試合を進めていった。
 瞬以外に恐れる選手はいないと考えているのは明らかで、赤組のディフェンスは徹底して瞬をマークしてくる。せっか
くボールを奪っても、複数の選手に取り囲まれ、相手チームのゴールを狙うことができない。瞬の苛立ちはつのってい
く。
 ボールの支配率は圧倒的に赤組だ。しかし、彼らも決定力を欠いていた。いや、むしろ瞬を慕って集まってくれた1年
生たちが相手チームの猛攻をよくしのいでいるのだ。宮尾に代わってキーパーになったのは本来、フォワードの選手な
のだが、よく健闘してゴールを護っていた。
 じわじわと焦りを感じ始めた赤組のフォワードが逸らしたボールを、白組の1年生が奪った。
「中島、こっちだ!」
 瞬が大声を上げる、途端に彼の周りに相手チームのディフェンスが集まっていく。白組の戦力の実態を考えれば、そ
れでもなんとかして瞬にボールを渡すしかないと、誰もが考えた。
 しかし、中島がとった行動は違っていた。彼は、絶好のボールを麻美に渡したのだ。受け取った麻美は、ぎごちない
足取りでドリブルしていく。それでも、ノーマークだった麻美は、着実に相手方のゴールへ向かっていった。赤組のディフ
ェンスは慌てて彼女に向かっていく。
(チャンスだっ!)
 瞬はその一瞬の隙をついて、相手チームの選手より一足早く麻美の側に駆け寄り、ボールを受け取った。そして、狙
いを定めて一気にロングシュートを放った。
 赤組キーパーの橋本がジャンプする。しかし、鋭いシュートは、橋本が伸ばした指先をかすってゴールのネットを揺ら
した。
「おーっ!」
 劣勢だと思われた白組の先制点に、グラウンドに集まった生徒も教師たちも思わず大きな歓声を上げた。

「あらあら、せっかく宮尾クンを陥してあげたのに、麻美と京子がしゃしゃり出て、試合が始まっちゃったわ。」
 携帯電話をポケットに入れながら、聡子が残念そうに言った。
「さあ、それじゃあ。こっちも始めようかしら。」
 そう言いながら聡子が歩み寄ったベッドの上では、理恵子が大の字に両手両脚を固定され、無残な姿を晒している。
「フフ、理恵子…、いい格好ねぇ…」
 聡子はそう言って、ベッドに括られている理恵子に覆い被さり、理恵子の双乳をゆるゆると愛撫し始めた。
「ああっ…、聡子さん…」
「フフ、理恵子ったら、すぐにそんな声を出して…、ホントにいやらしい子ね…」
 聡子が屈辱を理恵子に与えようと、その耳元で呟いた。
「イヤ…そ、そんなこと…」
「純情そうな顔してもダメよ。ホラ、乳首がこんなになってるわよ。」
  理恵子の胸の頂点では、勃起した乳首をとり巻く乳暈がふくらんで段を作っていた。聡子はその乳首を摘まんでコリ
コリと弄ぶ。
「スケベなくせして、清純ぶって、キャプテンをたぶらかすんだから、ホント、たいしたものね。」
  聡子の声に憎しみがこもり、理恵子の乳房を力いっぱい握り締めた。
「痛っ…、痛い!」
「あら、ごめんなさい。痛くするんじゃなくて、気持ち良くするんだったわね。」
  そう言うと、聡子は理恵子の乳首に吸い付いた。乳暈に舌先をあて、円周運動をさせながら乳首にしゃぶりつくと、
理恵子の全身がぴくぴくと痙攣する。
「あはっ…、ん…ヤメて…、お願い…」
「何言ってるの、これからよ。頭がおかしくなるぐらい気持ちよくしてあげるからね…」
  乳首をチロチロと舌で転がしたり、吸い上げたり、時には歯をあてて軽く甘噛みをしたりと、聡子は執拗に理恵子の
胸を責め続けた。
「んっ…、んふぅ…、あっ、ああっ!」
 どうすれば感じるか知り尽くした同性の愛撫によって沸き上がる快楽に、理恵子はどうしていいのかわからなくなって
きた。

