由加里はとうとう、あきらめたようにユニフォームを脱ぎ始めた。露わに
なった双乳は大きくはないが形の整った隆起を見せ、若々しく張り出してい
る。その中央で天を向いた乳頭が、小さめの乳輪の中に埋もれている。由加
里の心臓は恥辱でドクン、ドクン、ドクンと、張り裂けんばかりの鼓動を刻
んでいた。
「おおっ、思ったとおり、可愛いオッパイしてるじゃないか!」
由加里の乳房に触り、ことの発端を作った隊員が満足そうに声を上げた。
卑猥な笑いを浮かべ、じろじろと由加里の胸を見て、いやらしく舌なめずり
している。心を空っぽにして、淡々と脱ごうとしていた由加里の決意がその
瞬間、脆くも崩れ去った。
「いやっ、いやあああ…。み、見ないで! 見ないで!」
由加里は両手で胸を隠し、その場に蹲った。小さく丸まった肩がガクガク
と震えている。
「うっ、ううっ…。も、もう許して…」
「ほら、しっかりしなさい!」
そう言って、背後から由加里の身体を抱き起したのは、美奈だった。そし
て、そのまま由加里の身体を羽交い絞めにする。
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