「頼むぜっ!」
「OK!」
 黒坂は京子にボールをパスした。スポーツが得意な京子は、選手ほどではないにしても、結構いい役割を果たしてい
た。女子マネージャー2人を人数合わせに入れた白組・黒坂チームだったが、この2人が意外に戦力になっているの
だ。
 京子が瞬にボールをパスしようとした、その時、香川と白井が目配せをして京子に近づいた。
「きゃっ!」
 京子が悲鳴とともに倒れ、同時に布が破れるような音がした。
 痛そうに足腰をさすりながら立ち上がった京子は、再度悲鳴をあげて、地面に座り込んだ。スカートが破れて地面に
落ち、上はセーラー服、下はパンティという格好になっていたのだ。
 香川がスカートを破り、白井が脚をひっかけて倒したのは明らかだった。しかし、審判の春日は赤組のファウルとらな
いどころか、ゲームを中断するホイッスルさえ吹かない。
「京子っ!」
「大丈夫か?」
 黒坂ら数人が京子を気にかけ、白組の選手たちの集中が途切れた隙をついて、香川がゴールを決めた。春日のホ
イッスルが鳴る。
「しまったっ!」
「くそっ!」
 白組の選手たちがくやしがる。キーパーが春日に抗議したが、かえってイエローカードを出されてしまった。それだけ
でなく、京子を着替えさせるためにタイムを申し出た黒坂にまでイエローカードが示されたのだ。
「畜生っ!」
 それを見ていた京子が眉を釣り上げ、ガラの悪い声をあげた。
「この格好で試合をやれってことね。いいわよ、やってやるわよ!」
 そう言うと、京子はすっくと立ちあがって、ゲームに参加した。
 次に狙われたのは麻美だった。ボールを渡された瞬間、赤組の選手数人が彼女に掴みかかる。
「キャアッ!やめてっ、いやっ!」
 麻美の悲鳴と布が派手に破れる音が何度も響く。とうとう、彼女はパンティごとスカートを引きずり下ろされ、セーラー
服もあちこちを破られてしまった。

 聡子は黒く卑猥な形状をしたバイブレータを取り出すと、艶めかしく開花した理恵子の花弁に触れさせていった。
「ふふふ、こういうのはどうかしら?」
 そう言うと、聡子はバイブレーターのスイッチを入れ、淫具の先端を触れるか触れないかのぎりぎりのところで、理恵
子の陰裂に沿って上下に往復させる。
「いやっ…、あぁ、あぁ…、うぅぅ…、いやあぁぁ…」
 意地悪く焦らすような愛撫は、激しく弄られるよりもはるかに淫靡で、かえって理恵子の性感を強く刺激した。彼女の
股間は秘裂から溢れ出した樹液でビショビショに濡れていた。
「はあっ…、あぁ、あぁぁ…、ゆ、ゆるしてぇ…」
 この生殺しのような昂ぶりから解放されるには、性器にバイブを挿入して昇り詰めるしかないことを、理恵子は本能的
に感じた。それを察知したように、聡子が耳元で囁く。
「バイブをアソコに入れて欲しい?それなら、声に出しておねだりするのよ。」
 理恵子は激しく頭を振った。そんな恥ずかしいことを口にできるわけがない。しかし、しばらくすると聡子の執拗な責め
に官能の疼きを抑え切れず、とうとう屈辱的な言葉を漏らした。
「い、入れて…」
「えっ、何を入れるの!」
 聡子はわざとらしく聞き返す。
「そ、それを…」
「それ?それってこのバイブのことかしら?で、どこに入れるのかしら?」
「あ、アソコ…」
 聞こえるか聞こえないぐらいの声で、理恵子が喘ぎ声混じりに言う。
「あら、違うでしょ。」
 そう言うと、聡子は理恵子の耳元で囁いた。理恵子は目を閉じ、聡子が囁いた言葉を繰り返した。
「ああっ、お願い…、私のオ××コにそのバイブを入れてぇ…」
 理恵子の悲鳴のような声に、聡子が高笑いしながら、淫らに振動するバイブレーターを陰裂の奥深くに沈めていっ
た。

 女子2人は何度も攻撃にさらされ、麻美は肩紐がちぎれたブラジャーだけ、京子はブラとパンティの下着姿になってい
た。にもかかわらず、赤組のペナルティが取られることはない。さすがに観戦に集まっている生徒や教師たちも、その
異常さに気づいていたが、春日は淡々と試合を続けていく。教師の何人かが、校長に、試合をやめさせた方がよいの
ではないかと言いに行ったが、校長ははっきりした返事をしないまま、一向に動こうとしない。誰もがとまどいながらも、
試合を見守るしかなかった。
 フィールドの中では、久しぶりに瞬がボールを受け取ると、うっとりするぐらいの足さばきでドリブルし、1人、2人と
次々にディフェンスの選手を抜いていく。5人の選手を楽々とかわし、放ったゴールは見事な放物線を描いて、橋本の
脇をすり抜けた。
「決まったっ!」
「ゴールだっ!」
 観客たちが大いに湧き、白組の選手たちが小躍りした。しかし、春日の声がそれに水を差す。
「オフサイド!」
「えっ?」
「どうしてだ?」
 オフサイドの判定というものは、確かにきわどい時がある。しかし、今のはどう見てもオフサイドに当たるとは思えなか
った。憤りの表情を浮かべる白組選手だけではなく、観客の多くが疑問を持ち、不信感を口にし始めた。
「審判、おかしいぞ!」
「そうだ!」
 観客たちの間から、ざわざわと波のような非難の声が起こり始めたちょうどその時、前半終了のホイッスルが鳴っ
た。

 休憩時間、三芳が白組の選手たちにそっと近づいて来ると、手招きして瞬を呼んだ。怪訝な表情を浮かべながら瞬
が行くと、三芳はポケットから携帯電話を取り出した。
「瞬、いいものを見せてあげるよ。」
 携帯の画面に映し出されたのは、全裸で大きく股を開いた状態で縛り付けられている理恵子の姿だった。
「理恵子っ!」
「理恵子のアソコ、よく見てみろよ。」
 携帯に映し出される動画では、極太のバイブがすっぽりと理恵子の柔肉の中に埋められ、くぐもった振動と音を響か
せていた。淫猥な玩具で責められている理恵子はうつろな表情で、うわ言のような喘ぎを繰り返すばかりである。
「なんとも悩ましげな光景だね。理恵子もすっかり淫乱になったな。こんなに濡らしてるんだからね。」
 動画がさらにアップになる。理恵子の血管の透けるような内腿と無駄な肉のない腹が、ゆっくりと上下し、それに合わ
せるように、太い淫具を呑み込んだ粘膜が淫らにうごめいている。蜜壷から溢れ出した愛液が、充血した粘膜とその回
りの肌を濡らし、理恵子の欲情の強さを表している。
「どこにいるか知りたくないか?早く試合を終わらせて、会いたいだろう?」
 三芳は意味深な笑みを浮かべてそう言うと、携帯の画面と瞬の顔を交互に覗き込んだ。
「理恵子をどこにやった!」
「まあ、そうカッカするなよ。」
 そう言いながら、三芳は携帯電話を瞬に渡した。理恵子の喘ぎ声が聞こえ、それに続けて話し掛けてきたのは聡子
の声だった。
「川崎君、取引きしない?」
「どういうことだ?」
「試合に負けてよ。もし、負けてくれたら、理恵子は無事に帰すわ。」
「香川の差し金か?」
「キャプテンは、私があなたとこうして話をしているのは、知らないわ。三芳さんにだけ相談して決めたの。」
 三芳は香川たちの目を避けるように、観客の中に紛れてこっちを窺っている。聡子の言うことはあまり信用できない
が、今回の話は本当なのだろうか。
「どういうことだ?」
「いいじゃないの。ねえ、どうするの、負けてくれるの?」
「もし断ったら、どうするんだ?」
「私、このまま理恵子を連れて、どこかへ行っちゃうかもね。どうせ、あなたのチームが勝ったら、香川さんはキャプテン
でいられないんだし、私もマネージャーではいられないわ。学校もやめちゃうつもりよ。」
 聡子は本気なのだろうか、瞬はどうするか考えあぐねて沈黙していた。黒坂や自分についてきてくれたチームのメン
バーを裏切ることはできない。しかし、今現在も恥ずかしい拷問を受け続けている理恵子のことを思うと、いても立って
もいられない思いになる。
「ねえ、どうなのよ!」
 聡子が苛立ったような声を出す。
「…わかった…。」
 瞬は苦い物を吐き出すように、そう答えた。




 
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